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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ハイジ アルプスの物語 原作は知らないしアニメも見たことがないのですが、どんなものか一度見てみようということで鑑賞。ということで比較はできないのですが、おそらくポイントは外さず映画化されているのではと想像します。原作は有名で何度も映像化されているので、もしかすると観客が話を知っていることを前提に製作されているのかもしれませんが……。まとまりはいいと思いますが、映画でそれほど時間がないためか、人物の掘り下げが浅いというか、全体的に薄味に感じました。とはいえ、つまらないということもなく、品のいいファミリー映画という印象。とりあえず、ハイジ入門には適していたと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-05 21:20:16)

2.  おとなのけんか 《ネタバレ》 私の好まない「不毛な言い争い」の話ですが、登場人物が4人でそれぞれの視点から語るためか、それほどつまらないとも思いませんでした。ただし物語の展開にあまり変化がないので、実際の時間の割に長く感じるのはマイナス。まあ、もっともらしいことを言っている人間の本性を暴くという点では、成功していたのではないでしょうか。あんまり笑う場面もなかったのですが、携帯電話を花瓶にドボンするところはウケました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-20 11:18:17)

3.  チャーリーズ・エンジェル(2000) 《ネタバレ》 テレビシリーズは未見(ファラ・フォーセットが嫌いだった)。映画としては、決してつまらないわけではないが、特に面白いわけでもないという困った作。コメディとしてはビル・マーレイが大奮戦で(ちょっとやり過ぎかも)、エンジェルたちも要所要所で笑わせてくれて楽しめました。ヘンテコ日本パーティーは微妙。アクションものとしては、ややキレが悪い。特にキャメロン・ディアスは、ミスキャストではないかと思います。どう見てもアクションは似合いませんよ。アジトに乗り込むときも、ノースリーブを着ることないでしょう。どちらかというと3人のコスプレが見もので、その点は満足。依頼が最初からうさんくさかったり、この手の話としては鉄板の展開で、そこは安心して見ていられました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-23 21:23:34)

4.  クロムウェル~英国王への挑戦~ 歴史物なので当然そのあたりの知識があった方が楽しめるでしょうが、なくてもそれなりに観られそうです。ただ、時代背景に関する説明は、ほとんどありません。 邦題はクロムウェルですが、内容的にはむしろフェアファックスが中心で、彼から見た清教徒革命とクロムウェルといった感じです。クロムウェルについては一応ニュートラルな立場をとっているようですが、後半はやや悪役じみた描き方をしています。 特に前半は話の進行が早く、飽きたりすることはありませんでしたが、筋を追うのが中心で人物描写に深みが欠ける気がしました。いわゆる「重厚さに欠ける」というやつです。原題が"To Kill a King"ですが、この"King"にクロムウェルも掛けているようなところもあり、そのあたりは興味深かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-12 18:10:48)《改行有》

5.  怒りの荒野 《ネタバレ》 あいかわらずリー・ヴァン・クリーフが渋くてかっこいい。本作では、いずれ若者に追い抜かれるであろう中年男のわびしさや、そんな若者を利用する狡猾さもうまく出していました。対する ジュリアーノ・ジェンマは、本当はガンマンに向いていないナイーブな若者役が合っています。最後に銃を捨てるところは、ジェンマだからサマになります。彼の映画は、ああいう甘さがあるところが特徴のようで、製作者も俳優をよく見ているということでしょう。 本作では、必ずしも簡単な善悪の対立構造図になっているわけではありません。正義を行使しようとしているのは、保安官の任に当たった2人くらいでしょう。あとの人物は、だいたい私利私欲で動いています。スコットにしても、マーフを殺された怒りからタルビーと決闘したわけで、街を守ろうとかいう気持ちはあまりなかったでしょう。あと、判事の娘があっさりタルビーについていったりと、現実的な面もしっかり描いています。そのあたりが単に甘いだけではなくてよかったと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-03 18:17:47)《改行有》

6.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 普通に面白かった。一応ミステリー仕立てですが、むしろグスタヴとゼロとの師弟愛が根幹にあるようでした。それに殺人やロマンスがからみ、時にはアクションがあったりとサービス満点で、なかなか楽しめました。コメディとしてはブラック・ユーモアの味が強く、その意味ではそれほど笑えるところはありませんでした。撮り方や音楽の使い方にクセがあり、そこで好みが分かれるかもしれません。基本的には気楽なエンターテインメント作品だと思いますので、私は合っていたと思います。[映画館(字幕)] 7点(2014-06-12 19:57:50)

7.  マーサの幸せレシピ 勝手にコメディだと思いこんでいたのですが、かなり違いました。疑似親子ものとしてはまあ普通でしょうが、最後までマーサに好感が持てず、楽しめませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-01-13 19:16:30)

