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プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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701.  うつつ UTUTU 《ネタバレ》 ちょっと豪華な2時間TVサスペンスといった趣です。ツッコミどころはありますし、全体的な軽さは否めません。でもそんなに悪くないと思いました。自分がそう感じたのは、“壁から流れる黒い液体”に意味を感じたからです。宮沢との最初の出会いで佐藤が見た幻。最初はB級ホラーにありがちな“雰囲気の演出”だと思いました。特別な意味は無いと。しかし、そうではないようなのです。本作のオチは、「佐藤の妻殺しは夢だったけど、宮沢夫婦の計画は本物だった」というもの。となれば、黒い液体シーンを含む、宮沢と佐藤の出会いは現実の出来事のはずです。しかし“この時点で”、佐藤が幻を見るのはおかしい。この時、彼はまだ情緒不安定ではありません。幻を見る理由がない。なら、このシーンは“佐藤の夢”と解釈出来ないでしょうか。幻の説明がつく。ではどの時点でみた夢なのか。黒い液体から連想されるもの。自分は直感的に血だと思いました。佐藤が妻に殴られた時に目にした、自身の血なのではないか。さらに夫婦の楽しい想い出“イカ墨パスタの色”。夫婦間の不審を黒色とイメージしたとも取れます。つまり黒い液体は夢におけるイメージの集合体。そしてこのことは、【死に際の主人公が、薄れゆく意識の中でみた夢から本作は始まっている】という事実を導きます。物語がループしているのです。(※このプロットは某有名難解作品を彷彿とさせます。ネタバレになるのでタイトルは伏せます。)ちょっと凝っているのでは。少なくともTVサスペンスのレベルではありません。もちろんこれは自分の勝手な解釈です。それに仮にそうだとしても「だから何なの?」と言われると困ってしまいます。凝ったつくりが、作品の魅力に繋がっていないのです。某作品との大きな違い。もっと幻想的に、もっとテクニカルに観客を惑わせて欲しかったと思います。[DVD(邦画)] 6点(2006-12-26 18:58:55)(良:1票)

702.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 本作を語るうえで『たそがれ清兵衛』は避けて通れません。少し比較してみます。まずは主役2人。松たか子については文句ありません。惚れました。ハート鷲づかみです。宮沢りえと甲乙つけがたいくらい素晴らしかった。永瀬は予想以上に良かったという印象。時代劇でも十分通用することが分かりました。ただ、真田と比較すると殺陣の部分でツライものがあるのも事実。そして物語。展開は似ているものの、印象はだいぶ違います。本作の方が軽いです。意図的に笑いを入れた描写が多かったことも原因ですが、主人公に悲壮感が感じられなかったのが大きい。失うものが無いこと、迷いが無いこと。主人公の人物造形がやや薄かった気がします。鬼の爪を使う経緯にしてもやや短絡的。人を斬る(殺す)ことの恐怖、重大さを知っている主人公ですから、もう少し強い理由付けが欲しいと感じました。“鬼の爪を物語上どうしても披露したかった”という風に見えます。やはり自分は『たそがれ』の方が好きです。言葉は悪いですが、二番煎じの感は否めません。ただ元々のお茶が上質なので、二番煎じでも十分美味しくいただけます。[DVD(邦画)] 6点(2006-12-25 18:25:51)(良:1票)

703.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 『ALWAYS・三丁目の夕日』と同じ匂いを感じました。疲れた現代人に対する清涼剤。『ALWAYS』はノスタルジーという名の、本作は実生活から離れた“楽園”という形での癒しです。癒しそのものを否定する気はありません。必要なことだと思います。でも、ただ浸るのは違う気がします。キーとなるのは田所の存在。彼の生き方を西村が非難する場面があります。結局お前も人生から逃げているだけではないかという指摘。彼は黙ります。つまり多少なりとも心当たりがあるということ。でも結局これに対する回答はなく、彼は同じ生き方を続けます。でも自分は答えを聞きたかった。どんな答えでも納得します。そもそも生き方に正解なんてありません。しかし答えないのでは、問いかけを肯定したことになってしまう。つまり人生から逃げ込む場所が楽園であると。そこで安住することを“よし”とすることを。しかしそれは違うと思います。楽園はあくまで一時の休憩所のはず。自分の在るべき場所に戻らなくてはならない。それが楽園に行く条件だと思います。(おじいとおばあにとっては、島が在るべき場所。楽園ではありません。)深呼吸は確かに必要です。でも深呼吸ばかりもしていられない。そのことを忘れてはいけないと思いました。それより心に残ったのは、おじいの言葉でした。「ダメになったらまたやり直せばいい」よく聞くフレーズです。でもおじいの言葉には説得力がある。丹精込めて育てた農作物がひとつの台風でダメになることを常とする生活。でも投げ出さず、また作り直す。経験を積んだ人間、痛みを知っている人間の言葉は心に響きます。「なんくるないさー」もそう。なんでもないような言葉でも、本当は凄いことなんだと思います。おじいの言葉にちょっと泣けてしまいました。[DVD(邦画)] 6点(2006-12-14 18:30:43)

