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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
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1.  エスター ファースト・キル 《ネタバレ》 前作の前日譚。 所謂ビギニング、エピソードゼロ的な話は、生い立ちからキャラクターを形成するまでの話が展開され、キャラクターの魅力を増大させる作品が多く、本作もエスターのキャラクターがかなり深堀される内容かと期待していましたが、予想とはかなり異なる内容でしたね。 前作での、物語をグイグイ牽引するエスターの恐ろしさは控えめで、(本物の)エスターの母・兄の方がよっぽど恐ろしい。 そういった意味では、ビギニングものとしてはかなり弱いなと、もっと強烈な話を期待していただけに肩透かしを食らった、これが正直な感想です。 とはいえエストニアの精神病院でのパートでは、他の患者を操ったり、警備員を手玉に取ったり、脱走・療法士殺害、なり替わる行方不明者の検索と、背筋が凍る様なシーンの連続で一気に引き込まれます。 また、サスペンスとしてはとても良く出来た話で、作品単体ではとても良い作品だと思います。 映像も抑えたゴシックトーンでとても美しい。 そしてやはりイザベル・ファーマンの存在感。美しい顔立ちなんですが、とても不気味で怖い。 白い肌・漆黒の髪・光の無い目。彼女でなければ、エスターのヒットはなかっただろうなとつくづく感じました。 前作で首の骨を折られ、湖底に沈んで行ったのでそこから先の新作は無いとは思うのですが、このキャラクターをこれで終わりにするのは勿体ないですね。 かといって「ジェイソン VS エスター」、「エイリアン VS エスター」、「プレデター VS エスター」類の作品は絶対にやめていただきたい(笑)[映画館(字幕)] 7点(2023-04-03 12:03:54)(笑:1票) 《改行有》

2.  ニュースの天才 《ネタバレ》 面白かったです。 「こんな簡単な嘘を何故見抜けなかったのか?」という感想が多くあるでしょうが、時代的に今より情報の裏取りに手間が掛かるという事と、社内の承認ルールに問題があった・・・と言う事でしょう。そういう事は現代でも得てして良くある事だと思う。 影響力のあるメディアの記事も、記者・会社の思惑でやろうと思えばどうにでも出来る。 現在でも、いい加減な偏向記事を意図的に垂れ流して、それがバレてもロクな謝罪も訂正もしない新聞・雑誌社がある。 何かといえば「表現の自由」を振りかざし、対象者を社会的に殺害する事だって出来る。 改めて、発信する側の人間性・意志が歪んでいればどうなるか  を痛感させられた。[DVD(吹替)] 7点(2022-08-05 15:04:20)《改行有》

3.  ザ・ギフト 《ネタバレ》 所謂「復讐モノ」ですが、その中でもかなりおぞましい内容ですね。 凶器を振り回し襲ってくる方がまだマシで、これから一生苦しみ続ける地獄のような生活が待っている。 実際何をされたか・されていないのか、これを明確にしていない点がこの作品最大の評価ポイントですね。 ただし、サイモンの胸糞悪い振る舞いを見ていると同情もしたくなくなるけどね。[DVD(吹替)] 7点(2022-07-01 11:59:01)《改行有》

4.  インヴィンシブル/栄光へのタッチダウン 《ネタバレ》 自分はNFLファンなので、本来はもっと高い点を付けたいのです。 が、この作品、事実を基にしたことを売りにしている(と思われる)のに、事実との相違点が大きすぎる為、点数を下げました。 純粋にお話自体は面白いんですけどね。[DVD(吹替)] 5点(2022-07-01 11:50:32)《改行有》

5.  マリグナント 狂暴な悪夢 《ネタバレ》 正直言って設定自体は観た事があるものだし、それほど目新しい物ではありませんが、映像としての見せ方がとても素晴らしかった。 ガブリエルが現れるシーンの場面転換や変身のシーンは本当衝撃的でおぞましい。 評判が高かったため観ましたが、その評判にたがわぬ凄い作品でした。[DVD(吹替)] 8点(2022-06-28 15:54:02)《改行有》

