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プロフィール |
コメント数 |
242 |
性別 |
女性 |
年齢 |
40歳 |
自己紹介 |
■□好きなもの□■ [映画]━ノンフィクション。ミニシアター系。青春もの。ヒューマンドラマ。ずっしり重い映画全般。
[監督]━ジュゼッペ・トルナトーレ 。ガス・ヴァン・サント。ロベルト・ベニーニ。ソフィア・コッポラ。岩井俊二。
[俳優]━エドワード・ノートン。デンゼル・ワシントン。クロエ・ゼヴィニー。大森南朋。加瀬亮。浅野忠信。伊藤歩。蒼井優。
[音楽]━TAHITI 80。PE'Z。
[趣味]━映画鑑賞。英会話。料理。
映画好きが高じて、日本の大学を中退し、アメリカの大学の映画学部に編入してしまいました。 ただの映画好きだったのが今は人生を映画に賭けたい願望に駆られています。 日本映画界を盛り上げるのが夢です。 |
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1. ダンサー・イン・ザ・ダーク
こんなにやり切れない思いを感じた映画は久々です。友達がこの映画は暗くてしばらく立ち直れなくなるから絶対オススメできない、観ないほうがいいと念を押され続けたので、気になってはいましたがずっと避けてきました。でも好奇心が募って覚悟して夕べ観ました。現実感を出すために家庭用ビデオで撮影されたらしいですね。本当にめちゃくちゃ現実感出てました。多少酔ってしまうほどでしたが・・・ビョークの空想のミュージカルシーンではカメラワークが替わるので酔いはなくなりました(苦笑)ビョークがとにかく表情豊かで演技も上手く、歌い踊るシーンも楽しそうでそれが余計観ていて苦しく切ない。。もうとにかくセルマに感情移入してしまって、同情心と悔しさが入り混じった気持ちが爆発寸前のところで涙になって発散された感じです。しばらく涙は止まることなく流れていましたが、あの衝撃のラストの瞬間ビックリしたのと、あまりの残酷な結末に唖然となり涙はピタリと止まりました。後味の悪さと言ったら天下一品です。これ以上ないと言ってもいいでしょう。しかしこの悪い後味がいい余韻となって、ずっと私の中に残り続けると思います。ハッピーエンドの気持ちのよい終わり方をする映画には到底起こらない現象です。あれっあの映画のラストってどうだったっけ?ということがよくあると思いますが、この作品の場合はそれがなく、むしろそれが一番強烈で忘れることが難しいくらいでしょう。セルマのあのみじめな人生を私はこれからもずっと忘れることができないと思います。もう1度観たいという気持ちにはなれませんが、観て本当に良かった作品です。貴重な映画に出会いました。9点(2004-02-13 01:24:25)(良:1票)
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