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プロフィール
コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》  交通事故で両親を亡くしたおっこ、でもずっと涙を見せないの。  その気持ちを抑え込んでるのがわかるので泣けて、それが絶対どこかで破裂しちゃうのでしょう、ってわかるので泣けて。そして・・・  おっこが泣かないのは、泣いてしまったら両親の死を認めてしまうことになっちゃうから。でも、そのクライマックスが、あまりに過酷な運命の巡り合わせで、もう。  でも、そんなおっこを包む世界の優しさに癒されて。  おっこが暮らすことになる温泉旅館の人々とお客さんたち、温泉街の人々、学校の友達、そして、おっこにしか見えない幽霊と子鬼。  様々なふれあいを通しておっこが両親の死を受け入れ、乗り越え、成長してゆく姿が描かれるのね。  2人の幽霊は劇中では実際に存在しているのだけれど、おっこのイマジナリーフレンドの象徴で、その姿が見えづらくなる、別れがやってくるというのが、おっこの成長を示していて。それはとても切ないのだけれど・・・  最初はイヤなクラスメイトに思えた大ホテルの令嬢なピンふりも、真面目で精いっぱいに生きていて、おっこに真剣に接してくれる良いコだし、ここに出てくる人々みんなが本当に魅力的。  『のんのんびより ばけーしょん』に続いて脚本はさすがの吉田玲子。  群像の中で人と人との繋がりを、甘いだけでなく、時に厳しく、時に切なく描いてみせるのは彼女の真骨頂と言えるのかも。  蛇足だけど水領がソフトトップを走行中に開けちゃって「!」ってなったのだけど、最近のポルシェって時速50km以下ならオープンできるのね。私が乗ってたクルマとは時代(と価格)が違うわ。   ジブリ的という評価もあるけれど、少なくともおっこはジブリのヒロインよりももう少し現代的でおバカなカンジなのが良いわ。絵柄もエンドロールのイメージボードにはまだジブリ臭があるけれど、実際の映像はジブリとは違った魅力があるし。中盤のショッピングモールなんかはジブリ映画には出て来ない要素でしょうねぇ。ジブリ的なるモノをトレースせず、独自性があるからこそいいの。  色々と模索されている「ジブリの後継」の中ではこの映画のスタッフはかなりいい線を行ってる気がするわ。  ここ数年公開された様々な家族向けのアニメ映画の中でも抜きんでた良質な作品ね。[映画館(邦画)] 9点(2018-09-28 16:36:27)(良:1票) 《改行有》

2.  ワイルド・スピード/ICE BREAK 《ネタバレ》  これまでの作品を見ていないと判らない点が多々あり、でも見ていたところで疑問に感じてしまう点も多々あり、と。  かつてファミリーの一員を殺した人間でもファミリーになれますよ、ってそう簡単に納得できませんわなぁ。死んだ人間が浮かばれませんわなぁ。  っていうか、実はドムもファミリーをあまり大切に思ってないんじゃないか?っていう。子供を救うという最優先項目の前ではファミリー殺したって仕方ないとばかりにファミリー相手に暴れまくりますしね。ファミリーもファミリーで、そんなドムを「子供奪われちゃったんじゃ仕方ない」とばかりに無条件に許しちゃう世界なわけで、なんなんだか。子供が必要だけど前の恋人はジャマ、っていう脚本上の都合(あからさまにそうなるって展開が読めるっていう)で殺されてゆくエレナが不憫。  長い時間、ドムが敵側に存在するので、見ていてモヤモヤ、ヤキモキしてストーリー的にはあまり気持ち良くありません。いかにも更に続くなシャーリーズ・セロンのケリの付け方も、ここまで引っ張っておいてその程度で済ませちゃうか、と。  前作から続いて登場する、個人の居場所を世界中の監視システム使って特定しちゃうゴッドアイとか、遠隔操作を標準装備してるとしか思えない一般車とか、もはや何でもありでハチャメチャな映画。  でも、操られた大量のクルマが塊となって街中を疾走するとか、氷を突き破り車をすっ飛ばして浮上する潜水艦とか、ハデな映像が大スクリーンにバーンと展開する気持ち良さ、そして怒涛の展開に結構長い上映時間でも全く飽きさせる事がない状態は良かったと思います。前作はちっともクルマが「走って」なかったですけど(飛ぶか壊れるかばっかり)、今回はまだ走っていましたし。基本バカな映画を許容して楽しめてナンボといったところでしょうね。  何があったところで、ラストでみんなでパーティすれば問題無し、って。でも次回作のラストでシャーリーズ・セロンがパーティに参加してたらヤだなあ。[映画館(字幕)] 6点(2017-05-03 21:33:10)《改行有》