6.  オールド 《ネタバレ》 面白かったです。 この手の作品には過度なリアリティは持ち出さず、与えられたシチュエーションを受け入れ楽しみましょう。 未知の超常現象が原因とは言え、このシチュエーションで宇宙人や怪物を出場させず、人間(製薬会社)による仕業だったというのが恐ろしかった。 久しぶりに先が読めない謎にドキドキし楽しめた作品でした。[DVD(吹替)] 7点(2022-06-28 10:14:12)《改行有》

7.  キングスマン: ファースト・エージェント 《ネタバレ》 自分は、物語上の組織・しきたりなどの設定、世界観が確立されていて、個性的なキャラクターが登場する作品が好みです。 そういった意味で、このキングスマンシリーズも好きなんですが、1,2作目はそれ以上に「悪ノリ」「悪趣味」感を強く感じてしまい、少し評価を下げていました。 3作品目の本作品は、時代設定が古いからかも知れませんが、それらの部分がマイルドになっており、正に自分好み。とても面白かったです。 「キングスマンらしくない」という評価をされている方も多くいらっしゃる様で、その意見も良く分かりますが、今後も出来れば本作のテイストでシリーズを継続していって欲しいと思います。[映画館(字幕)] 9点(2022-01-04 16:57:02)《改行有》

8.  キャッツ 《ネタバレ》 劇団四季が大好きで、四季版のキャッツは何度も観劇しています。ですので物語の内容も理解している前提での評価になります。 映画化の話を聞いて楽しみにしていました、ビジュアルに愕然とし、最近まで避けてきましたが先日鑑賞しました。 鑑賞後の第一印象は、やはり物語・曲は本当に素晴らしいう事。加えて、舞台版では場面転換に制限があるところを、映像化の利点でその制限を取っ払い、猫それぞれの個性を最大限に引き出すステージ・演出を用意。舞台版では暗黙の了解で脳内補正していた事が見事にビジュアル化されていました。それにより新たな解釈・理解も深まった気がします(映画版オリジナルの演出もありましたが。) 総合的に食わず嫌いを後悔するほど良かったのですが、ここからはマイナスポイント。 世間で言われているビジュアルですが、それ程悪くは無い・・・・のですが、遠目から見ると多くの猫が同じに見え、加えて皆が身なりが綺麗過ぎて外見上の個性が希薄。似た様な猫がただ大勢で動いている様な場面が多く、物凄く平坦なイメージを受けました。舞台版とまでは言いませんがもう少し舞台衣装の様なビジュアルに寄せた方が良かったかと思います。 ただ、ソロパートがある猫、特にアスパラガス、スキンブルシャンクス、ミストフェリーズなどののビジュアルは本当に素晴らしく、キャラクターの魅力をより深堀り出来ていたと思います。舞台版では自信満々に踊りまくるミストフェリーズを気弱な性格にしたのも良かったと思います。 先にも言いましたが、もともとの物語・曲が良いのは前提ですが、それをベースに映画化で色々な挑戦をしたところ、舞台版のファンから見ても面白かったです。[インターネット(字幕)] 8点(2020-11-24 09:27:16)(良:1票) 《改行有》

9.  悪魔を憐れむ歌 《ネタバレ》 オカルトサスペンスの良作だと思うんですが、あまり評価は高くないですね。 まず雰囲気が素晴らしい、デンゼルワシントンのキャラクターも良い。 アザゼルの能力が高すぎて、倒すには乗り移った相手を閉じ込めてから殺すか、あの手位しかないんでしょう。 でも、あの環境でも野生動物くらいはいても不思議ではないですよね。。鳥とかならもっと早く街に帰ってこれるわけだし。。 この手の映画はバットエンドでもそれはそれで良いという風潮があるので(?)、あの終わり方は好きです。[DVD(吹替)] 7点(2020-06-01 18:51:17)《改行有》

10.  グラスハウス 《ネタバレ》 とても不思議な作品。 物凄く大きな事件が起こるでもなく、物凄くショッキングな描写があるわけでもなく、敵がとんでもない力を持っているわけでもなく・・・ 正直内容はテレビの2時間サスペンスドラマですが、何故か好きなんです。[DVD(吹替)] 7点(2020-06-01 18:44:05)《改行有》