8.  アメリ 《ネタバレ》 登場人物はまあ魅力的なのですが、お話が絶望的に面白くない。とくに最初の20分くらいは苦痛ですらありました。後半少々持ち直しましたが。アメリがニノにアルバムを返す段取りなど、回りくどすぎてとてもついて行けません。アップの多用とかナレーションもうるさくてむしろ邪魔。あまりこういう表現は使いたくないのですが、「お花畑な映画」という印象。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-20 10:35:43)

9.  アンコール!! 《ネタバレ》 いい映画でした。前半は夫と妻、後半は父と子というぐあいに、家族の絆を描いた物語。それをつなぐものが音楽であり、両者が巧みにリンクしているのがよかったです。イギリスの高齢者合唱団が舞台なのですが、ロックを主に歌っているのが面白い。ラップを混ぜたり、男声の衣装が革ジャンにサングラスだったりというミスマッチがいいです。日本でこういう合唱団が歌うとなると、童謡・唱歌と相場が決まっていますからね。しかしそのうち、ビートルズやローリング・ストーンズや永ちゃんをうたうシルバーコーラスが出てくるかもしれません。 かなりよかったのですが、終盤の展開があまりにもパターン通りだったのでちょっとマイナス。しかしそれでも、高く評価したいです。原題は泣かせるいいタイトルで、邦題はちょっと負けている気がしますが、「人生のアンコール」ということを考えれば、これはこれで味わいがあります。[映画館(字幕)] 9点(2013-07-09 21:15:34)《改行有》

10.  エニグマ 《ネタバレ》 なかなかよくできたサスペンス映画でした。面白いのは、戦時下で主要人物は軍に所属しているのに、あらかた私情で動いているということ。戦争の正義とか大義名分とは対局のところにありますが、それもむしろサスペンス向けでしょう。主人公のトムはもちろん、彼が探していたクレアも、情報を漏らしていたパックも、軍よりは個人の感情を優先させています。とはいえ、そこが詳細に描かれているのはトムだけで、あとの2人はミステリーの「犯人」という存在ですから、あまり掘り下げられていなかったのは残念です。特にパックはポーランド人ですから、肉親を殺されたとはいえナチスに情報を流すというのは、ちょっと首をかしげます。クレアにしても、パックのどこに惹かれて愛したのかというのが不明ですし、そういう点では説得力に欠けますが、ミステリーとしては致し方ないでしょう。現実の「カティンの森事件」を扱っているのでもう少しドラマ重視にもできますが、あくまで背景にとどめているのは潔いです。 こうした点を除けば、イギリスらしい堅実で上質なミステリーでした。あくまでサスペンスなので、暗号解読の方法自体は理解できなくても大丈夫ですし。また中盤、Uボートからの暗号を傍受するためアメリカの輸送船団を危険にさらすという作戦が立てられるのですが、これが私情で動く主人公たちと対照的で、なかなか効果的だったと思います。 出演者では、サフロン・バローズがファム・ファタールらしく神秘的な美女でけっこう。対するケイト・ウィンスレットは、まんまる眼鏡で体型もちょっと丸く、コロコロしてかわいらしかった。この2人の対照も面白いですね。 ここでの点数は低いですが、どうも映画のポイントを外して鑑賞した方が多いようで……。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-29 16:59:11)《改行有》

11.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 《ネタバレ》 やはりサイレント映画はちょっとキツイです。エレンは夢遊病のようですが、吸血鬼と関係があるのかわからない。単にサスペンスを盛り上げるためでしょうか。ノックがノスフェラトゥを師と仰いでいますが、この人も吸血鬼なのか? 普通に生活していたようですが。といった細かい疑問はありますが、全体としては面白いです。特にフッターがトランシルヴァニアに赴いて伯爵と会見するあたりは大変な見もの。その後少々ダレますが、第3幕後半あたりから盛り返してきます。 映像的には、ノスフェラトゥのデザインが秀逸。ストーカーの原作通りだそうですが。あと、光と影を使った演出、巧みな場面転換(編集がうまい!)、小道具の使い方など、派手さはありませんが効果を上げています。今回、オリジナルの復元を試みた90分を越える版で見られたのは幸いでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 09:52:40)《改行有》

12.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 大尉の心変わりの理由がわからないというのは、要するにお話がご都合主義だからです。クリスタがあっさり口を割るのも同様。まずテーマありきで作ったものの、やり方がまずい。こういうテーマを扱えば、少々ご都合主義でも大目に見て感動してもらえるということでしょうか。ナチスものなどと同じですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-21 11:20:05)

