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性別 男性
年齢 53歳

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1021.  動乱 大作気取りなのか、章立ての構成となってて、これが大して効果的でない。というより、エピソード羅列の言い訳みたいで、苦肉の策といった感じ。二・二六事件を描いた作品なのだけれど、クーデターを起こした将校のひとりである宮城大尉が、妻と知り合うところからオハナシが延々と続いて(この宮城大尉と言うヒト、実際の二・二六事件の将校の中に名前が見当たらないので、きっと架空の人物なんでしょう)、いやそれが丁寧な描写に裏打ちされた必然性のあるオハナシなら、延々と続いてもいいんだけど・・・やたら粘っこい演技のせいで時間かかってるだけなんだから、困っちゃう。そもそも最初の、部下の脱走のエピソードがピンと来なくて、宮城大尉演じる健さんはやたら寡黙なばかり、マジメである事以外、人物像がはっきりしない。この後、宮城大尉が左遷されるにあたって、部下たちが号泣するから、きっと部下には愛されてたんでしょう。とは思うけれども要するに、「高倉健だから、いい人なんだ」とか、「吉永小百合だから、売られていくのは可哀そうなんだ」とか、俳優のイメージに寄りかかり過ぎではないですかね。必要なのは、それを感じさせる描写、なのでは(単なる粘っこい演技ではなくて)。その後も、宮城大尉の人物像を深めるでもなく、時代背景を綿密に描くでもなく(サクサクと解説調に時代は進む)、思わせぶりに米倉斉加年の憲兵を絡めるも、まさに思わせぶりなだけ。事件の描写では日時をテロップで出してみちゃったりなんかして、ハイ、これで実録風、というお手軽さ。最後にはまた思い出したように、愁嘆場を粘っこい演技で見せていただいても、もう結構です。どうもこの作品、「理不尽さ」の中における「悲劇的な愛」という、オーソドックスなテーマを取り上げたはいいけど、テーマを選んだ時点で満足しちゃって、「理不尽さ」も「愛」も描き忘れちゃったんではないですかねえ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-06-03 08:33:54)

1022.  魔性の夏 四谷怪談より そうそう、こないだBSで放送してましたねえ、コレ。観ちゃいました。伊右衛門役がショーケンで、なんか“青春まっただ中”みたいな感じの現代劇風で、そんでもって何だか舞台劇風の演出で(背景のツマラナイ動きがかえって目ざわりだったりする)、妙な作品でした。しかもこの時の放送、この四谷怪談の物語に対し、ここぞというタイミングで挿入されたCMが“レディース●ートネイチャー”だったりしたもんで、おお、これも一種の蜷川マジックか、と。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-30 21:31:09)

1023.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― Part I が「さあいよいよ決戦」みたいな終わり方だったのに、いざPart IIが始まると、いやあ結構引っ張りましたねえ。Part Iのクライマックスの合戦も、何だか弱い者いじめみたいで感じ悪かったけど、Part IIも、散々引っ張った挙句、合戦が始まる頃には、何となくすでに決着がついてしまってるような印象で、やっぱりヤな感じでした。[地上波(吹替)] 4点(2011-06-06 21:03:20)

1024.  レッドクリフ Part I 監督はジョン・ウーだそうですが、“製作ブラッカイマー、監督マイケル・ベイ”というノリの映画ですね。「どこまでが実写でどこまでがCGか分からない」とは言っても、決してCGの出来が良いからではなく、実写も含めて何でもかんでもCGに見えてしまう、この印象の軽さ。マズいでしょう。超大作と銘打っておきながら、こうも変テコな出来だと、ワザとやってるんじゃないかと疑ってしまう。と言う訳で、なぜこんな変な作品になってしまったのか、事件・事故の両面から捜査中です。[地上波(吹替)] 4点(2011-06-06 20:56:20)(笑:1票)

1025.  秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン ゴセイジャーが終了し、来週からゴーカイジャーってのが始まるそうですが。しっかし、最近のスーパー戦隊シリーズに比べると、やっぱし“ゴレンジャー”ってのはスゴイですね、1話単体で見ると見事な程にまるでストーリー性がなく、ひたすらアクションのみで成立しています(スタントがスゴイ)。このデタラメさが心地よい。さて本作(よく親に連れて行ってもらった東映まんがまつりの一本なので、当時観たのかも知れないけど・・・どっちみに覚えてるワケがない。笑)、ゴレンジャーが四国を舞台に大暴れ。まずそもそも、ゴレンジャーがのんびり「さんふらわあ」で出動するのがワケワカラン(どうせ後でバリドリーンとかバリタンクも登場するくせに)。しかし船上ではさっそく妖しい美女と遭遇(彼女の忘れものの中に、謎の発信機を発見!)。あとは格闘また格闘。四国の地理もほとんど無視し、あちらこちらに出没する強引な展開もグー。圧巻は松山城での死闘。実に素晴らしい。[DVD(邦画)] 4点(2011-02-07 02:46:30)

