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プロフィール |
コメント数 |
9 |
性別 |
男性 |
年齢 |
58歳 |
自己紹介 |
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1. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 深い。この一言になるのだが。
正直、何も先入観、情報なしで見たのでびっくりした。女性ボクサーのサクセス物として見せても良い作品になったのではと思ってしまう。それだけ、ヒラリー・スワンクのボクシングシーンは熱くなったし、応援してしまった。家族との確執もサクセスストーリにはつき物だし。
この作品は尊厳死がテーマか?いや、議論はそこに行き着いてしまうようであるが、これは彼女の生き様のドラマであり、それを手助けする事になったイーストウッドの生き様なのである。何も無かった女性が、彼によりアイデンティティーが確立され、絶望の中でもやはり彼が彼女に生き様を与えるのである。死と生は紙一重であるが、どちらを選択するかは、当人でしかない。このような状況の人に生きていれば良いことある等と簡単には言えない。彼だってそんな事は言えないから悩んで下した答えは、尊厳死であったかも知れないが、彼女へ死に様ではなく生き様を与えたのだ。やはり深い、そして不快、誰でも直面する可能性のある不安。映画は気持ちよく終わってほしい...8点献上。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-06 23:51:24)《改行有》
2. マイ・ボディガード(2004)
中途半端としか言えない作品。アクション、サスペンスなんだろうけどヒューマンドラマも入れようと結局中途半端になった作品。大きく2部に分かれるこの作品、後半の行動に移る動機が大切なのだが、理解できないうちにアクションシーンに進んでいく。心の傷を負った主人公が癒されていく過程がかなり重要であるのに、その描き込みが足りない。こういう不完全燃焼の映画ってかなりあるんだが、作っている時って判らないのか?といつも不思議に思ってしまう。
出張の飛行機で見たのだが、よくわからず2回も見てしまった。
デンゼルはカッコいいので5点献上。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-06 23:04:54)《改行有》
3. シンデレラマン
うーん、それなりに感動できるのだが、一体どんなセグメント向けにこの映画を作ったのだろう。家族愛を描くには、ボクシングのシーンが長すぎる。ボクシング映画として捉えるにしては、シーンが陳腐。実話に基づいているので、否定するつもりは無いのだが、もう少し書き方があっただろうに?と思ってしまう。家族のために闘った男の姿は素直に伝わって来るので、そこをもっともっと前面に出した方が良かったのではないか?その方が感動できたのでは?だけど、この時代を生きた人達の強さ感じる事ができ、素直に敬服。こんなシチュエーションを今の日本人は生き抜く事ができるか?そんな事を考えてしまった映画だった。[映画館(字幕)] 6点(2005-11-05 13:01:28)
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