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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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381.  ジャズ大名 《ネタバレ》 なんともヘンテコな映画です。そしてもの凄くフリーダムなんです。類似のものが見当たらない、唯一無二のコメディ映画。テンポ、展開、そしてストーリーそのどれもが独特なんです。いや、そもそもストーリーもあってないような気もするし。終盤20分なんて、みんなでどんちゃん騒ぎしてるだけだし(笑)。でもなんか、そのフリーダムすぎる内容に、楽天性となんともいえない可笑しさを感じます。[DVD(邦画)] 6点(2014-03-03 23:21:50)

382.  貞子3D2 《ネタバレ》 明らかに、前作よりもショボくなってまいすね。 勢いとかスピード感とか映像のセンスとか、、、。 たぶん、予算が減ったんじゃないかなぁ? VFXもほとんど見受けられなかったし。 前作の化け物貞子が結構好きだった自分にとっては、 この目に見えるスケールダウンはガッカリでした。 ストーリーも、あるのかないのかよくわからない 意味不明の展開で、特に貞子的なものが出るシーンは どれも脈絡がなく、なんというかシュールすぎじゃないのと。 音の強弱も大きいので、リモコンの音量を 大きくしたり小さくしたりして見なければならず大変でした。[DVD(邦画)] 4点(2014-02-22 14:29:01)《改行有》

383.  JUDGE/ジャッジ 《ネタバレ》 最近よくある密室系サスペンスなんですが、 本作はその中でも駄目なほうのタイプです。 本作の特徴としては、登場人物がぬいぐるみを かぶせられている点と、そのぬいぐるみから見る 主観視点、この2つがオリジナリティと捉えて いいと思うのですが、じゃあそれが面白さに繋がって いるかというと全くそうではなく、ストーリー展開にも かかわってこない、全く意味のない要素なのです。 閉ざされた空間に7人が監禁されているところから 始まるのですが、なぜか7人はとても飲み込みが早い。 この非現実空間にすぐさま対応し、例のごとく言い争う始末。 どうすればここから出られるのかとか、犯人の狙いはとか、 そういうのを掘り下げるべきなのに、自分を押すか押さないかで 延々と喧嘩してるだけというショボさ。 そしてなにより駄目なのは、どの人も嫌な奴で 誰も助かってほしいと思えない点。 これじゃ肩入れできませんから、ハラハラも出来ないでしょう。 有村架純さんが嫌な女を演じてたのは意外でしたが、 その彼女の演技もたいしたことなく。 佐藤二朗が出てるとコメディに見えてしまうのも難点。[DVD(邦画)] 4点(2014-02-19 21:36:18)《改行有》

384.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 終始凡庸な話だなと思って観ていたのですが、終盤の殺陣から必死剣披露するところまで実に見応えがあって良かったですね。普通、時代劇のチャンバラというと、1シーン1シーンを長めにじっくり見せるパターンが多いのですが、本作はいろんな角度から撮影してそれを編集でつなぎ合わせているという、なかなか高度な作りになっております。そんで首から出る血しぶきとか、鬼気迫る表情とか、少しずつ切られて弱っていく主人公とか、実に生々しくてぐっとくるものがありましたねぇ。ただ、あんだけ大人数いるわけだから、わっとかかればすぐに倒せるやんとか思っちゃうんですが、そういうツッコミは下衆なのでしょうかね。間違いなくトヨエツの代表作だと思います。[地上波(邦画)] 6点(2014-02-18 22:51:17)

385.  スクールガール・コンプレックス~放送部篇~ 《ネタバレ》 ガールズ・ラブ系の映画は個人的には好きです。 本作は恋愛を前面に押し出すというよりは 友達関係や甘酸っぱい一瞬一瞬の切り抜き等、 共感できる要素の積み重ねという感じで良かったですね。 映像的にも爽やかでそつがなく、少女達の演技も ナチュラルで巧かったように思います。 チユキのダメダメっぷりは自分にも重なるものがあるし、 「恋ってほんとにうまくいかないね~」という台詞にも 凄く共感が持てます。 朗読会が突然愛の告白になるのは正直失笑しちゃいましたが、 まぁ全体的には悪くなかったと思います。[DVD(邦画)] 6点(2014-02-18 16:08:16)《改行有》

