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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 母のための嘘がやがて自分自身のための嘘に変わっていくところが面白い。東ドイツという国家、自分が信じていた体制、憧れていた宇宙飛行士、それらが古臭さの象徴ではなく、もっと神々しいものであった、と考えてしまう人間の心理ってのはよく理解できる。「昔はよかった」っていうノスタルジーで旧体制を神格化するんじゃなく、単に自分の来歴を新体制に変わったからといって「間違ってた」なんて簡単には言いたくないだけ、そんな変な強情さ、というか湿った弱さが人間的で好きだ。[DVD(字幕)] 7点(2006-10-20 23:04:45) 2. ビヨンド the シー/夢見るように歌えば 一人の男の人生を音楽を触媒にエンターテインメントとして見事に表現している映画。ボビー・ダーリンについての知識も全く無く、正直そこまで期待していなかったのだが、いやはやこれは私の想像をはるかに超えた名作だ。観終わって即行でサントラを買ってしまった。ミュージカルにあまり興味が無かったのだが本作のミュージカルシーン(特に『BEYOND THE SEA』をBGMに求愛するシーン)にはぐぐぐっと惹きつけられた。音楽ってすごいや!(なんと陳腐な表現だろう、けれども真実)[映画館(字幕)] 9点(2005-03-21 01:11:23) 3. バリー・リンドン とても哀しい映画である。物語と観る者の距離があまりにも遠いがために哀しい。9点(2004-11-11 23:51:41) 4. 黒猫・白猫 クレイジーだ!おもしろくて幸せになれるコメディ度70%という感じ。7点(2004-07-29 13:23:12) 5. ムービー・ディズ 『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいな作品かな、と思っていたら、まるで意味不明な作品だった。幻想的なもん狙ってるのか知らんが、ただただ意味のわからない地味さを味わされる。見終わった後、なんの感慨もなく、ぽかーんとするのみ。2点(2004-07-29 13:01:29) 6. ダブル・ジョパディー まぁ、ボチボチ。題材は良い。日本にこんな法律があったら、桐野夏生あたりが、うまい長編書いてるだろうな。5点(2004-07-28 10:23:27) 7. 時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース! 前作とは毛色変わったなぁ。うーん、『ベルリン』だけで十分だな。蛇足、蛇足。しかし、ゴルバチョフの頭の染みは、見れば見るほど、見てはならないものに見えてくるー。4点(2004-07-21 04:50:51) 8. ワンダー・ボーイズ 犬には申し訳ないが、やさしい映画だと思う。こういう朽ちかけた才能と芽吹く才能という構図はよくあるけれど飽きずに見れたのは役者の力か。トビー・マグワイアの眼ってホントに力あるね。6点(2004-06-17 03:31:57) 9. 聖なる嘘つき/その名はジェイコブ いつもながらのロビン・ウィリアムスが見れます。『ライフ・イズ・ビューティフル』と比べると見劣りします。やはり『ライフ~』は嘘をつく対象としての息子という存在が上手く描かれていたから、ぐっとくるもんがあるのかな。こっちはちょっと無理矢理感アリ。5点(2004-06-14 22:11:05) 10. スチュアート・リトル なんて健気なんだ。思わず2と二枚組みのDVDを買ってしまったではないか。「I’m Stuart Little!!」と叫ぶシーンにはほろほろです。二十代にして老いを自覚させられた作品。7点(2004-06-13 03:24:41) 11. ゴスフォード・パーク 《ネタバレ》 階下と階上のお喋りが補完しあって人間関係が露になっていく構図はうまい。本格ミステリーなのかなと思って見ていたら、アリバイや殺害方法をめぐる謎等はほとんどなく、挙句の果てにはメイドによる犯人探し。本格ミステリー映画を期待していた私にとってはいささか残念。動機をめぐる人間劇としては楽しめました。7点(2004-06-06 21:30:12)
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