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コメント数 3873
性別 男性
年齢 53歳

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761.  極道VS不良番長 《ネタバレ》 極道シリーズ対不良番長シリーズ、ついに対決。 と言うのは大いに「看板に偽りあり」でして、肝心の不良番長こと梅宮辰夫が、映画始まって早々にバカやって大怪我で入院してしまうという設定。だもんで、実際に若山富三郎親分の好敵手となるのは、不良番長の弟・渡瀬恒彦。ま、どう考えても、この方が「正解」だとは思いますけれども。 若山親分、今ではカタギになってホルモン焼きの屋台なんぞやっているのですが、子分どもの屋台が鈴なりに連なって、一大コンボイをなしているその光景は、カタギか否か以前の、相当アブナイものを感じさせます。しかもロケ撮影は阪急沿線? こんなコトが許されるのは阪神沿線だけだと思うのだが。いや、近鉄もOKかな? とにかく何ともアホらしいオハナシの上、演出も少々雑で、粗製乱造っぽいニオイがプンプンしますけれども、さんざん迷走したようでいて、ちゃんと屋台野郎とバイク野郎のライバル関係に物語の焦点を合わせてくるのは、さすが。 バイクによるアクションが見せ場を作れば、ホルモン屋台も装甲車と化し、クライマックスの壮絶な戦いへ。 コメディタッチかと思いきや、中盤からは結構、バンバン人が死にまくって、それも中には「えっまさかそんなコトで死んじゃうの?」という、なかなか笑劇的な殺戮シーンなんかもあったりして。 いやあ。いい時代、ですなあ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-06-15 20:51:43)《改行有》

762.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 《ネタバレ》 閉鎖空間の不気味さ、みたいな雰囲気はよく出ていて、結構、楽しめました。正直、あのロボットアームみたいなヤツがどうにも、脆弱なプラスチック製か何かに見えてしまい、あまりコワくないのですが、動きはなかなか器用。 「リアリティ番組」の問題にも微妙に踏み込んでいて、踏み込みは浅いとは言え、少し予言的な部分も。 ただ、このオハナシ、確かに「デス・ゲーム」と相成りましたが、これってかなり運がよい? 実際にはかなりの確率で「何も事件が起こらずに7日間経ちました」という展開になってしまうのではないか、という要らぬ心配をしてしまうのですが・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-06-06 13:51:29)《改行有》

763.  パパはわるものチャンピオン 製作委員会に新日本プロレスと親会社のブシロードが名を連ねており、要するにこの企画、映画をダシにしてプロレスやりたいだけなんでしょ、とか思っちゃうのですが(実際、新日の選手が多数登場してプロレスを披露するのですが)、これが意外に、ドラマ部分がたっぷり盛り込まれていて。正直、もっとプロレスを観たかった、という気が。ははは・・・。 ドラマ部分が多いのはいいんですけれども、「わかりやすさ」重視のあまりに、いささか描写がクドい。これがちょいと残念。ちょいとゲンナリ。「ああ、さっきのエピソード、さっきのシーンが、ここに繋がるのね」ってのは、見てりゃ誰だってわかるのに、いちいち、わざわざ、それを回想シーンの挿入で「復習」してしまう。だんだん、もう回想なんかしないでくれ!っていう気持ちになってくるのですが、それでも容赦なく回想シーンが連発されて。 だから、そんな回想シーンを挿入してるヒマがあったら、もっとプロレスシーンを入れてくれ、と。 あ、この映画見てると、プロレスファンが周囲から鬱陶しがられる理由が、少しわかりました。私は一応、気をつけているつもりなんですけど(←どこが?)。 それはともかく、回想シーンを減らすなど、もうちょっと、省略の美学みたいなものがあってもいいと思います。例えば、棚橋が凶器のスプレー缶を落とすカットがあり、すると次には落とされたスプレー缶のカットが挿入される。いや、どうせ「落とされたスプレー缶」を見せるのなら、「スプレー缶を落とす場面」そのものを見せなくっても、例えば「落とす音」だけでもよかったのでは?とか。 しかしそれでも何でも、クライマックスの一戦は、ドラマと並行して試合自体もしっかり描き、これを新日看板レスラー同士が演じていることもあって、なかなか盛り上がります。もちろんホンモノのプロレスの試合ほどではありませんが、これ以上のものを見たけりゃ、実際の試合を見ろ、って話で。 リングを後にする棚橋は、持ち前の大きな背中で、我々に無言で語りかける。こういうのもまさに、本物のプロレスラーが演じてこそ、のシーンですね。 それにしても田口はどうしてこうも、映画の中でノビノビ、活き活きとしているのか。まさに水を得た魚のような。「パパはどうして最近、プロレスの試合では変なコトばかりしてるのに、映画ではこんなに演技が上手なの?」「それがパパの天職なのよ」。なんてね。 天職はいいけど、転職までしないように。 あと最後に、どうせ新日が製作に関わってるんなら、実際のプロレス会場でお客さんにエキストラになってもらって、プロレス会場の観客の「群衆シーン」を撮影できなかったもんですかねえ。客席の暗さを利用してエキストラ数をケチったかのような、熱気の乏しい会場の描写、何だか貧相で残念でした。[DVD(邦画)] 6点(2020-03-29 07:14:27)(良:1票) 《改行有》

