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プロフィール
コメント数 3880
性別 男性
年齢 53歳

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 以前は赤字映画の代表作みたいに言われてましてけれども、昨今、大作映画の製作費はハネ上がる一方で、なんだか(投資対象としての映画、という意味で)リスクヘッジの体制みたいなモノも出来てきてるように思われるので、いずれは本作の赤字なんて大した話ではなくなるんでしょう・・・・・・でもやっぱり、そんなに赤字だと聞くと、どんなにヒドい作品なのか気になってしまうのか、人のサガ。と言うわけで、それはそれ、一種のギミックとして、赤字映画の看板を背負っていってもらえばいいのではないか、と。 などと思いながら観ると、何がそこまでヒドかったのか、少しばかり肩透かしにあう映画、ではあります。 いやまあ、アクションシーンでむやみにスローモーションを使うあたりとか、いかにもイケてない印象はありますけどね。でも、海賊らしい海賊映画、冒険活劇として、そんなにダメとも思えない。いや、作品のダメなところばかり注目したらやっぱりダメなんだろうけど、ジーナ・デイヴィス、マシュー・モディン、主役二人の活躍ぶりは、作品の欠点を補って余りあるんじゃないでしょうか。 二人が断崖絶壁を落ちるシーン、岩に激突する寸前で押し寄せてきた波に九死に一生を得るのですが、ここで「いや、でも、即死でしょ」と賢明にもツッコむか、「あははは、なるほど!」と無邪気に楽しめるかで、作品に対する印象もかなり変わってくるのではないか、と。[インターネット(吹替)] 7点(2022-07-24 14:56:43)《改行有》

2.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 まず、映画としてこんな手があったのか、という驚き。現代にヒトラーが蘇る、という基本ストーリーがある一方で、どうやらそのヒトラーに扮した俳優を、その格好のまま街中を闊歩させて、一般ピープルの反応をドキュメンタリー風にカメラに収めている模様。 「模様」というのは、彼らの顔がボカされてたりして、いかにもソレっぽいシーンがあるかと思えば(いわゆる「警察24時」風)、別の場面ではカメラが切り替えされたりして、アレ、これは演出なのか、と思ったり。 その境界がよく判らないまま、ついには、現実なのか非現実のCGなのか、すらも境界が脅かされるようになって。 最初はこれはコメディ映画なんだろう、と思って見ていたけれど、そもそも、映画が特定のジャンルに最初から最後まで収まるなんて保証はどこにもないわけで。 結局、今まで信じていたものは、本当に信じられるものなのか、という疑い、その疑いすらも「本当にその程度の次元に対する疑いで充分だと言えるのか」、と疑わしくなってくる。 ああ、ここにも、「メタ」へと我々をおびき寄せる罠が。 しかし我々には、この罠を避けて通ることは許されないのです。[インターネット(字幕)] 8点(2021-05-22 18:06:25)《改行有》

3.  過去のない男 記憶を無くす、名前を無くす、過去を無くす。それは、自身の存在証明を無くすこと。なーんて言ってたりすると、つい、安部公房の『壁-S・カルマ氏の犯罪』とか『燃えつきた地図』を思い出しちゃうんですけども。しかしこちらは映画作品。過去を失い帰属を失い、ただ「現在」のみを生きる主人公の姿が、映画ならではの語法で描かれております。それは、彼を取り巻く冷徹な「視線」。いささか戯画化された登場人物たちの立ち居振舞いにおいて、表情というものが徹底的に抑えられ、その中で強い印象と緊張をもたらすのが、主人公へと注がれる、他者たちの冷たい視線の数々。その視線は主人公を通じて我々にもブスブス突き刺さってきて、ナントモ居心地のわるーい映画体験になっております。しかし、結末はいかにも「ものがたり」らしく、ユメのあるまとめ方、実に心憎い。拍手!![CS・衛星(字幕)] 9点(2007-04-12 23:15:20)

