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1. チャーリーズ・エンジェル(2000)
チャーリーという正体不明のボスの本で働く美人諜報員トリオが活躍する70年代のTVシリーズの映画化。
ダンサーから和服、男装と様々なコスプレを着こなし、キャラクター一人一人をクローズアップしていく映像や、アクションシーンでのコマ割りはビデオクリップで名を知られたMcGならでは。現在の撮影技術と工夫を凝らした鋭い映像は現代版チャーリーズ・エンジェルとして申し分ない出来。ストーリーは粗雑だけど、お気楽、面白、パワー前回で最後まで突っ走るこんな娯楽映画を大金つぎ込んで作るんだからハリウッドのパワーは凄まじい。
ただ、エンジェルたちがキュートにはしゃぐだけで知性の部分がまるで反映されていないのは幻滅。
なんか「知恵」とか「賢さ」ってものは、「知識」「技術」とは違うものだと思うんだけどね。
様々な技術を使いこなしていくのは表現されているし、それがエンジェルたちの賢さを表現しようとしているのかな、とは思うんだけど、それはあくまで技術が発達しただけでエンジェルたちの「発想力」「構想力」「奇抜さ」といった「頭の回転力」とは違うと思うんだよね。アクションシーンも爽快は爽快なんだろうけど、男を凌ぐ格闘センスよりも頭脳プレーな印象が際立つようなものを期待してたので、昨今の勘違いたっぷりな「女性の人権問題活動家」あたりが手放しで喜びそうな感じがして、どうなんだ、それは、と。
まあ、ぶっちゃけると、「こんなのチャーリーズ・エンジェルじゃねえ」
単なる娯楽アクションとしては面白いと思うけど。
音楽は抜群にセンスいい。
「Disteny Child」や「Heart」といったラインナップは聞き応えありで、サントラはお勧め。
ルーシー・リューはエンジェルに選ばれるほどかわいくない・・
5点(2004-02-13 16:20:47)(良:1票) 《改行有》
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