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1. ウォンテッド(2008)
実写だと嘘臭くって適いませんが、脚本・演出はそのままにスタジオ4℃あたりでアニメ化してくれたら傑作になったのではないかと思われます。日本語吹き替え版は『バック・トュ・ザ・フューチャー』の織田裕二・マーティ以来の衝撃でした。[地上波(吹替)] 5点(2014-10-27 20:22:48)
2. ウィスキー
わだかまりのある中年の兄弟と、その兄から偽りの妻役を依頼された中年女性との奇妙な三角関係を描いた作品です。結構淡々としていて、面白みには欠けるかなと思っていたのですが、予想を裏切られました。確かに地味で淡々としてはいるのですが、これが下手な娯楽作品より面白い。とくに遠方に住む弟エルマンが来てからが見ものです。何ともいえない微妙な笑いを挟みつつ、偽りの妻マルタが弟エルマンに抱く好意、兄ハコボの嫉妬心を実に繊細に描いています。とりわけマルタの見せる前半と後半の表情の違いは絶妙です。単調にも感じる物語前半の描写が中盤以降になって効いてくるあたりに「上手さ」を感じ、また画ひとつひとつの構図に「センスの良さ」を感じます。解釈を観客に委ねた描写やほろ苦いラストも秀逸です。個人的には「神が望めばまた明日」という挨拶が気に入りました。大人向けの良作です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-15 17:45:30)
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