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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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2. サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 オチが実にすっきりしない。ドラえもん映画に「のび太の新魔界大冒険」というのがある。これは魔族の攻撃で救いようがなくなってしまった世界を救うために、タイムマシンで過去に戻って「そもそも魔族が生まれたきっかけを取り消す」ことで一度はメデタシメデタシになろうとする。つまりこの映画のオチのつけ方と全く同じなのだが、ドラえもん映画では「ちょっと待って。ボクたちはいいけど、今現在向こうで大変なことになってる人たちはどうなるの?」という疑問が出てきて、やっぱり未来にいって事態を収拾させないと、となるわけだ。そういう発想がこの映画にはないので、あくまで「過去の自分たち」が事前に惨事を回避しようとするということでオチがついてしまい、とんでもないことになった未来は放置されたままになってしまう(主人公だってあの後未来に戻ったはずなのに、どうなったのだろうか)。ここは無茶苦茶な進行になろうとも、視点を未来に戻して「過去が変わったので未来もかわった」という逆進化の波がやってきて町が元に戻るという身も蓋もない(笑)オチにしてくれた方が、まだすっきりできたと思う。[インターネット(字幕)] 7点(2016-12-02 13:06:11) 3. エスター 《ネタバレ》 動画配信で観賞。「彼女の正体に全米が驚愕した」みたいなことが書かれてあって興味を引いたのだが、結果として彼女の正体にさほど驚かなかったのでこれは知らずに観賞した方がよかったようだ。もっとおぞましい恐怖を感じるかと思ったが、当方がスレているせいか面白かったな程度に留まった。妹は絶対に殺されないだろうなという予感通りになったのもやや興ざめ。原題は「オーファン」(孤児)だが「孤児」じゃまずいのかなんなのか邦題は勝手に主人公の名前に変えられている。なるべくなら原題を活かしてほしい。「孤児」がだめなら「孤り子(ひとりご)」とかなんとか…。それと最後の場面でいくら母親を助けるためとはいえ、あんな小さな子が拳銃ぶっ放すのはありえない(灰原哀かと思った)。母親に命中したらどうするんだ。残忍そのものの主人公だが重度の「反社会的人格障害」ぐらいになると犯罪に罪悪感がなくなるらしいのでありえない話ではない(知的障害者殺人事件が最近起きたが、個人的にはその種の反社会的人格者の犯行ではないかと疑っている)。ただ彼女の身になれば、あの体で苦労したこともまた事実だろう。それにしてもこんな映画の子役やらされたらトラウマにならないだろうかと変なことが気になった。妹役は当時8歳の実際に難聴である子役さんで、ウィキによると「撮影中は何のことかわからずゲームだと思ってた」そうだが、ゲームとしても悪趣味すぎる(笑)。蛇足だが他の投稿に「別の終わり方」があると聞いたので、さっそくyoutubeで検索…じゃなかった(汗)とにかく見たけれどもあのまま堂々と逃亡してしまうという結末ならその方がより恐ろしかったように思う。あと削られた場面もyoutube…じゃなかった、とにかく削られた場面があるのだが、エスターが母親に「父親があの女に色目を使っていた」と告げ口する場面があるではないか。この伏線は本編で回収されているので、削るべきではなかったと思う。[インターネット(字幕)] 6点(2016-09-21 12:37:33) 4. Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! 《ネタバレ》 前半がひどい出来なのでかなり興ざめ。テレビのビーンで見たネタの焼き直しは本当にやめた方がいい。やっと後半、本当に後半になってようやく笑えるようになるのが救いだった。結末のメチャクチャぶりは同じくアトキンソンの「ジョニー=イングリッシュ」とパターンが同じである。私はそんなに嫌いではない。[DVD(字幕)] 3点(2009-02-16 08:48:08)
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