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プロフィール |
コメント数 |
295 |
性別 |
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自己紹介 |
■H.N. もっち~(←にょろ)と申します。「もっちの後の『~』」がポイントです。 読み方は「もっちぃいぃいぃ」って感じでにょろにょろ感を出 して発音してみてください。
■My favorites 好きなジャンルは『ドラマ』です。結構簡単に泣きます。 『スリラー/サスペンス』も大好きです。簡単に騙されるので 素直に楽しめちゃえるラッキーな性格です。各方面から酷評さ れているM・N・シャマラン監督が大好きです。( ̄∀ ̄;)汗
好きな俳優はM・デイモン、E・ノートン、B・デル・トロ、 K・ベーコンです。ベタです。マイナーな俳優では ヒュー・オコナーを推しています。女優ではJ・フォスター、 K・ブランシェットがお好みです。またまたベタです。 他にも女優ではE・レイチェル・ウッドに注目しています。
■管理人さんへ どんどん使いやすいサイトになってますね。 感謝、感謝です♪ |
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1. カンダハール
《ネタバレ》 「アフガニスタンは国際社会から見捨てられた」とは元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏の言葉である。アフガニスタンにはパシュトゥン人、タジク人、ウズベク人、ハザラ人など様々な民族が入り混じり、ソ連の侵攻後も内戦は続いていた。この映画が作られた2001年当時、世界の3分の1の地雷が埋まっているとも言われ、国内・国外難民の数はUNHCRの調べでは300万人にものぼった。そんなアフガニスタンに残した妹の自殺を止めるために姉は妹の住むカンダハールに向かう。カンダハールへの道中で映し出されるのは卑劣な人形爆弾や、飢え、強盗、義足を待つ人々など、アフガニスタンの紛れも無い現実の数々。しかし、この映画では地雷で足を失った人たちが松葉杖を付きながら、空から降ってくる義足に向かって走るという虚構のシーンも存在する。監督の意図は計り知れないが、戦争に突入後、米軍はアフガニスタンに爆弾だけでなく食料も空から落としたのだから皮肉なものだ。(その食料を広いに行く途中で地雷を踏んだアフガニスタン人も多数いたのだから、それもまた皮肉なことである。) 結末らしい結末が無いこの映画はアフガニスタンのその当時の情勢をまさに表していると思う。いつ終わるとも知れないアフガニスタンの悲惨な現実には文字通り希望のある明日は無かったのだから。そして、姉と妹がどうなったのかという結末を描いてしまったら、観客は映画が終わったらアフガニスタンという悲惨な国のことを忘れてしまうのではないか、という監督の危惧の念があったのかもしれない。姉と妹の行く末を案じると共に、アフガニスタンという国の今も気にかけて欲しいと、監督は思ったのではないだろうか。イラク戦争後はイラクの復興ばかりがニュースになるが、アフガニスタンの復興もまだ始まったばかりだという事を忘れてはならない。9点(2004-03-03 21:18:05)
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