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【製作国 : アイルランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マイケル・コリンズ 暗く重いテーマゆえに、退屈になりがちな本作を、さすがニール・ジョーダンの豊かなカメラワークと適材適所な音楽でエンターテイメントとしても楽しめる作品に仕上げていており、長い上映時間も気にならなかった。確かに監督の主義主張が薄く、ただ事実をなぞっただけという感が強いが、それがかえって、歴史教科書的に有名なデ・ヴァレラではなく(本国では有名人なのかもしれませんが)、マイナーなマイケル・コリンズを、監督が深く尊敬していることが伺えて、好感が持てた。俳優陣も豪華で、リーアム・ニーソンのガタイのデカさが、粗暴さと優しさと強い信念を持つマイケル・コリンズによく似合っていたし、所々で花咲くようなジュリア・ロバーツの笑顔が、緊張の連続の物語の中、なごませてくれた。映画としてとても成功している作品だと思う。9点(2004-01-06 23:30:08) 2. ボクサー(1997) 映画として、とても明確な意志を持った作品。訴えたい確たるものがまずあって、それを表すためのストーリーがあり、恋があり、ファイトがある。けれどそのせいで、エンターテイメント性は薄い。主演も演技派No.1ともいわれるダニエル・デイ・ルイス&エミリー・ワトソンで、素晴らしい演技(ダニエルは本当にボクサーとしてトレーニングを積んで、鼻の骨を折ったらしい)全開なんだけど、やっぱりオジサンとオバサンで、ファッションも地味で、華やかさに欠ける。ストーリーに政治がからんでいるから、聞き慣れない用語がいくつか出て来て難しい。話についていくのが精一杯。でも確実に、見た後何かを心に残してくれる映画。ああ、この映画を見てよかったな、と思える。それはこの映画の貴重な面だと思う。8点(2003-07-29 22:07:26) 3. 父の祈りを さあ感動しろ! ではなく、むしろ淡々と描いている所が、余計に胸に滲みました。最初はキモチワルイちんぴらだったジェリーが、ラストの方では精悍な顔つきにかわっていて、ダニエル様の演技力の素晴らしさを再確認させられました。体重変えて役づくりっていうのはよく聞くけど、この人の場合、顔が変わるからすごい。眺めのいい部屋のシシルだと知った時は衝撃でした。皆さん書いているとおり、あのヤな奴ぶり(でもとんでもない極悪人ではなく、学年に1人はいそうなヤな奴ぶり)が、主人公に感情移入しやすくさせてくれました。ジュゼッペ役の人は、アクが強いイメージだったけど、こういう役もハマっていました。演技力ある役者さんなんですね。ジェリーとの身長差があまりにもありすぎて、親子に見えなかったけど。 こういう映画を、高校の社会科の授業とかで使えばいいのに。9点(2003-04-23 14:00:34) 4. マイ・レフトフット 泣けました~ 役者が素晴らしいため、この手のドラマにありがちな「わざとらしさ」がなく、素直に感動出来ました。子役の子、デイルイスそ~っくりで可愛い。9点(2003-03-27 12:57:13)
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