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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 自分は好きだが、157分は社会派サスペンス好きでないときついかも。タイトルの最終30分の緊張感は凄い。自分の鑑賞環境では20数人いた観客は自分以外全員50代後半以上。 最後のシーン、マヤの涙で見せる祝福と呪い。長官との食堂のシーン「自分にはこれしかありません」からここにつながるマヤの達成感と喪失感のアンビバレントさ。時代の変化、自分の環境変化を経て、捜査当初のテロ撲滅という大義から、もはや復讐へと変化する作戦の意義。直前のマッチョな軍人男性の中、一人の女性諜報員という対比と強い存在感から一転しての広い飛行機内での孤独な涙は、その強さの裏返しというより、ここまで得た強さ故の喪失感・虚無感に見えた。 公私の区別なく取り組み続けることによってのみ成り立つというこの成功は、アルカイダ側にこれを応用した途端、最後の作戦での婦人をいとも簡単に殺害される環境に反転する。 生きることの困難さを実話にどれだけのせて「映画」とするか、その見本のような作品だと思う。[映画館(字幕)] 8点(2013-02-18 01:00:34)(良:1票) 《改行有》

2.  ラウンダーズ 《ネタバレ》 全体の印象としては、『グッド・ウィル・ハンティング』の裏面としてのこの作品を捉えている。 これはわかりやすいと思うので以降は別の観点から。 テーブル上のコントロール可能な空間との対比として、コントロール不可能な対人関係が徐々に自分を苦しめていく。最終的には教授の援助が無ければ最終的には切り抜けられなかったわけだが、それを含めて、鼻を折られたインテリが、「人間」を学んだ上での再起、そして、あえて再度それを乗り越えての、実力のみのチャレンジに挑むという一連の流れが潔い。 KGBとの初回の負けは実力の負けではなく、それはチャンピオンに勝った直後の、慢心による負け。2度目の最終戦は必然の勝ち。作品を通じての更なる成長で見えなかった(KGBのクセ)が見えるようになる。更にそれを捨て、「それで勝てなければその程度」と挑んだ最終戦に完勝する。 最終戦をあえて抑えた演出で、ありがちな「ストレートフラッシュで逆転!」みたいにしなかったのが良い。 最終戦までの布石として現実でほぼ出る可能性のないフルハウス以上は「イカサマ」という演出で、否定される。 その上で無粋だがあえて解説すると、 最終カードスペードAでKGBの「Aではだめだったろ?」は、フラッシュがありえない状態(4枚目がクラブ以外でないとフラッシュの確率は消滅)では、マイクは事前に出ている6・7・10・2のどれかの2ペア以下想定(最初の2+3枚でのストレートの可能性は0ではないが確率的に除外したと思われる) →5枚目Aでフルハウスにならなかった(=場のカードでペアが出来なかった) それに対し自分(KGB)は6・7・10どれかでの3カード(おそらく10)で勝ちを確信!←実は負け。 通常は、作品冒頭の勝負のようにKGBのカードを見せてこれを演出するが、ここではあえて最初にこちらのストレートを見せ、更に4枚目のクラブ2(=フラッシュが無いので実質勝ちの確定)で、以降は表情の読み合いを鑑賞者に「みせてくれてる」。 良作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-15 23:26:07)《改行有》

3.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 ネタバレ全開で鑑賞済みの方が見ると想定して書きます。 まず一点通常版、IMAX版それぞれ鑑賞しましたが、IMAX版はやはりアクションシーンの魅せられ方が凄かったです。環境的に許せば、ぜひもう一度IMAXでの鑑賞を推奨。 感想としては「完結作」この一点に尽きます。 バットマンを過剰に内面化したことへの反作用としての、アルフレッドとの離別。そしてすべてを乗り越えての再会。 圧倒的財力を奪われ一人の市民となった時、ブルースは象徴としてのバットマンを説き、橋の上でのブレイクと少年たち、そして最後のシークエンス「Mr.ロビン」の名前でブレイクが呼ばれる。 この辺の完成感が半端じゃない。 この大きな筋以外でも、端的には、暖炉でのミランダ/ブルースの会話シーン後に、奈落での会話を重ねて「酷い環境に生まれた/お坊ちゃん」というこの時点での、ミランダ=「子供」という暗喩や、 ミランダのベインへの最後の言葉「友よ」による、ブルースとベインの共通性だとか、細かいシーンが全編に埋まっているわけです。 単なる自暴自棄は、死の克服ではない。そうではなく、死を傍らに抱きながら生きること、それが生きるということそのものであるということ。バットマンからロビン、少年達に伝わるもの。個人がそれぞれを生きるということ。かけがえのない人間は誰しもに存在し、本当に守りたい「仮面をつけることで守られる人」が、特定の「誰か(ヒーロー)」ではなく、各々の意識で守られる社会。しかしまた同時に必要となる「自分にしか出来ないことなど無い」という謙虚さ。自分を信じ、人を信じることを伝える3部作でした。 [映画館(字幕)] 10点(2012-07-29 13:20:48)(良:5票) 《改行有》