764.  夜は短し歩けよ乙女 ホラー映画ならぬ、ホラ映画。デタラメがデタラメを呼んで、どこまでもホラが連鎖してきます。学生生活「あるあるネタ」の体裁でありながら、実際はほとんどが「無い無いネタ」ばかりという・・・。 デフォルメされたアニメーション、スピード感あるアニメーション、デタラメ極まり無い展開に、ワケわかんなくとも退屈しない。というか、退屈したくとも退屈しているヒマがないのですが、終盤はちょっとモタついた印象で、主人公ふたりの関係に主軸を置くなら確かにこれがクライマックスということになるのかも知れないけれど、正直、ソコは元々どうでもイイのであって。引っ張った挙句に最後、ああやっと夜が明けたか、とは思うものの、何だか印象の薄い普通の夜明けだな、とも。 京都=学生の街、ということで、同じ登場人物があちこちにグルグルと再登場するコミュニティの狭さがまた、学生生活っぽさを感じさせたりも。だもんで、基本的にはデタラメなのにどこか懐かしく、懐かしいけどワケがわからない。 まあ、この作品、「やったもん勝ち」みたいなところは、ありますね。[地上波(邦画)] 6点(2020-03-07 16:51:37)《改行有》

765.  無宿 「勝新と健さん夢の競演」と『冒険者たち』との、異常なまでの食い合わせの悪さ(笑)。まさかここまで悪いとは。 しかも、任侠映画風の健さんと、熊虎親分風の勝新とが登場、とくれば、ちょっとハードコアな感じがするのですが、演出はどこかポエム風。なので、カラオケ映像を延々と見せられている気がしてきます。だから泣けるのよ、と言われれば、そんな気もしますが。 そんな中で、梶芽衣子の無垢な笑顔が、光ってますね。しつこいくらいに登場する、この笑顔。しかしコレ、男にとっては最終的に大きな負担になるタイプの笑顔だと思うんですけどねーーー。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-11-04 09:37:25)《改行有》

