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1. ジュラシック・ワールド
《ネタバレ》 CGは非常によくできているものの、現代では普通のレベル、初作ジュラシックパークほどの驚きはありませんでした。初作では全体的に恐竜様に対する愛とかリスペクトがあったのですが、今作はその点がビミョ〜で、恐竜様の中にもいろんなキャラがいて、最後は救世主ゴジラさまみたいなのも出てきて、いったい作者は何を言いたいんだ〜〜!みたいな感じ。人間側のキャラも、盛り込みすぎのせいか各自の役割がはっきりせず、誰一人感情移入できず。
やはりCGとか映像とか俳優に至るまで、その辺りはあくまで脇役であり、作品が伝えるべきメッセージがピシーンと張っていないと、あえて時間をかけて観る価値はないかも。初作のジュラシックパークやアバターやターミネーター2は、そのあたりが非常にしっかりしていた気がします。[映画館(字幕)] 5点(2015-08-23 05:56:11)《改行有》
2. ベスト・キッド(2010)
《ネタバレ》 期待を遙かに上回った久々の秀作。何といってもカメラワークが美しい。中国の町並みや自然をバックに、異国の生活と時間が子供の目線で描かれており、観客を子供時代の思い出にタイムスリップさせる。限りなくアメリカンな感性と父親を彷彿とさせる柔軟な身体能力など、ジェイデン・スミスの魅力が炸裂! あと、天然なお母さんや、ジャッキーチェン演じる渋い管理人、そして1万人からオーディション選別されたという対戦相手も、すべてがハマリ役。平凡な動作の繰り返しが実は基本の習得であったことを悟らせるシーンや、車のヘッドライトに浮かび上がる二人のシルエットなど、映像的にも見所が満載。
それにしても、中国の子供たちのカンフー能力たるや恐るべし。誰もが自身をブルースリーと思い込んでいる![DVD(字幕)] 9点(2011-02-02 10:14:26)《改行有》
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