3.  ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》  「ポール・ウォーカーの死がなければ、ラストの感動も無いから作品の評価も変わる」とすれば、それはポールに対して非常に失礼なワケで、だからあくまで映画は映画として。  5作目が頂点で、あとはまたちょっと下降線辿ってるかなぁ、という気がします。  CGを多用する事で(そもそも最初からCGに頼る事を前提としたプロットになっている事で)画から説得力が欠けてしまっているのは4作目のクライマックス同様。  細かい事はどうでもいい娯楽大作と言っても、脚本の穴は大き過ぎ。見せ場の終わりがエピソードの終わり、だけど車ごと降下してラムジーを救出した後、どうやってあの国から脱出できたの? ビルからビルに飛んだ後、散り散りになっていたメンバー全員どうやって外に出られたの? 結局、見せ場を乱暴に繋いでるばかりなんですよね。  そういう雑な作りだから「仲間ではなく家族だ」とか言ってるわりにハンの死の扱いは軽いですし、せっかくのカート・ラッセルやトニー・ジャーにしても、物語に重要な作用をしておらず勿体ない状態。マイケル・ベイの映画みたいな大味さではあります。「クルマ・おっぱい・お尻・キャットファイト!」みたいな中学生レベルの稚気もマイケル・ベイっぽいですが。  そういうガキっぽさと、ヘンに深刻ぶったドラマと、ビッグバジェットの超大作化とが不協和音を奏でている感じですが、それこそが『ワイルド・スピード』の魅力なのかもしれません。予算タップリな分、見せ場もタップリですし。  ディーゼルは相変わらずの大根ですが、5作目から参戦のドウェインと、今回の悪役ステイサムとで3大ハゲ・アンサンブルを奏でているところはステキ。ドウェインがガトリング銃を手にする画なんて「待ってました!」って感じで。  シリーズを重ねるごとに、どんどんクルマへの拘りが薄くなってしまって(だからこそ空を飛ばそうって発想になるのでしょうけれど)、そこは不満かな。もう少し走りのサスペンスを見せて欲しいところで。今回は徹底して飛翔・落下・破壊で構成されていて、だけどそれはクルマが持つ基本性能と、それが醸す魅力とは全く別のものですからねぇ。  あれこれ文句書きましたが、元々「んなアホな」ってツッコミ入れながら楽しむタイプの映画なので、できればこれからも楽しませて欲しいな、と思います。[映画館(字幕)] 7点(2015-04-30 20:54:52)(良:1票) 《改行有》

4.  わが母の記 《ネタバレ》 ちょっとピンと来ませんでした。このテの家族の歴史を描いた物語はとても文学には敵わないとは言え、もう少しこの家族に愛着を抱くような描き方であっても良かったのではないかなと思います。アメリカンナイズされた監督の、短いカットでどんどん繋いでゆくやり方がこの題材に合うようには思えないのですよね。ひたすら騒がしく忙しい人々の映画に映り、肝心のそれぞれの顔が今一つハッキリ見えてきません。終わってみれば役所広司、樹木希林、宮﨑あおいの三人の存在感ばかりが浮かび上がり、一方で南果歩やキムラ緑子など、それなりに重要な役割を担っていた筈の人々の顔がトンと浮かんできません。実は長女夫婦こそが最も大変な訳ですが、その苦労が最期を告げる電話のシーンのみに集約されている感じなのは、ちょっとねぇ。でも、実体験と重ねて思う事はいっぱいあって。私の母はまだ私が10代の頃、今の私よりも若くして亡くなりましたが、父は二年前に他界し、その時にこれで次はやっと自分の番だと感じた、その同じ思いが描かれていて。この映画では大家族に囲まれて恵まれた人生の終わりの日々を送る訳ですが、今の時代にはなかなかそうは行かず、私は障害を抱え認知症が進んだ父を一人で介護、その上で怠惰なケアマネと無神経な病院の対立の狭間で悩まされ、離れた家族は協力どころかジャマをしにやってくるという生き地獄を体験しておりました。きっちり親を看取るという難題、今、家族というものの在り方を再考すべきだと、ただ「母の愛に感動しました」のみでは終わらない、観客が抱く現実問題との対峙を喚起させる側面もある作品だったと思います。[映画館(邦画)] 6点(2012-05-04 15:41:59)(良:3票)

