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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. Wの悲劇 主人公が役者であることにこだわるあまり、犯罪に巻き込まれるプロットが分かりやすくていいですが、それ以上に薬師丸ひろ子の存在感が際立っています。特に張りのある声がすごいですね。[DVD(邦画)] 7点(2021-11-06 00:01:37) 2. 太平洋奇跡の作戦 キスカ 《ネタバレ》 三船敏郎演じる大村少将が頼れる雰囲気を持ちすぎですね。この人なら必ず目的を達成するだろうと感じてしまいますので、大丈夫かな?やれるだけのことはやったが、う~ん・・・と自信不足な指揮官なら、よりスリリングだったろうと思います。ところで、本作の時期は昭和18年半ばです。この後、終戦までの2年間、玉砕、特攻と多くの人命が失われたことを考えると、今回、人命を重視した作戦が成功したと手放しで喜べない気がします。[DVD(邦画)] 8点(2019-12-28 10:48:56) 3. 大殺陣 「集団抗争時代劇」か・・・。『十三人の刺客』と監督は同じ、物語の構造も似ているはずなんですが、こちらは一層とっちらかった印象でした。画面内で数十人がそれぞれ斬り合いするのは迫力ありますけど、やはり私はメインキャラクターたちがキチンと目立っている方が好みです。[DVD(邦画)] 5点(2018-01-23 18:46:11) 4. 誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 ●現金がない、電気・水道を止められるのは恐ろしいこと。実際、この映画の描写程度では済まないのだろうと思う。それでもなお、いびつながらも平穏な生活が徐々に荒んでいく様は見ごたえがあった。●もう一つ恐ろしいのは、学校に行かせてもらえないことで教育の機会と同年代の友人を作る機会を奪われることだ。主人公の男の子が不満を持ちながら母親を説得するすべがなく、テレビゲームを餌に遊び友達を逃がさないように努力したけれど、冷たく断られてしまう場面がつらかった。●何となくヤバい状況なのは分かるけれど、世間知が不足し、アドバイスをくれる大人もいないために、とりあえず目前の苦難を我慢するしかない。見捨てられた子供ほど気の毒な存在はない。●母親のキャラクターはリアリティがあって強烈だった。長男からなぜ学校へ行かせてくれないのかと問われた時、最初は言い逃れし、次にキレた。彼女には、子供をそう扱う特別な理由があるわけではなく、単に面倒だったのだろう。今さら取返しを図るのはしんどいことだ、そもそも、初めから通学していないけれど、今こうして無事生きているじゃないか、何が気に入らないのか、と。こういう人に「私はまずいことをしてしまった」と思わせるのは、たぶん誰であっても無理なのだろう。彼女は送金の描写により、どこかでつつがなく生きていることが分かる。子供たちに起こった事実を知ったら、長男をこう叱るはずだ。「任せるってあんたに言ったでしょ?なぜこんなことになってんの?」。●音楽はゴンチチ。生活に暗雲が迫る状況とのんきなBGMとの組み合わせが妙だった。[DVD(邦画)] 8点(2017-10-08 19:38:22) 5. 大魔神 《ネタバレ》 大魔神が動くのは最後の20分。それまでは悪党の無法ぶり・若様たちの無力ぶりを描いて期待をあおります。一旦大魔神が怒ると、後は胸のすく勧善懲悪劇なんですが、農民が苦しんでいても動かなかったり、左馬之助に個人的な制裁を行った風でもあり、神様の身勝手ぶりもうかがえて、それもまた良いなと思います。[DVD(邦画)] 7点(2017-08-25 14:42:02) 6. 大誘拐 RAINBOW KIDS 刀自の魅力で持っているといってもいい誘拐コメディー。身代金の額を童子から聞いて態度が一変するところが特に好き。(追記)1991年、平成時代の作品なんですね~。めちゃくちゃ昭和的な雰囲気なんですが。[DVD(邦画)] 8点(2012-05-27 22:07:11)(良:1票) 7. 大病人 死ぬと分かった時点から、以後の人生をどう過ごすか。難しいテーマですね。主人公が恐怖で大暴れするところなどは胸が痛くなりました。ただ、この人の場合はかなり恵まれているんですよね(死ぬけどさ)。あんな自分を慕う大勢の人々に看取られながら逝ける方なんてそう多くはないでしょう。彼は映画を完成させて満足して人生を終えることができましたが、そういう課題もなく、孤独に死んでいく場合もある。それはそれで一本の作品になりそうですね。 (追記)主人公が観た死後の世界のイメージ、その直前の津川雅彦との口論シーンは癖になる。[DVD(邦画)] 9点(2003-07-02 18:12:07)
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