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1. 間宮兄弟
《ネタバレ》 予備知識なしで見たため、こんな映画とは知らず、だらだらした展開がじれったかったです。よく映画としての企画が通ったものだ、テレビドラマで十分じゃないのかとも思いましたが、おそらくテレビ番組として見ていたらコマーシャルでチャンネルを変えてしまうでしょう。カメラの方向を変えず、観ている人の想像力を働かせようという手法も、最後までしつこい感じです。お金を払って映画館で観ていたら不満が募りそう。とはいえ、(視聴したのは自宅のテレビですが)最後まで見続けたのはテレビドラマじゃなくて、映画だったからだと思いますね。映画としてはどうかというと、これはこれでよいのかもしれません。いつの日か、もう一度見たくなる気がします。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-11 20:52:39)
2. 万引き家族
《ネタバレ》 凡作。是枝監督が日本での政府関係者による祝意を断ったとか、そのくせカンヌというフランス政府主催のイベントでパルムドールを受賞してるということはさておき「映画として」は楽しめるのだろうと期待していた。その分、ガッカリした。決してストーリーが悪いわけではない。役者もよかった。気になるのは演出だ。【ネタバレ注意】冒頭の万引きシーン、あんな目立つ(あやしげな)動きをしてたら、すぐバレるんじゃないだろうか。そうでなくても防犯カメラがあるところだったら、バレそうな万引きばかりでビックリした。貧乏の描写も“記号的”なのかもしれないが、なんだか嘘くさく感じる。それに、クリーニング店でワークシェアとか、仕事の奪い合いとか、今の人手不足時代の話ではないよね。なお、松岡茉優が貧乏くさくないと思ったら出自が違うとか、祥太がわざと捕まるシーン以降とか、脚本そのものはよいと思う。[映画館(邦画)] 5点(2018-06-30 01:17:43)
3. 真夏の方程式
《ネタバレ》 凡作。「容疑者Xの献身」が面白かっただけに残念。【ネタバレ注意】最初から事件の真相を見せていく手法はかまわないが、最初から身内をかばっているというシナリオが明らかで、そこからあまり外れないストレートな結末で意外性が乏しい。必ずしも意外なことを求めるわけではないが、ペットボトルで海を見せる実験はよかったけれど本筋とは関係ないし、そもそもいずれの人を殺すという動機が軽すぎるし、最終的に相応の報いを受けていない(成実は14歳未満なら、そもそも刑罰を課せられることはないだろうが)。そうした点も「容疑者Xの献身」とは異なる。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-05-05 00:59:00)(良:1票)
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