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プロフィール
コメント数 2526
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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861.  20世紀少年 《ネタバレ》 ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・[映画館(邦画)] 3点(2008-09-18 18:44:28)

862.  少林少女 《ネタバレ》 ひとことで表わせば「なかみなきもの」。映画全てがカタチだけで全く心が入ってません。ここまで面白そうな題材をつまらなく撮れる才能のなさというのも珍しいですが、つまりは既存の要素を寄せ集めて繋げただけ。毎度の小ネタと凝ったアングルを撮るのには腐心しても、映画として面白くしよう、いや、そもそもキチンと映画として完成させようとする意識はとっても低いとしか思えません。主旋律からして『死亡遊戯』もどきと『少林サッカー』ラクロス版とでボヤけていて、少林拳の話かと思いきや、ラクロスがメインな展開で、だけどクライマックスでラクロスはどうでもよくなって結局は蛇足になっちゃう。とりあえず画面に登場させておけば、それでいいと思っているかのような魂のない登場人物が大挙して右から左へ流れてゆき、それは主役クラスにまで及ぶ始末。コウちゃんですらキャラとしての魅力がちっとも感じられないんですから。そして肝心のアクションシーンがとっても退屈(これも既存のイメージを流用しつつ、オリジナルに遠く及びません)な上に呆れるほどにクドく、マズい料理を無理矢理沢山食べさせられるような映画でした。ついでに『少林サッカー』のキャラそのままで見て下さいとばかりに、この映画としてのキャラ作りを放棄していたりまでするのは、流石に馬鹿かと。仲村トオルの大学の裏側が、まんまこの映画の存在を象徴しているようで、自虐かよ!って。本広映画、フジテレビ映画が大好き!って人向け。って、そんな人いるのかいな? 舞台挨拶のあった回だってのに映画が終わって拍手ゼロ、っていうのが、相当マズいわぁ、こりゃ、って感じでして。軽部さんが「まわりに面白さを宣伝してください」って言ってたケド、無理![映画館(邦画)] 3点(2008-04-26 16:33:21)

863.  バース 《ネタバレ》 懐かしいなぁ、パンテオンでの早朝上映。この頃のアニメブームは見せる側も見る側もパワーがありました。早朝から徹夜まで駆け抜けてましたしね・・・。さて、作品の方はガッカリな出来。金田伊功って人は、作品全体ではなくて部分を支えてこそ才能が輝くという事を証明してしまったような映画でした。流石に金田作品だけあって、とにかく動くのはよく動くんですが、自らが監督をしているだけあって抑えが効いていなくて、悪いクセまでもがそのまんま修正入らず動いてるという状態。しかも絵は動くけれど物語はとんと動かない。物語にちゃんとした基盤がないままに、とりあえずフィルムにしてみました、というのが見て取れるような感じ。収拾が全くつかないままに唐突にお終いを告げる意味不明な1シーンで幕という、見終わって一体ナンだったんだろ?と観客一同首を傾げるような映画でした。カナメプロ系アニメはクリエイターの個性はよく出てたけれど、作品としては毎度まとまらないという致命的欠点を抱いておりましたが、これもそんな時代に咲いた徒花と言ったところでした。[映画館(邦画)] 3点(2007-12-16 22:37:44)

864.  夕凪の街 桜の国 《ネタバレ》 映画化して欲しくなかったマンガですが、映画になった以上は前向きに、なるべく多くの人に見て貰いたい物語だよね、と思っていたものの・・・実際に見たら、この映画を見るくらいなら原作買って読みなさい!と強く言いたい状態になってしまいました。この監督や脚本家や作曲家は、あの原作を読んで、そんなにもクサ~い感傷たっぷりのイメージしか湧いてこなかったんでしょうかねぇ? 原作が大切に大切に描いていた事を、この映画は無神経に破壊しまくります。反核をこんなにも声高に叫んだりはしてないでしょ? さりげなく描かれていた事柄をどうだ!と言わんばかりに大袈裟に取り上げてますし(髪飾りが最たるものですし、旭が打越に会うシーンなんて、読んでて気付かない人は気付かないままでいいという描き方だったのに)、あえて被爆者をシンボリックに描いていたのに、直接写真を見せてしまったり、重要な「空白」をスルーしてしまったりと散々。物語全体は明るい日常を描いていて、その中にふと闇が射したり人を振り返ってみたり、という原作の構造をまるっきり無視して最初から最後までああ悲しい、ああ感動したと大騒ぎな映画。いや、この監督に決定した時点で嫌な予感はしてたんですが(100人の映画監督がいたら、99番目に相応しい程度の人だし)、この人の余計な反戦意識だとか、どうにもならないクサさだとかがモロに出てしまっていて嫌な予感的中。1つだけ、これだけはどうしても言いたいのは、この物語の中のいちばん重要な部分って「確かにこの二人を選んで生まれて来ようと決めたのだ」のところだと思うんですが、違います? そこがこの映画ではちゃんと重要になってました? やっぱり映画化なんかしなければ良かったのに。[映画館(邦画)] 3点(2007-07-28 21:14:49)(良:2票)