766.  座頭市二段斬り ヒロインに相当する役が「連想ゲーム」でお馴染み坪内さん。座頭市に好敵手に相当する役がこれまた連想ゲームでお馴染み加藤さん、ではなくって、「ヨシ、ワカッタ!」でお馴染みの方の加藤さんなのですが。こういった、本来なら物語で大きな存在感を示すであろう登場人物たちが、もうひとつ目立ってなくって、それはひとえに、「桃屋のCM」でお馴染み三木のり平が、あまりにも存在感を出しまくっているから。 彼の娘役の少女がやたらと歌がうまくって、それがまあ、顔を見たら、小林幸子なワケです。ホント、このヒト、変わりませんね。これは、当時から老けてる、という理解でよろしいのでしょうか。 この父娘の存在が、本作では際立ってます。特に三木のり平。はたしてこの物語は、彼を最後まで生き残らせるのか。それとも途中で殺してしまうのか、そのどちらの展開をとるかで、映画が比較的明るい基調の作品となるのかどん底の暗黒作品となるのかの、大きな分かれ目になります。小林幸子がどうなろうと、もう、知ったことではありません。 それとは別に、演出面では、手持ちカメラのちょっとアングラっぽいシーンがあったりして、こういうのは独特のイヤラシサがあって、いいですね。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-10-12 12:04:18)《改行有》

767.  容疑者 室井慎次 『交渉人 真下正義』が「動」なら、本作『容疑者 室井慎次』は「静」。スピンオフ2作品を対照的に製作したということなのかも知れませんが、どうしてもコチラの方が印象が薄くなります。 冒頭の空撮でちょっとワクワクして、さあこれから何が起きるんだろう、と期待してしまうのですが、やや動きの乏しい物語。 事件は会議室で起きてるんじゃない現場で起きてるんだあっ、という観点からすると、どっちかというと会議室側の人間をタイトルに持ってきたこれら2作品。本作はギバちゃんにフォーカスされている、その一方で、彼をサポートする役割の人間として哀川翔が登場し、2人が並んでるのを見ると、「おっこれは一世風靡セピアじゃないの」とは思うんですけれども。だったらもうちょっと哀川翔には暴れ回って欲しかったなあ、と。 本作ではむしろ、初代なっちゃんこと、田中麗奈が、重要な役割を果たしてます。もう、彼女が本作の主人公と言っちゃってもいいんじゃないですかね。オジサンたちに代わって、彼女が走り回ってみせ、映画に動きを与えます。もうちょっとカッチョ良く走ってくれると、なお良かったんですが。 八嶋智人演じる弁護士のイヤらしさ以外になかなか盛り上がるポイントが無いのが、ちょっと寂しいんですけれども、都会を舞台にした作品ながら「風」や「雨」を積極的に取り入れているのは、印象的でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-29 20:30:40)《改行有》

768.  多羅尾伴内 多羅尾伴内こと藤村大造が終盤に、謎解きと言ってよいのかどうなのか、事件の真相について何やら総括めいた事(被害者がどうの、加害者がどうの、というヤツ)をのたまうのを聴くと、「大して面白い事件でもないように思ったけど、なるほど、そういう捉え方もあるのか」と、ちょっと感心してしまいました。確かに、誰が真の黒幕なのか、二転三転、なかなかよく練られたミステリであったことに気づかされます。でも逆に言うと、せっかくの練られたオハナシなのに、イマイチその面白さが観てて伝わらないんです。 まあ、アキラがギター爪弾きながら「昔の名前で出ています」を熱唱するなど、中盤はストーリーと関係ない歌謡ショー状態。もともとそんなにミステリとしての完成度を追求した作品でもないんでしょう、アキラの変装、アクション、猟奇性といったものが盛り込まれてさえいれば、それで良し、といったところ。 それにしては全体的に大人しい印象に、収まってしまってますが。[DVD(邦画)] 6点(2019-08-10 14:17:16)《改行有》

