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【製作国 : 中国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ミスター・ガラス 《ネタバレ》 この三部作に関しては・・ とにかく流れが遅くて全体的に暗いです。しかしながら着眼点は非常に素晴らしく、他のDC系とは明らかにアプローチが異なっていて、その点はなかなか興味深いです。上手く作れば大人が見られる重厚なDC映画になり得たシリーズでしたが、残念ながらそうはならなかったのが残念でした。 そもそもDCコミック系の作品の監督にM・ナイト・シャマランは合っていないように感じます。彼は彼が得意とする「オールド」などのサスペンス系・謎解き系の作品に絞ったほうが良さそうです(知らんけど) 三部作のラストを飾る本作でしたが、結局ヒーローが生まれる理由や仕組みは解明されませんでした。特に残念だったのがラスト、あの風呂敷の畳み方はいけない。秘密結社とか組織とか・・ 最も逃げて欲しくない方向にガッツリ逃げてしまいましたね、これには心底ガッカリしました。 話題性も無く大して面白くもないシリーズでしたが、不思議なことにキャストは全員続投していて脱落者がいませんでした。これってシャマラン監督の人望?それともただ単にギャラが良かっただけ?重要な役であるダン(ブルース・ウィリス)の息子や、イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)の母がそのまま出ていたのは良かったです。あ、あともちろんビースト=ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)とケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)も、彼らの顛末も含めて非常に良かった。もしかしたらこちらのラブ系にもう少し話を広げたほうが面白かったかも(知らんけど) 全体的にもう少しスタイリッシュかつ明るくしてくれたら大化けしたかもしれません。例えるならダークナイトシリーズと同じ方向、リアル系の片翼を担える可能性があったシリーズなだけに、、非常に惜しいといわざるを得ません。個人的にはスプリットのほうがまだ面白かったかな。。[インターネット(字幕)] 6点(2025-01-20 17:21:52)《改行有》 2. ラストエンペラー 中国最後の皇帝といえば紫禁城と愛新覚羅溥儀は非常に有名ですが、溥儀の人生や史実に興味がない人にとっては実はほとんど知られていない物語かもしれません。本作では私も含めて世界の素人さんに向け、溥儀の自伝を原作として美味しい部分だけをダイジェストで見せてくれます。内容の良し悪しはともかく、歴史の一片という意味でも見て損のない映画に仕上がっています。当然のようにアカデミー作品賞、監督賞を含む主要9部門を受賞し、名作としても世に認められています。 しかしいくら名作認定されているとはいえ、見終わった後に「面白かった?」と聞かれると微妙かもしれません。少なくとも中国や満州の歴史にほとんど興味がない私にとっては、響くものがほとんどありませんでした。ひょっとすると紫禁城を訪ねたことでもあれば、、もう少し熱中することができたのかもしれませんが。 主人公「溥儀(ジョン・ローン)」の人生が気の毒すぎて見ていて痛々しいわけですが、しかしながら本人はその都度自分が置かれた状況を精一杯楽しんでいるように見え、意外にも彼自身は悔いのない人生だったように感じます。世の中には万年底辺人生の人間も沢山いますので、そういった意味では波乱万丈とはいえ溥儀はラッキーなほうだったのではないでしょうか。(個人的には溥儀がイイ人に描かれすぎていて違和感もありました。私の知る限り彼はもっとクズ人間、国賊レベルだったはずです) 一般的な普通の日本人としてこの映画を見た時、一体どんなカタルシスを得、どんな気持ちでこの映画を見終えるのが正解だったのかとても難しいです。日本人であれば天皇と重ね合わせるべきだったのか?満州のシーンも結局は溥儀とその妻にフォーカスされ、イマイチどこに感情移入すべきかよく理解できません。私はシンプルに、よその国の他人の物語として淡々と見て終わってしまいましたが、中国や満州の歴史に詳しい人や教養のある人がこの作品を見た時、一体どんな感銘を受け、心に何が突き刺さるのか大いに興味が湧きます。 