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プロフィール
コメント数 3872
性別 男性
年齢 53歳

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861.  四谷怪談(1959) 《ネタバレ》 え~四谷怪談って、こんな話だっけか~?という映画。何しろ、登場するのは「善いイエモン」(とは言えやっぱり結構ワルいけど)。こういうイエモン役だから長谷川一夫なのか、それとも長谷川一夫を呼んでしまったから仕方なくこういうイエモンになってしまったのか? まあとりあえずは四谷怪談らしくお話は進みます。それにしても、お岩さんには映画の最初からすでに生気がありません、すでに生前からユーレイみたい。出世欲の無い伊右衛門をなじる父との会話、父「岩も肩身が狭かろう」、お岩「いえ私は」、父「お前は黙っておれ」。う~む自分で話を振ったくせに、だいぶ理不尽だ。お岩さんの幸薄さをすでに感じさせます。でまあ、いい感じに不幸への階段を滑り落ちていって、ついに恒例の変身(?)シーンへ。ここがもっとも切なくもコワい見せ場、と思いきや、わりとアッサリ目の描写(でもちょっとコワいよ~ん)。問題は、伊右衛門は陰謀に加担しておらず、むしろ騙される側、被害者であるという点。だもんで、クライマックスは、陰謀を知った伊右衛門が悪党どもを叩き斬っていくという展開へ。うひょ~これじゃあ、恐怖映画じゃなくてチャンバラ映画だよ。というわけで、なかなか意外な展開が楽しめるのですが、その分、焦点がボケてしまっていささか即物的、深みへと掘り下げることには必ずしも成功していない気が。可もあれば不可もあり、ってとこでしょうか。6点(2004-10-24 00:52:12)

862.  NAGISA なぎさ 「昭和」の匂いが希薄なのが、どうしても残念に思えてしまいます。やっぱりどうしても期待しちゃうんですよね、映画全体から懐かしい雰囲気が滲み出て、自然に「昭和」を感じさせてくれるのを。でもここでは、『恋のバカンス』その他でちょろちょろっと「昭和風味」に味付けしただけで、その味が映画の中まで染み込んでない感じ。それこそ、どっかのさびれた観光地の観光パンフの写真なんかの方が、よほど見事に「昭和」が炸裂してたりします(←単に写真を差し替えてないだけですね。ははは)。それに、ここに出てくる子供はみんな一人っ子みたいなんですが、これもピンと来ない原因のひとつ。という訳で、むしろ「今」の匂いを感じちゃうんですね。ストーリーの方も、何だか甘いというか、主人公の少女の成長を描くのはいいのですが、あんまり安直に「成長」しちゃうと、少女の個性自体が見えなくなってしまう。「個性」がはっきり示されてこそ、「変化」に重みが出ると思うのですが・・・。少年とのエピソードの展開も何だか予想通りすぎて逆にしっくりこない。とまあ、あれこれケチつけたわりには、実はこの映画を何とか誉めたい気持ちもあるんですけどね。賑やかな海水浴場でのバイト生活と、ひと気の無い波打ち際での少年との密会生活(?)、など、少女は、大人への成長過程で次第にいくつかの生活ステージを並行して持つようになっていきます。それが映画でもうまく並行して描かれるのが、何だか心地よいのです。少女のボクトツとした好演も良(一応あれは好演なんだよっ!と言い切る)。そしてラストシーンの印象的なこと、これは特筆すべきでしょう。6点(2004-09-12 00:05:11)

863.  マッハ’78 子供の頃、親父に連れられて劇場に観に行ったのに、タイトルを忘れてしまった映画、の一本であり、この作品が最後までタイトルが不明のままだったのですが、ひょんな事からついにタイトルが判明、うれしさのあまり、勢いで作品登録をお願いしちゃいました。映画館で観たとは言え、78年と言えば私は幼稚園or小学1年生、それ以来一度も観ていない映画に対して、点数つけたりコメントしたりしてよいものやら。製作にたずさわった皆さんには申し訳ない限りです。そもそも私の記憶では、この映画はカースタントのドキュメンタリのように思っておりましたが、goo映画のあらすじなんか参考に読んでみると、どうも完全なドキュメンタリというわけでは無さそう?(←映画の中身あんまし憶えてないからって、そういうの読んでコメント書くのは反則だよなあ、笑)。まあとにかく憶えてるのは、カースタントの映画だってこと。これが子供心には訳がわからない! はい、次はクルマに爆薬つんでみました、走りながら爆発させてみましょう、はい爆発しました、運転手が火ダルマになって出てきて、皆で消火して・・・で、それだけ。一体何がしたいんだよ~、と、映画を観ている子供(私)の頭はもうパニック。でも、映画の中でさまざまなスタントが繰り広げられるのを観てて、まったく飽きなかった事を憶えています。そして最後は、ポルシェで海に向ってジャンプ!海にボチャン。それだけ(笑)。しかし、このクライマックスの高揚感と、海に浮かぶポルシェの映像は、意外なほど、記憶に残っているのです。横で見てた親父のつぶやき「意外とすぐには沈まんもんやなあ」とともに(←他に感心することはないのか~と思った)。6点(2004-08-22 00:29:55)

