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1. ルートヴィヒ(1972)
大歴史絵巻に圧巻。ルードヴィッヒ王役のH・バーガーはイメージがピッタリだった。シシー役のR・シュナイダーはちょっとイメージが実物と違うと思うけれど若い頃にすでに彼女は別の(テレビ)映画で一度シシー役をやっていてすでに彼女なりのシシーを作り上げています。あれだけの美女の誉れ高い女王役をほとんどの人に納得させる美貌と気品はすごい。ドイツ(バイエルン)王の話がイタリア語だったので初めは違和感があったけれど見るうちにそんなこと気にならなくなっていた。9点(2003-01-27 18:22:14)
2. ベルリン・天使の詩
当時ドイツが東西に分断されていたという背景を知らないで見たらきっとつまらないとか退屈などと簡単に判断するでしょうね。あの詩は自分自身の疑問としても共感できますが同じ民族、ともすれば親兄弟ですら会うこともままならない状況下に当てはめればその意味はもっと深く読み取れます。体制の違いが交錯するベルリンという都市なのです。P.フォーク、B.ガンツの天使というのは従来の天使のイメージから遠いものですがあのふたりの(美しいとはいえないが)人生の深さを物語れる顔は決して見る人に変だとは思わせないはずです。9点(2002-11-27 22:09:42)
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