5.  私の優しくない先輩 《ネタバレ》 見終わって、なんかどっかで見た事がある様な物語だなぁ、と思いましたが、韓国映画の『アメノナカノ青空』ですね。アレの超ハイテンション版、みたいな。負の感情もドロドロした気持ちも含めて生の実感を激しく謳う、メッセージ性の強い映画です。後半に主人公が見せる激しい感情の爆発が、先輩の真っ直ぐな熱さが、ガンガンとスクリーンに叩きつけられて見応えがあります。描かれるキャラ、エピソードが絞られているがゆえに雑味に惑わされる事なく映画を堪能できます。ただ、先輩が「ああいう先輩」な理由を説明してしまうのはメロドラマ的な矮小化になってしまいますし、前半のあれこれと作為的な映像を盛り込んでゆく部分はトーンがハンパ過ぎてしまって見ている方がちょっと恥ずかしく感じてしまいます。ああいうのは中島哲也監督くらい徹底的にやらないと。16mm撮り(だよね?)は後半の生々しいトーンには合ってますが、前半のガチャガチャした部分には発色の乏しさやディティール描写であまり適合しているとは言い難く。もっとも私にとってのこの作品最大の難点は、そういう終わりの映画なのね・・・ってところで。彼女にメッセージを負わせ過ぎだよ・・・と。いい映画だけど、好きにはなれないのね、このタイプ。エンドクレジット部分の凄さを見れば、この映画に賭けた人々の熱さっていうのはハッキリ判るんですけどね。エンドクレジット大賞っていうのがあったら、今年の大賞を受賞できるんじゃないかってくらいの凄さなんですが。[映画館(邦画)] 7点(2010-08-05 15:51:13)

6.  わたし出すわ 《ネタバレ》 一体何見せたいの?ってのが最初の感想。見事につまんないんだ、これが。リアリティのカケラもない話なんで(登場人物の口からこぼれだすセリフのありえなさったらもう)、最初から受け手が話の方にノるこたぁ期待してないんでしょう。んで、じゃあ映画を見ている観客に何を考えさせたいんだ?って時にね、そこに教訓的なおとぎ話が成立してるんならともかく、考えるのもウザいくらいに積み重なってゆくエピソードがバカくさいんですよ。箱庭協会会長就任とか、ホストに入れ込んだり包丁持って突撃する女とか、牧場の牛の群れの前で死んでる女とか、バカじゃねえの?と。あまりにつまらないんで、頻繁に登場する二人での食事シーンや、昔からのワンパターン平行構図(『家族ゲーム』のクライマックスに象徴されるように元祖的存在ではあるけれど今や邦画でこれ出てくるだけでウンザリ)が、斜めになって、垂直軸もズレて、そしてまた平行に戻って、その反復の意味でもたりーっと考えてるか、と思いながら見てましたが、だからどうした!とゆー結論しか出てきやしません。いや、黙ってるシーンと会話シーンとの映像的な違いってのが最後に主人公が「対話」する重要なシーンに繋がってるんでしょうけどさ(画面が傾いてるのは乗り物がただ移動している画とひとりで黙ってる画とセリフが文字で表示される回想の画)。あくまで「だからどうした」なんですよ。箱庭の中の小さな老夫婦を俯瞰するじゃないですか。雨降らせたりして。あそこにこの映画のエピソードの象徴(お金ゆえに壊れる二組の夫婦、お金を捨てたゆえに壊れない一組の夫婦が描かれてるワケで)があったりするんでしょうけれど、そんな浅いのか?その程度でいいのか?と。この映画に登場する人々はこの世界のどこにも居ない人。そこから何を感じ取れって言うんでしょ? あの、一応、こちらもお金出して見に行ってるワケなんですけど。そうそう、文化庁へ。お金は大切に使いましょうね。最後に反復。一体何見せたいの?[映画館(邦画)] 3点(2009-11-13 09:41:51)