864.  ホワイトアウト(2000) 原作読む時に、かなり期待して読んだものでした。で、まあ確かに、「ダイナミックな設定」と「意外な展開」というオモシロ小説の王道に正攻法で挑戦した点、結構楽しんで読んだのですが、王道である分、そこに+αが無いと、強い印象は残せない。そこがちょっと弱くて、敵との応酬は良いのだけど、肝心のサバイバル描写が、「富樫君よく頑張りました、の巻」ってな感じ、いささかスーパーマン過ぎる。で、これを映画化。ホレ見てみぃ、映像にしたらもう、スーパーマンぶり丸出しになってしもうた。この辺り、どうやって説得力を持たせるか、ですよね。しかし、一方では逆の問題もあり、冬山を舞台にする以上、映画は徹底的に登場人物を寒さで痛めつけ、映画を観ている人々までも寒がらせて欲しいところ。「アレ何だかそんなに寒く無さそうだなあ」って見えちゃうシーンは極力無くして欲しい。しかしそんな事したら、富樫君、というか、織田裕二ホントに死んじゃうかも、というジレンマが。だから、どちらかを犠牲にするしか無い。ストーリーをもう少し端折るなり織田裕二を犠牲にするなりして、寒くてコワい映像演出を徹底するか。それとも、ストーリーのオモシロさを徹底的に追求して、多少の不備は目をつぶるか。本作は中途半端なところにとどまってしまった気がします。でも、こういう日本発の大作アクション、今後も期待してますヨ!6点(2004-08-13 11:58:38)(良:1票)

865.  眠狂四郎 人肌蜘蛛 プロレス中継で、一方の選手が攻め込まれグロッキーになっている時、解説者が必ず言うセリフ「いや、でもまだ目は死んでませんよ!」。この後の反撃を期待している訳ですね。しかしこれにまったく当てはまらないのが眠狂四郎、なにしろ彼の目はサカナの目、最初っから死んだ目をしております(生気が無い!)。しかしそれこそがまさに狂四郎の魅力、雷蔵の研ぎ澄まされた棒読みセリフともあいまって、まさに生ける死神。さて今度の敵は・・・エロ将軍家斉の子、土門家武と、双子の妹・紫だっ!紫を演じる緑魔子が良い(個人的に)。部屋まで紫色という、安直にして不気味な設定、まさにアブノーマル度も急上昇。うん、緑魔子になら殺されてもいいかな。とは思わんけど。さて、狂四郎が出会った寺田農演じる薬師寺兵吾、実は狂四郎と同じ「黒ミサの子」なのだが、なぜか土門家に目をつけられており、今にも連行されそうに!しかしこれまた何故か、身代わりに狂四郎が連行されてしまう!「十九の若造よりはオレの方がイジメ殺すにしても手間がかかって面白かろう」なかなか言えるセリフじゃないよ。しかし、だからと言って土門家の手下も何故狂四郎を連行するんだろうね、意味不明。まあいいんですけどね。空には不気味な鳴き声を上げるカラスが飛び交い・・・って言っても何故か合成映像。着いた先の土門屋敷もなんかヘン。いきなり色仕掛けの紫、これは当然効果なし。続いて登場する、紫の手下のクモデとかいうタコ入道、棍棒振り回し威勢はよいが、あんまし強そうじゃないなあ。土門家の裏には何故か決闘場のごとき気の効いたスペースが!? 狂四郎VSタコ入道! ええと、まだ映画の半分も語ってませんが、まあ、全編こんな感じです。雷蔵ならではの「無駄のないチャンバラ」が堪能できます。マカロニ時代劇です。ハイ。6点(2004-07-17 00:23:02)(笑:1票)

