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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. ダウト ~あるカトリック学校で~ 主演二人の演技合戦のすごさに敬服。 小さな表情ひとつにも引き込まれる ホフマンの映画を観るたびに喪失感にさいなまれるけど、この作品は演技がすごいぶんなおさら。[地上波(字幕)] 9点(2021-12-31 13:26:35)《改行有》 3. ROMA/ローマ アカデミー作品賞にノミネート、監督賞は受賞。にしてはレビューの数が極端に少ない。そして、ここでの平均点は自分がびっくりするほど高い。 勝手な推測ですが、モノクロということもあり、そもそも映画通以外の人が「見る気にならない作品」なのではと思ってしまう。内容も一般受けするとは言い難く、良さがわからないという人も多いのでは。 非日常を求めて映画を観る人の多くは、誰かの日常を見させられるのは苦痛なもの。そこにエンターテインメント要素があれば許せるが、この映画には大した抑揚がない。映像美を称賛する声が多いのはやむなしというところ。 500以上の評価があるyahoo映画でのスコアは平凡。どうにも見る気にならないという人に見てもらったら、平均スコアはいかほどに……。見る人を選ぶ映画。[地上波(字幕)] 3点(2021-09-20 17:51:08)《改行有》 4. ザ・ピーナッツバター・ファルコン 《ネタバレ》 シャイア・ラブーフ、好きな俳優です。 ここからはWikiはじめネットに載っている逸話です。 そのシャイア・ラブーフ、私生活でいろいろ問題を起こし、アルコール中毒もこじらせて人種差別的な暴言も吐き、挙句、本作撮影中に逮捕されちゃったんだとか。 ダウン症の若者を演じたザック・ゴッサーゲンに「君はもう有名だけど、この作品が僕のチャンスなんだ。それを台無しにした」と言われ再起を決意。リハビリ施設に入所にしてセルフコントロールできるようになるべくセラピーも受けたのだそう。 その2年後に映画は完成。自分を改心させたザックとの友情から、2020年のアカデミー賞では短編映画賞のプレゼンターを二人で務めました。 映画については、どなたかも書かれてましたがフロリダに至る過程がもう少し描かれてても良かったかな。ロードムービー好き、ダコタ・ジョンソン好き、シャイア・ラブーフ好きなんで点数は少し甘めかも。[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-22 17:01:40)《改行有》 5. フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 《ネタバレ》 映画を長く見ていると「衝撃を受けるシーン」に出合うことがあります。 この映画の終盤、ムーニーの涙からディズニー・ワールドに至る二人の映像も私にとって衝撃的シーンでした。 それもこれまでにない種類の衝撃。切なさによってガーンと来ました。 私のログインネームの元になったウィレム・デフォーの演技も良かった。[インターネット(字幕)] 8点(2021-07-11 15:11:36)《改行有》 6. ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 そこそこ楽しめたので6点としましたが、重箱の隅をつつくような突っ込みを2つ。 悪い兄弟のうち凶悪なほうの弟を始末するシーンがないのはどうかと。こういうのって偉そう&悪そうな悪役が苦しんだり、命乞いしたりしつつも、主人公は取り合わず、冷徹に処理するシーンが見どころのはず(マッドマックス1の車に手錠で足を固定のシーンなど)。なのに、そのシーンがまったくなく、いきなり首なし死体となっているのは……ちょっと不満。 もうひとつ、単に人身売買や麻薬売買をやってる組織の連中が、ラストの戦闘ではなぜか訓練を積んだ軍隊ばりの装備、組織的展開をしていた点。ああいう連中はそういうことしないけどなぁと。まあ、ランボーなので軍隊と戦ってることにしたかったのかな。以上、2点「あれ?」と思いましたけど、見ている間はまあまあ楽しめました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-15 10:40:09)《改行有》 7. 僕の大事なコレクション 《ネタバレ》 チャラい孫がいい味を出している。彼が日記を書いていたのね。イライジャ・ウッドもキャラづくりがうまい。ロード・ムービーとしても合格点。 お姉さんが死ななかったことと、おじいさんが銃殺を免れたことに疑問が残る。 銃殺のシーンを見ると立たされているのは数人。あれで目標を外す(しかも無傷)とは考えづらい。単なる設定ミスか? それとも、おじいさんは内通していて、好きだったお姉さんがいない時間帯に踏み込むよう軍人に伝えていたか。 唯一生き残ったことに罪の意識を感じたのか、仲間を裏切った人生にケリをつけたかったのかはわからない。[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-24 12:24:42)《改行有》 8. ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 お互いの夢を叶えるためにピッタリだった相手と出会って恋に落ちる。 その相手は生涯をともにするパートナーにはなりえない人だったが、 そのとき彼、彼女と出会ってなかったらお互いの未来はまったく違うものになっただろう。 ある意味生涯の伴侶以上の人と濃密な時間を過ごした二人。 