769.  座頭市あばれ凧 いつも誰かに命を狙われている座頭市、今回もいきなり銃撃を受けて負傷。それが縁となって、川渡しを仕切る親分のもとに居候することに。 坊主頭にズングリ姿の勝新が居候しているのを見てると、なんだかドラえもんみたいに見えてきちゃうんですけどね。 例によって例のごとく、ガツガツとモノを食らう座頭市の健啖ぶりが、圧巻です。白ご飯だろうと何だろうと、ドラ焼きのごとく食って食って食いまくる、このバイタリティ。 でまあ、居候生活が平穏に続く訳もなく、座頭市の前にはいつも事件が待ち受ける。縄張り争いの果てに、ついに血で血を洗う惨劇へとなだれ込むことになるのですが、恩人の復讐に立ち上がる座頭市、明るい場所でも充分強いのに、視界の効かない暗闇では、もはや鬼神のような強さ。あの「暗くなるまで待って」ってのはもしかして座頭市をヒントに作った舞台&映画なんですかね(多分違うと思う)。それはともかく、暗がりの中で、刃先に蝋燭の炎を載せた仕込み杖を振り回すと、それにともなって照明を切り替え、まさに光の乱舞ともいうべき殺陣を展開してみせてくれます・・・。 とは言え、このクライマックスを除くと、もうひとつ中身が薄い気もしなくもないんですけどね。 あの、急に川に入って、急に水に潜って、ユルユルと敵を切りまくる、水中殺陣のシーンだけは、何がしたかったのかよくわかりませぬ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-24 20:07:40)《改行有》

770.  日本暗黒街 鶴田浩二演じる主人公、今ではカタギになってステーキハウスのオーナーやってるけれど、ある日、速水機関とやらのボス・藤田進に呼び出され、一回限りの約束で、下部組織の麻薬密輸のテコ入れを引き受けることになる。が事はそれだけで終わるわけもなく・・・。 ってオハナシですが、やっぱり鶴田浩二のド真面目顔はステーキハウスのオヤジにしか見えず、この顔で麻薬取引だの何だのと言われても、正直、違和感は拭えないんですけれども。ただ、まあ、金子信雄よりはスゴ腕のキレ者なんだろう、ってのは確かに、見れば充分伝わります。 こんな優秀な人材を組織が簡単に手放す訳もなく、一回限りの約束のはずが、深みにはまっていってしまう鶴田浩二。 内なる復讐心を胸に秘め、ついに鶴田浩二は組織の殲滅を図ることになるのが、お約束のクライマックス、なんですけれども、藤田組と金子組をタブらかして互いに戦わせよう、っていうズルさが、『用心棒』のミフネなら許せても、これが鶴田浩二だと「その顔で、なんて卑怯なんだ」と言いたくなってしまう。二枚目のツラいところ。 ズルくても何でも、その結果、クライマックスはしっかりと一大銃撃戦へと相成りますので、その辺りはご勘弁を。 という訳で、主役はもうちょっと二面性を感じさせる俳優さんの方が良かったのでは、という気もしますが(中国人役の安部徹はさらに似合わない気もしつつ)、一方で、西村晃は見事にハマリ役。主人公を慕いつつ、しかしついつい要らぬ事を仕出かしては主人公に迷惑をかけてしまう、まさに、疫病神そのもの(笑)。彼と主人公の何とも言えぬクサレ縁を目の当たりにすると、この映画の主役はやっぱり「面倒見良さげ顔」の鶴田浩二でよかったのかな、という気もしてきます。どっちやねん。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-13 09:34:00)《改行有》