866.  幻魔大戦 観に行く前にたまたま文庫の2巻と3巻だけを読んでたんですけど(何と半端な)、その辺にたどり着くまでがやたら長くて、このペースで進んだらいつ終わるんだよーと思いながら観てたら、まあそれなりにうまくまとめられてました(とは言え原作のそれ以外の部分は今でも未読。何が書いてあるのだろう)。当時私は小学生、超能力で空飛ぶシーンはホント憧れましたね。小学生の空想って言ったら大半は「自分が超能力使えたらなあ」って事でしょ?違うかな? 新宿副都心が廃墟(?)になってるシーンはよく出来てました。敵を一人一人倒していく展開もなかなかの盛り上がりよう(こういうの好き!)。しかし、最後に敵を倒す時のワケ解らなさは、ゴーストバスターズに通じるものもありますけども。6点(2003-12-13 03:05:29)

867.  ヴァイラス(1999) 宇宙から来た謎の電磁波生命体、船を乗っ取り、何をするのかと思いきや、イロイロ変なロボットをこしらえて、乗り合わせた人間をいじめるだけの映画。スケール小さいよー。もっと効率的な地球の攻め方がありそうなもんだけど。クライマックスは巨大ロボットが登場、なーんとなくCG臭いのが意外と楽しかったりします。6点(2003-10-26 16:32:42)

868.  どですかでん コレはどうも、面白いか面白くないかというより、何か悪い夢見てるみたいですね。この世のものとは思えん。はは、は。武満徹の音楽、メインテーマは耳にする機会も多い馴染みやすい曲ですが、途中は一転、タケミツというよりは、ウェーベルンかモートン・フェルドマンか、と言った感じの、不気味な呟くような音楽。こういうのはホントに黒澤監督の好みに合ったのかしらん。ちゅうわけで、部分部分、印象に残るものは確かにあるのですが、全体を通すと、どうもとりとめがなくて、素直にこの世界に入り込めませんでした。6点(2003-10-12 23:50:53)

869.  八つ墓村(1977) 八つ墓村のたたりじゃ~、というのはほとんど流行語でしたね。おかげで当時はオカルト映画かと思ってました。とある犯罪心理関係の本には津山事件の解説の所にこの映画の写真を載せてましたが、やっぱり怖いなこりゃ。実際、怪奇映画の雰囲気が多分に盛り込まれていてかなりオドロオドロしいです。金田一寅さんの語りでちょっとなごませようとしたのかどうか知りませんが、これはまあ、変です。そうそう、芥川ヤっさんの音楽は好きですよ。6点(2003-10-05 17:11:44)

870.  女優霊(1996) 恐らくあまり金かけてないんで、映像が薄口なんですけど、それが逆に雰囲気作りに貢献してて、うまくいってるんじゃないでしょうか。もし莫大な製作費の映画に一部手抜きがあると非常に目立ちますからね。低予算なりに映画全体の統一が取れてるのは重要です。あと、映画撮影を舞台にしてるところも、何だか内輪ネタみたいなんですけど、これも何だか、「撮影所ではこんな話珍しくないよ」みたいな雰囲気を言外に臭わせているようで、気持ち悪いところ。ストーリーのリアリティとか、映像のリアリティとかじゃなくて、「まるで当り前のように描かれる」ことのナマナマしさがあります。6点(2003-09-07 00:56:39)

871.  ピラミッドの彼方に -ホワイト・ライオン伝説- 最近はどうか知らないのですが、以前は劇場窓口で前売り券を買うと何かしらオマケがもらえることがありました。この映画では、「幸運を呼ぶ<ピラミッドパワー>ペンダント」なるものをもらいました。どうしたらよいのかわからないので、未だに開封してません。さて、アデランスが製作したという本作、アメリカの少女とアフリカの少年が、幻のホワイトライオンを求めてアフリカの大地を旅するお話で、あまり大きな波瀾はない割にはやや強引な設定が目につきます。が、大自然を堪能できるので、コレはコレでよいのではないかと。6点(2003-05-18 13:43:52)