私なりの持論に当てはめると、アカデミー受賞作品で面白いと感じた映画は非常に少ないです。退屈するほどではないけれど特別感銘を受けることがなかった映画です。映画としてはある意味最も致命的な評価の作品かもしれません。ちなみに、、皆さん同様、多数の中国語のカンフー映画が反乱している中、英語で紫禁城と溥儀の映画を撮影したのは大きな失敗だったと感じます。ここはやはり中国語を死守すべきでした。[地上波(字幕)] 7点(2025-01-13 16:39:00)《改行有》 3. ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 期待していなかったせいかかなり面白かったです。手あたり次第TV録画してると、、たまに当たりが出るので止められませんね。。 オープニングのワイヤーアクションを見てゲンナリしましたが孫悟空が誰なのか気になって見続けることにしました。現代から始まる点が昔どこかで見たような気楽な流れで入り易かったです。時空を超えた後はいきなりすぎてチョット訳ワカメですが、カンフー系お決まりの流れになっていて、否応なしに定番の流れに引き込まれます。ストーリーも十分面白いですが、皆さんが書いてらっしゃるように見るべきはジャッキー・チェン×ジェット・リーの安売り合戦が最高の見ものです。80年代の香港映画を知っている人にとっては狂喜乱舞、本作こそマトリックスのバレットタイムを導入すべきでした。 ストーリー的にはお決まりの流れで少々安直すぎる感じはありますが、グリーンディスティニィのように複雑にせず安直に仕上げて正解だったと思います。むしろ香港映画といえばこの流れがお家芸なので見ていて心地よいくらいの安心感がありました。JJコンビがダブルキャストを務めている点も素晴らしく、ラストもとても綺麗に収まっています。 見ていて心地よい、娯楽映画のお手本のような作品でした。巷にあふれる見たら忘れる系の駄作とは一線を画した、愛すべきB級作、偉大なるB級作品として私の心に長くとどまる作品です!JJコンビに敬意を表して8点。(というか、JJコンビの偉大さを知っているハズのレビュアーの皆さんの評価が少し厳し過ぎませんかね?)[ビデオ(吹替)] 8点(2023-09-28 13:26:53)《改行有》 4. ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 皆さん同様、過去の遺産「ジュラシック・パーク」を食いつぶす焼き増し感アリアリの駄作でした。いや明らかに30年前のジュラシック・パークにおんぶに抱っこ体質で、ほぼ依存脚本、話としては何となく繋がってしまっています。 時代のせいもありますが、リアルなCG映像を見慣れた現代人には恐竜が歩いている島などむしろ当たり前で、DNAに逃げるにせよもっと脚本をしっかり練るべきでした。オーウェン・グラディ(クリス・プラット)とラプトルの友情物語などはかなり面白い流れなので、こっちの方向で話を広げたほうがストーリーの骨格がガッチリしたのではないかと残念に思いました。 子供たちも若干ご都合主義で、終始無関心だった兄が岐路に立った途端やる気満々なのも笑えますし、クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)も考えていることがよく判らず、ストーリーに流されているだけにしか見えないのでパッとしませんでした。結果的に甥二人と叔母さんの構図は無くてもさほど問題ないような感じでした。この後はどんどんあり得ない流れになってゆき、終盤にむけては結構半笑いの脚本となっています。。 個人的には恐竜映画としてはジュラシック・パークで既に完成しているので、、無理に広げる必要はなかったと思います。本作はある意味正統な続編としてきちんとつながっており、パート4として何となく見られる体に仕上がっているのがまた質が悪かったです。本作後半の流れ&次作(ジュラシック・ワールド/炎の王国)の惨劇を考えると、やはりジュラシック物としては初期三部作で綺麗に終わらせておいたほうが無難だったという気がします。(次から次へと関係作品を出してしまう最近の悪い風潮ですよ)[インターネット(吹替)] 5点(2022-08-18 14:48:24)《改行有》 5. Mr.ノーバディ 終始イコライザー的なノリですがMrノーバディ氏には三世代の家族がいる点が大きく異なる点です。