771.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ もちろん、あの東宝怪獣たちが最新のCGで再現されてるのを観りゃあ、とりあえず「うわぁ~」とテンション上がっちゃうのですが、その一方で、「何だか、最近の映画でよく見るタイプのCGモンスターと大差なくなちゃったなあ」とも。妙な既視感が。 かつてのキングギドラって、まったく無表情の3本の首が、機械的かつテキトーにカクカク動いてたのがかえって不気味で、味があったんだなあ、と改めて気づかされます。ああいうローテク感ばかりは、CGではなかなか出せないし、出して欲しくもありませんが(スパイキッズ3みたいな例も、あるといえばありますが)。 うん、まあ、でも、やっぱりカッチョいいよねえ・・・。 2014年ゴジラでは、いかにモンスターの存在をデカく見せるか、多くの工夫が凝らされていて、その点では本作は2014年には及ばない印象。2作目ということもあってインパクトも薄れてます。でもカッチョよい。 問題は人間たちのドラマ部分。別にゴジラ映画で人間ドラマなど期待してはいないけど、それにしたって、登場人物たちの存在感の無さ。動かない、何もしない。せめて、乗り物を乗り換えたんだったら、映画の中で乗り換えろよ、と言いたくなっちゃう。映画の登場人物ってのは、歩くなり走るなり、メシを食うなり、ハナクソほじるなり、何でもいいから映画の中で「動作」を見せてこそ我々も感情移入できるんであって。 およそ、お飾りにも、なってません。[映画館(吹替)] 6点(2019-06-08 04:21:52)(良:1票) 《改行有》

772.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 どうせ映画のコナンはろくに推理なんかしないんだろ、とコナン映画を敬遠している私に、ウチの子供たちが「面白い」と勧めたのがこの作品。 これも別に大して推理はしないんですけど、まあ確かに、ラストはなかなか気持ちよく意表をついてくれます。 だけど、「どうせ仮想空間のゲーム内だから」とアッサリ登場人物たちが姿を消していくのが、さすがにアッサリしすぎかな、と。 あと、もともとこのシリーズ上の制約として、コナン君は見た目は子どもだけど中身は高校生ということになってるが、でも高校生にしてもマセ過ぎというか、ほとんどオッサン臭い感じがして、「高校生探偵」も実は仮の姿なのではないか、ホントのホントは中身は中年男性なのではないか、だもんで、せっかく久しぶりに対面するという父親を登場させたのに、どうも親子っぽさが感じられず、「久しぶりの対面」らしい感情的な盛り上がりも描かれない。独立心が強すぎる主人公ってのも、扱いが難しいもんです。[地上波(邦画)] 6点(2019-04-13 12:56:59)(良:1票) 《改行有》

773.  超能力だよ全員集合!! ユリ・ゲラーの「超能力(笑)」が流行ったら、早速ドリフ映画のネタに取り入れる、という、このフットワークの軽さ、節操の無さ。もっとも、「超能力」というよりは「占い」ですけれども、とにかく、記憶喪失になったカトちゃんが、例によって例のごとくいかりや長さんにイジメられコキ使われる、という展開。カトちゃんがいつ記憶を取り戻すかというサスペンスに加え、アヤシイ新興宗教の暗躍なども絡んできて、結構楽しませてくれはするのですが、肝心のカトちゃんの正体が明らかになるくだりが、本来なら最大の見せ場だろうに、たいした工夫もなくってあまり面白くないのが残念(この辺りでは、長さんの存在感も薄れて、スカスカな感じ)。 本作から志村けんさんがドリフ正式メンバーとして登場し、控えめながらも精一杯体を張って見せるかと思えば、すわしんじさん(クレジットでは諏訪園親治となってましたね)がブルースリーネタを披露してみせたり、ってな辺りは、なかなか貴重。 それにしても、ドリフ映画はやはりドリフ色にすっかり染め抜かれてしまってて、夏八木勲と長山藍子が普通に会話する普通のシーンが一番アブノーマルに見えてしまうのはどうしたことか・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-02-25 21:18:31)《改行有》