13.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 うーん、ドイツ軍のユダヤ人への仕打ちが不条理だったということはわかるのですが、正直「そうですねぇ」としか言葉が出ません。それを訴えたかったとすれば成功ですが、映画としてはまとまりに欠けるような。シュピルマンが病院を追い出され、廃墟となった街に出る場面が見どころでしょうが、大空襲後の東京や大阪、あるいは原爆を投下された広島や長崎の映像を見る機会が多い者としては、つい「建物残ってるやんか」と思ってしまいます。 シュピルマンを助けた理由として、ホーゼンフェルトは「神の思し召し」と言っています。ドイツ軍が飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃に会っていたら、シュピルマンは簡単に撃ち殺されていたかもしれません。連合国軍に反撃され、ワルシャワにもソ連軍が迫っていた時期、ドイツ人はかつて自分たちが迫害していたユダヤ人のような立場に立たされた。この期に及んでユダヤ人を殺しても仕方がないということが、シュピルマンの命を救ったのかもしれません。そのことや運良く生きながらえたことを考えると、ユダヤ教徒ならシュピルマンを「ドイツ軍の悪行を後世に伝えるため、神が生き残らせた」と言うかもしれません。 まあ何にせよ、見ごたえはありますが、あまり共感とか感動はできない映画です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-17 12:04:08)《改行有》

14.  メトロポリス(1926) 《ネタバレ》 うーん、こういう映画の評価は難しいですね。映像的には、たしかに見るべき点が多いです。なにより、ここで描かれている「未来世界」が現代社会にかなり近いというのは驚くべきこと。というか、人間そのものがたいして進歩していないのか。冒頭の勤務交代の場面からして、身につまされます。人造人間のデザインや、マリアの姿を映す場面もすばらしい。労働者や子供たちの群衆シーンも、お金と手間ひまかけているということがよくわかります。 しかし残念ながら、見ていて致命的に眠い。特に前半はひどい。これはおそらく、サイレントであることが大きな原因でしょう。それに加えて、お話の方はかなり陳腐ですから。この点でも、たいした進歩が見られないと言えるかもしれませんが……。今の日本においては、「企業と非正規雇用者」と置き換えられますね。本作はフィルムの一部が散逸しており、それを集めて再編集されてきているようですが、むしろムダなところはバッサと切り落として、字幕で説明した方がテンポもよくなるだろうし、早く終わって幸いではないのかと思ったりしました。ということで、プラスマイナス差し引きすると、結局平均的なできということになります。予見的なところは、非常にすぐれていると思いますが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-11 20:42:53)《改行有》

15.  ゲスト(2009) 申し訳ございません。しょせんはB級だと高をくくっていた私が悪うございました。たしかに事件の真相はある意味パターンですが、それをうまく生かし切ったシナリオ・演出はよくできています。本作は基本的にサスペンスですが、ホラー風の演出が取り入れられています。これが単なるこけおどしではなく、ちゃんと必然性があるところに感心しました。主演の姉妹、特に妹役のエミリー・ブラウニングが好演です。決して美人とは言えないところが、かえって魅力的でした。事件の真相を知ると、それに沿ってちゃんと描写しているのかどうか、最初から見返したくなります。さらに、最後のカットで思わずニヤリとさせる趣向。見終わってなるほどなぁと合点する原題。なかなかの秀作です。邦題が最大の欠点ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-28 21:03:57)(良:2票)

16.  終着駅 トルストイ最後の旅 《ネタバレ》 ラスト、走り去る汽車を見ながら思った。ソフィアはきっと、夫には自分だけの人でいてほしかったのだろうと。しかしロシアの宝となり、トルストイ主義の「教祖」に祭り上げられた今となっては、それもかなわないこと。であっても、自分ひとりの夫でいてほしい。これはたいへんなワガママなのでしょうが、考えてみると一人の人だけを愛するというのはワガママなことなのかもしれません。してみると、トルストイは「すべての宗教に共通するのは愛だ」と言っていましたから、宗教というのはたいへんワガママなものということになります。宗教の間で争いが絶えないはずです。 それはともかく、いまわの際にトルストイが求めたのはほかならぬ妻であり、彼もこの時ばかりは公人の立場から逃れて一人の人間に立ち戻れたようです。であれば、これはハッピーエンドの映画ということになるのでしょう。 もともとトルストイにあまり関心はなく(それでも『戦争と平和』と『復活』は読んだ)、ヘレン・ミレンが出ているということで見たのですが、期待に違わぬ芝居を堪能できました。トルストイ役のクリストファー・プラマーも枯れた演技で、臨終の場面など妙にリアルでギョッとします。ジェームズ・マカヴォイは前半の妙にオドオドしたところがはまっていました。チェルトコフをあからさまな悪役に描いていたのは適切かどうかわかりませんが、映画としてはなかなかよかったと思います。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-19 17:20:11)《改行有》

