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1. ジェイソン・ボーン
《ネタバレ》 すっかりアクション映画。過去作は、もう少し心理戦みたいなものがあったと思うが、手持ちカメラでバトルやらカーチェイスやらが連続していく。つまらない映画ではないが、シリアスに進むのにツッコミどころもあってなかなか微妙。【ネタバレ注意】序盤、ニッキーがボクシング会場までいってメモを残し、そこで指示された待ち合わせ場所に尾行が集まる。だったら、なんでメモを残しに行くときに尾行してなかったんだよ。なんだか感情移入するどころではなくなり、醒めた感覚で観ることになってしまった。こっそりポケットにガジェットを忍ばせるとか、過去作と似たようなパターンが使われているなど、ちょっと新味に欠けた印象もある。アクション映画としては、それなりに見どころが続くのだが、ラスベガスでのカーチェイスは突っ込むために並べたみたいなクルマとか、ちょっと笑ってしまった。「ボーン・レガシー」ほどガッカリしたわけじゃないが、三部作で綺麗に終わっておけばよかったのに、という気持ちは否めない。[映画館(字幕)] 6点(2016-10-12 00:53:49)
2. シャフト(2000)
《ネタバレ》 短いシーンで考えれば「かっこいい」といえるのかもしれないが、全体的にはかなり厳しい。最後のオチがそれなら、最初にやっていれば、巻き添えで(というわけでもないが)死人が大量に出ることもなかったわけで、後味がよくない。主人公も警察を辞めたのかどうかもわからないまま(というか、辞めたと思ったら、そうでもなかった)話が進むし、そうでなくても、あんなに“積極的”に殺していたら相当問題なんじゃないだろうか。そもそも「金は腐るほどある」悪役が、たかが4万ドルごときで真剣になるなんてセコすぎ。とにかく、かっこいい“だけ”の映画を作りたかったのかもしれないが、話に期待するとガッカリする。[DVD(字幕)] 4点(2008-07-29 12:31:11)
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