4.  カリガリ博士 若者とオッサンの会話で始まる冒頭、いきなり「ワシは亡霊のせいでヒドイ目にあったわい」とのたまうオッサン。そこに、これまたいきなり、亡霊のごとく生気のない女性がフラフラ~と現れる。げげっ、気味悪いな~、と思ってたら、若者いわく「彼女、オレの婚約者なのよ。彼女とオレは、アンタよりもヘンテコな体験したのさ」、だそうです。わはは。どんな会話やねん。しかし確かに、彼の語る物語としてのこの映画、奇妙キテレツなセットの中で容赦なく幻想的物語が繰り広げられ、目を白黒させてしまう異様さ。と同時に、この不思議なセット、「あ~カラー映像で観てみたいな~」という気がしてしょうがない。でもきっと、カラーで観たら幻滅するんだろうナ。この映画の不気味さというものは、おそらく、時代を経たモノクロのキチャナイ映像、これ自体が、実は大きな効果を発揮しちゃってるんでしょう。はるか昔に作られた映像、という隔絶感。それも、「単に“昔”を記録した映像」などではない。まさに、我々の決して手の届かない大昔、とっくの大昔に、こんなモノが作られてしまっている、という、その事実そのものの驚き。精緻に作りこまれた古代遺跡のような、いわば“オーパーツ”のごとき存在感、そしてそのような遺跡を現に目前にしながら、なおも感じる、遥かな距離感(そういや、遅ればせながら『神々の指紋』読んでるんですけど、記載されてるネタが古いですね、このテの本、高校の頃だいぶ読みましたよ・・・←って映画と関係なーい)。時代の重み。こういう類のオドロキと感激を与えてくれる映画は、もはや作ることはできないでしょう。タイム風呂敷を使っても無理でしょう。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-14 23:46:04)

5.  神に選ばれし無敵の男 とりあえず、ヘルツォークの新しい作品が観られる、という事に関してだけでも感謝しちゃう(何となくだけど)。どうせ、いわゆる「出来のいい」映画なんて期待してないし、もうお好きにしてチョーダイ、お好きに観ますから、ってな感じ。しかしヘルツォーク作品という事を意識し過ぎると、やや肩すかしかも。本作では「人間と自然の対立」という構図は希薄ですからね。確かに、主人公の筋肉ムキムキ男(実にエエ体しとるのう)の朴訥とした姿からは、何か「続 カスパー・ハウザーの謎」と呼びたくなる雰囲気も無くは無いんですけどね。如何せん、ユダヤ人という背景を持った彼、もはや、カスパーのごとき完全な自然児ではあり得ない。そうであるにはあまりにも背負うものが大き過ぎるから。冒頭、主人公と弟は村人にからかわれ、排斥される。が、カスパーとの違いは、彼の持つ怪力によって人々の中に溶け込んでいく点(ところで、この朴訥とした兄と理知的な弟の関係、これはバカボンとハジメちゃんの関係をも彷佛とさせます。赤塚不二夫の影響がこんなところにまで及んでいるとは。笑)。しかし結局はナチスとユダヤ、という壁が立ちはだかり、これを彼は超えることができない。両者の間に彷徨うハヌッセンの不思議な存在感。そして皆、歴史の狭間にひっそりと消えていく。この映画のラストはスゴイ。当時の政情の不気味な雲行きを暗示するような、いたたまれぬ程の不安。見事なラストに、ゾクッとしました。ところで本作で聴くベートーベンのピアノ協奏曲第三番、実際よりイイ曲に聴こえますなあ(←コラコラ、何ちゅうことを)。8点(2004-11-06 00:59:25)

6.  彼方へ ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品ですが、製作にも脚本にも名を連ねてません。だもんで本作でのヘルツォークの立場はどのようなものか判りませんが、やはり人間と自然の対立みたいなものがテーマになってるようです。ストーリーの方はまったくのメロドラマ、ではあるのですが、やっぱり登攀シーンのモノ凄さが強烈な印象を残します。「普通のシーンに暴風の音を足してるだけやんけ」という気もしますが、持ち前の強引な撮影は健在、ラストシーンは神々しささえ感じられ、ひとつの奇跡を観たような心持ちです。9点(2003-10-11 21:22:42)

7.  會議は踊る 何と言っても圧倒的なカメラワーク。ただし、あくまで1931年当時としては。何しろその後の撮影技術の発達がすごすぎるもんでねえ。まあ「見せる」ということにかけて一級品であることは間違いありません。これであとストーリーがもうちょっとオモシロければ・・・。時代考証とかはあまり気にしてませんね。ウィーン会議で「だったん人の踊り」が演奏された筈は無いでしょう、作曲者ボロディンはまだ生まれてもいませんから。7点(2003-06-22 01:17:08)

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