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プロフィール |
コメント数 |
2526 |
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http://coco.to/author/aniyan_otakoji |
自己紹介 |
レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
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1. 弓
《ネタバレ》 最後に船は絶対に沈まないといけないと思いました。そして「やっぱり!」って。だってこれは『悪い女』に続く裏『タイタニック』なのですから。水の上で孤立した空間と、外界を結ぶ舟は『春夏秋冬、そして春』、語らない二人は『うつせみ』、娘を失う事の恐怖を描いたように思えるあたりは『サマリア』と、キム・ギドク監督の総集編みたいな作品ではあります。水の上に漂う船を捉えた美しい映像と、胡弓の安らかな音色によるイメージとは裏腹な、愛憎の物語ですが、歪んだアブノーマルな愛に見えるけれど、男の欲望、女の愛は結局のところこんな感じなのではないですか?と。ひとつ言えるのは、ヒロインはあの後、家族の元で幸せに暮しました、でもなければ、彼と幸せになりました、でもないだろうな、って事。言わずもがなですか。それにしても私にはお爺ちゃんが仲代達矢に見えて仕方ありませんでした。船乗ってるから『男たちの大和』思い出しちゃった。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-17 01:12:09)
2. ユア・マイ・サンシャイン
《ネタバレ》 全体的な構成が毎度お馴染み韓国ラブストーリーでございます、って状態で(コミカルな展開を続けた上で、ちょうど映画半分まで来たところでヒロインの過去の男が出てくるのね)、どんな題材でも定型フォーマットに収めるのはいい加減にやめてちょーだいよ!とつっこまざるを得ない訳でして。お笑い前半部分もストーカー男の気持ち悪さを役者の個性でなんとか楽しめる状態にしてるって感じだし(あれ、下手な人がやったらシャレにならないわ)、後半の怒涛の展開は、昼メロワールドにさも似たり。2005年製でこのセンスはなかなかツライわぁ。私自身が韓国映画に苦言を呈する時の毎度の事を書かねばならないのがアレなんですけど、HIVの問題も結局のところエッセンスって感じで最終的にはメイン二人に集約されておしまい、ってのがどうなんでしょうねぇ。韓国マスコミのあり方も、問題視しているように見えつつ、一要素に終わってしまっているし、家族や村の人々との確執も二人の愛の障害物みたいなもの。いや、ラブストーリーとして見る分にゃ、その波瀾に富んだ物語を充分に楽しめる訳ですけど。韓国映画にとっちゃ、難病も戦争も南北分断も泣かせるための手段なんですかい、と。愛は全てに勝利する、のか?[DVD(字幕)] 5点(2008-02-01 20:12:53)
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