774.  祭りだお化けだ全員集合!! 祭りだお化けだ、って言っても、「祭り」は冒頭シーンでちょっと出てくるだけですが。オバケ、ってのはドリフの鉄板ネタ、ですかね。ただし当時はまだ志村けんさんはいないので、オバケに追いかけられているのに気づかずに観客から「後ろ~後ろ~」と声をかけられるシーンもありませんが。 いかりや長さんが料理屋の板前長で、残りのメンバー4人にパワハラしまくる。この時の長さんの、実に活き活きとしたパワハラぶりが、まさに長さんならでは、お見事としか言いようがなくって、きっとこの人は本当にこういうヤな人に違いない、普段からドリフメンバーたちにこういう接し方をしてるに違いない、と我々に確信させてくれます(もちろん、芸がその域にまで達している、ということです)。 で、それがエスカレートして、殺す、殺される、というレベルにまで行ってしまう、ブラックな内容。それでも違和感が無いのは、さすが長さんとしか言いようが無い(もはや褒めているのかどうなのか)。 ま、そういうブラックさを別にすると、どうっちゅうオハナシでもないんですが、藤岡琢也さんが思わぬ形で物語の要となり、意外なまとまりを見せるのが、見どころでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-02-23 07:22:27)《改行有》

775.  悪人 作品の中に、罪を犯した人、罪を犯しかけた人、残念ながら法律的にはOK(?)な人、いろいろな登場人物が出てくるけれど、結局は、「口数の少ない気の毒な人」と「口数の多い不愉快な人」に分かれてしまう。 ステレオタイプなこれらの人物像に対し、ぶち上げたタイトルが『悪人』ですから、いささか結論むき出しの印象が。「はい、これは皮肉ですよ」と断ってしまうと、もはや皮肉は皮肉でなくなってしまう。 まあ、寡黙な人というものは、良くも悪くも、映画の中でかえって存在感を示したりもするもんですけどね。ただ、本作の場合、そこに「寡黙な人々同士のつながり」を絡めることで、彼らの存在を光らせています。主人公の男女二人の関係はもとより、犯人の母親に路線バスの運転手が声をかける場面だとか、被害者の父親のレンチが別の登場人物の手によって怒りの表現になったりだとか。 寡黙な登場人物だからこそ、視線が活きる場合もあったり。 という魅力もあるのだけど、総じていうと「妻夫木クン、カワイソー」という印象に落ち着いてしまうのが、ステレオタイプな人物描写の弱さかな、とも思えてきます。[地上波(邦画)] 6点(2019-01-04 07:38:49)《改行有》

776.  現代任侠史 冒頭、旅客機のドアから現れた健さんが、いきなり渡された日本刀を手にタラップを降りてくる。「んなアホな」と、ちょっとイカした映画を期待しちゃうのですが、残念ながらその後の展開は、普通というかマジメというか堅苦しいというか。 一方では組織同士の駆け引きや抗争があり、一方ではカタギになった健さんと梶芽衣子とのラブラブの物語があって、その両者がクライマックスで交錯するワケですが。正直、さもありなんという展開で、物語が広がることもなく、小さくまとめちゃった印象。ま、単純に「これじゃ健さん、暴れ足りないだろ」という言い方もできるかも知れませんが。 例によって脇を固める俳優陣はみんな、イイ顔(=ワルそうな顔)してるんですけどねー。 それにしても成田三樹夫。撃たれてもいないのに(?)勝手に倒れて勝手に死ぬんだもんなあ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-11-17 08:51:07)《改行有》

777.  銀魂 ま、とりあえず、こんな作品をこれだけ自信満々に作って見せる、ってのは、ご立派なことであると思います、ハイ。     なかなかこのノリには、ついていけませんが・・・[地上波(邦画)] 6点(2018-09-11 20:55:20)《改行有》

