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プロフィール |
コメント数 |
75 |
性別 |
男性 |
年齢 |
45歳 |
自己紹介 |
昭和55年・生誕。 ↓ 平成24年・レビュワー登録。 ↓ 雑感を適当に投稿しつつ現在に至る。 ↓ 今更ながらFacebookの利用を開始。 更新が忙しいのでしばらく休みます。 映画の感想も当面はそちらに書きます。 …が、気が向いたらたまに転載するかもしれません。 |
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1. トゥルース 闇の告発
《ネタバレ》 これ実話ってマジ?映画としてそこまで面白い訳ではないけれど、とにかく語られている内容が余りにも衝撃的。だって国連監視団の関係者が現地で性奴隷(Sex Slave)を組織ぐるみで囲ってるって話ですよ。もはや従軍慰安婦とかいった「職業」ですらない文字通りの性奴隷ですよ性奴隷!日頃から日本で女性の人権がどーこーとか言ってる人達はなんでもっと騒がないの?童貞煽ってた社会学者のフェミナチおばちゃんとかこーゆー時こそ出番じゃない!慰安婦問題みたいな昔話の議論はみんな大好きなのに、この映画が日本で劇場未公開ってこんなの絶対おかしいよ![CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-04 02:55:45)(良:1票)
2. ルワンダの涙
《ネタバレ》 ご機嫌いかがですか?オルタナ野郎です。さぁ今夜のみんシネロードショーは皆さんお待ちかね『ルワンダの涙』の登場ですよ。これは1994年にアフリカのルワンダで実際に起きた虐殺事件を題材にした映画なんですねー。この映画の舞台はルワンダの首都にあるキリスト教系の技術学校なんですが、大統領の暗殺事件をきっかけに対立する部族間での虐殺が始まって、少数派部族の避難民がグワーッとここに押し寄せてくる訳です。この学校には国連派遣部隊のベルギー軍が駐留していますから、虐殺を首謀した部族の過激派もなかなか手出しができない訳なんですが、国連軍の方も命令がない限りは自衛目的でしか武力行使ができないものですから、学校の外で虐殺が行われていてもそれを傍観する事しかできない訳なんですねー。いやぁ実にもどかしい。ちなみにこの映画の原題は『Shooting Dogs』というんですが、これは「死体を漁りにくる犬を衛生のために射殺していいか?」という国連軍の提案に対しての、「それなら犬の方が先に君達に発砲してきたんだね?」というイヤミからきてるんですね。いやぁこれ実に奥の深いタイトルだと思うんですが、原題から米題の『Beyond the Gates』、そして邦題の『ルワンダの涙』といくにつれて、その皮肉がどんどん薄まっている点も更に味わい深いですねー。それから何と言ってもクライマックス。国連軍の撤退に合わせて過激派の群衆がナタや小銃を持って避難民に襲いかかるんですが、見てくださいこの嬉々とした表情。これは完全にキ○ガイの顔なんですね。彼らのナタで女性や赤ん坊がズバーッとやられるのを間近で見ても、国連軍はやはり手をこまねいて見殺しにする事しかできない訳なんです。そもそもこうなった原因は彼らの植民地政策のせいなんですが、いやぁ国際社会ってのは本っ当に薄情なものなんですねー。このような過酷な現実の前ではタテマエの理想なんてまったくもって無力なんだという事を思い知らされてしまいますよねー。さて、この映画で描かれた悲劇からそろそろ20年近くが経つ訳なんですが、今でもどっかの国が毒ガスを使って自国民を殺しまくろうが、それを口実にどっかの国が喜び勇んで軍事介入を決定しようが、事務総長様は祖国アピールのためのロビー活動にご執心なのでそれどころではないという訳なんですねー。いやぁ平和維持活動って本当に面白いものですね。それじゃあまたご一緒に楽しみましょう![CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-03 00:29:02)
3. ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
《ネタバレ》 アメリカのカントリー歌手であるジョニー・キャッシュの半生を描いた伝記映画。2番目の妻であるジューン・カーターとの恋愛話を軸に描かれており、2人が結婚するあたりで映画本編も終わってしまうので、これだけでは単なるヤク中の不倫男にしか見えない(それはそれで事実だが)のが残念。その一方で、一応フォルサム刑務所での慰問ライブのシーンは最後の方で付け足した様に出てくるのだが、犯罪者・貧困層・マイノリティの代弁者でありアメリカの暗部を歌い続けた男という側面が余り強調されていない点は輪をかけて残念。だもんで、これを観るくらいなら亡くなる前年に撮られたという『Hurt』(ナイン・インチ・ネイルズのカバー)のPVを観ましょう。本作が2時間以上かけて描き切れなかった彼の生涯をたったの4分弱で追体験できてしまいます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-20 00:16:42)
4. 8 Mile
アメリカを代表する白人ラッパー・エミネム主演の半自伝的映画。エミネム人気が飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃の作品で、公開当時はそれを揶揄する向きもあったようだが、中身の方は極めて真摯につくられているので、ヤンチャに見えて実は生真面目な人だという事がよく分かる。自動車産業の急速な発展と衰退によって荒廃したデトロイトを舞台に、工場で働きながらラッパーとしての下積み生活を送る主人公が描かれるが、その姿を通してちゃんとヒップホップがどういう音楽なのかを説明するつくりになっていて、ヒップホップを知らない人でもかなり分かりやすい内容になっている(訳詞も相当がんばっている)と思う。ちなみに冒頭のMCバトルで主人公を叩きのめすのが、エミネムも所属するD12のプルーフ(2006年に銃撃を受け死去。享年32歳。合掌。)というラッパーで、映画に出てくるフューチャーのモデルとなった人物であり、実際に駆け出しのエミネムを最初にフックアップした人物でもあるので感慨深い。他にはヒロインがクソビッチである点が多少気になったが、そのあたりを除けば非常に完成度の高い映画である事は間違いない。あと個人的には、スクリブル・ジャム’97でのドーズ・ワンとのMCバトルが再現されるのではないか、という気がしていたが別にそんな事はなかったぜ(ドクター・ドレすら出てきません)。[地上波(字幕)] 8点(2013-01-09 02:08:57)
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