17.  クララ・シューマン/愛の協奏曲 《ネタバレ》 途中からむちゃくちゃ眠くなった。睡魔と戦いつつなんとか最後まで見ましたが、やめちゃえばよかったかな。たしかに睡眠不足ですが、いい映画なら眠気も吹き飛ぶものですし。 とりあえず、撮り方が凡庸。お話の方も、単なるプラトニックな三角関係に終わっていて、シューマンに対するブラームスの尊敬の念とかほとんど伝わってこない。ブラームス自身も子供に人気のある陽気な兄ちゃんで、あまり芸術家らしく思えません。最後まで見終わっても、結局なにが言いたかったのかよくわからんし……。 あとクラシックをよく聞いている人間として気になったのは、劇中に登場するオーケストラの楽器配置。チェロが指揮者の右手側にあり、そうなるとおそらくヴァイオリンは第1と第2が並んでいるのだろうと思いますが、これって20世紀になって指揮者のレオポルド・ストコフスキーが採用してから一般的になったというのが通説なんです。それまではヴァイオリンを指揮者の左右に置く、いわゆる「両翼配置」が主流だったんですね。この映画での配置が史実通りだとすると、デュッセルドルフのオーケストラはずいぶんと進歩的だったようですが、その辺どうなんでしょうか。この映画、どの程度「史実に忠実」なんでしょう?[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-27 22:32:02)《改行有》

18.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 アイルランドの田舎者が、波瀾万丈の末女貴族と結婚して逆玉に成功するけど、結局金を浪費したあげくに零落するという、なんともわかりやすいお話です。物語としては、成り上がっていく前半が面白い。主人公があっちこっちと寄り道するのが、目先が変わって楽しめます。ここではレドモンドを最初に襲う追いはぎ親子とか、シュヴァリエ・ド・バリバリのような悪党(“悪人”ではなく)が、魅力を感じさせます。これに比べると、レドモンド自身はそれほどでも。しかし、波瀾万丈成功譚としては、よいと思います。 これに比べると、後半は落ちていくばかりですが、あまり変化がなく面白味に欠けます。妻や継子との確執も、ありがちといえばありがち。こちらはむしろ、自然の景観や屋敷(お城?)など、映像美が素晴らしい。まあ前半も美しいのですが、後半は話がいまいちな分、よけいに目立ちました。 合計3時間ほどあるわけですが、特に長いとは感じませんでした。ちょうどいいくらい? ただし内容的には、まあこんなもんかというくらいで、可もあり不可もあり。強烈にこちらを引きつける要素というものは、見つかりませんでした。こういうものが嫌いではありませんが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-02 19:47:14)《改行有》

19.  エスター この手の「畏るべき子供」ものは以前からあって、その正体は悪魔の子供だったり宇宙人の落とし種(?)だったりします。で、今回ですが「オイオイ、そんなんかい!」というようなオチ。一応理屈はつけてあります。それに関する伏線もちゃんと張ってありますし、見直せばさらにいろいろ気づくかも。悪くはないけど、ちょっと脱力系? 演出は、この手の映画としては正統派でしょうが、怖がらせてやろうという気が満々で、それが逆にコケ脅かしになってしまったのは残念。ただ、最初は利発な子に見えたエスターが徐々に正体を現し、最後にアクションに持っていく段取りはよかったです。でも、温室で終わってもよかったかも。それも含め、全体的に濃いめでしつこい印象を受けました。それにしても、最近は残虐な場面も普通に映像化してしまいますが、そういうのはある程度押さえて、見ている側に想像させる方が怖いと思います。 ちなみに、原題は「孤児」の意味。見終わってから内心ニヤリとしました。[映画館(字幕)] 7点(2009-10-10 20:28:09)《改行有》

20.  會議は踊る 《ネタバレ》 その昔「世界名画劇場」で見ましたが、すっかり忘れていました。こういう映画だったのか。メッテルニヒの行動など、風刺が利いていてよかったと思います。会議の椅子を揺り椅子にしたのも効果的。ヒロインのクリステルは、最初威勢がよくて男勝りかと思っていたのですが、相手が皇帝とわかったとたんメロメロに。これはちょっと残念でした。一番おかしかったのは二役のヴィリー・フリッチで、皇帝より影武者の方が個性的で面白く、当人もノって演じているように見受けられます。馬車のシーンはただただ言葉もなく、唖然として鑑賞するのみでした。ただ、歌の扱いがこの程度のものを、ミュージカルとかオペレッタと呼ぶのはいかがなものでしょう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-27 18:13:55)

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