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プロフィール |
コメント数 |
304 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。 |
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1. アギーレ/神の怒り
大自然に囲まれた大河に浮かぶ一艘の筏、これが全てを物語っていた。敵の姿も見えない、目指す場所も分からない。自分がどこにいるのか、これからどうなり、どこに向かうのかも分からない。そんな中で、互いに疑心暗鬼になり傷つけあい、尽きない欲望に駆られ身も心も疲弊していく。極限の状況の中ではあるものの、むしろそんな状況であるからこそ、これが人生、人間そのものなのかもしれないと思った。
そして、そんな人間を包み込むように、また嘲笑うかのようにただあるがままの姿をさらし続ける自然。この構図は人間が存在し続ける限り変わらない。改めて人間というもの、自然というもの、人間に対する自然というものをCGに頼ることのない、生々しい映像で見せ付けられた。[DVD(字幕)] 8点(2015-10-21 18:22:12)《改行有》
2. アメリカの友人
《ネタバレ》 列車での殺人と地下鉄での追跡の場面は見ごたえがありました。自分の死を悟ってから悪人が改心したり、人の為に善い事をするというような話はたくさん観た事が有りますが逆のパターンは初めてでした。よくよく考えてみれば、そんな人間がいても可笑しいことではない気もしました。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-23 17:03:41)
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