4.  ロレンツォのオイル/命の詩 《ネタバレ》 この映画における奇跡とは、世界的な規模の銀行職員という経済的地位×異常なまでの研究体質×妻の偏愛とも言える愛情×世界的にも稀な病気、という通常ではまずないであろう稀有な組み合わせが混ざった結果ということで、「信じれば起こる」奇跡を描いた作品とは一線を画す。 発病以後の(特に母親の)人物描写は凄まじくて、「子を守るためにはどんな可能性でも考える」ってのは3.11以後に見ると現実味がある。 科学と当事者性という対立を見事に描いた一作。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-22 13:37:06)《改行有》

5.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 主人公の監禁までの描写が殆ど無いのはわざとか。いつ凶気をみせるかという緊張感がすごいが、ずっと狂気のままラストまで突っ走る。中盤「リア充爆発しろ」からのルサンチマンの上、「ここまでしても救えない」という絶望感でとにかく突き放してくる感じが、あまりに救いがなくて怖い[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-13 20:02:42)

6.  ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 おそらく最初は復讐のつもりだったのが、子供を見て、自分の子供と間違われることで、失った自分の家族の存在を埋めるという転回がおこる。そこからのペイトンの心理操作の巧みさの演出、伏線の丁寧な回収は見事。これぞサスペンスと言う一作。[CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-13 19:32:26)

7.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 まず、手術費を取り戻す為の殺人だったとはいえ、主人公が子供の視力を回復させる、という自身のアイデンティティの拠り所のためにビルを殺すことを「選択した」ことが肯定されるのであれば、この映画は死刑制度反対の映画とは言えない(最後に大仰な字幕表示があっても)。具体的な社会制度批判がない描き方は現代劇である必要性はあったのか?というのが一番の疑問だった。 この映画は単に、皆が自分勝手に生きれば不幸になるよ。という簡単なことを言っている。強引に言えば、放蕩するリンダ、その妻に尽くすことしか知らないビル←→視力を失いそうなジーン、息子の治療が人生の目的化しているセルマ(彼女にとってミュージカルは嗜好であっても、生きがいではない)という裏返しの関係性に、権力性の強弱の対比をかけただけであるといえる。 事前知識から本当に絶望的なストーリーを予想していたが、最終的に息子は手術を行い、それは贖罪として作用しているので、セルマの死は、盲目への絶望+手術の達成による半分納得の死であるので、予想よりは絶望的でなかった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-09 09:57:32)《改行有》

8.  レインマン 《ネタバレ》 10年ぶりくらいに観ました。チャーリーの成長の描き方は非常に丁寧です。音楽がものすごい80年代感。最後レイモンドは列車の中から決してチャーリーを見ないという演出が秀逸。コミニケーションの「脆さ」を考えさせてくれる秀作[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-22 17:22:34)

9.  マレーナ 《ネタバレ》 少年の妄想と成長のバランスが秀逸。リンチ後、市場での再会の挨拶は、それでも受け入れてくれた夫への感謝の上にあるマレーナの生への決意だが、あの主婦からはそれが見えていないというアンバランスさと滑稽さ。濃縮した社会を通じて「人間」のあり方を考えさせる良作[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-23 18:44:16)

10.  シングルマン 《ネタバレ》 自分には楽しめなかった。生の意味を取り戻すが、結局意図しない形で命を落とす、という「これこそが人生」的なオチがどうにも…。画が映えているとは思うが、彩度の変更による直接的な表現も、それを前半わざわざ直接説明しているのもあまりに説明的すぎないか?[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-17 19:09:48)

11.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 自分の中では、歴代アクションでもベスト3に入るであろう一作。スパイツールの魅力、アクションシークェンスの豊富さ、斬新さが全体を通してみた時には傑出している。シリーズ定番のシーンや軽いジョークを混ぜつつの演出勝ち。[映画館(字幕)] 9点(2012-01-17 18:53:56)

12.  あなたのために なんというか、すべてがベタな展開のまま最後まで進んでしまった。 見る人とタイミング次第ではある意味10点になりそうな映画。[DVD(字幕)] 5点(2011-09-20 23:07:50)《改行有》

13.  ガタカ まず、見る前に管理社会に対しての、もっと社会的なテーマの強い作品かと誤解してた。ジャンルとしてはドラマですね。 生の意味を訴える作品としては、ヴィンセントの身体的な弱さの演出や、ガタカに入る前の努力の描写が殆ど無いのが気になった。 とはいえ、全体的には非常に良くできた作品だと思う。 ジュード・ロウの他の出演作をほとんど見たことないが今作中の演技は出色だと思う。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-09-03 10:55:44)《改行有》