704.  問題のない私たち 《ネタバレ》 sayzinさんのおっしゃるように、前半と後半では別の話になっています。1話完結スタイルの連ドラを2本立てにしたよう。前半が「生徒間のいじめ」、後半が「教師による生徒へのいじめ」。いじめの方法、登場人物のキャラ作り、台詞等すべてがステレオタイプで、リアリティに欠けます。美女ぞろいのクラスというのも(男性目線からすると嬉しいですが)現実感の無さに拍車をかけます。でも事の本質は外していないと思いました。個の放棄、短絡的発想、想像力の欠如、狭い社会、幼児性。いじめを生む要件は揃っています。観ていて心が痛くなります。不快指数は高い。でも本作で用意されたラストは、前半も後半も実に爽やかです。今までのドロドロが嘘のよう。そう、ウソ臭いんです。こんなに後腐れなく、丸く納まるなら誰も苦労はしません。でも共感できたのは、”主人公が自ら動いたこと“。誰もが主人公のように強くありません。だから逃げてもいいし、助けを求めてもいい。ただ、自分から能動的に動かないと事態は変わらない。呼んでもいない正義の味方は現われないということ。その点を押さえていたのは良かったと思います。あと友達は大切です。自らの身を守るうえでも、自身を成長させるうえでも。美少女揃いですし、ピチピチ水着も拝めます。でもそれを目的で観ると痛い目にあいます。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-30 18:16:07)(良:2票)

705.  のび太の結婚前夜 何の取り得もないように見えるのび太。そんな彼の根っこの部分を見抜き、のび太を選んだしずかちゃんは素晴らしいですが、そのしずかちゃんを育てたご両親も本当に素晴らしい。しずかちゃんのお父さんの言葉には泣かされます。しずかちゃんが良い娘に育った理由が分かります。でものび太の”心の優しさ”を表すエピソードはちょっと違うかなと思いました。いい話なのに、全肯定できないのがもどかしいです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-25 18:31:34)

706.  メゾン・ド・ヒミコ キャストが秀逸。オダギリジョーは上手いし、田中泯をはじめゲイ役の皆さんが個性的で味がある。そのゲイ集団の中にレズ顔(もちろん“タチ”のほう)の柴咲コウの対比が面白い。“父娘の確執”と“愉快で悲しいゲイの人生”が主軸の本作。柴崎の父に対する感情の変化が繊細に描かれています。あまりに繊細すぎて観客に伝わらないのではと思うくらい。ゲイの人生の方はやっぱりちょっと悲しい。でもお友達がいれば生きていけるものです。ラストは洒落ていて良いですね。ただちょっと物足りない。濃い題材のわりにドラマの味付けは薄味だったからかも。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-11-05 02:32:47)

707.  DEATH NOTE デスノート(2006) とくに原作ファンではありませんが、コミックは7巻くらいまで既読。そういう立場での鑑賞でした。まず原作にかなり忠実だなという印象。ただ原作は、夜神明の心理描写がとにかく多いというイメージがあるので、そのあたりは控えめだったかなと思います。続編を観たいという気にさせているので、本作は成功。主要キャストが原作のイメージどおりのビジュアルなのも良。[地上波(邦画)] 6点(2006-10-29 23:02:30)