11.  ドラフト・デイ 《ネタバレ》 面白かったです。 自分はNFLが大好きで、話の中に出てくる色々なネタもある程度理解出来たし、カメオも楽しめました。 ブラウンズオーナーの「ディフェンスは水しぶきを上げない」などはクスリとさせられるし、アメリカプロスポーツのドライな面も良く描けていますね。 日本のプロスポーツとは異なり、NFLのドラフトは完全ウェーバー制度を採用し、且つその上でのトレードも可能であり、正に試合さながらの戦術合戦。 何が何でも近々で補強が必須なのか、各チームのポジションのウィークポイント、そしてチーム事情、それらが複雑に絡んだ情報戦でもあります。この映画はフィクションですが、その裏の攻防の雰囲気は遠からずこの様な感じなんでしょう。 日本ではあまり表に出てこないGMというポジションは「マネーボール」などでその役割が見れますが、並みの精神力では務まらない重責なんでしょうね。 最終的にハインズマンを獲得したほどの名QBでも、調査の結果浮かんできたその人格により指名をしなかったり、他の球団もそれに影響され指名を回避したり、多少の脚色はありますが、アスリートとはいえ「人」を選ぶという事に違いは無いというところがとても良かったと思います。 アメリカプロスポーツは、良い面も悪い面も素材の宝庫で、良い作品が多い。この作品もその代表の一つだと思います。[DVD(吹替)] 9点(2020-06-01 18:37:10)《改行有》

12.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 凄く面白いです。 メインの登場人物が3組のカップルという限られた設定なので、どのカップルが犯人であろうとさほど驚きはしませんが、クリフとシドニーの正体の設定は非常に闇深くて良かったです。 これでシドニーまでクリフ同様のいかれた凶暴な人間だと、底が浅くなってしまいますが、実際にこういう関係の犯罪者カップルっていそうですよね。相手に依存して、言われるがままズルズルと悪事に手を染めてしまう人っていますよね。その役をミラ・ジョヴォヴィッチが演るというのがまた面白い。 インドア的なクリフと、アウトドア的でワイルドなニックの対比的キャラクター設定も良い。しかもクリフの一見気弱そうな姿もお芝居だと分かると尚恐怖感が増しました。 美しく開放的なロケーション、全編に漂う程よい緊迫感と、どんでん返しのテンポも良く、ラストのプロポーズシーンなどなど終始楽しめました。[DVD(字幕)] 9点(2020-03-17 10:28:06)《改行有》

13.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 あくまで自称ですが、Queenファンの自分としては、彼らのストーリーは一応一通り知ってはいましたが、ここまで細かく再現された映像が見れる事は本当に感激しました。 私がこの映画で号泣に近い涙を流したシーンは2つ。 1つ目は、やはり「LIVE AID」。 実際のLIVE AIDの映像を観たことがある方なら分かると思いますが、半端ではない再現がされています。 フレディ入場後、ピアノ前の椅子へ着座するシーン、ピアノ上のカップの配置、そしてもちろんパフォーマンスの細部に至るまで、よくぞここまで徹底した仕事をしたもんだと驚きに近い感動を覚えました。字際のライブでのフレディは、まるで無邪気な子供の様に、歌う事を心から楽しんでいる様でしたが、映画でもその躍動感を感じる事が出来ました。 聞いたところによると、このシーン、映画では4曲披露でしたが、実際は6曲フルで撮影したそうで、後に何らかの形で見れる可能性もあるらしいです。 そして2つ目は、エンドロールの2曲目「The Show Must Go On」。 曲が流れて来た瞬間、思わす「ああ・・ここでか・・・・・」と無意識に声を漏らしてしまいました。 ご存知の通り、フレディにとってのQueenラストアルバムに収録されている曲。 この頃のフレディーは既に体力もかなり衰えいたそうですが、この曲の歌詞の通り、魂を捧げて素晴らしい歌唱を披露しています。正にこの映画のラストに相応しい。 このシーンの涙は感動の涙ではなく、悲しみの涙でした。 この時代に改めて、こんな素晴らしい映像を見せてくれた映画製作陣、俳優、そしてQueenに心から感謝したい。[映画館(字幕)] 10点(2018-11-12 12:10:42)(良:1票) 《改行有》

