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プロフィール |
コメント数 |
175 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
埼玉県出身 70年代生まれ A型です。
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1. モモ
とても綺麗に心に残るファンタジー、セットや特撮なんかが現在の映像技術と比べるとたしかにチャチなんだけど、舞台劇みたく一つ一つのセットを人の手で作ったハンドメイドのぬくもりみたいなのがあって、そういうのも含めて作品全体がとても暖かく感じられた。たくさんの人形が宙を舞ってトランクに吸い込まれるシーンがあって、そこで人形についてる釣り糸がチラリと見えたりするんだけど、むしろ、ほほえましく思えたり。CGを多く使っていたら、かえって大げさで味気ない感じになってしまいそう…。モモが時間の国で「命の花」を見せられるシーンや、最後の大団円のシーンは美しくてジンと来ました。頭がつるつるな灰色の時間泥棒たちには笑えもしたし、切実に考えると恐ろしくも思えてきた。時間に追われ、あげく灰色の心や表情になってしまっている人々に対して「時間とは命そのものなのです」というメッセージが原作には込められているようですが、かなり胸に響きました。余談ですが、以前、都心部のオフィスビル街にあるマックで、レジカウンターに砂時計を置いて時間内に必ず注文の品を用意する、という試みをやっているのを聞いた時、真っ先にこの「モモ」の話を思い出した。経営戦略とか事情はあるだろうけど、店員は大変だし、見ているお客のほうもハラハラしてしまうだろうし。何より、楽しく仕事をして楽しく食べることは、そこでは許されないことだろうな…などと、考えると虚しくなってくる…。10点(2004-06-24 00:43:31)(良:1票)
2. ネバーエンディング・ストーリー
昔、ビデオが擦り切れるくらい何度も見ました。映画全体のファンタジックでちょっと不気味な雰囲気にすっかりハマりました。主演の三人も魅力的で、特に幼心の君役の女の子の気高さと清廉さに、自分も女ながらウットリしてしまい、主題歌も、訳せないけど英語の歌詞を全部覚えました(笑)原作も読みましたが、エンデさんがこの映画を批判したのは、特にラスト場面の、バスチアンが勇気を持ってファンタージェンを救ったのに、現実世界のいじめっ子を倒すのにファルコンを使って懲らしめた箇所が、自分の伝えたい話のメッセージを全く無視され、ぶち壊されてしまったということで気に入らないそうです。確かにそれはそうですね~。でも、原作とは違っていても、この映画はこれとして、嫌いにはなれないんですよねっ(^-^)
8点(2003-10-14 02:01:33)《改行有》
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