14.  メカニック(2011) 旧作未見。 周到な殺し屋って演出がもっとあっても良かったと思うんだが…中盤以降二人のアクションはかなりよかった。ただ、やっぱり細切れカットでの格闘戦は気になる。せっかくのスティサムなんだからそれなりに見せれる格闘シーンを作って欲しい[映画館(字幕)] 7点(2011-08-22 11:21:54)《改行有》

15.  ノーカントリー 純粋な悪意と対峙したときいかに人(old man)は無力かをつきつける作品。 ただ自分の知識ではこれが80年という設定の意味が読み取れなかったのが残念。アメリカで公権力の無力さを象徴するようななにかがありましたっけ?[ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-08-16 21:26:22)《改行有》

16.  その土曜日、7時58分 理解し合っていたはずの人間関係、だが、描かれるのは結局瓦解する中でのみ他人の気持ちを汲み取れるようになるという悲劇性である。 象徴的だったのがジーナが実家に帰ると言ってから玄関でのやりとり、浮気を知らないアンディ、アンディと父とのやり取りを知らないジーナ、会話の終わりは最後に発せられるあまりの直接的な「少しお金ちょうだい」。すべての根本がここにある。質問の前に既に財布をだそうとしているアンディとジーナの関係性の描き方も見事。砂利をコーヒーテーブルに撒くまでのこのシークェンスは見事としか言いようがない。 全体を覆う誤解と理解の組み合わせによる悲劇。劇場鑑賞以来の再見だが人間の弱さを徹底して描いた傑作である[ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-08-14 10:26:54)《改行有》

17.  ミスト 《ネタバレ》 ラストシーンに至るまで、人間社会への絶望・妻の死・最終的な巨大生物の確認、という経緯を考えれば、そこまでの圧倒的絶望感によって、ガソリンを移し変えてどうこうという思考は吹き飛ぶ。特に妻の死は鑑賞者からすれば「当然」であるが、主人公にとっては最後の救いが潰えた瞬間である。その上の果てのない霧。この絶望感たるやどれだけか。3日間のうちに人の死に直面しすぎた人間の、これが究極的な思考である。その最終選択が子殺し。ラストは(最初の主婦が生存していることが象徴しているが)正しいと思った選択が結果どうなるかわからない、という意味では鑑賞者の賢明さの否定であり、俯瞰しているという先入観を一気に裏切って絶望に突き落とす作品である[DVD(字幕)] 8点(2011-06-13 23:27:56)

18.  シザーハンズ 《ネタバレ》 ベタと言えば、すべてがベタなのだが、マジョリティの平凡さの演出(同じような家が並ぶパステル調の住宅街、同じ時間に同じ様に出かける父親達、すぐさま流行に飛びつく母親達)とマイノリティであるエドの演出の対比が秀逸。 創造的な表現者×身体的な障害者というマイノリティの主人公に、イノセント故に他人を傷つけることがあるいう人間の習性を、究極的に可視化した「手=ハサミ」としてかぶせ、 それをいかにもな「社会」(というか「世間」に近い)の暴力に放り込むことによって、大衆の醜さを露悪的に見せる巧さ。 それに加え、見た目が青年の無垢な少年と、スレた高校生との対比を正に(ある意味卑怯だが)ファンタジーをして描くことで、エドにとってのこの出会いの期間をファンタジーだったとして昇華させる。 物語自体が最後は語りだったという視点に戻し、彼を理解したと思える彼女ですらマジョリティの側から離れられなかった、というキムの語りを懺悔の物語としてまとめることで人間の弱さの演出を重ねる。 単純に切ないラブストーリーと呼ぶには勿体無い一作 [映画館(字幕)] 9点(2011-06-05 21:03:52)《改行有》

19.  アジャストメント 《ネタバレ》 サスペンスかと思ったら単純にラブロマンスでした、と。想いの強さは運命を動かす、って単純な主題のためのいろんな設定が粗すぎる。マット・デイモンの安定感からハズレはないだろうと思って観たが、うーん。ただ初めてのデートで観る映画にすると、色んな意味でおもしろい試金石になるかも、という変な意味で+1点[映画館(字幕)] 6点(2011-05-29 22:12:43)

20.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 現実と妄想の境界がないのが、正直後半になるに連れ鑑賞上きつくなっていく。一人の人間の苦悩のみで108分というのにそもそも無理がある。これを過剰な演出で盛り付けたら、ただただ疲れる映画ができました、という感じ。これは成長の話ではない。 自分の夢を娘に託す母、奔放なライバル、ステレオタイプな登場人物との人間関係によるあまりにステレオタイプな悩み。 映画界でナタリー・ポートマンは同じような経験を積んできたのだろうと思えば、見所が主演の演技だけになるのは当然か[映画館(字幕)] 4点(2011-05-27 00:53:49)《改行有》

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