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プロフィール
コメント数 304
性別 男性
自己紹介 つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  葛城事件 《ネタバレ》 度重なる不在と欠落の先に導かれる逃れようのない現実。 歪んだ父権主義による、手本となるべき父親の不在。手料理の不在に象徴される母性の欠落。とりとめのない会話、談笑の欠落。食卓を囲み、家族で食事を取るという行為の不在。家族以外の他者、社会との有機的な関係の欠落。 やっとの事で父親から逃れついたアパート。始めてとりとめのない会話が成立し、家族が食卓を囲み、陽光と音楽がその光景を暖かく照らし出す瞬間。 父親が乱入する事で自然光は欠落し、人工的な照明が無理矢理家族を照らし出す。父は次男の心情吐露を遮断し、偽りの甘言を発し、人間を迎え入れる場としてではなく、縛り付ける場として機能する家へ家族を連れ戻し、希望の萌芽は摘み取られる。 その後、一人また一人と成員が欠落していく事で家族は崩壊する。 家族を失い、家という唯一頑なに守っていた中身のない容れ物を壊し、希望の象徴の木で死を迎えようとするも、それすらも成し遂げられなかった後、何事もなかったかのように「食べる=生きる」という本能にすがりつく父親。 作中度々捉えられるローアングルの同一ショットによって、小津的不在の確認なる孤独な男の姿をカメラは映し、それが唯一残った現実である事を静かに提示していた。 そしてその姿は、誰もがそうなり得る可能性を持った存在でもあった。 少なくとも自分は次男に過去の自分を、長男に今の自分を、父親に可能性としての未来の自分を重ね合わせて観てしまった。[DVD(邦画)] 9点(2017-02-19 20:24:13)(良:2票) 《改行有》

2.  渇き。(2014) 気持ちが悪い映画。 記号的な悪意に溢れた若者描写、音楽の使い方、隙間も余韻も抑揚もない断続的な映像の連続と台詞回し、どれもが自分には合わない。 この映画が映像の流れで語る事はない。台詞と意図的なクローズアップでしか物語を語らず、それは全て扇動的なものとして表現される。 倫理的に正しい映画かどうかはどうでもいい。 ただこの監督がどこまでも意図的に映画に対して不誠実で、人間の悪意を声高に薄くスタイリッシュに見せようとしているその姿勢がひたすら不愉快だった。[DVD(邦画)] 3点(2016-07-13 19:32:30)《改行有》

3.  かぐや姫の物語 日本画は「描かない」余白に大きな意味を込めて、空間の「遠さ」や「広がり」などを表現し、それが日本画独特の美しさや詩情を生み出す事がある。という言葉を聞いたことがある。 この映画における余白の使い方を観て、ふとその言葉が浮かんだ。余白を使うことにより、物語の寓話性もより高まっている。 そして、色彩表現の豊かさ、濃淡の綿密さ、曖昧な色の表現がそのままこの物語が言わんとする、人間が持つ一つの言葉では言い表せない心の機微の尊さ、良い事も悪い事も含めて美しい人生というのを表現していると思った。 そして日本人に根付いている、四季に寄り添い生活を共にするという美徳も、美しいアニメーションを通して改めて感じることが出来た。 この映画における色彩による映像表現は、CGアニメや実写では、現時点では到達していない域に達していると思う。そして、これこそが世界に誇れる日本のアニメーションの凄さであると思った。 宮崎駿、高畑勲という二人の監督の違ったベクトルの集大成、生き様を「風立ちぬ」そしてこの「かぐや姫の物語」で見せてもらうことができた事が幸せだと思った。[DVD(邦画)] 8点(2016-03-01 23:14:17)《改行有》

4.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 悪魔に魂を売るかのごとく、私生活を代償にしながら夢を形にしていく二郎。 自分の命を削りつづけながらも、二郎に寄り添い続ける菜穂子。そこには、世間が考える善悪や倫理観などの物差しでは図る事ができない幸せがある。そしてあまりにも刹那的な生き方。 他の人にはわからない。けれど幸せ。それが全て。 そして二人の姿に、ルパンがポルコ・ロッソがアシタカが逃げ続け、ポニョで結実した宮崎監督が描く愛の形のその先を観た気がした。[DVD(吹替)] 9点(2016-02-26 00:13:43)(良:1票) 《改行有》

5.  海炭市叙景 《ネタバレ》 何回通ったか分からない通勤前の坂から町を見下ろす景色、何千回と見たであろうプラネタリウムと妻の背中、数えきれないぐらい下ろしたガスボンベ。 そんな日常にすがりつこうとする者、変えようとする者。結果はどれも日常の強さに押しつぶされて決意も希望を埋もれていってしまう。 年をとるにつれて子供の頃に当たり前だと思っていた日常がどれだけの苦労と忍耐の上に成り立っていたのかに気付きその偉大さを知る。 程度の違いはあれどそんな日常たちと戦いながら折り合いをつけながら必死に生きていく人間たちの姿を老婆の手がやさしく肯定し認めてくれているように感じました。[DVD(邦画)] 8点(2012-02-04 08:47:26)(良:2票) 《改行有》

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