イコライザー同様序盤は結構渋めですが、徐々にほころびが目立つようになってくるのも酷似しています。第一、日々の鍛錬を行っていない晩秋のオッサンが実践的に強いとかありえませんよねぇ。まあそういうリアル感を求めてもいけないのかもしれませんが、なんだかちょっとシラケちゃう点が目立ちます。(笑いどころかもしれませんが、おじいちゃんのパートも同様) 噂や雰囲気で凄みを演出する点はハナマル。また、Jazzを聴いたり無線から聞かれる謎の声などの演出も渋くて良いですが、若者数名との肉弾戦は無い。またその他の部分ももう少し工夫すればもっとよくなったハズですが、安易にドンパチに収束させる流れは短絡的で稚拙に感じました。そもそも今の時代はこういった直接的かつ過激なドンパチはみんな見慣れちゃっているので、新しい見せ方を開発していただきたかったところです。(ラストシーンを最初にもってくる意図もよく理解できなかったし、それが正しく機能しているとも思えなかった) 個人的にはソウル・グッドマンくらいの雰囲気のほうが渋くて良かったので今回はやり過ぎに感じました。総合的に見ると渋さを前面に出している割に子供っぽくてかなり軽いノリの作品ですが、まあ見られないこともないので甘めの点数にしておきます。[インターネット(字幕)] 5点(2021-12-31 12:29:02)《改行有》 6. アド・アストラ 《ネタバレ》 酷評なので覚悟して観ましたが確かに一般受けが難しそうな映画でした。良くいえば重厚、悪くいえば退屈、「惑星ソラリス」「地獄の黙示録」「2001年宇宙の旅」などのエッセンスを含んだ正当派の作品ですが、重厚な割に散漫で雑な描写も多く、トータルとしてはやはり微妙な仕上がりだったように思います。 映像は綺麗でオープニングの大アンテナは息をのむ美しさ、月や地球、海王星の神秘的な様も非常に素晴らしいものです。しかし月面でのチェイス、猿の一件、火星ロケットへのあり得ない突撃等々、明らかに不自然と思えるパートも多く、意味があるのかないのかよく判らないシーンにばかり力を入れていてテンポが悪くなっています。 笑顔の裏で異なる主人公の心情も非常に興味深く、火星でメッセージを送るまでの前半パートはなかなか印象的で面白かったです。しかし火星以後がどうにも面白くありません。本来監督が描きたかったのは後半部分だと思われますが、主人公親子の内面に深く切り込んでゆくハズの後半パートがどうにも薄っぺらく、サクサク進んだ挙句に出てくるラスボス(パパ氏)のどうでもイイ感ときたら。。 この映画は老いた父(常軌を逸した天才)に引導を渡しに行く息子の物語で、明らかに哲学の映画です。宇宙サーフィンや爆破を動力にして帰還する件など、不要なことは思い切って削除し、父が息子を突き放すような会話など主人公の葛藤や苦悩をもっと描いて欲しかったです。なんとも惜しい作品。(好きなジャンルなので甘めの点数で)[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-12 12:00:47)《改行有》 7. ハードコア(2015) 2ちゃん用語でいえば「中二病全開」(完全に二流のゲーム的)ではありましたが、これを実写でやってしまったのがかなり斬新で衝撃的でした。どうやって撮影したんだろ?というシーンも多いですし、主人公の人はなかなか大変だったと思います。 一人称視点ならではの爽快感を感じるシーンも結構入っていますが、それと同時にグロシーン(ちょっとエロ)も多いので爽快感がスポイルされちゃった感があります。ストーリーの途中でチョイチョイどっかのゲームから拝借したような ”見たことある感” や ”ちょっとこれB級でしょ?感” も多めで、苦笑いすることもしばしば。 結局最後まで主人公の全体像(三人称視点)がなかったのは潔くてイイです。名作でも良作でもない(一発芸的映画)と思いますが、ゲームが好きな人でしたら見て損のない映画だったと思います!(ゲーム嫌いな人にはほぼほぼ響かない映画でしょうねコレ・・)[インターネット(字幕)] 6点(2018-10-25 10:49:00)《改行有》 8. ワイルド・スピード/ICE BREAK 正直このシリーズはあまり好きではありませんが、今まで全て見ているので今回も惰性で見ることにしました。まあ大方の予想通りありえない方向でしたが、今回は比較的コンパクトに分かり易くまとまっていたように思いました。 