|
プロフィール |
コメント数 |
678 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録) |
|
1. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 なかなかの拾い物でした。いつまでたってもドイツ=悪者と同じ構図で中東=テロとして描き続けるのもどうかとは思いますが、歴史上それだけ大きな事件が何度か起きていますので仕方がないところでしょうか。(平和な市民には気の毒ですが)
結局動物は全て自分本位な生き物です。私は無神論者ですが、宗教というものは基本的に自分の心の中でのみ育て敬うものであるべきです。これをどんな形であっても他人に押し付けてはいけません。あくまで自身の心の支えとして宗教があるべきで、世界の人たちがこれを忠実に実践できればこの映画のような不幸で不毛な争いは起きないはずです。
全体的な緊張感や臨場感はなかなか凄かったです。特に序盤のテロシーンのリアル感は凄いです。ただ中盤のサスペンスパートが簡単に解決しすぎで、若干緊張感に欠けたシーンになってしまってます。【ネタバレ】終盤誰が死亡するか判らないギリギリの緊張感は素晴らしかったです。サウジの警官だけ死亡するのはご都合主義満載でしたが、しかしサウジが助かりアメリカが死亡してもそれはそれで偽善だとか色々叩かれそうで、難しい判断だったと思います。(エンタメ作品としては今作のラストでベターかとは思いますが、子供との握手は不愉快では?)
総じてこのテンポの良さと緊張感、誰が敵が見えない怖さはなかなかGOODです。メッセージ性があるようでない感じもライト層向きで、ラストの決めセリフも双方ともよくハマっていました。エンタメ&ちょっと社会派として見て損のない作品だと思います![インターネット(字幕)] 8点(2018-10-19 11:46:01)(良:1票) 《改行有》
2. キングダム・オブ・ヘブン
この映画は期待して鑑賞したのでガッカリ感が強かったです。全体的に迫力もあって雰囲気も良かったのですが、主人公ありきで進む予定調和なストーリーが全くもって全然ダメでした。
突然現れた息子バリアンが強くてカリスマ性もあってと、何から何まで都合良過ぎる感が強いのが違和感あり過ぎです。そんな強引に持ってゆかずに、無理せずオヤジさんの「ゴッドフリーの伝記」として映画を組み立てたほうがずっと自然だったと思います。その点が悔やみきれないくらいに残念でした。いくら息子が熱弁を振るっても終始説得力を感じることはありませんでしたね。(だってどこの戦地に行ってもゴッドフリーの武勇伝が轟いているのだもの)
余談ですがエドワード・ノートンの使い方が凄すぎます。(あの役は助監督さんあたりが適当に入っていても別に問題なかったのでは?)[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-23 17:34:29)《改行有》
|