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プロフィール
コメント数 3872
性別 男性
年齢 53歳

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141.  原子力戦争 Lost Love マスコミが、カメラさえ持ってりゃ市民は自分の味方、何でも許されるとばかりに、非常識な取材して、わざわざ相手を怒らせてはその映像を正義ぶって垂れ流す。というのは、どうも好きになれないのだけど(というかキライなんだけど)、そういうシーンが、フィクションの映画の中に、突然ドキュメンタリー風に挿入されると、これはかなりのインパクトで、さすがに驚いてしまう。 警備員に撮影を止められる中で、飄々と演技を続ける(いや、もはや演技かどうかもわからんけど、自らの役割を体を張って、しかしあくまで飄々とこなす)原田芳雄が、頼もしいというか何というか。スゴいなあ。 音楽は、大御所の松村禎三。ライブエレクトロニクス風に、電子音と楽器演奏が絡み合う、不安を誘う音楽の一方で、シューマンの「子供の情景」を引用したと思われる素朴な音楽が流れる場面もあり、それ以外の場面では虫の声、波の音、風の音といった自然音が音楽の代わりに取り入れられて。 ラストシーンではこの3つの音楽の要素が重ねられるも、不安な電子音だけが、最後に残る。この不気味さ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-07 22:40:10)《改行有》

142.  天使の恍惚 低予算のあまり、まるでヤケクソになっちゃってるような映画、ってのはたまにありますが、この作品は、まあ言ってみれば、ヤケクソと言うモノそのものを正面から描いたような映画。 いわゆる「活動家」の集まりが、闘争を企て米軍基地に侵入するも、色々と犠牲が発生し、その後も内ゲバみたいな展開でリンチがあったり、さらにそこにポルノ映画風の濡れ場が再三挟み込まれて、混沌の世界。 終盤はひたすら爆破、これぞヤケクソの世界。パワフルで、そしてどこか虚しい。 山下洋輔トリオの前衛ジャズが、ヤケクソ感をこれでもかと、いや増します。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-07 22:18:46)《改行有》

143.  太平洋奇跡の作戦 キスカ アリューシャン戦線についてはアッツ島玉砕ばかりが語られている印象で、私もこの英語が無ければキスカ島なんて、知らなかったかも。 戦争映画とは言え、撤退作戦を描いた作品。爆撃シーンが随所に挟まれるけれど、引き込まれるのはやっぱり、撤退作戦の行方。しかしまず、こんな極寒の地にも日本兵が送られてアメリカ軍と戦ってたんだなあ、という感慨こそ、この作品の映像がもたらす最大のインパクトかも知れません。 もちろん、大がかりなロケ撮影だけでなく、ミニチュアによる特撮もまた見せ場。というか、ミニチュアとの合成映像の巧みさが、とてつもなく効果を上げてます。 タイトルからして、作戦はどうせうまくいったんでしょ、という想像はつくものの、作戦の困難さにはヤキモキさせられて。その中で下される「決断」、これが映画を動かし、我々の心を動かす。 この後も泥沼のような戦局が続くとは言え、いったんは大団円。兵士たちの笑顔。たまにはこういう笑顔で終わる戦争映画があったって、いいじゃないですか。三船敏郎はハッキリとした笑顔を見せないものの、まるで笑みがこぼれるのをこらえるような、イイ表情で映画を締めくくってます。[インターネット(邦画)] 8点(2022-02-06 12:58:37)《改行有》