865.  立喰師列伝 これを80年代末から90年代初期にフジテレビの深夜30分枠で見せられたらそこそこ面白かったかもしれないです。でも、この「ウゴウゴルーガ」の1コーナーみたいなシロモノに延々とつき合わされるのははっきり言って苦痛。空疎な創作を見せられてもなーんにも面白くありません。語られる膨大な昭和~平成の立喰師の解説に何らかの意味があるのか、って言えば、別に全然なかったりしますし(当然、戦後の日本の歴史と外食産業の推移についてのマジメな物語、ってワケじゃないですしね)。映像にしたって「マインド・ゲーム」の実写コラージュ部分や「キューティー・ハニー」のハニメーションとどこが違うの?って状態ですし、演技のシロウトはたとえ写真の合成であってもシロウト臭さを醸してしまうし。こういう一発ネタはどっかビデオのオマケにでも仕込んでおいてくれればそれで十分って気がします。押井監督のスノッブな部分だけがコラージュされたシロモノでしかないので、「押井監督サイコー!」って人以外にはツラい映画ですね。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-28 00:57:55)

866.  オトシモノ 《ネタバレ》 Jホラーの出がらし状態でした。もうね、やってる事が毎度お馴染みの例のアレ、って説明だけで済んじゃうような映画。呪いのビデオや呪いの着メロの代わりに呪いの定期券があって、「リング」の貞子が立ってて「呪怨」の伽椰子と少年がずる~りずる~りしてますって状態の、安易に持ってきました感が非常にお手軽。しかも恐怖シーン自体は少なく、恐怖っぽいかも、ってシーン(「弟切草」の意味なし館内移動シーンのような)とコケ脅しシーン(古典的な、物語に全く関係のない嚇かし系)が大半を占めるので、短い映画ながらダレ場たっぷり。でも、クライマックスだけは定番から外れて、この映画独自の展開になります・・・が、映画として単に壊れちゃいました、って暴走しちゃってるだけだったり。一連の事件の元となる筈の存在が、全然事件との繋がりが見出せない、訳の判らない状態で、それで何をどう納得しろと言うの?って感じ。取って付けたような友情物語は、そもそもそこに至るまでの友情が描かれていないのでドラマとして成立してませんし。でも、この映画最大の問題は銀のこし調の画風で全編を統一したために、役者の顔色が全員とっても不健康な色に映り、登場人物全員幽霊顔というとんでもない事態に陥っている事ですね。沢尻エリカは肌がフラットな白にトンで目だけが真っ黒という状態ですし、色黒系な若槻千夏や板尾創路は土気色。ホラー映画であっても女優は美しく撮るべきだと思うんですけどねぇ。こんな映り方では女優陣にとってこの映画は将来、忘れたい黒歴史にしかならないんじゃないかなぁ。[試写会(邦画)] 3点(2006-09-26 01:00:51)(良:2票)

867.  鉄人28号 《ネタバレ》 冒頭からしばらくはかなり楽しめました。昔の『鉄人』の感覚を大事にしつつ、子供の物語を展開させて、その上災害絵葉書映画『日本沈没』(樋口監督版)なんぞよりもよっぽど凄い「大変な事になってる東京」を見せられて、「これはかなりイケる映画なんじゃ?」と思いました。鉄人に辿り着くまでがタメ過ぎでしたけど、それも鉄人大活躍!のためのタメだと思えばこそ・・・。しかし、正太郎がヘタレて映画失速。しかもあろう事か、以降、正太郎ヘタレっぱなし。延々とヘタレた少年を見せられ続けるという苦行状態に突入。感情移入もヘッタクレも消滅してイライラするばかり。映画全体がヘタレたモノになってしまいましたとさ。どう考えても正太郎グダグダ部分が長過ぎ、20分は削れます。その上、この映画やたらにタメが多くてイライラさせられるんですが、肝心な緊迫した展開の中ですらタメを存分に織り込んでいて、もう本当にダメな邦画の見本状態。そんな事してる暇があったらさっさと動け!って状況だらけ。クライマックスなんて、あのタメのせいで全員被爆しちゃってるとしか思えないんですけど。その上アレやコレやのパクリ状態ですし。豪華キャストの意味もない、薄~い扱いの人々(クレジット2番目の蒼井優ですら大して印象に残らないポジション)、結局あんまり活躍しない鉄人など、最初に期待を持たせただけに落胆も大きな映画でした。こういうのは、ちゃんと娯楽映画を撮れる人達で作ってくれないと・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-25 00:39:23)