386.  セックス・チェック 第二の性 《ネタバレ》 いや~、このコーチ、無茶苦茶ですな(笑)。表面上はスポ根映画ですが、これはスポーツものというよりはスポ根を装ったシュールコメディではないでしょうか。最初から最後まで、このコーチの無茶苦茶さ、斜め上を行くヤクザっぷりを見て楽しむという、そういう作品なんだと思います。もう、「んなアホな」の連続なんですよ。友人の嫁をレイプしたり、ありえないイチャモンやら脅しをかけたり、身を寄せてきた女をきっぱり追い出したり、半陰陽の彼女を女にするためにセックスしたり見せつけたりと、なんちゅうこっちゃ、と口をあんぐりしながら鑑賞していました。この役柄に緒形拳はまさしくぴったりで、本当に素晴らしい演技をしていたと思うし、ひろ子役の人も難しい役柄を巧いこと演じてらしたと思います。そんであのラストにもまた驚き。結局あかんのかい!ていう。今の映画では考えられないような「完」。でもその潔さが逆に新鮮で、それも含めて面白いなって思っちゃいます。もの凄く変な映画だけど、そのヘンテコさを娯楽に転嫁出来ている希有な作品。[DVD(邦画)] 6点(2014-02-11 03:32:29)

387.  危いことなら銭になる 《ネタバレ》 山﨑忠明さんという脚本家は、たしかにアニメの脚本をたくさん手がけている方のようですね。言われてみれば、「ガラスを擦る音」でギャー!と逃げ回るとか、まさしくアニメっぽいですものね。宍戸錠と浅丘ルリ子のキャラは、ルパン三世のルパンと峰不二子のキャラそのものだという気がします。コメディ映画ということなんですが、正直それほど笑えはしませんでした。それよりも敵のアホっぷりが気になっちゃって(笑)。ガスで殺そうとするとかまどろっこしすぎだし、エレベーターでの銃撃も弱すぎ。まぁだからこそのコメディ映画なのかもですけど。台詞の言い回しがみんなもの凄く早くて、快活なテンポで全編飛ばそうというのが見て取れます。舞うお札に始まり騙しお札に終わる、マネーに踊る人間喜劇です。[DVD(邦画)] 6点(2014-02-09 13:01:13)

388.  忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段 《ネタバレ》 前作からは、全体的なノリや 映画の形式を茶化したユーモアセンスなどを そのまま引き継いではいるのですが、 個人的には前作のほうが良かったです。 監督が交代したことによるものなのかな。 元々がアニメですから、前作はそこを意識して 室内も外も「非現実感」のある画作りをしていたと 思うのですが、本作は室内がセットの雰囲気まるだし、 外はそのまま外で現実そのもので、アニメ的な 映像感がなかったように思います。 子供が見るにも、少しわかりにくい台詞や 言い回しがあって、その点も気になりましたね。[DVD(邦画)] 5点(2014-02-08 22:50:22)《改行有》

389.  人生、いろどり 《ネタバレ》 恥ずかしながら、「はっぱビジネス」というこの実話を本作で初めて知りました。誰も見向きもしなかった、ゴミと罵られたただの葉っぱを年商2億円の商品にまで成長させた、そのサクセスストーリーに素直に関心。そんであのお父さんは、最初葉っぱビジネスを馬鹿にして、自分はウナギで成功させるって息巻いていたのが、まったく逆の立場になっちゃうわけですね、それがなんだかウサギと亀みたいな感じでこれまた面白い。お父さんも、それから中尾ミエが演じてた役も、最初は変なプライドがあって、それで周囲と亀裂が生じてたけど、そのプライドがなくなって打ち解けることでみんなに幸せが訪れてる。そういう人間成長が凄く共感出来る。高齢化の時代だからこそ、その高齢者の力がどんどん必要になってくる。そういう中で、本作は素晴らしい道しるべを示してくれていると思う。とてもいい映画です。[DVD(邦画)] 7点(2014-02-06 00:52:46)