708.  東京ゾンビ 原作既読。かなり原作に忠実だと思いました。そのエピソードの再現性もさることながら、原作の持つ「空気感」の表現が見事。(これは浅野と哀川の演技力によるところが大きいと思う。)終盤からラストにかけては少し映画オリジナルの要素が強くなりますが、ストイックな原作よりもドラマチックな本作のほうが自分は好みです。原作のテーマは“リアル格闘技の主張”。今でこそ寝技を主体とする総合格闘技が社会的にも認知されるようになりましたが、原作が書かれた98年~99年頃は、まだ総合格闘技の一大ブランド『PRIDE』もまだ創世期。大衆にとってはプロレスも総合もK1も何もかもひとくくりの時代でした。いや今もあまり変わっていないのかもしれません。原作者の花くま氏は、「それは違う」と主張したかったのだと思います。映画版ではミツオの設定変更やフジオに妻子を持たせることで、フジオの“人間的成長”や“家族愛”という要素が加味されていました。そのためマニアックさが薄れていたように思います。ある程度心の準備がないと、いやあっても「何だコレ」となる可能性の高い作品ではあります。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-26 19:24:46)(良:2票)

709.  日本沈没(2006) バスや飛行機などのパニックものの場合、そこに居合わせていない自分がいます。どこか他人事。地球全体に及ぶ災害の場合は、スケールが大きすぎて恐怖心が麻痺。それに、人類が滅亡するなら、あがいてもしょうがないとも思ってしまう。その点、本作の“日本列島が沈む”という災害は、要するに大きな地震。極めて現実的です。特撮の迫力は十分満足できるレベルで、とてつもなく恐ろしいものに感じました。国土を失うこと=国を失うこと。国に属していることの恩恵を、日本人であることの有難さを痛感しました。国に属し、国土があることはそれだけで本当に幸せなんだなと思いました。(別に“右”っぽいことを言う気はないです。もっと純粋に国というコミュニティーを尊重しようということ。)そんなことを考えるきっかけとなっただけでも、本作は自分にとって意義ある作品でした。ドラマ部分の薄さや物語のトンデモぶりを差し引いても。[映画館(邦画)] 6点(2006-10-24 19:16:21)(良:2票)

710.  ロボコン 《ネタバレ》 第2ロボット部、予選参加時のマシーンYAT13号は60%の出来。それは部員の技術的な問題というよりも、心の持ち方に起因していたと思います。「全力」「一所懸命」という言葉は美しいです。自分も好きな言葉です。ただ怖い言葉でもあります。全力で立ち向かって望みが叶わなかった時のショックは、余力を残していた時とは比べ物になりません。否応も無く自分の実力を知ることになる。心の逃げ道がありません。100%の力を注ぎこんだマシーン「ボックスフンド」で全国大会に挑んだこと。結果はどうあれ、全力でぶつかるという気持ちになれたことが、彼らにとって一番の収穫であったと思います。ただ、その心の成長過程が描ききれていません。人物描写があまりに薄く、主要4人の誰にも感情移入が出来ませんでした。体感温度の低い「熱血」青春ドラマという着眼点は面白く、ロボコン自体の戦いも見ごたえがあっただけに残念です(ベストバウトを準決勝に持ってくるあたりはニクイ)。あと、長澤まさみ、歌うまいですね。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-10-10 18:40:49)

711.  回路 《ネタバレ》 頭が混乱してしまったので、自分なりの解釈をして整理します。本作の基本設定は武田真治が述べたこと。霊界はいまや飽和状態。死んだ魂の行き場所が無い。溢れ出る場所は現世しかない。霊界から現世に溢れ出るには“回路”が必要。その回路とは“開かずの間”。(タイトルロゴとガムテープを赤色で統一し、観客に説明。)幽霊(霊界に行き場所がなくなって困っている魂。だから“助けて”と繰り返す。)がインターネットを使い“開かずの間”を人間に作らせようとする。その誘い言葉は「幽霊に合いたいですか」。霊の誘いに乗り開かずの間を作った人、あるいは開かずの間に入った人は死ぬ。それは開かずの間が霊界(の入り口)だから。霊界にいるということは死んでいるということ。(最初は自殺という分かり易い方法で死んだが、次第にただ影を残して消えるという形式になる。これは霊界と現世の区別がだんだん無くなっていきているため?)最初、開かずの間は入り口のひとつでしかなかったが、それが増えると霊界と現世の境界が無くなってしまう。霊界=現世。よって現世は崩壊を迎える。言い方を変えれば、生と死の区別が無くなる。(実際、死者にも実体があった。)伝えたいメッセージはパブロン中毒さんのおっしゃるとおり。ラスト15分前までは、展開上の不合理やアラが目に付き、イマイチと思っていましたが、見終わった感想は“凄い”。ここまで話を大きくされると、かえって気持ちがいいです。個人的にCOCCOが大好きなので「羽根」を聴いて好感指数もアップ。ホラーであってホラーでなし。面白い作品だと思いました。でも自分は、本作の本当の姿を分かっていない気がします。一度観ただけでは厳しい。そのため点数は控えめです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-15 18:00:38)(良:1票)