14.  ディナーラッシュ 《ネタバレ》 非常に面白い群像劇でした。 色々の登場人物が次々に登場し、色々なエピソードが繰り広げられますが、核は「父子の愛情」と「親友の復讐」です。 登場人物は非常にアクが強く、物語を騒がしく盛り上げて行きます。正直無駄なエピソードも沢山ありますが、NYの人気イタリアンレストランの一夜の雰囲気を味わうつもりで観るだけでも非常面白い。 父子の和解でハッピーエンドかと思いきや、やはり父親も堅気ではなくこのままでは終わりません。 「誰がこんな結末予想出来るんだよ。」という驚きのラストが待っています。 まああれだけ多くのシーンに登場していて、単なる食事に立ち寄ったウォール街勤めの会社員・・で済むはずは無いんでしょうが、、全く予想出来ませんでした。 でも思いの他反則感は無く、すんなり受け入れられたのは、この作品が「世の中色々な人間がいるね!」という群像劇だからでしょうか。[DVD(吹替)] 8点(2018-07-09 15:09:18)《改行有》

15.  プレミアム・ラッシュ 《ネタバレ》 チャイニーズマフィア、ロシアマフィア、ギャンブルに溺れる超悪徳警官 などなどてんこ盛りの非常に物騒な作品です。 悪徳警官はギャンブルの金をマフィアに借りたり、マフィアの手下を蹴り殺したり、金の為にワイリーを殺す事も何とも思っていません。 勿論、マフィアはマフィアで言わずもがな。密入国は行うわ、躊躇無く引き金を引きます。 こんな事をさらっと描いています。 重苦しいバイオレンス映画ならこんな事位当たり前ですが、この作品は若者の青春映画ばりにノリが非常に軽いです。 そこが物凄くアンバランスに感じられましたが、アメリカってこんな感じなんですかね(そんなはずは無いと思うが)?? 真偽は知りませんが、自転車の走行シーンが危険だ云々の理由で日本未公開になったという話を聞きましたが、それ以外にもヤバイ描写がいっぱいあると思うんですがね。。。 一転、自転車に関する描写は自転車好きにとってはとても面白く、これぞアメリカンメッセンジャーという感じで楽しめました。 この作品はやはり、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがあってのもの。ヤバイ状況を飄々と切り抜ける姿は、あたかもアメコミヒーローの如く。ラブコメもアクションもシリアス作品も何でもこなす非常に多才で素晴らしい役者さんですよね。[DVD(吹替)] 7点(2018-07-09 14:44:14)《改行有》

16.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 キャスティング良し。主役もヒロインも悪役もキャラ立ちしてる。 作品のテイストは、バイオレンスにも拘らずポップなのですが、主人公や取り巻く連中のバックボーン等々からハッピーエンドは無い、待つのは破滅的なラストになってしまうんだろうな~と少し暗い気持ちに。作中の台詞にもありましたが、主人公とヒロインが「ボニクラ」的終末に向かって悲しく暴走して行くんだろうな・・・と。 実際はヒロインを残して主人公が投降。その後仮釈放で、めでたくヒロインと再会。 数ある所謂「ゲッタウェイドライバー物」「逃避行物」の作品には珍しくライトでハッピーな終わり方でしたね。 「ボニクラ」的なラストにしても良かったかと思いましたが、この素敵な二人の若者にはこのラストの方がやはりお似合いですね。 それ程、この作品の登場人物は皆良く描かれているのがとても印象に残りました。この作品の売りでもあろうカーアクションよりも。[DVD(字幕)] 8点(2018-07-06 15:55:14)《改行有》