390.  古都(1963) 《ネタバレ》 音楽、映像、演技、それぞれが特筆すべき素晴らしさだったと思いますね。音楽は武満徹さんが担当とのことですが、聞いていると和楽器と、それからプリペアード・ピアノを使ってるんじゃないかな?と思うのですが、ミュジーク・コンクレート的な響きを醸し出してるんですよね。それで、和楽器使ってるから当然京都の風景に合うわけですけども、同時に例えば千恵子と苗子がお祭りで出会うシーンとかの心情を見事に表現しているわけですね。衝撃感のようなもの。そしてまた劇中で自分の幻といった台詞もありますけど、なんかドッペルゲンガー的な不思議感、このお話にはそういう要素もあると思うのですが、そういう不思議感も喚起させる響きなんですよね。いや本当に見事だなと。そして映像。いわゆる京都らしい風景、場所をひとつひとつ美しく切り取り、実に丁寧に作られているなというのがわかるわけです。セットでの撮影も全然違和感なく、常にお顔を綺麗に照らした照明でね。まぁこの丁寧感というのも、一人二役を一つの画面に入れたりモンタージュで繋げてそう見せたりしているので、普通の映画以上により緻密に作らなければいけなかったのかもしれませんが、この時代にこういう映画のマジックを披露しているってところでもう感動しちゃうんですよね。昔の邦画のレベルは高かったんだなって。そして二役を演じた岩下志麻さん。彼女は艶やかさと可愛らしさを兼ね備えたとても美人な方だったんだなと。メイクによるところもあるのですが、喋り方や声色なんかも微妙に違っていて、ほんとに巧く演じ分けてるんですよね。千恵子と苗子の身分的な違い、問屋と織元の関係、昔の人の芯の強さなど、色々と思いを馳せるところが多かったです。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-03 22:37:09)

391.  不安の種 《ネタバレ》 原作は読んだことないのでわかりませんが、感想としては「ホラーというより、シュールなコメディ映画?」って感じでしょうか。いや、怖くないわけではないんです。縦目の気色悪い顔とか半分になっちゃった男性とか映像的に嫌悪感を醸し出していたと思うのですが、バーン!ていうやかましい音で驚かすという古典的手法に頼りすぎかなと。そんで「不安の種」が逐一シュールで、ホラーからひっくり返ってコメディに変貌してるように感じる。特にSキャラになる女の子とかそうでしょ。まぁ、貞子的なものに頼らず、新しいホラーを形成しようという心意気は買いたいですが。[DVD(邦画)] 5点(2014-02-01 21:08:10)

392.  中学生円山 《ネタバレ》 自分のチ○コを舐めようとするのは思春期の男子なら誰しもが思うこと、みたいな台詞がありましたが、、、、少なくとも自分はそんなこと思ったことありませんよ!(笑)。本作は、そのストーリーから察するに「妄想の素晴らしさ」そして「妄想の必要性」を訴える、そういう妄想賛美の作品なんだろうなと感じました。つまり妄想というものが、この現実をより面白く、より楽しいものにすることが出来るし、逆に妄想の世界だけに収めることによって、よくないことを現実に起こさせなくさせるものなんですよっていう。だから、いかにその妄想がくだらないものであろうが、人がきいたらバカにしそうなものであろうが、それは純粋に素晴らしいものなんですよって、そういうメッセージと受け取りました。で、なにが現実なのかそれとも妄想なのかわからないシーンも多々あり、それ故に「先が読めないストーリー」で、またある意味で「ずるい」なぁとも思うのですが、でもじいちゃんがヘビメタ披露したりベビーカーが兵器になったり、その「突飛性」がただただ単純に楽しかったことは事実なので、娯楽作品としては本当によく出来ていた、と素直に評価したいです。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-01-27 23:19:04)