712.  フライ,ダディ,フライ 《ネタバレ》 設定も演出もマンガ的で、リアルさはありません。主人公が決闘を決意する重要な心理過程は説明不足。岡田くんの存在も中途半端。その他細かな描写も不足しがちで、全体的に軽く、そして粗い印象です。特訓の描写がほぼ基礎体力づくりに終始した点にも不満が残ります。そして、最も問題なのが脚本。とくに岡田くんの台詞は安っぽく、センスが感じられません。でも物語自体は決して嫌いじゃないです。マンガチックだろうと、リアルでなかろうと“お父さんが頑張る話”は好きなのです。娘のため、自分の尊厳を取り戻すため無謀な戦いを挑む中年男。法的手段ではなく、決闘でけりをつけることを選んだのがイイ。男の子の問題解決の基本はけんか!大切なものを傷つけられたら許せない。殴られたから殴りかえす。分かり易いです。暗黙のルール(やりすぎ禁止)と双方に後腐れが残らないこと。それが本当のけんかです。暴力とは別物。常識的、社会的には正しくない選択でも支持したいです。こんなバカなお父さん、素敵じゃないですか。話の要旨は好きなだけに、もっと丁寧に作って欲しかったです。惜しい。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-07 18:11:45)

713.  阿修羅城の瞳 作品冒頭で“時代にそぐわないサイバーチックな衣装”が出てきた時は、ハズレを引いた臭いがプンプンしていました。しかし、クレジットで『劇団☆新感線』の文字を見つけて、本作の楽しみ方を理解しました。なるほど、台詞まわしやアクション、見えのきり方といい、自分のイメージする“新感線の舞台”どおりでした。(もっとも新感線の舞台は一度も観たことがありません。あくまで想像。)全体的にやや説明不足の気がしましたが、本作の場合「なんとなく」理解できればそれで十分という気もします。テンションの高さを楽しめればOKかなと。意外と楽しめました。宮沢りえは本来の設定からいけば年齢的にそぐわないと思いますが、めちゃ可愛かったのでOKです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-01 12:09:28)

714.  ALWAYS 三丁目の夕日 やっと観ることが出来ました。人情ものとしては良く出来ていると思います。面白く無いということはありません。堤真一は流石に上手いと思いました。あと子役も。ただ演出にあざとさを感じる部分がありました。あざとく感じるか感じないか(あるいは、あざとく感じても良いと感じるかどうか)は紙一重です。ほんのちょっとのことで感じ方が変わるが映画。自分の場合、大仰しい音楽で冷めてしまったところがあります。でもそれ以上に引っかかるのが、“あの頃は良かった”というメッセージの強調ぶりです。60代以上の方が本作を観て「あの頃は良かった」というのであれば、文句はまったくありません。自分の生きてきた時代を肯定するのは当然ですし、そうありたいとも思います。でも自分のような現役の世代は、「あの頃は良かった」と言われても「そうですか」としか言いようがありません。やっぱり「今だって悪くないさ」と言いたくなります。過去を振り返り懐かしむだけなら今じゃなくていい。そうも思います。天邪鬼かもしれません。でも自分は似たテイストの作品なら「クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲」の方がずっとずっと好きです。[DVD(邦画)] 6点(2006-08-15 00:53:45)

715.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 基本的には本作を嫌いではありません。何より上野樹里のファンですし。でも消化不良でした。「観衆の前でジャズを演奏するエンディング」と「素人がここまで上手くなったんですよ」のみが重要視され、それ以外の部分がおざなりだった気がします。例えば小澤先生のエピソード。楽器もろくに扱えない素人が、陰で努力し生徒を指導するなんていい話です。この部分を放置してしまうのはもったいない気がしました。また、演奏会の出演に至る過程も疑問です。電車の中の演奏シーン。音楽でメンバーが一体となるいいシーンです。演奏会に出ることなんて小さなこと。演奏するのに場所は関係ない。そこにジャズがあればいい。メンバーがそういう結論を出した重要なシーンだったと思います。思い通りにいかないこと、努力が報われないこと、それも含めて青春さ。そんなことを表現しているように思ったのですが…ここでミラクルを起こされても、軽薄に感じてしまいます。ジャズでスウィングすることは、軽快で心地よいです。でも軽快さに内容の薄さを比例させる必要はなかったと思います。[地上波(邦画)] 6点(2006-08-11 17:33:37)

