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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ラスト サムライ 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のインディアンを、サムライに置き換えたような作品。 日本人にはさすがに「ん?」という場面もあるけど、大作だけあって、金がかかっており、 合戦シーンや美術には見応えがある。「武士道の精神」というテーマは十分伝わってくるし、 侍をアメリカ人に紹介するにはこれで十分かも。後半の浪花節のような展開には苦笑するも、 そういった意味では日本には好意的に製作されている作品。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-08-15 04:18:52)《改行有》 2. 羅生門(1950) 芥川龍之介の原作。つまんなそうだなと思ったら、物の見事に引っ張られた。 黒沢監督って、昔からこんな手法を使っていたのか。 あくまで実験的作品といったような作りだが、「市民ケーン」を鑑賞した時のような、 当時としての斬新さは確かに感じた。ラストはていよくまとめられてしまった感があるけど、 終盤までは大変面白く、役者陣に関しても安心して見ていられた。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-25 08:35:44)《改行有》 3. ラストコンサート 歳の差カップルの、純粋ラブストーリーもの。 てっきり最近の映画だと勘違いしていて、随分と70年代を意識した作りだなぁと思っていたら、 76年の作品だった。導入部はまあいいんだけど、そのあとの二人の行動に多々首を傾げる部分が。 恋愛というより、心の弱い者同士が何となくくっついている感じ。 ヒロインはかわいい顔をしている。オッさんのほうはピアニストということで、 美しい音楽がストーリーをカバー。映像もまあまあきれい。ラストは一応涙を誘う展開だけど、 よくあるオーソドックスなパターン。中学生の女子あたりなら感動できるのかも。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-11 15:28:35)《改行有》 4. Love Letter(1995) 序盤は何をやっているのかまったく理解できず、「あ、そういうことか」とようやく理解できたのは、30分が経過してから。 映画の一人二役って、本当に安っぽい。せめて髪型やメイクを変えるとか、その程度の工夫ぐらいはしてほしい。 手紙のアイデアは面白く、先の展開に期待を持たせたものの、中盤からはなぜか主役が交代。 いや、どちらも同じ女優さんが演じているから、どっちでもいいでしょってことなんだろうけど、最初のヒロインのほうは伏線を回収できていないし、何だかいい加減だなぁという印象。 結局ラストのオチも、居酒屋あたりで「いい話だね」で終わりそうな軽いものになってしまった。 映像と音楽はいい。雪景色が作品全体に心地いい透明感を与えているが、内容も透明さいっぱいの作品でした。[ビデオ(邦画)] 4点(2011-07-18 07:03:08)《改行有》
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