1026.  20世紀少年 堤カントクの映画を「もーしゃーないなー」と暖かい気持ちで見守るようなことは、私のようにケツの穴の小さい人間にはできないもんで、もう彼の作品は観ないことにしようと思ってたのですが・・・その決心が簡単に揺らいでしまうあたり、さらにケツの穴を狭めてしまっているのですが。うーん、確かに各シーン、一生懸命撮っているとは思うんですけどねえ。気を使いながら撮っているし、しばしば茶目っ気出してヘンな撮り方、「普通じゃイヤだ」的な個性も発揮しているんだけど・・・しかしやっぱりこの妙なテンションにはついていけない。作品をユニークでヘンテコなものにしようという「遊び」が、何でもないようなシーンに偏っていて、要するに遊びやすい場面で遊んでいるだけでは? 例えば最後の巨大ロボットの登場、誰か、このシーンでワクワクしましたか? 某映画における“マシュマロマン登場”の半分でも、いや10分の1でも、ワクワクしましたか? どうもこの映画、途中のどうでもいいようなシーンでどうでもいいようなオフザケをする割に、クライマックスに向けて盛り上がるべきところでだんだん、段取り臭くなっていって、盛り上がりません。また、映画全体がいささか安直に回想シーンに頼り過ぎていて、かえってノスタルジー的な気分にも欠けてしまっている気がするし。「こんな大人になっちゃうなんて、子供の頃には思わなかった」みたいな忸怩たる思いが、もう少し作品に色濃く表現されていてもいいような気がするんだけど。と言う訳で、やっぱり、このカントクさん、苦手だなあ・・・と、思いきや![CS・衛星(邦画)] 4点(2010-11-29 22:27:07)

1027.  それいけ!アンパンマン とべ!とべ!ちびごん 40分しかない上に、歌で引き延ばしを図っており(そのシーンも、アニメーションの動きとしてはテレビ版並みあるいはそれ以下で、ちっとも面白くない)、非常に薄味の作品でした。ちびごん(これがまた変な顔)が登場して適度にガンバって見せて、おしまい。むしろ見どころは、ホラーマンがイイ人として登場する点ですかね。あと、あん/しょく/カレーのトリプルパンチは、敵を倒すばかりではなく、味方を応援するためにも使えるのか、と。これは大きな発見。ええい、どうでもいいっての。[DVD(邦画)] 4点(2009-11-26 02:15:33)

1028.  太陽を盗んだ男 街のど真ん中での大捕り物やカーチェイスという、実にダイナミックなシーンが目を引くものの、その反動か、細かい部分にはまーったく神経が届かず、腰砕けになった作品。原爆を手作りし国家を脅迫する中学教師、彼に見込まれ交渉の最前線に立つことになる豪腕刑事、そしてこれまたひょんな事から犯人と警察の間に立つことになるラジオの女性DJ、という三つ巴の関係が織り成すサスペンス・・・ってか?これがもう全然ダメで、この女性DJが、とにかくイモ。「先の行動が読めない」という魔性みたいなもの、があればサスペンスも盛り上がるだろうし、映画的なリアリティも充分に備わろうというもの。しかし、先が読めないどころか、いかにも「さあ今からアホな事します」「今からアホな事言います」と言わんばかりの、究極レベルの単細胞的言動の数々。ワカリヤスイにも程がある、深みも含みも一切無いキャラクター。唯一、ラジオを通して犯人を煽るため、本音を隠した発言をするシーンがあるかと思えば、わざわざ風間杜夫が横から出てきて「判った、犯人を挑発してるんだな」と注釈をのたまう。もー勘弁してくれ。肝心の、一連の犯罪描写についても、どうだろう?プルトニウム原料をドエラくあっさり盗んだり、プルトニウム抽出シーンがとにかくアヤシかったりするのは、この際、許せてしまえるレベルの話。とにかくおかしなシーン続出。中でも、現金強奪のくだりで、主人公の電話が逆探知されるシーンには、もう失笑を禁じえない(略して失禁)。主人公が使う公衆電話以外の回線が切断されていることで、警察が大規模な逆探知を行っていることに主人公は気付くんだけど、要するにこの場面、主人公以外のヒトたちは、回線が切れてから何十秒間も、揃いも揃って「もしもし!もしもし!」と受話器に向かって叫びつづけているワケですな。隣の電話の回線も切れてる&一台だけ回線が切れていない、というこの異変に、誰も気付かない(ってか、主人公より先に気付くわけにいかない。ストーリーの都合上。笑)。まさにマンガ以下の光景であり、ここまで来たら、社会派サスペンスではなくてむしろ不条理幻想映画(にしても中途半端だが)。主人公が刑事に抱く感情も、同性愛的なものなのか何なのか、結局コントのような格闘で終わってしまい、激しく消化不良。スペクタクルシーンはホントに良く撮ったと思う、それだけに、スペクタクルシーンが泣いてる。[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-08-19 11:20:05)