7.  ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 前から話が繋がってんのね。1、2作目はテレビで見たハズですが、すっかり忘れちまったい(映画館で見ないとなかなか記憶に残らないという困ったクセが)。都合良く「レースで勝負だ」ってノリは麻雀ゲームみたいな無理矢理さ加減で毎回笑わせてくれますが、ヴィン・ディーゼルに主役を張るだけの華がないのがツラいですわぁ。つーか、レティとの関係がちゃんと見えてこなかったんでディーゼルのテンション低い演技と相まって、復讐の物語としてもどうも盛り上がらず。しかし、それより何より、なんつっても、これまでのシリーズにあった、ドレスアップされたチューンドカーをフェティッシュに見せるってのが殆どなくなってしまったのが非常に残念。あれがあってこその『ワイルド・スピード』なんでないの? あれがないとフツーのカーチェイス映画だわさ。つーか、昨今のインフレカーチェイス映像と比較してもジミ。唯一、クライマックスの坑道内チェイスは『スター・ウォーズ』みたいでちょっと面白かったですが。自動車映画としてのワクワクは番外バカ映画な前作未満でした。そういうのは今度出るXBOX360の『Forza3』で存分に楽しむとしますか。え?『GT5』?プッ、冗談でしょ。って、私ゃマイクロソフトの回し者か?[映画館(字幕)] 6点(2009-10-12 18:20:33)(良:1票)

8.  惑星大戦争 行き当たりばったりな地球侵略作戦を組んだ宇宙人に対抗すべく、行き当たりばったりな人々の思考と行動によって、行き当たりばったりに発進した轟天号。お互い行き当たりばったりな攻防を繰り広げつつ、行き当たりばったりな勝利を得る。そんな物語を行き当たりばったりな演出と演技と音楽で盛り下げる、紛う事なき行き当たりばったり超駄作。ツッコミ出したらキリがない、映画の頭から終わりまでボケ倒すという困ったちゃん。今となってはダサカッコいいかな?と思って見たけれど、やっぱりダサいだけ。『スター・ウォーズ』人気にあやかって急造された映画だけど、そこにあるのは昭和ゴジラ終焉後の東宝特撮の悲しいショボさの集大成。しかし、ピッチピチな17歳の浅野ゆう子をフィルムに焼き付けたという事だけで、この映画の価値はゼロではないなぁ、と思うのでした。あと、しつこく流れて耳に残るダサいテーマ曲が困ったモンだ。思わず口ずさんじゃうじゃないか。[DVD(邦画)] 1点(2008-01-21 15:32:52)

9.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 シリーズ3作目で日本へ行ってコケるって『がんばれ!ベアーズ』みたいな映画ですな。これ、ロケ現場に遭遇して(中目黒で撮ってたヤクザ事務所なパチンコ店周辺ね)、ガード脇の飲食店街にやたら電飾看板をいっぱい設置していて、毎度の映画やドラマの撮影にしちゃ派手ねぇって思ったんですが、後になってハリウッド映画だと知って納得。お金のかけ方が違います。日本で撮ったシーンと、日本っぽく撮ったシーンとでエキストラの民族が明らかに違ったりするんですが、あちらの人には東洋人の顔なんて区別付かなくておんなじだって感じなんでしょうね。メインの東洋人二人はどう見てもソン・ガンホと同じ遺伝子持ってるでしょ?みたいな顔だし(でも、そのうち一人はハンって名前なので間違いではないのかな)。さて、映画はすっかりB級ワールドに突入しておりましたが、結構楽しめました。やっぱりドリドリなノリこそがジャパニーズ!って感じですからね。勝負は峠だ!っていうのもヘンに判ってるわぁ、みたいな。アメリカの走り屋が日本文化を体験してゆくのと、スピードではなくドリフト主体の走行を覚えてゆくのがシンクロしていて、日本人から見ればそりゃないだろ!ってツッコミ箇所も多々ありはするものの、おバカジャポネズムの中の成長物語として笑って見られました。Z、シルビア、ランエボ、RX-7等々の日本車がどハデにドレスアップされてブイブイいってるのを見るのもまた楽し。現実にはこの映画みたいな走り方をしちゃいけませんから(自分が事故るのはともかく人に迷惑かけたらアカン)、このマンガやゲームのノリをまんま映画化したような映像を見て満足してましょう。[DVD(字幕)] 6点(2007-05-20 01:20:56)(良:1票)