17.  オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 《ネタバレ》 目新しく、結構好きなシチュエーション物でしたが、正直何も感じるものはありませんでした。 仕事に対する責任とか信念とか語っていますが、結局多くの人に迷惑かけている訳で、只の独りよがり以外の何者でもない。 せっかくの面白いシチュエーションなんだから、もっと波乱があっても良かったと思います。 ただ、この作品は、現実的なリアリティを重視していると思うので、どんでん返し的・非現実な要素を加えてしまうと、リアリティが損なわれてしまうので難しいとは思いますけどね。 もっと深い見方をして、良い評価をされている方もいらっしゃり、確かにそうかとも思うのですが、自分はそこまで至りませんでした。 でもトム・ハーディや電話の声だけ出演していた役者の方々の演技はとても良かったと思います。[インターネット(字幕)] 4点(2017-12-06 10:22:47)《改行有》

18.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 この映画の売りは何と言っても、作品全体に漂う熱と血生臭い不気味さ。 悪魔という存在を登場させていながら、過剰な表現も無くあくまで現実世界のサスペンスドラマの枠の中で物語が進んでいく。 少しでも漫画チックが表現があれば全てが台無しになってしまうが、それが全く無い。 だから恐ろしく感じるのだ。 悪魔という存在をこれ程ごくごく自然に人間世界に登場させた作品は他には無いのではないか。 上に書いた通り、あまりに普通のサスペンスドラマテイストなのだが、ミッキー・ロークと、ロバート・デ・ニーロのアクの強さがスパイスとなって、薄すぎもなく、濃すぎもなく非常に良いバランスの味を醸し出している。 このジャンルでこの作品以上のものはまだ見ていない。[DVD(字幕)] 9点(2016-05-20 11:48:29)《改行有》

19.  トールマン 《ネタバレ》 趣向を凝らしたサスペンス映画が溢れている昨今、正直それほどのインパクトはありませんでした。 主人公の素性があまり描かれていない事から、早い時点で主人公を疑う事は可能でしょう。 主人公は、実の親が子供の追跡を諦める為に、子供が死んだとしてその罪を一身に受ける。 単なる快楽目的や猟奇的誘拐事件ではなく、社会的背景がある本当の目的は読めませんでいた。[DVD(字幕)] 6点(2016-01-06 11:42:21)《改行有》

20.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 私はシリーズモノの作品の中で、ロッキーシリーズが一番好きです。そんな自分が観た感想です。 本作、主役はアポロの息子・・・とは言えロッキー寄りの話になるだろうなと思い鑑賞。 この作品は完全のアドニスの話でした。ロッキーという映画史に残る名作のアナザーストーリー的な作品。ロッキーの世界観は残しつつ、新たな主人公の人生にスポットライトを当てている。作品の構成自体はとても面白かった。ファイトシーンは歴代最高の迫力だし、その他の出演者のキャラクターも良い。各ボクサーのキャリアが字幕で表示されたりする点など、ロッキーシリーズには似合わない演出だけど、これは新たな作品なんだと感じさせられた。フィラデルフィアライダーの若者の演出も同様。また、音楽面でもロッキーのテーマなど一切使用しなかった事もある意味評価できる。そう、これはロッキーシリーズではない新たな作品なのだ。 賛否両論あるが、ロッキーの描き方、悪くは無いと思う。どんな超人的なボクサーであっても、やはり人間だし、病気にもかかる。 本作ではリンパ節の癌に蝕まれてしまう。抗癌治療でベットに横たわり、副作用で嘔吐し、毛髪が抜け、精気も失せてしまう。 時代は過ぎるのだという事を表している。だから新たな登場人物も出てくる。そんな状況も上手くストーリーに絡めて表現出来ている。 以上、ロッキーシリーズの後を継ぐ作品としてとても良い作品だったと思う。唯一点を除いては。 それは、主人公アドニスのバックボーン・感情が描ききれていない点である。察することは出来る、ただそれでは不足であるし、非常に勿体無い。上記の通り作品自体は素晴らしいのに、今ひとつ作品に感情移入出来ないのである。アドニスのセリフ「自分の存在が過ちでなかったと証明したい」、そう、これをもっと描いて欲しかった。アドニス自体が飄々とした性格なのは良いが、恵まれた生活を捨てて、ボクサーとして生きていく決意をしたからには、もっと強烈な感情表現があったはずである。 本当に惜しい、勿体無い。[映画館(字幕)] 7点(2016-01-06 10:39:04)(良:1票) 《改行有》

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