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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 続・愛と誠 「1」がヒットしたことで、誠役を西城秀樹から南条弘二に代えて製作された続編。 単行本全16巻中の4巻~6巻あたりを描いており、さすがにハショリはあるものの、 原作には割と忠実。昔懐かしい映像と雰囲気は、レトロ感を大いに刺激してくれる。 高原由紀役の多岐川裕美がまあまあというぐらいで、みんな演技はオーバーで下手だし、 いかにも安上がりといった作りだけど、劇画の映画化はこれでいいんじゃないかと思う。 漫画は真剣に読んでいたのに、どうしても笑えてしまうところがいい。本作では、 岩清水君の出番がなかったのは残念。[DVD(邦画)] 2点(2012-06-23 13:21:10)《改行有》 2. 早春(1956) 倦怠期の夫婦、ついに夫が不倫を! というと、暗いイメージを抱いてしまうけど、 小津作品としては異色の設定でも、主人公であるサラリーマン族の悲哀やペーソスを中心に、 あくまで軽快なタッチで描いてます。もちろん主人公の不倫のほうも。 それがどうしても物足りなさを感じてしまう。不倫以外のエピソードは他の作品でも観れるし、 同監督の「風の中の牝鶏」ぐらいはぶつかってくれないと、面白味がない。 もうこの頃の小津作品はカラーも決まっちゃってるし、仕方がないのかなとは思うけど、 不倫のエピソードを入れた意味をあまり感じなかった。というわけで、 小津色は色濃く出ている作品ではあるので、小津ファンなら十分楽しめるかと。[DVD(邦画)] 5点(2011-11-23 06:57:42)《改行有》 3. 空の大怪獣ラドン 東宝初のカラー作品。ゴジラ、モスラ、キングギドラと共に、 あまり目立たないけど、登場回数の多い怪獣。設定はゴジラとあまり変わらんけど、 ラドンは大きくなりすぎた故に、自らの意に反して・・・・・・という流れで、 ゴジラのように強そうでもなく、何となく悲劇的な雰囲気が漂ってます。 序盤は怪奇映画のようでちょっと不気味。空飛ぶ怪獣はこの頃の技術では難しい部分があるのか、 ラドン自体の造形や動きは今イチなのだが、昔の怪獣映画は真面目に作っているところがいい。 哀れみを誘うラストも良かったが、軽快なテーマ曲も良かった。 まさに「いぶし銀」という代名詞がぴったりな、玄人好みの怪獣映画。[地上波(邦画)] 5点(2011-10-15 20:46:06)(良:1票) 《改行有》 4. 続・男はつらいよ 佐藤オリエをマドンナに迎えた、シリーズの第2弾。 寅さんのキャラが相変わらず面白い。中学時代の恩師、病院の若手医師、寅さんの母親と、 ちょっとお話が分散されてしまった感はあるけど、大いに笑わせてくれます。 同じような構成、展開で何十作も作ったのだから、やっぱりすごいとしか言い様がない。[DVD(字幕)] 4点(2011-10-11 11:45:32)《改行有》 5. ソナチネ(1993) "死"をテーマにした内容だが、決して重苦しい雰囲気はなく、 ハードなシーンと対比して、のどかでのんびりしたシーンが妙に可笑しい。 結果的にバランスのいい構成という印象を受ける。 ラストはパターン通りだが、北野監督らしい演出の光る作品だった。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-21 14:07:31)《改行有》 6. その男、凶暴につき 北野武監督主演、正真正銘のバイオレンス映画。 「テレビゲームでは簡単に人を殺せるが、実際には痛みが伴うもの。それを描きたかった」 少年犯罪が社会問題になっていた頃、この映画についてたけしが語っていた記憶があり、 確かに痛そうなシーンが多数出てくる。ストーリーの方は今一つだが、たけしの役作りは凄い。 思わず、これがコメディアンのたけしと同一人物? と唸ってしまった。 あくまで「たけし」という役者を見るための映画。その手の描写が苦手な人には、 ちょっとキツい作品かもしれない。[地上波(邦画)] 5点(2011-08-11 03:34:58)《改行有》 7. それでもボクはやってない ドキュメントタッチの社会派ドラマだね。 主人公が被った辛辣な現実やその過程は、ほとんどがニュースや雑誌記事、 ドキュメント番組などで見知っていた事ばかりだったけど、 改めて見させられると、やはり「う~ん」と唸ってしまう。 特に男性は、誰もが明日は我が身だけに他人事じゃない。 単に事件のエピソードを映像化しているだけでなく、 現代の裁判制度に問題提起を投げかけているところもポイントが高い。 久々にじっくりと見入った邦画だった。[地上波(邦画)] 6点(2011-07-17 09:09:12)《改行有》
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