人生でもっとも大事な時期を支え合って共に駆け抜けた戦友に対して、最後の微笑がすべてを物語る。 ダンスはふつうだが音楽は圧巻。ファンタジックな映像も合う人には合う。 近年のミュージカルでは最高傑作と思う。この映画はミュージカルでなければ凡作で終わったかもしれない。 アメリカのエンタってやっぱすごいって思わせる逸品。[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-03-05 08:58:15)《改行有》 9. ヴィジット 《ネタバレ》 映画自体は楽しめなかったので3点。 たぶん、僕の解釈がおかしいのだと思いますが、こんなふうに受け取りました。 弟の最後のラップでのセリフ「姉が老人の映画を撮った」がすべてなのかなと。 精神のおかしい老夫婦が実際いたとすると、地元の人が姉に演技指導を受けているところや、おかしいはずの祖父役の人がカメラ位置を直したりするのは不自然かなぁと。おむつを脱ぐシーンでは絶秒の位置に自ら移動して、いい画を撮ることに協力したりも。 最後の格闘シーンの前、弟のおでこの赤みが素人メイク。老人も姉弟も本気で相手を殴るシーンがない。刺すシーンも直接は映されず、血が出るのも特殊メイク。でないと子供がそんなことの後にもカメラを持って撮り続けるのは無理では? 格闘シーンで弟は祖父役を攻撃せず冷蔵庫のドアを開閉して音を出している(カメラに格闘している雰囲気の音だけ入れるため)。 最後の母親のインタビューや弟のラップは精神異常者に殺されかかった親子とは思えない。 そんなわけで、あの老夫婦を含めてぜーんぶが「姉の映画」という結論に。でも皆さんのレビューを読んで違うのかなと思ってます。もう一度見て確認するほど気になる映画でもないので、このままの解釈でいいかな。そして忘れていくんだろうなぁ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-10-26 20:04:04)《改行有》 10. きっと、星のせいじゃない。 《ネタバレ》 アキレスは亀を追い抜けない…という古代ギリシャの哲学者のパラドクスを引用した作家は、主人公に暴言を吐きまくる。 だが、そののち、それが単なる暴言でないことに主人公は気づく。 0と1の間には0.1も、0.11も、0.11112も入れることができる。この考え方をすれば、0から1には無限の数が入ることができ、永遠に0から1へ到達することはない。 短い命の二人は、他人より早く死んでいく。実際にはそうなのだが、理屈上は違うとも言える。 実は娘を8歳で亡くしていた作家の、怒りと口惜しさのメッセージは、「おまえらはまだ0と1の間だろう!(まだ時間があるだろう!)」だったのか。 その0と1の間の時間に、たくさんの数字を入れ込んで、二人の恋は終わる。 新聞に載るような大活躍はできなかったけど、大事な人を愛することができた一生は、決して生まれながらの「エラー」ではなかったことを証明する。 最初から終わりまで、ずっと切ない物語でした。[地上波(字幕)] 7点(2016-02-16 00:15:09)《改行有》 11. ジャッジ 裁かれる判事 《ネタバレ》 うーん、前評判が良かったので観てみましたが、自分にはいまいちでした。 全体を通して感じるのは、作り手による感動の押し売りです。 演出が単純であざとく、「どう?いいでしょ、この映画」と、終始、押し付けられている感覚なのです。 個性的な三兄弟と幼少時の事故、父との確執、父の病と死。。。どれもがベタベタに手垢のついた設定で、中盤には食傷気味に。 長男と三男に比べて明らかに外見に違和感のあるダウニーJr。「んなわけねぇだろ…」というキャスティングで、無理があります。 このような超ベタな脚本でも、もう少し力量のある監督が撮れば新味も出たのかもしれません。 しかし本作は、既視感ありまくりで、「ザ・アメリカ」的映画の三流版になってしまっていると感じました。 ロバート・デュヴァルの熱演と美しい街並みに2点です。[地上波(字幕)] 2点(2016-01-10 15:08:26)《改行有》 12. ベイマックス 《ネタバレ》 敵が二人いて、どちらもそれほど悪人に感じないため、主人公への感情移入がしづらく、ボヤけてしまう。 前半がやや冗長で後半につながる伏線的逸話に乏しいため、クライマックスの戦闘シーンから見ても、最初から観たのと感動が変わらないような気がしなくもない。 しかし、そのような欠点があっても、亜空間のシーンからエンディングは胸を打つ。観る前からそういうシーンがあるだろうと予測しまくっていた王道中の王道の展開だが、それでもやはり良い。 CGもありえないほど素晴らしく、日本のイメージを取り入れた街並みは、なんだかここで暮らしたいと感じてしまうほど。[地上波(吹替)] 7点(2016-01-10 13:38:33)《改行有》 13. アナと雪の女王 《ネタバレ》 当方、いい年したオッサン。 入会しているWOWOWで放送があったので「これだけ話題になったのだから、とりあえず観ておくか」くらいの気持ちで鑑賞。 多くの評論家がヒットの理由を「音楽が良かったから」と述べていたけど、観てみての感想は「確かに音楽はいいが、それだけではあれほどヒットしないよね」でした。 ストーリーも面白いし、展開のペースもいい。子供はハラハラしたと思う。 いつもテレビで切り取って流されるのはエルサがレリゴーを歌うシーンだけど、本当の名場面は後半にありました。 アナが凍ると同時に剣戟を防ぐシーンは、直後に無音になることもあって感動的。 レリゴーのシーンは宣伝で流せても、この場面は出せない。 ヒットして話題になっているとき、「なにを騒いでんだか」とクールに見てましたけど、今は続編が楽しみになっちゃいました(笑)。