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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作国 : スウェーデン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  FLEE フリー 《ネタバレ》  今週はたまたま『マイスモールランド』『FLEE フリー』と続けてスクリーンで難民についての映画を見たわ。  この映画はアニメーションだけれどドキュメンタリー。アフガニスタン出身の男性が家族と共に弾圧から逃れ、アフガニスタンからロシア、そしてデンマークへと至る苦難の道を描いているの。それは一筋縄ではいかない、送還されたり抑留されたり家族と離ればなれになったり、何年にも渡る逃亡の物語。人としての尊厳を奪われ、ただ生きることにすら許しを得なければならない理不尽さ。彼がゲイであることで更にその生は困難なものになるのね。  アニメーションは基本的にはシンプルなデザインで秒間せいぜい4~6枚程度の動画で描かれ、時に抽象的なタッチで描かれたり、当時実際に撮影された実写映像が挿入されたり(少しだけショッキングな映像があるので注意)。その、内戦を描く実写映像は戦争の現実をはっきりと示す一方、アニメーションは簡略化、抽象化されているがゆえに単なる事象を越えてイマジネーションを想起させる、普遍性を持ったものへと昇華されているようにも思うわ。一人の男性が回想する物語であると共に、過去から今に至ってもなお傷つき続ける難民の問題を広く認識させているように感じるの。  ここに描かれるソ連~ロシアは酷いものなのだけど、それはあの時代、あの国だからこその問題、ではないのは『マイスモールランド』を引用するまでもなく明らかなのよね。国家としての日本も決してロシアを笑えない冷徹さだわ。だから国家はともかくとして市民として個人として、どうあるべきなのかを突き付けられている気がするのね。レイシズムが増大して冷たい日本人が溢れてきている今の状況では絶望的かもしれないけれど(この数年で民族や国家、セクシャリティに対する差別主義者がとても増えた気がするわ、いえ、SNSの発達によって顕在化したのかしら?)、人としてあるべき意識、意志、尊厳を手放しては駄目だと感じるわ。[映画館(字幕)] 8点(2022-06-10 20:50:39)《改行有》

2.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》  これだけ映画の雰囲気と現実世界の空気がマッチした状態で見た映画というのも珍しく。東京アラートが発令されている中、六本木ヒルズは屋外こそそれなりの人通りがあるものの、シネコンの中は閑散としていて、この映画を上映しているキャパ520余の最大スクリーンには観客が10人ほど。ディストピア感漂よう東京で出会うゾンビ映画、その寂寥感を堪能してしまったわ。  ジャームッシュってことで、わりとオシャレ系なオフビートなカンジのゾンビものが見られるのかしら?(くらいにしかイメージできない程度にしかジャームッシュ映画見てない)と思ってたのだけど、フツーにB級ゾンビ映画で、メタとかオマージュとか映画ネタとか散りばめた中学生臭さが漂っていて、オタク感ハンパない、みたいなシロモノ。そういうところ、楽しんじゃったけどね。  ゾンビって存在にメタファー盛り込みながら結局はそれをモロに説明しちゃうあたりの真っ直ぐっぷりというか、不粋さがむしろ潔いと思ったけれど、それをアタマでは理解していても、じゃあ自分はここに描かれたゾンビ達とは違う、って言えるのか?っていうと、無理ね。つまり、そういうことでしょ?って映画。  田舎町に漂う寂れた空気に、コミュニケーションが希薄になってゆく感覚が重なって、更にそれを見ている状況が重なって、そういう映画体験もまためぐりあわせなのね、としみじみ感じたわ。もう人類は元には戻れないのかもしれない、それはリアルだものね。だから新型コロナ流行以前にこれを見ていたら、それはまた全く違った感想になったかもしれなくて。[映画館(字幕)] 7点(2020-06-08 20:38:00)《改行有》

3.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 昔から変わらぬフィンチャー映画の、タイトル部分はカッコ良く(しかし撮ってるのは今回もフィンチャーとは別の存在だ)、本編はちょっとクドくて、テンポ良い編集なワリに展開は鈍重ってパターンを踏襲してはおります。もうちょっとシャープに切れないかね? 長いよ。冒頭からしばらくはシンドいシンドい。事件に関わる人の名前をだーっと羅列して、ミステリーなんだからここで人物関係を覚えましょう、って状態に辟易。しかも実は大してその人物関係が重要じゃないんだ、これが。別にここをちゃんと覚えておく必要はなかったりするんです。だけど映画が進むに従って、どんどん面白くなってゆくという。並行して描かれるミカエルとリスベットのエピソードが、一体どこでどういう形で交わっていくのか、まるで見当も付かない状態から、どんどんと相互が有機的に作用してゆくようになる状態にワクワク(一方でミステリーとしては別に何か新しいトリックがある訳でもなく、ちっとも面白くなかったりするのですが)。ゆえにラストでリスベットがそれまで殺していた人間的な側面を見せる切なさが迫ってきます。リスベットはしたたかに生き、レイプすらも予測して計画を練る訳ですが、じゃあ、あれに対してリスベットが痛みを抱いていなかった、作戦にまんまと引っかかった事への成功を喜べたのか、と言えば、決してそうじゃない事は、あの夜、リスベットが一人帰路につく後姿に悲しいくらいにこびりついている訳で。ただ、そういうリスベットの痛みにもう少しだけちゃんと寄れなかったかな、っていう感じはします。最後まで見て、事件の真相部分も含めて、やっぱり『男が作った映画』ってニオイが漂っている感じで。素材に対して大切に描いているつもりで無神経な扱いをしてしまっている感が無きにしもあらず。その部分をあまりにあからさまに扱ってしまっていて、さりとてセカンドレイプについて言及している映画って訳ではないですからねぇ。娯楽映画という名の様式が、その部分の問題を逆に浮き彫りにしてしまった感もあって、見終わって面白かったけれど、でもちょっと心にひっかかってしまう、って映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2012-03-26 21:15:34)(良:3票)

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