868.  機動戦士ZガンダムII 恋人たち うーむ、1作目はガチャガチャなりにも楽しめましたが、2作目に来てやっぱり付いてゆけなくなりました。もうね、物語、状況、背景をきちっと説明する事を放棄している上に(映画の開始から何の説明もなく物語途中でぐんぐん進んでしまっては昨日1作目見たばかりであっても戸惑いますわ)、今回とっても重要となっているハズのドラマの部分すらも、ちゃんと描かずダラダラっと放出してるだけでは、もはや何を楽しめと言うの?っていう感じ。誰が死のうがどうなろうが、それに対するキモチもちゃんと描かずにどんどん先に進んでしまったんじゃ、映画として死んでる状態だと思うんですけど。もうまるっきり血が通ってないの。「恋人たち」ってサブタイトルから連想されるモノが、実際には壮絶な速度で流れ去ってゆく「カタチ」として存在してるだけで、その看板を下げている意味自体は全く感じられないという凄まじい事になっています。「なんだかゴタゴタした人たち」とでも付けておいてくれた方が親切ってモンです。エピソード削ってでもキッチリ描くべき部分っていうのがあると思うんですけどねぇ。あと、フォウなんかは新作カットよりもテレビ版の時の方がデザイン良かった気がします。なんだか新作カットのキャラクターはウツクシくないのだなぁ。美しいのはMSばかりなり、か・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-09-21 00:36:51)

869.  SURVIVE STYLE5+ 天丼ってさ、1つ盛り込んでおけばいいんじゃないかなぁ。幾つもの天丼を仕込んで、その天丼全部に魅力がなかったら全滅でしょ(ちなみに天丼、ってお笑い用語で繰り返しネタのこと。ネタを反復させる事で徐々に笑いを作ってゆくスタイル)。「これ面白いでしょ?」みたいなネタをごってりと盛ってきてるけれど全然笑えませんでした。なんか自分のネタを自分で笑ってるみたいな自己完結型お笑いが多いなぁ、って。で、天丼&その場その場の単発ネタで、流れを作ってないので、ノレないとおしまい。最後まで見るのがツラいツラい。ガイ・リッチー気取ったつもりがオシャレし損なって厚化粧、みたいな、意味ありそうで実は大した事言ってないでしょ?みたいな感じの映像が連なっていて苦痛。腐りかけのフルーツ盛り合わせみたいな映画でした。もっとも最大の問題は、「PARTY7」を借りるつもりが間違えて借りてきた、って事ですかね・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-20 01:09:34)

870.  チルソクの夏 《ネタバレ》 ぎゃー! 私はこの映画のコ達と同じ時代の世代なワケですが、いくらナンでもここまでアレじゃないですよぅ。あれじゃ中学生だ・・・。それにしてもすっごい古臭いセンス。「ロミオとジュリエット」をまんま引用しちゃったり、海に向って「バカヤロー!」って叫んだり、友達が歌いながら登場したり。舞台になった70年代だったら通用するか、っていうとその頃でも古臭いであろう、ある種永遠の古臭さ。そもそも脚本がエピソードを盛り上げるための刹那的な作りになっていて呆れます。メイン4人が、友達同士だっていうのに、画面上の時間が全てみたいな会話をしてるし(例えば1ヶ月経過してて、その間一切の会話がなかったとしか思えない状態だったり)、夜の9時から花火大会が始まったり、何故かわざわざ見送りに間に合わないタイミングで飛び出したり(脱走するくらいならさっさと最初から行ってればいいワケで)。韓国と日本の間にある問題は、単なる障害物みたいな扱いだし、とにかくもーセンスのなさ加減にぐったり。でも私にとって最大の問題はこの監督が現在撮影中の「夕凪の街 桜の国」ですね。奇跡のようなマンガだけに、映像化しないのがいちばん正しい選択だって思ってる原作が、この映画と同じセンスで映画化されちゃったら、もー泣くに泣けないですよ・・・。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-11 00:31:52)(良:1票)