872.  ウホッホ探険隊 思えば80年代、つまり私が中高生の頃、邦画なるものにはまるで興味がなく、憧れはアメリカ映画の方にばかり偏っておりました。邦画のことはいっそ、憎んでいた、と言ってもいいくらい。映画雑誌で紹介される邦画の新作と言うと、コミック原作のアイドル主演映画か、地味で低予算で小難しそうな作品ばかり(という風に当時の私は捉えていたんです。すみません)。いわば、邦画の暗黒時代、と思ってた訳です。 で、ある日新聞を見てると、邦画作品が立て続けに途中打ち切りになった、という記事が。その一本が確か、この『ウホッホ探検隊』。タイトルが何だか子供向けの冒険映画みたいで、敬遠されたんだとか何だとか、良作に客が入らず打ち切りに追いやられていく現状を嘆いた記事だったように思いますが、そりゃこんなタイトルで地味そうな内容、客が入ると思う方がおかしいでしょ、というのが当時記事を読んだ時の私の感想。 そんなことを思ったせいで、この映画がずーっと気になってたのも事実だったりして、最近ようやく見たんですけどね(40年近く、引きずってた訳ですな)。うん、これでは、客は入らんよね、やっぱり。 田中邦衛と十朱幸代が夫婦、というのがまず、そりゃないよなあ、と。ってのは大きなお世話ですが、かえってそこに80年代邦画の閉塞感を感じてしまうのが、皮肉。いやまじで、「十朱幸代が演じる奥さん」ってのは、キツいものがあるんだこれが。で、なぜか田中邦衛がモテる役。そんなバカな、と思うけど、なにせタイトルが「ウホッホ探検隊」、ウホッホと聞いて連想できる人はこの邦衛さんしかいないんだから、まあしょうがない。 夫婦には二人の息子。この息子二人のセリフの臭さ、何とかならんもんですかね。これが「森田芳光」印だ、と言われれば、しょうがないけど。 バブルに向かって日本がそれなりに裕福になりつつあって、サラリーマン家庭の息子でもこうやって巨大なラジコン飛行機持ってたりして、でも親父は単身赴任とかで、いろいろと無理してる感じもある。家族の繋がりも何となく希薄になりつつ、それがいいと言う訳でも悪いという訳でもなく。 気だるい雰囲気が、80年代らしさと言えば、らしさ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-03-30 05:43:41)《改行有》

873.  るろうに剣心 最終章 The Final チャンバラ映画の一つの到達点。とは思うのですが・・・。 冒頭からテンポもよく、いやこれはいいんじゃないか、と思ったんですけどね、最初は。 しかしその後がやたら、モタつく。主人公の過去が、どうやら現在の彼に大きな影を落としている、らしいのだけど、思わせぶりにチラ見させるだけで、詳しくは「The Beginning」の方を見てね、という趣向。予告編じゃあるまいし。この中途半端さが大きなマイナスになっているように感じました。 「過去」を物語に組み込むには、セリフで示すだけのやり方もあるだろうし、映画の中でガッチリと並行して描くやり方もあるかも知れない(ゴッドファーザーPART IIみたいに)。いずれにせよ、映画を見ている中でそれが我々の心に食い込んでこなければ、それは単なる知識に過ぎない訳で。 この作品、いったんはモタついたとは言え、やがてアクションのつるべ打ち、アクロバットシーンのオンパレードになっていくのですが、画面の派手さと裏腹に、モタつき感がもう一つ払拭されない。要は、心に入ってこない。不思議なほど。 せめて、これだけ動き回った主人公が、やがて疲労困憊する悲壮感、絶望感でもあれば。パフォーマンスとしてのストーリー性。例えば昔、『大殺陣 雄呂血』なんていう映画があって、市川雷蔵も殺陣が上手い人ではないし、チャンバラのキレも悪く、派手なアクションという観点ではこのシリーズの100分の1以下じゃないかと思える。のですが、それでもなにせ、あの悲壮感。そこにしびれる。 そう思うと、この作品。せっかくここまでアクションを仕上げて、やっぱり、勿体ないなあ。と思っちゃうのです。 ただ、(これはThe Begginingにも共通しているのですが)映画の中に、「炎」というものが、大小合わせて再三登場し、これが作品を印象づけている点は、いいなあ、と思いました。[地上波(邦画)] 5点(2023-11-18 06:23:51)《改行有》