716.  私立探偵・濱マイク/遙かな時代の階段を 1作目と打って変って今度はカラー。台詞回しにも前作のような50~60年代を思わせる雰囲気は薄くなっています。それでも物語冒頭は70年代くらいの雰囲気かなと思いましたが、観終わってみるとほとんど90年代という感じ。はじめ、このタイトルは狙いすぎかなと思っていましたが、いやいやよく考えられている題名だと思いました。本作のストーリー自体も戦後の日本という”時代”を色濃く描いていますが、1作目、2作目と明らかに”時代”の経過を感じさせる作りになっていて、タイトルにマッチしています。3作目を観てみないとなんとも言えませんが、本作までは2作トータルで、イイ感じに仕上がっていると思います。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-09 20:18:57)

717.  私立探偵・濱マイク/我が人生最悪の時 台詞まわしや小物などから、50~60年代の日本を思わせる空気感があります。しかし時代設定を明確にしているわけではなさそうで、あくまでそう思わせる雰囲気のある作品という意味です。モノクロ画像もいっそうその雰囲気を助長しています。モノクロの使用は、ちょっとあざとい感じがしないでもないですが、自分はこの雰囲気が好きなのでOKということで。「星くん」「濱くん」と呼びあう永瀬と南原の掛け合いが気持ち良いです。後のTVシリーズに比べると地味に感じますが、そこがまたイイです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-08 21:02:18)

718.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 日がな1日ぼーと暮らしている(ように見える)亀、水槽の中で自由を奪われて生きている亀は、主人公そのものであり、平凡な普通の人の象徴でもあります。“亀は意外と速く泳ぐ”は、文字どおり主人公の人命救助のエピソードを表していると同時に、私たち普通の人へ向けたメッセージでもあります。“あなたは自分が思っている以上にやれるんじゃないの?”これはラーメン屋のエピソードからも見てとれます。エンディングでクジャクを救うべく旅立つズズメ。センスのないシールを貼ったトラベルケースを引っ張る主人公の表情は晴れやかです。今の環境を抜け出してちょっとだけ冒険してみようか。“亀は意外と速く泳ぐ”んだから。平凡な毎日を送る人たちへの応援に感じました。(もちろん平凡であること、普通であることを否定している訳ではありません。コレ重要。)正直言うと、作品の空気を掴むのにとても手間取りました。しかし観終わってみるとこの作品を大好きな自分がいました。一旦、好きだと認識してしまうと、すべてのシーン、台詞が可笑しく、愛おしく思えてきます。観る度に愛情が深まっていくタイプの作品だと思いました。脇役が抜群に上手く、上野樹里の魅力が全開の脱力系ファンタジーコメディ。今よりもちょっとだけ楽しく、心豊かに生きていくためのヒントが本作にはあります。本当はもっと高い点数なのですが、この作品には敬意と愛を込めて“そこそこ”の点数を付けたいと思います。[DVD(邦画)] 6点(2006-06-29 18:08:57)(良:6票)

719.  逆境ナイン 個人的に「少林サッカー」は好きじゃありません。さらに野球漫画といえば、「キャプテン」「プレイボール」という良識派です(笑)。なので、本作は自分には合わないかなと思ったのですが、全然OK。大丈夫でした。確かにテイスト的には少林サッカーと似てはいますが、全然別ものでした。豆板醤と味噌くらい違います。細かいネタで爆笑しました。たぶん、この手の作品は、よほどの覚悟と根性が無いと非常に”寒い”作品になってしまうと思うのですが、寒さの一歩手前で踏ん張って「バカ映画」として成り立っていたのは立派だと思いました。堀北さんもかわいかったです。原作未読なので今度読んでみようと思います。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-25 00:41:07)

720.  メッセンジャー(1999) オフィス街を行き交う文書配達業(メッセンジャー)を扱った作品。主人公たちは自転車を使い、ライバル会社はオートバイを使います。メジャーでない職業にスポットを当てた着眼点もよく、都会の交通渋滞の中を自転車ならではの機転とチームワークで、配達を繰り広げる様子も面白いです。加山雄三のミスマッチ具合もよかった。ちょっと気になったのは、自転車を漕いでいるメッセンジャーがみんな華奢なこと。草なぎも矢部も細い。もうちょっと筋肉質でもよかったかも。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-05-25 17:56:25)(良:1票)

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