10.  笑う大天使 《ネタバレ》 原作はもっとドライなんですよね。川原泉の、悲劇すらも笑ってみせる感覚を、この映画は全然描いちゃいません。ベタなウェットさを出してしまっていて、それはちょっと違うんでないかなぁ、と。で、映画としてはかなりダメダメ。もっとお嬢様世界での学園生活に対する3人の違和感やマイペースさ加減、そして3人それぞれにまつわる男達をしっかりと描いてくれないと、さっさと誘拐事件に到達してさっさと終わるって感じで印象薄~い状態。ガチャガチャなCGも見づらいアクションシーンも安っぽさを醸し出しておりますし。クライマックスの巨大化なんて、もう少しやり様はなかったの?と。演技のタイミングにしても、それでいいの?みたいなぎこちなさ全開になってますし、音楽はまるっきり画面に合ってなくて浮きまくりでやかましいし。でもなぁ、なんか私はこの映画を否定できない、むしろ庇ってあげたい、いやむしろ好き、みたいな。樹里っぺのお仕事ぶりは、近作の「亀は意外と速く泳ぐ」や「虹の女神」、ドラマ「のだめカンタービレ」に比べても弱いんですよ。役者として半端に映ってるなぁ、って。関めぐみだって「恋は五・七・五」や「8月のクリスマス」なんかに比べてもキャラが薄いし。でも、このヘンな世界を上野樹里、関めぐみ、平愛梨という3人の個性で実体化させた、ってところだけでも私としては嬉しいし楽しいし。半端に安く、半端に脱力系状態になってしまっているのは残念ですけれど(脚本に3倍、撮影に2倍、編集に3倍の時間をかけて下さい、みたいな雑さ加減)、全く箸にも棒にもかからないダメ映画という訳でもなくって、愛すべきところは沢山あって、だから私としては、ダメなコだけどかわいい、という評価を下させてくださいませ。[映画館(邦画)] 6点(2006-11-18 19:52:32)(良:1票)

11.  ワースト☆コンタクト 《ネタバレ》 ヤクザ映画ノリが延々続いたらどうしよう、と思ったのですが(ヤクザ映画はカッテニヤッテロとしか思わなくて苦手なので)、宇宙人が登場してからどんどんヘンな映画になっていったのでまずはひと安心。登場人物それぞれが勝手に暴走してどんどん収拾つかなくなってゆく、メチャクチャな映画。でも、ひたすら空回りし続けるゆる~い笑いが延々と続いていって、そういうのはちょっと苦手かな。パズルのピースがハマってゆくような気持ちの良さは全くなくて、じれったい、イライラする、ってパターンだったりするので。収拾つかない映画にありがちなオチですし(しかし、ボカーンって落ちてくるのかと思いきや、プチッてカンジだったのは笑いましたけど)。こんなしょーもない人間、こんなしょーもない地球、だけど・・・ってところにちょっとカッコ付け過ぎちゃってるかな。もっとハチャメチャで良かったんでない?みたいな。キャストから想像できそうなアクションシーンも殆どなくて、全体的にユルユルな感じがバラエティ番組のコントのようでもあり。板尾さん登場すると、どうしても板尾さんの元からのキャラに頼り過ぎ、って感じがあって、この映画の面白さって結局板尾さんの面白さだけ?みたいな。エンディングの懐かしい曲は映画の内容を真逆に表現していてナイスな選曲でした。[DVD(邦画)] 4点(2006-10-17 00:16:15)

12.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 「時をかける少女」が名作だったので細田守監督の名をキーワードに借りてみたのですが、演出とか以前に脚本がダメでした。とにかくひたすら空回り。幾つかのエピソードを同時進行させる中盤では、見せ場がバラバラになってしまっていて、テンポが悪くて仕方ありません。大々的にアクションが展開するシーンなどは、ひと息に見せるべきだと思います。それにキャラクター同士の絡みもテンポを悪くしてしまっている要因になっていますし。「ワンピース」を知らない人間にはこの映画ではキャラクター関係がちっとも理解できないというのに(そういう人はいないという事を前提に作られているのでしょうけれど、私は知らないんです。「ジャンプ」もう30年読んでないし・・・)、説明ナシのゴタゴタした描写だけが延々続くという状態。作画なんかはメリハリがあってCGとのマッチングも上手く行ってたりもしてましたが、全体的にはめっちゃ雑。メインタイトル部分が綺麗で期待を持たせただけにガッカリな状態でした。そして映画後半はボロボロ。展開のダラダラさ加減も去ることながら、グロテスクで陰惨な展開となり、ひたすら暗い状態。一応コレ、子供枠、昔で言うところの東映まんがまつり枠で上映された映画ですよね? 東映の上層部は脚本段階でチェックしないのかなぁ? 子供の情操教育にはめちゃくちゃ悪いアニメですのー。今の東映アニメーションにだって、いいモノはあると思うんですけど、子供相手の商売っていうのを、もう少し考えて頂きたいところではありました。【追記】ネットで細田監督のインタビューを読んだところ、プロット段階と脚本と実際の映画には大きな差があるようで、となるとこれは細田監督の問題なのですねぇ。「ハウル」降板事件の顛末を投影なさってるようですが、それを見に来た子供に背負わせるのは良くないっ(笑)[DVD(邦画)] 3点(2006-08-09 00:37:12)