874.  SPACE ADVENTURE コブラ 我ながらウッカリにも程がある、と思ったのですが、あのカズレーザーというタレントさんがコブラの恰好を真似しているということに今まで気づいていませんでした。すみません。しかし逆に言うと、金髪のムキムキがピチピチの赤い服を着たところで誰しもがコブラになれる訳ではない、ということで。 やっぱりこのコブラ、シャレてて、カッコいいですね。しかし声はテレビ版でお馴染みの野沢那智ではなく、愛のメモリーでお馴染みの松崎しげる。いや、松崎しげるっつうたら、やっぱりハン・ソロでしょ。という黒歴史はさておき。ニヒルなコブラには、意外にこのハスキーな声も、似合ってしまう。いい感じ。 この映画版というのは初めて見たのですが、映画版では左手が義手ではなく、直接、サイコガンに変化する、ってのはこれまで何となく知ってました。とすると、あの無敵のクリスタルボーイをどうやって(義手無しで)倒すんだ? 倒せないんじゃないか? ってのも何となく気になってました。いやこれはウソで、そんなに気になっていなかったけど、うっすらとイヤな予感が。 結局のところ、映画版、最後までもう一つ盛り上がらなかったですね。クライマックスの対決が、割と普通に終わっちゃった。 というのもありますが、それより、ストーリー自体が、何やら愛がどうのこうのと薄っぺらいことを言うばかり、何かと言えばとりあえずキスシーン、そりゃ盛り上がらん訳で。 とは言え、アクションシーンはやっぱりカッコいい。左手のサイコガンを構えるコブラの姿が、やっぱりカッコいい。[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-10-09 07:50:54)《改行有》

875.  新・網走番外地 さいはての流れ者 映画冒頭の出演者クレジットを見ていると、おっ、と思う。「下沢広之」と出てきて、要するに子役時代の真田サンなんですね。子役時代にこうやって何度か健さんと共演して、ハリウッドスターの今がある、と思うと感慨深いものがあります(モンスター・イン・ザ・クローゼットに出てるポール・ウォーカーを見た時ぐらい感慨深い)。健さん演じる主人公の息子(血は繋がらないけど)ということで、出番もセリフも比較的多い、重要な役。今の面影があるかというと、「そういわれてみれば」ぐらいではありますが、時々、確かにこれは真田サンだわい、と思わせる美少年ぶりが垣間見えます。 というのが、正直、作品の最大のインパクトでして、もうひとつはじけていない印象の作品です。監督は佐伯清で、本シリーズではこの一本のみ。真面目過ぎるんですかね。いや、荒海を舞台にしたアクションもあるし、息子その他を人質にとられて危機一髪なんていう場面もあるし、もちろんラストはしっかり殴り込みで締めてくれるし、硬派なアクション映画にはなっているのですが、真っ当なだけに、この何でもアリなシリーズの中では、あまり目立たない作品になってるように思えます。 馬ゾリレースが前半のハイライトで、ここでも色々と作品を盛り上げようとはしているのですが、いかんせん、もともとスピード感の無いレースなもんで、地味な印象は拭えず。 谷隼人はどうあがいても作品に活かせそうにない役どころですが、せめて山本麟一は物語上、もう少し活かせなかったものかと。単細胞っぽいところは持ち味ではありますが、最後まで雑魚キャラっぽいままだったのが残念。[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-11 06:40:27)《改行有》

876.  巨人の星(1969) テレビアニメを編集したダイジェスト版ですが、これだけでもう充分、お腹いっぱい。正直、胸ヤケがするほど。さすがは巨人の星。こうでなくては。こういうのを息子に見せて反応を確認したがるのが、昭和世代の悪いクセ、とわかっちゃあいるのだけど。ああ、やっぱり胸ヤケしてるみたいだなあ、と。 昔のアニメによくある事とは言え、セリフの途中で音声が消される箇所が多々あり、これだけ途切れまくると、ほとんどギャグです。これがまた、カルト色を高めることに。 テレビ版の再編集はいいんですけど、場面の繋がりがやたらと悪く、気を削がれます。一方で、色々な場面がカットされたからかどうなのか、意外に一徹さんがマトモな人に見えてくる。もっと理不尽な人の印象があったんだけどなあ。とは言え、もはやテレビ版を再確認しようという気力も体力も無く。すみません。むしろ飛雄馬の小人物ぶりばかりが目立つような気がするのですが、これも編集のマジックなのか、もともとこうなのか。 あと、こうして改めて見てみると、野球をプレーする体の動きのアニメ表現が、ダイナミックではあるのですが、根本的にどこかおかしくって、こういう部分では侍ジャイアンツはよく出来てたなあ、と。 そんなこんなも含めて、懐かしくも貴重な記録です。続きを見るかって? 考え中・・・[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-10 07:17:56)《改行有》

