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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 始めての、ZQN(恋人)との遭遇場面。郵便受けを使う事で、視野が限られ、扉の向こうと遮断され安全が確保されているという空間を作り出している。それは観客と映画の関係そのものであり、その場面で、観客の視点は、英雄の視点と同一化する。 だからこそ、扉を開けZQNと英雄が対決する瞬間がより、身に迫り恐怖を感じる。 恋人を殺した後、町に出る英雄。始めは通りの向こうにいたZQNが、長回しの中で、次第に数を増やし、近づいてくる。そして、後ろで爆発が起こり走り出す英雄。この一連の流れの素晴らしさ。持続するカットの中で、ZQNの特性、多様性、現段階で社会に及ぼしている影響を、視覚的に、充実した空間密度で見事に見せていく。 そして、武器により、表現される男性性。 ゾンビ映画で語られてきた社会風刺も、日本という国に合わせた形で、表現されている。それは死後もなお、仕事に縛られる姿であったり、抑圧された欲望の表出であったり。 英雄やゾンビの個別性に代表されるが、最後は社会全体ではなく、個の視点に物語を収束させている所に、この映画の素晴らしさ、ゾンビ映画における革新性を感じた。[映画館(邦画)] 8点(2016-06-02 00:50:22)(良:1票) 《改行有》 2. アカルイミライ 僕はいつも映画を観るとき、自分の人生を変えてくれる映画、そして自分の今までの人生、これからの人生に寄り添ってくれる映画をいつも探しています。 まちがいなくこの映画は自分の中でそういった存在になる一本です。これから先どんな人生であろうとも、いつでもクラゲは生きているのだと、どこでもクラゲは生きていけるのだと信じたい。[DVD(邦画)] 10点(2015-02-16 03:14:55)《改行有》 3. 悪の教典 《ネタバレ》 蓮実の過去に同情を抱かせないつくりはとてもよかったが、もっというと過去を一切見せて欲しくなかった。今は見せるだけでこの人物がどれだけ狂っているかを過去にまで想像させるようにして欲しかった。[DVD(邦画)] 5点(2014-12-29 13:59:40) 4. 悪人 《ネタバレ》 祐一と光代の間で「好き」とか「愛してる」などの言葉が一切ありませんでした。 でも二人のそれまでの生活や背景をみれば、今の二人の結びつきがどれほど強く互いに必要な存在であるかは痛いほど伝わってくる。それは男と女、恋人という言葉だけでは表しきれない、もっと深くて切ない人と人との結びつきが生まれていたからこそだと思いました。[DVD(邦画)] 5点(2011-10-15 11:53:55)《改行有》 5. アポロ13 NASAの技術者たちのプロフェッショナルぶりにしびれました。職種を問わず仕事に誇りを持ち真摯に取り組む姿はかっこいいです。 宇宙飛行士に焦点が当てられる映画は多々ありますが、裏方や家族の苦悩をこれだけしっかりと描こうとしたその姿勢だけでも見所があると思いました。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-21 18:53:21)《改行有》 6. アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 相手のことを考え思いやり、多くを語らない日本人の美徳。椎名、椎名の母、琴美、河崎、麗子、そしてドルジも多くの事を語ろうとしない。 ラストでドルジの行く末をぼやかし、多くを見せないあたりにも映画製作者の粋な計らいを感じました。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-15 20:36:48)《改行有》 7. 蒼き狼 地果て海尽きるまで 《ネタバレ》 う~ん。なんか色んなものを詰め込みすぎた感が否めません。父と子の愛情を描きたかったのか、女性の誇りや存在意義を訴えたかったのか、友情や誓い、約束を描きたかったのか、それともチンギス・ハーンという人物を見せたかったのか、迫力ある戦闘シーンが見せ場なのか、はたまたもっと別のことなのか...。自分にはどれも中途半端な感じがしてしまいました。この映画を観る前にセリフが日本語とか、演技がどうとかは気にせず観に行く事に決めていました。確かに戦闘シーンや即位式など、日本映画ではあまりない迫力を感じることはできましたが「即位式でただ突っ立ているだけの人がいた」など細かい所にばっか目がいってしまう有り様。あの人数で、そこまで徹底するのは無理なことなんでしょうかね...[映画館(邦画)] 3点(2007-03-05 02:43:12)
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