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-05-09 15:56:31)《改行有》 14. とらわれて夏 《ネタバレ》 突っ込みどころは多々あれど、全体としてはいい雰囲気の映画でした。 謎なのは少年と少女のシーン。あれは少年の不安を描いた幻想なのでしょうか? あくまで自分の好みなのですが、ラストは、トビー・マグワイアの店が成功するというだけにして、出所して再会するというくだりはなかったほうが良かったです。あくまで「あの5日間」の出来事にしたほうが、切なさが表現できて自分としては思い入れができたかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-22 12:41:58)《改行有》 15. あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 神を抱くことができたのは自分を騙したシスターを許したフェロミナ。 生涯通して禁欲を貫いたシスターは、もう一つの行いのせいで神に近づくことができなかった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-20 00:30:45)《改行有》 16. LIFE!(2013) 《ネタバレ》 雄大で爽快な映像と音楽。それだけで観る価値あり。 妄想の部分はともかく、現実(おそらく現実)の部分も妄想のように受け取れますが、それはそれでファンタジーらしくていい。ひょっとしたらどっちでもいいのかも。 ユキヒョウが現れる場面でのショーン・ペンとの掛け合い、一緒にサッカーをやるシーン、高山を歩く場面、スケボーで疾走するシーン……等々、記憶に残る名場面がたくさん。 デビッド・ボウイのSPACE ODDITY最高![CS・衛星(字幕)] 9点(2015-01-29 20:16:16)《改行有》 17. エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 割と評価が高かったので期待して見ましたが、特にこれといったインパクトはありませんでした。 カメラワークが独特なので、変わったものを期待してしまうのですが、ストーリーはいたって普通。治安の悪いロスの警察…という使い古された設定なので無理ないといえば無理ないのですが。 作中で起こるイベントはそれなりに重かったりしますが、このカメラワークだとyoutubeの投稿のようで逆に緊迫感がなくなり、冗談のように思えてしまいます。 同僚が銃撃によって亡くなっても冗談のよう、警察が犯人を銃殺しても冗談のよう。 なので涙のシーンも響きませんでした。[DVD(字幕)] 4点(2014-10-11 23:41:26)《改行有》 18. 野蛮なやつら/SAVAGES 一言で言ってよくできた映画です。ダレるシーンもなく、見ている間は次どうなるんだろうと興味がわきます。俳優陣も持ち味を出していて素晴らしい。陰鬱で重厚、怖い感じもしますが、基本は娯楽映画。見終わったあとに何か残るかと言われれば、それはない。けれど、再度申します。かなりよくできた映画です。 ジョン・トラヴォルタとベニチオ・デル・トロの存在感には脱帽。[地上波(字幕)] 6点(2014-04-20 16:21:54) 19. ラビット・ホール 《ネタバレ》 事故や事件の被害者となって大事な人を失った者は何によって癒され、立ち直っていくのか、あるいは立ち直ることがないのか…。周囲の人の支え、家族の励まし、あるいは被害者の会などで同じ境遇の人と交流を持つことか。作中のキッドマンにとっては、そのどれもが意味のないことだった。何をやっても失った息子は戻ってこない。それがすべてなのである。しかし町で偶然見かけた加害者少年と交流を持ち始めて少しずつ変わっていく。キッドマンにとっては、亡くなった愛息を感じることができる唯一の対象が彼だったのだ。そうして始まった幾度かの対面により、加害者の事件への深い悔恨の念を知り、少年が描いたパラレルワールドを題材とした漫画「ラビット・ホール」を読むことになる。ラビットホールの世界ならば同じ自分たちが幸福な人生を歩んでいたかもしれないという少年との会話が切ない。 同じ境遇にある旦那さんの葛藤、終盤の母親のセリフなど印象的な場面多数。キッドマンはこれくらいの演技はやって当然か。全体としてなかなかの良作で7点。この少年を加害者役に起用したことに+1で8点。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-31 12:08:38)《改行有》 20. デスティニー 未来を知ってしまった男 出張帰りの主人公が車の故障でやむなく小さな町に立ち寄る。暇つぶしにみてもらった占いで自分の未来を知ってしまう…。あとは本編を観てください。 僕はこういう映画好きです。理由は…、B級色の強いストーリーながら映像のムードが良い。脇役も含め割と力のある俳優を使っているので安定感がある。1時間半程度などで軽い気分で観られる。間延びせずあっというまに観終わる、等々。ストーリーがストーリーだけに落とし所は限られるし、結末を考えながら観るような大作でもありません。仕事終わりの週末に、一人ソファに腰掛けて、グラス片手に観るにはもってこいの作品かな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-31 11:27:27)《改行有》
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