GTAオンラインのほうがマネしているのか、それともワイスピのほうがマネしているのか・・ まあ別にどちらでも構いませんがGTAOとそっくりな流れです。もうここまできたら車とかどうでも良くて(笑)、空を飛んでミサイルが発射できるデラックソとか出してくれたほうがもっと笑えて良かったかもです。。ただし一つ、高く評価したいのはNYCでのゾンビカー。こちらもありえないくらい笑っちゃう流れですが、今まで見たことがない映像でなかなか壮観で良かったです。 脳筋犯罪者の映画なので、変に理屈とか哲学とか入れずバカ映画に徹して欲しいものです。バカ映画の定番として今後もこの路線で続けてください。(初期の頃はビンテージカーなど一定の見どころもありましたが、今は車とかどうでも良くなってて微妙です。あと、ミアに会えないのがちょっと寂しいかな・・)[インターネット(字幕)] 5点(2018-07-23 10:00:47)《改行有》 9. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 続編ということでまあまあ期待してたんですけどね・・ やっはりアウトロー=一匹狼の映画に女子供が出たらつまんないです。ただし、全体的にそつなく仕上がっていて各ピースには一切文句がないのがなんとも不思議な感じ。(パーツはいいのに全体通したら悪いってのもねぇ・・)[インターネット(字幕)] 3点(2017-05-28 15:39:38) 10. ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 とても期待していましたが旧三部作の焼き増し以上でも以下でもありませんでした。やってることはパート2~3とほぼ同じで、いい加減ゴチャゴチャした鬼ごっこも疲れるだけでした。。そもそもこの監督さん、パート2と3でやりたい事は全てやってるはずなので真新しさはゼロだし、手ぶれカメラもいい加減にしろと思うくらいウザいだけでした。 ストーリーのややこしさも健在でニッキーが絡む鬼ごっこも見事にデジャブ、そもそも闘技場の控え室で5分話してバイバイしたほうがずっと安全だったのに、なんでわざわざ広場で再会する必要があったのかと小一時間。中盤のトミー・リー・ジョーンズとアーロンがレストランで朝食を取るシーンまでもがパート3に酷似していて全く不要なシーンだったと思いました。前作ボーン・レガシーが大概最低最悪だと思っていましたが、今作と比べると案外マシだったのかも?と思わせてしまうようなひどい有様です。唯一、ボーン(マット・デイモン)は渋みを増していて、加齢=円熟した感じが良かったこと、ヴァンサン・カッセルの配役も渋かったものの、円熟味は生かされておらず、総合的に考えるとやはり全体的にしつこくて長ったらしい割りには薄味な作品でした。 人々の動機も薄いし女CIAも立ち位置不明だしで(好みだが)、、明らかに新三部作は失敗しているといわざるを得ません。ラストの派手なカーチェイスも旧三部作の足元にも及ばない酷さ(こんなノリならワイスピでも見るわって感じ)で、やはり私の中ではボーンシリーズは旧三部作で綺麗に終わったものだと痛感しました。合唱。[映画館(字幕)] 2点(2017-02-08 11:07:30)(良:1票) 《改行有》 11. ワイルド・スピード/SKY MISSION どこがポールの代役なのか全く気付かない完成度です。暗い背景とは裏腹に超軽い仕上がりですが、無難に面白かったと思います。まあ、およそSAWシリーズの監督ジェームズ・ワンの作品とは思えませんが。しかし予算だけは凄いので出ている人や車なんかもかなりゴージャスです。特にロンダ・ラウジーの格闘シーンはすこぶる良かったですねww 個人的にはMIシリーズなど似たような映画がたくさんある中で、このシリーズだけはマニアックに車メインで突き抜けて欲しかったのが正直な感想です。。(クラシックマッスル寄りでお願いしたかった) 続編も決まっていますが今回で綺麗に終らせるべきだと感じます(せっかく綺麗にまとまっているのに勿体無いなあ)。 ちなみに、改めてストーリー順1-2-4-5-6-3-7に見ましたら意外にも3の東京ドリフトが一番面白かったような気がしますww[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-11-16 19:25:23)《改行有》 12. トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 ビッグキャスト&面白そうな題材だったのに監督が悪かったんでしょうか。