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プロフィール |
コメント数 |
410 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. 母なる証明
《ネタバレ》 非情に、厭な後味の残る、快作ならぬ怪作ですね。作者の狙いどおりだと思います。冒頭、荒野でおばちゃんが変な踊りを踊り出したのには、どうしたものかと思いましたが、これが後で、どすんと効いてきます。最初の方は、ベッタベタな笑いを入れてきて、どうしたものかと思いましたが、こなれてきて、便器の蓋が当たるあたりではクスリときました。この作品を見終わった後で、気づかされたのは、これまで、私は登場人物の生きざまの中にある美学が好きで、それを見出しては感動して泣いたりしていたのだなぁということです。本作品の登場人物の行動は、衝動に任せるままで、自分をコントロールすべく信条を、美学をまったく持っていないように写るので、行動は凄まじいのですが、共感はしないし、カタルシスもない。あえて共感するとすれば心の闇のみ。結果、いや~な後味だけが残るのだと思います。この手の変化球を投げた場合、ベースの技術がしっかりしていないと、へなちょこボールになってしまうのですが、そこのところはしっかりとしていて、なかなか、うまいです。妥協がありません。[DVD(字幕)] 7点(2024-09-09 18:35:17)
2. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 エグいバイオレンスと、緻密なシナリオ。原作が日本の漫画だということは聞いていたのですが、漫画の映像化作品にありがちな、これじゃない感はほとんど感じませんでした。原作漫画を知らないというのもありますが、映画作品として普通に完成度が高いと感じました。[DVD(字幕)] 8点(2023-07-28 18:47:59)
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