1029.  アナザヘヴン 原作からして、ちょっとガッカリものだったので・・・。読んでて、とにかく尻すぼみ、説得力もどんどん無くなっていきます。あとがき読んでみりゃあ、連載中に読者から来た手紙にまで影響されて書き進められたとか? そんなんじゃあ、まとまる訳ないでしょう。あくまで連載小説として読むならそれもアリかもしれんが、単行本として一気に読むと、どうもパッとしない。さらにはこれを映画にしてしまうと・・・まあ確かに映画らしく纏めてはいますが、どうしたって原作の計算の足りなさ、尻すぼみ感は、映画ではかえって目立っちゃう。キャスティングもいまいち好きになれないし、サスペンスとしても弱い。う~む、「原作者=脚本家=監督」というのは、ある世界を描ききるためのひとつの理想かも、という期待もあったが、なかなか難しいですな。原作の魅力であった部分すら削ぎ落とされ、原作をさらに下回ってしまった感があります。4点(2004-06-27 02:22:34)

1030.  ガメラ対宇宙怪獣バイラス 《ネタバレ》 ストーリーが理解できていない私などがレビュー書くのは全くもって申し訳ない事なのですが、この映画、バイラスが最後どうなったのか今もって判らないんです。すんません。クライマックス、バイラスはイカ頭をガメラの頭に突き刺すも(あれは内臓までヤラレてるね。死ぬぞ)、ガメラはバイラスごと回転しながら上昇。早く頭抜けっての。高空の低温で冷凍イカになるバイラス。最後は海に落ちて・・・寒さプラス目が回って溺れちゃった、という解釈でよろしいのでしょうか??難解だ。さてさて、では他の部分はよく判るのかというと、やっぱり判らなくて、バイラス人はあんな宇宙船一隻で地球に乗り込んで、本当に地球を植民地にする気があるんですかね?しかも地球を選んだ理由が、「窒素呼吸するバイラス人にとって、窒素が豊富な地球の環境は最適だから」だなんて。おおっ、いやいやこれは実に含蓄のある指摘。そういや地球の大気にはナゼこんなに窒素が多いんだろうね。一体この窒素はどこから来たんだろう。地球って神秘的な惑星だよね。アレ何の話だっけ。そうそう、バイラス人だ、バイラス人はガメラを操って破壊活動を繰り広げた挙げ句、二人の少年を人質にとって、地球に降伏を迫る。尊い人命には代えられず、降伏を決定する人類。この場面、子供の頃観てて非常にしっくりいかないものを感じたのですが、それは「あんなフザケタ二人なんか見捨てればいいのに何で人類が降伏するんだよー」という違和感・・・ではなくて、それは今にして思えば、「人質とって降伏迫るなんて、取引きとして成立するのか?」という違和感ではなかったかと。人質とって「金用意しろ」「飛行機用意しろ」とかの要求はあり得るけど、「俺を大統領にしろ」ってのは、ちょっと無理だよね。とまあ、ツマラナイことを色々書いてしまいましたが、主人公の少年達が宇宙船内を彷徨うくだりなんかは、コワくもあり楽しくもある、子供心になかなかワクワク度の高い場面でした。味方だと思った宇宙人が実は親玉だった、というのも、子供心には結構衝撃的で、まあそういう印象深い映画でもあります。4点(2003-12-12 23:38:01)(笑:1票)