871.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 「時をかける少女」が名作だったので細田守監督の名をキーワードに借りてみたのですが、演出とか以前に脚本がダメでした。とにかくひたすら空回り。幾つかのエピソードを同時進行させる中盤では、見せ場がバラバラになってしまっていて、テンポが悪くて仕方ありません。大々的にアクションが展開するシーンなどは、ひと息に見せるべきだと思います。それにキャラクター同士の絡みもテンポを悪くしてしまっている要因になっていますし。「ワンピース」を知らない人間にはこの映画ではキャラクター関係がちっとも理解できないというのに(そういう人はいないという事を前提に作られているのでしょうけれど、私は知らないんです。「ジャンプ」もう30年読んでないし・・・)、説明ナシのゴタゴタした描写だけが延々続くという状態。作画なんかはメリハリがあってCGとのマッチングも上手く行ってたりもしてましたが、全体的にはめっちゃ雑。メインタイトル部分が綺麗で期待を持たせただけにガッカリな状態でした。そして映画後半はボロボロ。展開のダラダラさ加減も去ることながら、グロテスクで陰惨な展開となり、ひたすら暗い状態。一応コレ、子供枠、昔で言うところの東映まんがまつり枠で上映された映画ですよね? 東映の上層部は脚本段階でチェックしないのかなぁ? 子供の情操教育にはめちゃくちゃ悪いアニメですのー。今の東映アニメーションにだって、いいモノはあると思うんですけど、子供相手の商売っていうのを、もう少し考えて頂きたいところではありました。【追記】ネットで細田監督のインタビューを読んだところ、プロット段階と脚本と実際の映画には大きな差があるようで、となるとこれは細田監督の問題なのですねぇ。「ハウル」降板事件の顛末を投影なさってるようですが、それを見に来た子供に背負わせるのは良くないっ(笑)[DVD(邦画)] 3点(2006-08-09 00:37:12)

872.  ぼくんち サイバラもんはこの原作にしても他のもんにしても、ダメな大人がいっぱい出てくる、っていうかダメな大人しか出てこないようなワケで、可愛らしい絵柄との壮絶なギャップが独特な味を生んで、そこはかとなく可笑しくも悲しい世界を作り出しているワケです。だけどこの映画はと言うと、実写になる事でシャレにならずに悲惨なだけな部分と、リアリティが抜け落ちた部分と、甘い部分とが半端に混在してなんだか腑抜けたモンになっちゃったねぇ、って。とことんビンボーで暴力的で身勝手でしょーもない世界でのた打ち回ってるけど、それでも生きてる、って社会の最底辺の感覚がね、よく理解できてないのかな、と。そこが判らなければ、その感覚を伝えることなど到底無理な訳で。ここまでは酷くないけれど、しょーもない大人達をイヤというほど見てきて、でもそれが普通のことだと思っていた子供時代を過ごした私にとって、原作は名作でもこれはなんだかバカにしてんの?みたいな感じに映ります。奇麗事で語るな、とは言いませんけど、この映画、セリフとは裏腹に幸せのハードルを無意識に高く設定してると思いますよ。映画の視点がそこに暮らす者の目ではなく通りすがりの傍観者の目、って感じでした。[DVD(邦画)] 3点(2006-08-06 01:46:48)(良:1票)

