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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
941. 風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind 原作はC・W・ニコルが平易な日本語で書いた、童話形式の物語ですが、旧態依然としたアニメ化が気になりました。物語を忠実に映像化してはいるのだけれど、毎度お馴染みベタ塗り背景に展開するセルアニメワールドでは、せっかくの安達祐実、前田亜季の好演が勿体ない感じがしてしまいます。アニメの表現枠の限界に捉われてしまい、世界の広がりが平べったい印象になってしまったような。後半の展開は、原作読んでいても「ええ~?」って感じだったので、まあ、仕方ないかな、って。6点(2003-11-29 21:01:57) 942. 影武者 うーん。様式美は目に入ってくるけれど、中身はちっとも入ってこない映画でした。アタマだけ使って撮ってるような感じがしてしまいました。影武者になっちゃった男の悲喜劇を、もっと軽快に見せて欲しかったんですけれど、世界の黒澤にそんなこと求めちゃうのは失礼の極み、なんでしょうかねぇ。ショーケン、何言ってんだか判んないし。5点(2003-11-29 16:12:16) 943. うる星やつら3 リメンバー・マイラヴ ラム&あたるがメインの「うる星やつら」は、そんなに好きじゃないので、この映画は、「もーそのダ~リンってゆーの、いい加減にしてくんない?」ってゲンナリしてた感じです。もっとも、「うる星やつら」の映画化、となったらラム&あたる以外の何者を主役にするんだ?って言われれば、答え様がないのも事実なワケで・・・。5点(2003-11-27 15:39:55) 944. うなぎ 《ネタバレ》 冒頭のスプラッタな部分は、なんだかサスペンス劇場みたいでした。ここだけ映画のカラーが全然違ってて。で、本題は水に漂うが如き、流れに身を委ねる人々の物語。人生終わり、と投げ出した人間が、いろんな人と触れ合う内に、単に人生始めてなかったのかも、って思い直すような、流れに必死に抵抗していた自分の力を、ふっと緩めるような映画です。だけど、面白かったけれど、通俗的で、そんなに持ち上げる程の映画かなぁ?という疑問は残りました。カンヌグランプリのためにシネマジャパネスクから昇進して大劇場での上映になったのですが、ちっこいスクリーンで十分でしょ、と思いました。6点(2003-11-27 15:15:02) 945. アポロ13 《ネタバレ》 限られた酸素しかなくて、生きるか死ぬか、という状況を描いた映画ならば、最後に司令船が着水した時、ハッチが開かれ、地球の大気が、そして空と海の青が乗組員の前にわーっと入り込んでくる、みたいな描写をしなくてどーする、ロン・ハワード!はあはあ。当然あると思ったら、ロングショットでとっととハッチ開いてるし。実話なのだから、もっともっとドラマチックにもシリアスにも出来た筈なのに、ロンの映画ってば、いーーーーーっつもそこそこ。何を描いてもそこそこ。個人的に、ロンには『そこそこ大名』の名を授けます。5点(2003-11-25 21:40:47)(笑:1票) 946. あしたのジョー2 《ネタバレ》 ジョーが真っ白に燃え尽きるラストに向かってひたすら突き進む物語。そのために、細かいエピソードや他のキャラクターが蔑ろになっているのは、映画という限られた時間の中では仕方のない事なのかな。当時、テレビ放映と平行して製作された、という経緯もある事ですし。でも、やっぱりこの映画だけだと、葉子の、あの告白はあまりに唐突過ぎてしまって。5点(2003-11-25 15:59:45)
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