|
1. ゲスト(2009)
オリジナル版を上手く換骨奪胎し、分かり易いサイコ・スリラーに仕立てたのは良いが、オチが分かった上での鑑賞なので、どうしても衝撃度は落ちる。予備知識なしで観たらそれなりに面白く観れただろう。もっとも、主演のエミリー・ブラウニング目当てで観たクチなので、その点では大満足。[DVD(吹替)] 5点(2011-05-04 21:00:32)
2. K-19
《ネタバレ》 何で40年も前のソ連の「失態」をアメリカが映画化するんだろう?という疑問が離れなかった(しかも、主演はハリソン・フォード)。潜水艦映画としても、前半は過激な訓練ばかりで戦闘シーンはひとつもなく、盛り上がりに欠ける展開。ところが、後半、炉心事故が起きてからの悲壮な展開は胸が締め付けられる思いで、涙が出そうになった。アメリカ映画でここまで核の脅威(というか被爆の恐怖)を描いた作品は今までなかったのではないか(『トータル・フィアーズ』なんてその最たる例)。ただのレインコートを核防護服と言い切って部下を死に向かわせるとは、何とつらくて非情な決断だろう。エンターテインメント性よりも骨太なドラマを選んだビグロー監督の手腕が光る秀作。[DVD(吹替)] 6点(2010-03-12 13:20:01)(良:1票)
|