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【製作国 : 中国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 五月の恋 《ネタバレ》 一言で言うと台湾版「ユー・ガット・メール」といったところでしょうか(まさか本屋で待ち合わせとは!)。主役の2人がとても若いので本家の方よりかは若干青春っぽいノリです。でもまあいくら若いといっても見ず知らずの人間といきなりオフ会やるとは、怖いもの知らずというか何というか・・・。中国と台湾という国家間の分断というのがテーマとしてあるわけですが、例えば韓国と北朝鮮ほどの緊張感は感じられず、作品の軸としてはちょっと微妙ですね。途中で過去の回想シーンが入るんですが、いかにも歴史の説明してるみたいでちょっとダレます。でもおじいさんがずっと持っていたあの切符にはジーンとさせられました。帰りたくても帰れなかった思いが、あの古びた切符一枚によく表現されていたと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-31 23:03:21)《改行有》 2. ジャスミンの花開く 《ネタバレ》 チャン・ツィイーって人の映画あまり観たことないんで恐縮ですけど、老婆の役はやらないんですかね?(イメージが壊れるとか?)というよりできないのかな?この映画のストーリーで一人二役ならまだ分かるんだけど、あそこでジョアン・チェンに入れ替わってしまうのは首尾一貫してないような気がするんですけど…。若い娘の役ばっかやってオイシイとこどりしてるって気がしないでもない。チャン・ツィイー以外の女優使えばこういうおかしな入れ替わりはなかったんでしょうね、きっと(笑)。結局三人の娘を演じてるんだけど、どれも似たような演技なんでキャラクターの違いが見えてこない。三人目の娘なんか養子なんだから、もっと別の人間にしてもよかったような気がする。人間は結局同じことを繰り返す愚かな生き物なんだよという刹那主義をベースにした筋立てもいいんだけど、じゃあ、ラストの妙に長―い笑顔は何なんだという疑問も湧いてくるし。ブルジョアの家に生まれたといっても、ただの写真屋だし(工場労働者と学生と農民以外は全部ブルジョアなのかな?)。日中戦争を挟んで文化大革命まで結構激動の時代を生きているにも関わらず、社会との接点がほとんど語られていないし。そこらへんが少しチグハグかな。まあでも雨の中の出産シーンは確かに非常に印象的ではありましたよ。タクシーを使って時間を計測するシーンが伏線として効いてるし。このシーンだけで3点くらいは献上したい気分です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-27 22:30:04) 3. 愛にかける橋 《ネタバレ》 マー役の男優さんが最初出てきたとき、エライ老けていて大丈夫かなあと心配したが、齢を重ねるにつれ、いい味を出してくれたので、とりあえずホッとした。それにしても国民党政府の元警察官で、外国人と国際結婚していて、思想教育中に内緒でクリスマスを祝うなんて、文化大革命中の中国では、これ以上ないってくらいヤバ過ぎる状況。それでも決して屈しない2人。やはり愛の力って偉大ですねえ。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 21:34:04)(良:1票) 4. 戦場に咲く花 妙に肩に力の入った俳優陣の「熱演」はいいんだけど、設定がちょっと…。見てるこっちが置いてけぼりくってるような感じ。大体、軍の将校があんなとこで療養なんかするか?何で駅やねん?内地とかに戻すだろ、普通。いろんな人の人生が交差する場所の象徴ってことなのかねえ。日本兵を鬼畜のように描いている点は、毎度お約束で仕方がないにしても(それでも見ていてあまり気分の良いものではない)、いかにも映画用に植えたような向日葵とか安っぽくて季節感全然湧かねえしシラけるなー。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-08-03 23:24:12)
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