393.  蛇娘と白髪魔 《ネタバレ》 モノクロ映画なんですけど、これは モノクロじゃなきゃ駄目!っていうタイプの ホラー映画だと思います。 もしカラーだったら、この独特の雰囲気は出せないし、 お手製のお面や腕がカラーだったらあまりにチャチい 映像になってたことでしょう。 モノクロという非現実の映像世界が、そういうチャチさを 打ち消してくれているわけです。 自分はさすがに大人なのでたいして怖くもなかったのですが、 もし子供の頃に観たら結構怖かったんじゃないかな。 ストーリーは簡単なミステリー仕立てになっていて、 蛇娘は本当に蛇なのか、そして白髪魔の正体とは、、、 という謎解き展開になっております。 本作で印象的だったのは、主人公小百合ちゃんの 可愛らしい笑顔、若いときの平泉征、タクシー運転手役で カメオ出演してたかずおちゃんご本人でしょうか。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-27 16:56:26)《改行有》

394.  天使のはらわた 赤い教室 《ネタバレ》 70年代のエロの雰囲気、それは自分にとっては未知の世界なので、全編とても興味深く拝見致しました。見終わっての感想は、「そ、そこで終わりなん!?」。彼女は救われることなく、またいっちゃいけない道に戻って「終」。なんという悲しい、切ない話だこと。巷には、こういう悲しい女性がたくさんいるんだよな、と、影のある女達に思いを馳せておりました。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 19:49:07)

395.  野性の証明 《ネタバレ》 あまりに荒唐無稽で無茶苦茶。当時の角川映画を知るファンにとっては、この荒削りさやエネルギッシュさが好きな人も多いのかもしれないけど、こんなよくわからん話に高得点はつけられない。自衛隊のドンパチからヤクザ、刑事もの、さらには超能力と、とにかくいろんなもの詰め込んで高倉健のかっこよさと薬師丸ひろ子のアイドル性、そして海を超えての戦車やヘリのドンパチロケなど、当時の制作者たちの鼻息が聞こえてきそうな展開に失笑してしまう。シーンの繋げ方も雑過ぎると感じるし。まぁ、良く言えば印象には残るけど。凄く時代を感じると思ったのは、銃撃の音や殴る音や爆発等の「どきゃーん!ばしゃーん!ぱしゃーん!」というやたらと威勢のいい破裂音と、血のりの朱色ですかね。今の映画だと、こんな音&色は使わないなぁ。[地上波(邦画)] 4点(2014-01-08 17:22:13)

396.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 全体の雰囲気は割と好みでしたねぇ。夢と現実があいまいな世界を、巧いこと映像化されていたと思います。序盤の車内からの風景が、完全に非現実的なわけですね。勘のいい人はここで先の展開を読めちゃうのかもしれませんけど、自分は鈍いので全然予想出来なかった。単純に、その独創的な表現に見入っておりました。死体の表現もそうですが、特にフィロソフィカルゾンビの能面みたいな顔が凄い不気味。意識下の向こう側は霧で何も見えないとか、そこを抜けると島の風景が広がるシーンとか、映像的に凄く良いです。ただ、途中の反転してからが物語的に魅力が低下してるといいますか、失速感は否めなかったですね。でも、首長竜のCGは邦画とは思えないぐらいレベル高かったですね~。とってもリアルで、ちゃんと怖さも出ていたと思います。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-07 21:50:06)

397.  許されざる者(2013) 《ネタバレ》 アカデミー賞も受賞したハリウッドの名作を、邦画がリメイクするということで、その心意気は買いたいと思うんですね。実際に鑑賞してみると、物語の舞台をそのまま日本に置き換えてもさほど違和感がなくて驚き。なにより、未開拓の北海道の風景が素晴らしい。そして明治初期の建物も、たぶんセットなんでしょうけど良く出来てて見入りましたね~。明治初期はアイヌを和人と区別し、その文化や権利が迫害されてきた歴史がありますから、そういうのを今一度思い起こさせる内容にもなってます。演技的には、柄本明さんと柳楽優弥さんの熱演が特に印象的でした。特に、最初の頃と終盤で二人ともキャラが変わってくるわけですね。最初に十兵衛の家を訪れるときのしゅっとした金吾と、自分は嘘つきだと吐露し素を露わにする金吾。そして最初はやんちゃで強がっていた五郎と、もう人は殺したくないと泣きじゃくる五郎。その変化が見どころかなと。逆にマイナスだと感じた点は、佐藤浩市の役はもっとクールで冷徹なほうが良いような気がするので、少し喋りすぎかなと感じたのと、なつめの顔の傷がそれほどたいしたことなくてあまり可哀想でない点。主人公はどうやら女子供を殺したわけではないようなので、実は許される者なんじゃないかな?という気もして、お店の主人を最初に殺したのはそういう善人キャラを吹っ飛ばしたくて、後からつけたような気がしてしまうわけです。ヒーローなどいない、この世は勧善懲悪の世界ではなく、すべてはグレーである、というイーストウッドのテーマに忠実ではあったと思います。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-01-06 21:42:37)