873.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 「誰だ!この映画を作ったのは!!誰が『さよならジュピター』をリメイクしろと言ったぁ!!」と見終わって思わず海原雄山のようになってしまいました。言いたい事はいっぱ~い!あるんですが、全然書ききれないので要約して書いてみます。構成平板で、大惨事感じず、日本の危機感じず、気がつけばいつの間にやら沈没進行、安易に実写かスチールにCG合成、特撮シーンを全部途中で切るか炎や水で埋めて誤魔化し、俯瞰ばっか「神の視点」ばっか、監督特撮マインド喪失?、草彅大根リアクション薄い、ドラマ嘘臭い、人間ドラマ政治ドラマリアリティなし、脚本ツッコミどころ満載、ダサい音楽鳴りまくりでウザい、人の避難風景、単なる飛行機や道路の実景だらーっと映すだけ、エド・ウッドでもできる、数千万の犠牲者が出てるようには全く見えない、っていうか全く描いてない、見たいシーンが全然足らないのに一方で間延びして退屈な草彅と柴咲のシーン・・・えーと、原作や前作との比較以前に問題があり過ぎちゃって。ただ言いたいのは、あちこちの企業、組織の思惑、力関係を元に映画作るんじゃなくって、もっとマジメに映画作りましょうよ、いい加減閉じたオタク思考で映画作るのやめましょうよ、って事。「N2爆弾」とかって、バカじゃないの?[映画館(邦画)] 3点(2006-07-16 23:21:50)(良:2票)

874.  クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ 残念ながら、クレしん映画の中では今まででいちばん面白くありませんでした。元々、いろんなネタを我が物として吸収しちゃってみせるクレしんなのですが、今回はSFホラー仕立てへ持ってゆくための演出が、クレしん世界との融和性がとりづらいのか、前半部分ではやたら空回りでモタついている印象を受けました。中盤の完全なるSFホラーワールドは純粋に楽しめました(風間くんが、頑なに母親を信じようとする部分なんか、健気で良かったです)が、肝心の起承転結の転がスコッと抜けちゃってます。いきなり脱力系な結(オチ)が延々ダラダラと繰り広げられるという、クライマックスは一体どこへ行ってしまったの?みたいな展開。ま、まさかコレで終わりなハズないよね?って状態で終わりを迎えてしまった印象です。ボディスナッチャーものとサンバという、ちっとも繋がらない題材を持ってきて、それが繋がらないままに放り出されてしまった状態。従来のクレしんは、その不条理&おバカな題材でも力技で繋いで納得させていたんですけれどねぇ。今回、どういうワケか下ネタにブレーキがかかってない状態なのも、微笑ましさを越えてかなりヒキ気味。作画がテレビレベル、ゲストキャラクターのデザインに魅力がない、などの欠点もあり。「感動させろ」とは言いませんが、映画としての基本的な構成、流れは納得できるレベルに持って行って欲しかったですね。※ついでに【ネタバレ】最後に出てくるジャッキーのパパ(シャア声)は『ポピーザぱフォーマー』のパピー、『塊魂』の王様とイメージカブってますなぁ・・・[映画館(邦画)] 3点(2006-04-30 16:49:21)

875.  愛情物語(1984) 《ネタバレ》 ヘンな映画ではあります。ダンサーを夢見る捨て子が出生の秘密を探るべく旅に出る。ミュージカルで始まり、紀行ものになり、ミステリーになって、最後にまたミュージカル、と。セリフから生活描写から何から、全編リアリズムはゼロ。角川監督はやたら技巧的に(不要としか思えないショットもいっぱいに)映画を彩り、でも原田知世を綺麗に、あるいはかわいく、そして魅力的に撮るという基本を忘れちゃってたりします。どう考えても走りづらそうな枕木の上を自転車でガコガコ走ったり、どっかのビルの屋上(少なくとも自宅じゃない)や列車の中でダンスレッスンしたり、自分が主役のヘンな舞台風景を空想したり、そんなヒロインを演じさせられて不憫・・・。地面を延々映してる意味が???だったり(それは渡瀬恒彦の長く伸びた影の足が長~くなってて、つまり彼こそが足長おじさんですよ、というのを現しているのだけれども、肝心の影が薄すぎてよーく見ないと気付かない)、倍賞美津子の後ろ姿のストップモーションの意味が???だったり(Vサインを出した事を強調させるつもりらしいけれど、唐突な上に肝心のVサインが画面の端っこ)、ハズしまくりのショット頻発映画です。オシャレになりそうな記号を寄せ集めて組み立てようとしていますが、あちこち失敗しまくりです。これを「メイン・テーマ」と二本立てで見せられて、かなーりきっつい状態、と。それにしてもオーディション受けて即主役になっちゃうミュージカルって、一体どんなモンなの?[映画館(字幕)] 3点(2005-04-16 00:30:42)