13.  綿の国星 大島弓子を原作とし、音楽でリチャード・クレイダーマンや谷山浩子、来生えつこが参加と、素材はとっても良かったのに、料理する人達に少女マンガの血が全く理解できてなかったらしい感が伝わってくる残念な映画でした。チビ猫の作画を頑張ってるのは評価に値するんですが(元々原稿ごとに表情から何からころころ変わるキャラなだけに)、ガチガチに保守的なアニメの文体、べったりとした普通の背景、チビ猫以外の作画は平板、ポイントとなる音楽以外の音楽は平凡と、大切にしなくちゃいけない部分があんまり見えていないんじゃない?って印象が強くて、「綿の国星」の持つ魅力のカケラくらいしか表現できていない事に見ていてイライラしました。初めに物語ありき、設定ありきな理詰めで創り上げて伝わるモノじゃないと思うんですよね。いかに大島弓子の世界を映像と音で表現するか、そこに尽きるワケで、それには今となっては当時の技術なりスタッフの意識なりではまだ早すぎた感があります。アニメの文体も技術も飛躍的に多様化した今ならば、もう少し『大島弓子』を表現できると思うのですが。[映画館(邦画)] 4点(2006-05-23 22:46:50)

14.  笑の大学 《ネタバレ》 期待したほどでは、という感じでした。中盤に存在する、役所広司がハジける部分、ここが見せ場になっているのですが、周りのお客さんの反応とは逆に、私はここでさーっと醒めてしまいました。そこに至る過程って自然だったかぁ?と。お互い作用し合って、高められていって、遂に辿り着くポイントなのですが、どうにもこうにも役所広司がそこまでになってしまう事に納得ができないのですよね。なので、この時点で私とスクリーンとの間に距離が生じてしまいました。実のところラスト近くの役所広司の告白によって、それが必然的な流れだった事が説明されはするのですが、セリフでの説明でそれを納得させるんじゃなくて、日々の流れの中に刻まれてゆく変化でちゃんと説明して欲しかったと思います。もうひとつ、私が入り込んでゆけなかった原因は、肝心なその台本によって演じられるであろう舞台の姿がちっとも具体的に空想できなかった事。部分部分は表現されても、最後まで二人のやりとりから、頭の中に面白い芝居を組み立てる事はできませんでした。全体的に間を持たせて情感を描写しようとしているのは判るのですが、ダレる原因になっていた気がして、その時間を芝居の笑いがどんなだったのか、もっともっと教えてくれる時間に割いたら、どんなにか楽しかっただろーかと。ほとんどが二人だけで進行する映画なのですが、この二人が、実際に存在するのであろう芝居の多くの役者達を表す機能をちゃんと果たさないと、この対話劇の意味はかなり薄いものになってしまうような気がします。ラストの切なさにプラス1点、というところで。6点(2004-11-01 20:29:24)(良:2票)

15.  ワンダー・ボーイズ うー、この映画の面白さ、楽しむべきポイント、というのがどこにあるのか全く掴めないままでした。ここに登場する人々に、ちっとも共感できないんですよね。登場人物がそれぞれに、何を考えてるんだか意味不明。笑うに笑えないエピソードの数々。ごめんなさい、私にとってこれはとことん相性の悪い映画、という感じでした。[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 15:02:14)

16.  わが青春のアルカディア あー、高レベルの作画がもったいない・・・。ハーロック誕生物語をこじつけました、みたいな映画で、物語自体はちっとも完結してないですし、楽しめる部分がちっともないツラい作品。松本零士作品は多くがリンクしているのですが、あちこち辻褄が合わない部分が多くて、ブームのピークの頃は良かったけれど、今となっては、もう付いてゆけません。オープニングの、延々と裕ちゃんのモノローグが続く部分も、本編の物語にどう結合してるんだか、ちっとも理解できないですしねぇ。音楽は良かった印象がありますが、格調高すぎて中身に合ってない、って感じでしたし。そもそも、イルミダスとかマゾーンとか機械化人とか、一体誰が地球を支配してるのよ?[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 14:44:16)

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