398.  舟を編む 《ネタバレ》 とても地道に一冊の辞書を作り上げる生真面目な担当者の皆さんの映画らしく、とても丁寧に作られていたと思います。そもそも、辞書作りをする人を描く映画というものが初めてなんじゃないかな。その知られざる世界は実に興味深く、しっかりと堪能出来ました。一冊作るのに15年かかるという気の遠くなるような大変さもさることながら、街中で知らない言葉に出会ったら紙にメモしていく「用例採集」という作業、あんなの辞書作る人以外ではまずやらないだろうな、というそのお仕事がとても面白い。そんで、登場人物。言葉が大好きなまじめ君は口べたで喋るのが苦手。そんなまじめ君とは正反対キャラの西岡さんとの掛け合いが見ていて本当に楽しい。というか、役者さんが全員素晴らしい演技してましたね。これはそれぞれの役者さんの力量も勿論なんですが、その役者さんに合った配役の見事さもあるのかな、という気がします。勿論、演出も巧いんでしょうけど。それから下宿の中の様子を、とっても味わい深く撮影されてましたね~。ああいう雰囲気のある建物ってやっぱりいいですね。ストーリーは、一冊の辞書を作り上げる、ということだけなんですが、その過程で新しい出会いと別れ、成長というものがあるわけですね。辞書作りも、話の進み口調も、なんだか「コツコツ」という感じで、そのコツコツ感がとても心地よい作品なんです。あ、音楽も良かったです。日本映画の良さみたいなものが凄くよく出てる傑作です。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 00:31:24)(良:2票)

399.  真夏の方程式 《ネタバレ》 「容疑者Xの献身」ほど、ストーリー的にぐっとくる内容ではありませんでしたが、相変わらずよく練られた脚本だなと、その完成度はやはり感心するものがあります。大人達は、子供をかばうために色々と奔走するわけですが、結果としてそれは子供のためにならず、娘さんはずっと苦しみ続けていたんだと。その点が深いですね。涙を流しながら、育ての父と鏡越しに向かい合うシーンが一番の盛り上がりどころでしょうか。あの男の子には、事実を知ってひねくらずに、科学的思考を持つ優秀な大人になってほしいものです。個人的には、そういう犯罪絡みのシーンよりも、ペットボトルロケットを打ち上げて海中を見せてあげてるシーンが一番良かったです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-30 22:08:24)(良:2票)

400.  最後の忠臣蔵 《ネタバレ》 とても日本的なお話だと思いました。ただひたすら、忠義に仕える男の物語。武士の考え方、生き方というものが、よく理解出来ました。役所広司はさすがの演技でしたね。目の動き、充血した目、彼は目で表現する役者。そんな大物にたじろぐことなく、桜庭ななみちゃんも堂々と演じられていたと思います。可音は16歳。まだまだ若いし、孫左衛門が父親となって一人で育ててきたから、嫁に行き彼と離れて暮らすことを最初は拒んでいた。昔の人は結婚も早かったですもんね~。でも、自分は武士の子だから、ということで、考えを改めていく。あぁ、武士というのは、潔いということなんだなぁ。孫左衛門の最後の切腹もそうだ。現代的な観点で言えば、そこはやっぱり、これからはおじいちゃんとして可音とまた過ごせればいいのに、て思う。でも自分は、可音を密かに育て上げるという使命故に、たった一人生き延びていた。その役目が終わったから、潔く切腹する。人間だから、みんないろんな考えや葛藤を持って生きている。だけども、そこをデジタルにすぱっと道筋通す。それが武士。だからこそ武士は、いつも美しさと切なさを宿命的に併せ持ってる。それがよくわかる作品でした。[地上波(邦画)] 7点(2013-12-29 16:39:30)

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