実は良いAIだったという結末は斬新でしたが、中盤はまるで「ターミネーター」審判の日の直前のような怖い雰囲気でした。 ある意味、リアルにAIと人類の攻防を描くとこんな感じなのかもしれませんので、そういった意味での恐怖感は評価できると思います。しかしナノロボットの名の元に「何でも有り」は白けますし、ジョニデをアップロードしなくてもAIの超進化だけで十分楽しめたようにも思いました。もう少しきちんと脚本を練って、そしてもっと大物監督が撮影していたら傑作になったかもしれません、、うん残念だ。[インターネット(字幕)] 5点(2015-10-25 21:26:06)《改行有》 13. フューリー(2014) 《ネタバレ》 戦争映画としては十分な仕上がりだと思いますが、改めてプライベートライアンの素晴らしさを再確認させられます。 敵味方の弾の色が違うという発想はある意味凄いです。そしてラストの十字路の決戦は完全に意味不明です。壊れた戦車と共に十字路で300人のドイツ兵を相手するのは無謀としか言いようがないし、極めつけは脱出した後の主人公を見逃すドイツ兵なんてシーンは不必要すぎて驚きすらありました。「俺の言うとおりに行動したら生き残れる」確かに主人公に関しては事実となりましたが、信じてついてきた古参の部下たちがカワイソウでした。 文句たらたら書きましたが総合的に考えると結構観られる映画です。コレ系が好きな方にはとりあえずお勧めできると思います![映画館(字幕)] 5点(2015-02-18 10:22:24)《改行有》 14. LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 未来の自分を本人に始末させるプロットはクール。始末をミスったら若い本人を痛めつける=未来の身体に変化が現れるのはなかなかおぞましい展開でした。途中までワクワクしっぱなしでしたが「TK」が出てきて色々薄まってしまい、何もかもが中途半端になってしまいました。ネタとしてはタイムスリップしてきた未来の自分が目の前に居るというだけで十分だったハズですし、そもそも、タイムスリップ物と超能力物は完全分離が吉だったような気もします。 前半は最高でしたが後半は最低だったので、間を取って5点という難しい点数です。ある意味5点というどっちつかずの映画が一番ダメなような気もしますが・・ 色んな意味で本当に惜しい映画でした。 2025/3 再鑑賞 最初の鑑賞時より落ち着いて鑑賞できました。よく考えれば明確なタイムパラドックスがあってこの物語は絶対に成立しない訳ですが、ストーリーの流れ的には意外と良くできています。音楽も世界観もハードボイルドでclassicな小説のような雰囲気も素晴らしい。以前はあり得ないと思っていた超能力ネタも再鑑賞してみたら意外と悪くはありませんでした。ただし、TKネタもヤング&オールドの二人の自分が一つの空間に居ます的なネタも、、ほぼ料理されずに放置されていたことに驚きます。フランス語のネタもほとんど死んでいましたし、素晴らしい食材が多い割には全く上手く使われていません。ある意味、、逆に驚きですよこれは。 ロードショー版のラストも悪くはありませんでしたが、100%入れる必要のなかったヤングジョーとエミリーブラントのキャッキャウフフなシーンが入っていたのだから、彼らが結婚してシドをホワイトカラー人種に育て上げるタイムラインがベストだったかもしれません。。というか、自分が死ぬというドラマチックなラストはほろ苦くて素晴らしいものの、自分が死んでもシドが悪に染まらないという保証は何もない訳で・・ やはりちょっと無理があるラストでした。てか、自分が死んだらオールドジョー自体が過去には来ない訳で、そうなるとヤングジョーが農場に行くことも無い訳で、、結局シドと関わるタイムライン自体が消滅しませんかね?ま、それはさておき、意外と雰囲気が素敵だったので1点追加することにしました。(BTTFってやはりよく出来ていますよねっと、、なんだか再確認してしまいました)[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-23 11:35:50)《改行有》
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