778.  ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!! ドリフ映画って、東村山音頭で志村けんさんがブレークする前に終わっちゃったので、加トちゃん中心、ということになるのですが、あと1年、シリーズが続いてたら、どんな映画になってたんだろうな、なんて思ったり。 子どもの頃、年末年始によくテレビでドリフ映画を放送してて、正直、8時だヨ全員集合とかドリフ大爆笑とかから期待するほどには面白くないな、とか思ってたんですが、逆に言えば、テレビみたいなドタバタオンリーではなくって、ちゃんと物語に仕立てている。 とは言え、本作などでも、ラストの結婚式場での騒動なんか、もはや、なぜこんなところでこんなメチャクチャやってるのか、もうワケがわかんないんですが。 それにしても、笑いには厳しいといういかりや長さんがなぜ、決して5人が5人ともが名コメディアンとは言い難いこのメンバーでドリフやってるんだろう、と思ったりもするのですが、こういう映画を観てると、確かに5人の個性がうまく分かれていて、それぞれの役にピタリとはまっている感じがして、ああ、長さんはこういうチームプレーを目指してたんだな、と改めて思います。中でも凡人の代表みたいなブーさんが、映画では意外にいい味出してたりして。 でもって、いかつい顔の長さんが、イジられてナンボ、ヒドい目にあわされてナンボ。特にこの作品では刑事役なもんで、少し銭形警部なんかも思い起こさせるものがあったり。そう、ギャグの中心を担っているのは加トちゃんのようでいて、実は長さんが周りと「ズレてる」ところにこそ、オモシロさがあったりする訳で。 そうは言っても、やっぱり、それほど面白くないんですけどね・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-10 22:25:33)《改行有》

779.  座頭市逆手斬り ニセ座頭市登場の巻。って、TVの水戸黄門じゃあるまいし。 この憎めない男を演じているのが寛美さんで、どうしてもこういう人が映画に出てしまうと、少々浮いた感じにはなってしまうのですが、とは言え、これも一種の映画史における奇跡でも言いますか、二人の名優が噛み合わない演技をぶつけ合う、なかなか貴重な光景ですから、それも含めて何だか憎めないんですね。それにしても寛美さんが大映に出演、どういう背景なのでしょうか。ちなみに同年の次作(地獄旅)には、今度は子役で直美さんが出演してたりするのですが。 本作、海辺に佇み、見えない目で海を「見よう」とする座頭市、なんていうちょっとポエムなシーンもあるけれど、百叩きの刑を受けながら涼しい顔をしていたり、本人がそばにいると知らずに自分の悪口を言ってる連中に、わざわざイヤガラセをしてみたり、だいぶお茶目な座頭市が登場します。なのに、いざ殺陣となると、まー斬るわ斬るわ。クライマックスの斬り合いでは、もはや収拾がつかなくなってしまった印象のまま、早々に映画が終わってしまいます。早っ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-10-29 14:52:32)《改行有》

780.  座頭市千両首 やはり柱となるのは、若山富三郎と勝新太郎の兄弟対決、ってことになるのでしょうが、それにしてもまあ、それ以外のエピソードがサッパリ伸びなくって。とある墓の前に座頭市がやってくる冒頭からして、いかにも因縁話っぽいニオイを漂わせるけれど、それは結構どうでもよかったりして、オハナシは千両箱強奪事件へと。 さらには島田正吾演じる国定忠治が登場するも、これがどうにも貧乏臭くって。いやこれはそういう役柄なんだからしょうがないんですけれども、存在感自体が薄くって。他の登場人物も同様で、何しに出てきたのかよくわからないキャラが多いんです。 だから、話が伸びない。広がらない。 で、しょうがないので否応なく、兄弟対決となる訳ですが、これはさすがに気合が入ってる。体を張っている。弟・勝新が馬に引きずられてみせれば、兄・若富は(それとも城健と呼ぶべきか?)馬から真っ逆さまに転落してみせる(←顔が鮮明に写ってるわけじゃないけど多分、代役じゃなくて本人っぽい)。いや、さすが。 見せ場と言えば、野山のロングショットに巨大な雲の影が広がっていったり(こりゃほとんどインデペンデンス・デイですな)、闇の中に無数の提灯行列がうごめいたり。と、印象的な場面もいろいろあって、そういう意味では、座頭市を取り囲み罵倒し小突き回す村人たち、なんてのは、印象に残るシーンであり、存在感ある脇役、ともいえるでしょう。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-10-14 15:32:48)《改行有》

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