1031.  呪怨<OV>(2000) Vシネマは映画と呼んでよいのか判りませんが。というのも、映画というのものはせめてこの程度の「贅沢さ」は備えていて欲しい、という最低限のクオリティを下回っているように思えるから。でもそのお陰で雰囲気がよく出てるのもまた確か。昔「お昼のワイドショー」でやってた「あなたの知らない世界」だってホント怖かったもんねー。ねえ新倉イワオ先生。本作も夜中に電気消して一人で観たら、すごくイヤ~な気分になれます。けど、怖けりゃ何でもいいってんなら、こんなビデオ観てるよりお化け屋敷に行った方が恐怖を堪能できるわけで、まあどうしても物足りない気分は残ります。4点(2003-09-14 00:43:49)

1032.  裸のランチ 『ヴィデオドローム』で完璧にのけぞらせてくれた、あの感覚をゼヒもう一度お願いしたいんですけどねえ。残念ながらあれほどのインパクトが無くて。サエない妄想の世界がダラダラ描かれてて、もう一歩、突き抜けた感じがしないんです(『ヴィデオドローム』は一歩先の領域までブッ飛んでたと思う)。4点(2003-08-30 23:38:44)

1033.  ゴジラ(1984) 身長80mにスケールアップされたゴジラが久しぶりにまともに大暴れ。でも、昭和29年版のような悲壮感はもはや無く、寂しい限り。一応パニックは描かれているんで、そこは好きですね。身長4.8mとかいうロボットゴジラは、撮影上、効果あったのでしょうか??4点(2003-07-13 15:46:04)

1034.  プロスペローの本 ピーター・グリーナウェイ&マイケル・ナイマンのコンビによる催眠映画の1本。とりあえずハダカで踊るだけ。ナイマンは後に「蜜蜂が踊る場所」という曲にまとめています。4点(2003-05-11 13:22:51)

1035.  ゴジラvsコング 結局、こうなっちゃったのは、誰のせい、なんですかねえ。 アメリカでゴジラ映画作るたびに口を挟もうとする東宝のせい、のような気はする(少なくとも小栗旬だけのせいではないと思う)。 ついに、「ほぼ東宝」な内容のアメリカ版ゴジラ映画が登場。 しかしこれを、着ぐるみ&ミニチュアではなく、CG満載の超大作として作ってしまうと、ここまで虚しくなるものかと。いやはや、勉強になりました。 ギャレス・エドワーズが、いかにゴジラの巨大さを描くかに拘りぬいて作り上げた2014年版のゴジラ、あの面影はどこにも見当たらず、もはや今作に登場するゴジラは、2014年版とは同姓同名の赤の他人のように見えてくる。 ビルのCGを並べりゃ巨大に見えるってもんでもないし、破壊のインフレが必ずしも質感を表現するものでもないし。 地下空洞などという舞台を設定した割には、地表世界との立体関係が活かされる訳でもなし、鈍重で平面的な取っ組み合いに終始。 プロレスラーが試合中に、リングを降りて場外戦をやるのは何のためか、理解してるんだろうか? 2005年のピータージャクソン版キング・コングがどこまで褒められた作品かはともかく、少なくともあの映画ではもう少し、「視点の上下移動」ということが意識されていた気がするんですが。 と言う訳で、そろそろ1998年版ゴジラに復活願い、エメリッヒに「ゴジラvsインデペンデンスデイ」ってのを作ってもらおう。その企画なら東宝がいくら口を挟んでもらってもOKです。逆に、無視しないでね。[インターネット(字幕)] 3点(2023-10-28 04:39:00)《改行有》

1036.  キングダム2 遥かなる大地へ とにもかくにも、セリフ多すぎ、何でもかんでもひたすらセリフで説明する。戦況を説明し、作戦を説明し、状況が危機的であることを説明し、何も説明するネタが無いヤツは代わりに一生懸命、感想を述べる。質問するのもストレートなら、それに対する答えもストレートで、何のヒネリも無ければ含みも無い。 ここまで「わかりやすさ」が徹底されているとなると、これはもう、作り手側も意識的にやってるんでしょう。このくらいわかりやすくしてあげないと、どうせ見てる側はついてこれないだろうから、、、と高をくくられているのなら、つまるところ我々の側にも責任があるのかも知れませぬ。 とは言え、やはりこのセリフまみれには閉口してしまいます。例えば職場で、みんな大変な状況なのは誰しもわかっているのに、わざわざ自分がどう大変かをアピールして、忙しい忙しいと連呼するヤツがいたらやっぱり、鬱陶しいじゃないですか。 映画では時々、合戦シーンが入って、その間はセリフが控え気味になるので、ホッとします。 合戦シーンはさすがと思わせるものがありますが(中には「あれ、それでおしまい?」というシーンもあるけど)、荒野を舞台にやや似たようなシーンが続いてしまう点、派手な割には薄味にも感じます。 主人公サイドには暴走キングコング真壁が参戦(ちょっと古いか)。と思ったら敵方にはファンキーウェポン田口が登場し(これも古いか)、『パパはわるものチャンピオン』以来の共演ですかね。メディアミックス戦略にしてはプロレスラ―っぽさを出せていないですが(せいぜいショルダースルー)、新日の発言権の弱さか、それとも一種の節度というものか。[地上波(邦画)] 3点(2023-08-15 07:11:55)《改行有》