876.  SHARK!/シャーク! 《ネタバレ》 中学時代、仲の良かった友達が、母親を亡くして以来、とっても寡黙になっちゃいまして、そんな彼に色々と話しかけてた私なのですが、「何か映画見に行こうよ」と誘った時、彼が選んだのがこれ。気が進まなかったんですけどね・・・。広さ日本一だった有楽座で何故か上映された、ダイバーが片足を鮫に食べられてしまう、という衝撃映像がウリのドキュメンタリー。ところが、全体的には鮫の生態や人との関わりを描いたマジメな映画で、それゆえ、まータイクツとゆーか、ジミな映画とゆーか。そのウリの部分だけが映画の最後の方で唐突に「偶然撮影していた映像」として登場するのですが・・・うわー、すげー、こえー!と当時は思ったモンですけど、冷静に考えればヤラセ丸だしなんですよね・・・。なんで足食われたダイバーが延々とカメラに向って真正面ポジションでもがいてみせるんだか&カメラマンはそれを冷静に撮っているんだか。確かに片足ないですけど、血は殆ど出てないし、切り口は腱とかなくってお買い得品豚コマ肉みたいだし。思ったほどにはグロな映像じゃなくって、ちょっとホッとした私でしたが、友達がもう一回見たい、と言い出して、私はこの、いかにも当時のウサン臭さ爆発ムービーに、半日じっくりつきあう事になったのでした。お陰でこの映画の音楽、30年近く経った今でも結構覚えてますわ・・・。[映画館(吹替)] 3点(2004-06-21 00:17:51)

877.  長江 《ネタバレ》 【ドキュメンタリーですが激しくネタバレあり!!】「僕は長江の最初の一滴が見たかった」という事で、さだまさしが長江の源流を辿る旅が延々と映されてゆくのですが、最後の最後で、「辿り着けませんでした」というオチがついて「ずてー!」っとコケる映画。その行く手を山々が遮る最後は「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」のラストシーンそっくり、でも、さだは少なくともこの後、塔や山を目指す事もなく、帰ってしまうワケでございますね。代わりに多額の借金の返済という、フロドとは違う苦難の道を歩む事になるのですが。さて、映画としては、えーと、中国の人々の生活を捉えた、生の息遣いを感じるものではありますが・・・お金払ってまで見たいモノではありません。日曜の午後にテレビでやってるよーな世界で。さだまさしファンならば、歌と姿とで満足できるかもしれませんけど、ファンじゃない私は、なーんでコレ見に行っちゃったのか、今となっては甚だ疑問・・・。[映画館(字幕)] 3点(2004-06-13 22:32:20)(笑:1票)

878.  宇宙からの帰還 うーん、とにかくNASAのフィルムを寄せ集めてみました、みたいな感じで、ドキュメンタリーとしての送り手の視点が全然見えて来ない、ツラい映画でした。この映画が描いた宇宙開発の現実は当時、もう既知の事であって、改めてそこから得られる衝撃、というのはちっともなくって。唯一、ワリと近い軌道上から捉えた地球、球形をしていて、でも、そこに大地が広がり、雲が浮いていて、その雲が立体的に流れてるという映像には感動しました(うわあ、地球って俯瞰すると意外と小さいんだなぁ、あんな世界にみんな暮らしてるんだなぁ)が、その映像のためだけに、この映画をガマンして見るだけの価値はあるのかどうかは、甚だ疑問ではありました。[映画館(字幕)] 3点(2004-05-15 23:05:58)

879.  ワンダー・ボーイズ うー、この映画の面白さ、楽しむべきポイント、というのがどこにあるのか全く掴めないままでした。ここに登場する人々に、ちっとも共感できないんですよね。登場人物がそれぞれに、何を考えてるんだか意味不明。笑うに笑えないエピソードの数々。ごめんなさい、私にとってこれはとことん相性の悪い映画、という感じでした。[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 15:02:14)

880.  わが青春のアルカディア あー、高レベルの作画がもったいない・・・。ハーロック誕生物語をこじつけました、みたいな映画で、物語自体はちっとも完結してないですし、楽しめる部分がちっともないツラい作品。松本零士作品は多くがリンクしているのですが、あちこち辻褄が合わない部分が多くて、ブームのピークの頃は良かったけれど、今となっては、もう付いてゆけません。オープニングの、延々と裕ちゃんのモノローグが続く部分も、本編の物語にどう結合してるんだか、ちっとも理解できないですしねぇ。音楽は良かった印象がありますが、格調高すぎて中身に合ってない、って感じでしたし。そもそも、イルミダスとかマゾーンとか機械化人とか、一体誰が地球を支配してるのよ?[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 14:44:16)

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