877.  必殺4 恨みはらします 時代劇、ですけれども、「必殺」、ですから、例えば時代考証がどうのこうのなどと言い出す人はまさか、いないですよね。 と言う訳で、何でもアリなんだろうから、いっそ『魔界転生』みたいにブッ跳んだ時代劇を好き勝手に作ってしまおう、ということなのかもしれませんが、いや、それ、松竹じゃ無理でしょ。というのは偏見でしょうか。 いかにも魔界転生チックな分、ハードルも上がってしまい、ちと物足りない。でも歓迎します。でもでも、歓迎はするけれど、だからと言って楽しめるわけじゃない。やっぱり企画的に、必殺とは相性悪かったんでしょうか。 千葉真一が住んでる川のほとりの庵。これ、どこでロケしたんですかね? とかいうコトだけ、妙に気になる。小川が直接、海に流れ込んでるの?[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-10-09 10:32:54)《改行有》

878.  あなたへ 《ネタバレ》 一部のシーンでカメラがテレビドラマみたいに安っぽく見えてしまい違和感があったのと、ラストの「余計なオチ」に向かってセリフが増えて行ってしまい野暮ったくなったのとが、残念でした。あと、回想シーンが多すぎるかな、とも。物語の流れが滞る印象。 とは言え、もちろん誰もこれが健さんの最後の作品になるとは思っていないでしょうけれども、まるで別れを惜しむかのようにみんなが集まって、健さんを中心としたロードムービーが展開されるのが、味わい深い。 富山から長崎への旅。当然、日本海側を攻めていくんだろうなあ、と思ってたら、まるで違う予想外のコース。いや、大阪まで寄ってくれるのは結構ですが、大阪と言えばどうしても、グリコの看板出さなあきませんか。さすがに寄り道し過ぎ、どう考えても草ナギが悪い。 関門付近の風景はやっぱりいいですねえ。狭い海峡をひっきりなしに船が行き交いして、見てて飽きない。唐戸市場に行けば食い物は美味いし安いし。こんな場所で北海道物産展やって、大丈夫なのか? ついでに因縁の巌流島にでも寄って行きますかね? 佐藤浩市が最初から挙動不審のところがあって、これがラストの「オチ」に向けた伏線であったことに最後に気づく訳ですが、最初はそんな事とは思わないし、健さんの役が刑務所勤めなもんだから(この言い方は語弊がありますね。「おつとめ」ではなく、ホントの職業)、てっきり佐藤浩市はかつて富山刑務所で健さんにお世話になった一人だったんじゃないか、などと思ってしまったのですが。これって一種のミスディレクションだったんですかねえ。 余貴美子に託された写真が、どのように海に沈んでいくのか、というのを期待した私としては少し肩透かしで、「余計なオチ」と言いたくもなるのですが、ここは骨がキラめきながら沈んでいくシーンで充分、ということでしょうか。 田中裕子が、イイですねえ。でも出過ぎ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-10-02 05:42:09)《改行有》

879.  不良少女 魔子 《ネタバレ》 小野寺昭が若いですねー。でもあまり変わりませんねー。特にあの独特の、張りのない声が。 さて本作、暴力・犯罪に明け暮れる破滅的で無軌道な若者たちの群像劇、といいたいところですが、もう一つ、不良指数が上がらない。まあ、結構ワルい事はしてて、お陰で敵対組織とのイザコサに発展するにはするのですが、結局のところ、主人公たる不良少女・魔子、ってのが、意外に古風な女性なんですね。だから、どちらかというと、湿っぽい方向に物語は進んでいきます。誰のせいかって? それはもちろん、小野寺昭。 魔子が兄の藤竜也を刺してしまうまでの一連のやりとりを描く場面は、なかなかでした。他はイマイチ。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 22:26:44)《改行有》

880.  紅顔の若武者 織田信長 織田信長の若き日を、若き日の中村錦之助が演じて、ただでもトーン高めの声が、若さが重なって殆どキンキン声。 大ウツケと言われた頃の信長役だけあって、どぎついメイクの不良顔。モノクロだからハッキリとは判らんけれど、髪の毛の色はもしかして茶髪、いやそれこそ金髪なんじゃなかろうかと。 というくらいの、なかなかのヤンチャっぽさ。ただしやってることは不良というよりは、田舎の子供、といった感じですが。 ただこの作品、どうしようも無い暴れん坊の信長が、斎藤道三に会いにいく際に突然、正気に戻ってそこで終わっちゃう。え、せめて桶狭間は?と、さすがに物足りない。いろいろキッカケはあったとは言え、唐突に真人間になった、という印象。 ところどころのシーンで、照明の当て方がイマイチなのか、背景に登場人物の影が妙な具合に映ってしまい、気になり出すとどうにも気になって仕方なくなっちゃう。もう少し巧く撮れなかったもんかなあ、と。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-08 22:34:58)《改行有》

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