1037.  デッドボール これはもう、作品自体が“デッドボール”な一本。って、それじゃあ出塁できちゃいますね。端的に、“アウト”です。はい。 まあ、最初のミッキー・カーチスのくだりを見た段階で、マトモな作品ではないことは明らかなのに、見る側もそこで見るのをやめず、作り手もそこで作るのをやめないんだから、これはもう一蓮托生、でしょう。いや、共犯というべきか。 野球ネタでスプラッター映画でっち上げよう、ということかと思ったら、もはやコレ、野球ですらない(笑)。一体、なにやってるんでしょうね。 これだけ無茶苦茶やっていながら、よく見ると実は結構、クオリティが高い、というのを期待してしまうのですが、残念ながら、高いとは言い難い。はつきり言えば、低い。これは残念。これでは単なる悪ノリになってしまう。憎めないんですけどね~。 それにしても星野真里、よくこの仕事を断らなかったと思う。彼女のおかげでこの作品が救われた部分も多々あると思う。その英断には拍手したいと思うのでした。[インターネット(邦画)] 3点(2022-04-03 20:35:53)《改行有》

1038.  監禁探偵 お手軽映画とでもいった、こういう作品を悪く言うのは、わざわざケチをつけるためだけに観たみたいで、何となく気が引けるのですが、でも。 冒頭はちょっと、期待しちゃったのよね。『裏窓』を思わせる発端から、主人公がマンションよじ登って侵入して、死体発見。セリフなしで突っ走る、最初の暗転まで。 そこから、どうにもこうにも、ダラケてしまう。ほぼ二人だけでの、ちょっと気恥ずかしいやり取りが、ダラダラ続くばかり。そりゃまあ、「パソコンの裏の壁があるはずの場所にカメラを置いての撮影」ぐらいの演出はありますけどね、でも、映画ですから、そのくらいは。 主人公が血で汚れた手を服で拭いて、そのシーンが何につながるでも無く、気が付いたらいつの間にか、その服を着替えてたり。何だか、連続感が乏しい。 肝心の殺人事件の顛末、その他、最後まで観ても、何も腑に落ちるものもなく。これはちと寂しい。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-25 22:44:04)《改行有》

1039.  ミュージアム 《ネタバレ》 『セブン』との類似は結局、一種のミスリーディングとして取り入れられたもの、ということなんですかねえ。 途中までは前例とよく似た作品を作り、結末を変えてみせたものを、果たして「意外性」と呼ぶんだろうか。 映画開始から、これでもかと説明ゼリフを連発し、ここまで来るとちょっと笑ってしまったんですが、、、わざとやっているんですかね? 犯人が姿を現してからがもう、長いばかりで。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-23 14:18:18)《改行有》

1040.  貞子vs伽椰子 貞子と伽椰子は共演NGだということが、よくわかりました。 キャラが被っちゃってる・・・のかどうかすらも、よくわからん。謎過ぎる対決。 今さら、過去の遺物とでも言うべきVHSのビデオテープを物語に登場させんがため、言い訳がましい設定を一生懸命「説明」し、それがまた、正直あまり演技がお上手とも言えないお嬢さんたちによるものなので、最初の方こそゲンナリしてしまうけど、見てるうちに「これはもしかして、ホラーコメディを狙っているのではないか」という気がしてくる。 たぶん、そうだと思う。いや、そうに違いない。そうですよね? 違います? リングと呪怨、並行して描かれる2つの物語がついにクロスする、というより、何の前触れもなく突然組まれた対抗戦。新日vsノアみたいな。いや、面白けりゃいいんどけど。 コワさを売りにしてきた(はずの)二つのシリーズから、コワさを取り除いた上でちょびっとだけ対決させた作品。正直、どこを楽しめばよいのか掴みきれませんでした。修行不足でスミマセン。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-22 10:08:38)《改行有》

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