144.  日本海大海戦 海ゆかば 昨日は横須賀行って、記念艦として保存されている三笠を見て来ましたもんで、やはりこの『日本海大海戦』かな、と。東宝が誇る戦争スペクタクル巨篇。・・・・・・ではなくて、ここは東映部屋でした。 東宝版は全編通じて日露戦争の経緯が描かれ、しかも製作が1969年ってんだから、司馬さんの「坂の上の雲」は連載途中の時期だし、吉村昭さんの「海の史劇」もまだ書かれてない。そんな頃に日露戦争を詳細に描いて、しかも円谷英二の集大成とでも言えそうな見事なミニチュア特撮が繰り広げられます。 そんな事もあってか無くてか、この東映版は一兵士、それも軍楽隊に所属する兵士の目から、日本海海戦を描いてます(「坂の上の雲」でも軍楽隊に触れた記述が有りましたね)。青春モノ路線、という事でしょうか、それにしても現場のイザコザばかりではなく、もう少し各階層の人々のドラマを多層的に織り込んでくれたらなあ、と思ってしまい、戦局などもあまり描かれていないので、この映画だけでは背景が掴みにくい部分もあるかも知れません。 ただ、「一人の若者」の目から見た戦争、っていうのは、そもそもこういう「わからない」感じなんだろうなあ、とも思わされます。目先の日常の先に、突然、凄惨な戦場が現れる。 東映三部作の一本目『二百三高地』では、まだ戦場にも大らかさが残っていた、みたいな描写もあったけど、この作品では軍隊の陰湿さとか軍国主義の蔓延とかいった、太平洋戦争テイストが混在していて、かえって目新しさを失ったステレオタイプ感もあるのですが、一青年の視点で描くとなると、そういう路線になってしまうんですかねえ。 主演は三船敏郎、というのは大人の都合であって(それにしても14年前の東宝版からあまり老け具合が変わってない気が)、実際の主人公は沖田浩之。「A~B~C~」と、E気持ちそうに歌ってた印象しかないアイドルの彼が、丸刈りにして主人公役に取り組んでおり、持ち前の眼光の鋭さは確かに、主人公の気持ちの強さにマッチしてます。三原順子も悪くない。だけど全体的に弱い印象なのは、ドラマの不足でしょうか。軍楽隊という立場をドラマの中で活かすのにもやや持て余し気味、のような気が。 クレジットでは「協力」として三笠保存会の名前があり、この東映版でも記念艦でロケ撮影したシーンがあるのかどうか?いずれにせよセットはなかなかよくできてます(もう少し色んな角度から撮影して欲しかったけど、これも何か事情が?)。特殊効果は中野昭慶が参加し、海戦シーンもなかなかのもの。ここでも凄惨さや残酷さが前面に出ているのが、本作の特徴です。[インターネット(邦画)] 6点(2022-02-06 06:55:34)《改行有》

145.  ライヴ(2014) いやー、わろたわろた。人が凄惨な死を遂げるたび、こんな笑ってていいんだろうか。 この映画もまあ、多すぎるセリフに過剰な演技、いかにもダメダメな感じで始まるのですが、どうもそれがワザとやってるっぽい。ダメダメ映画を装った、そういうクサい演出の延長上に、とことん悪ノリが展開されます。謎の犯人に身内を誘拐された人々が恐るべきゲームに巻き込まれる、という話だったはずなのに、ムダに残酷な絶命シーンの数々の末、ワケの判らないバトル映画と化して行きます。 登場人物たちが人知れず、このゲームに巻き込まれる、という展開かと思ったら、登場人物たちは堂々と街中に繰り出し、ゲリラ撮影という訳でも無いんだろうけれどまるでそんな雰囲気。まさにタイトル通り、ライヴ感が溢れていて、変にテンション上がります。 ラストの最終決着の場面なども、意表をつく舞台が準備されていて。スローモーションが効果的。 いやはや、まさかまさかのオモシロさ。[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-03 23:00:25)《改行有》

146.  亀は意外と速く泳ぐ いい意味で、マンガ的。 微妙な荒唐無稽さを、微妙に悪ノリして微妙に荒唐無稽に描き、爆笑ではなくクスクス笑いを引き起こします。それでいて少しスリルも盛り込んで、一体どこまでが本気なのやら。なんか、楽しい。 この上野樹里は、いつまでも眺めていられそう。[インターネット(邦画)] 7点(2022-01-31 22:43:23)《改行有》

147.  逆噴射家族 家族のために買ったマイホーム、だけど、家族あってこそのマイホーム。家族がいなきゃ、意味が無い。 最初の方で皆で寿司を食べる場面があって、凄絶な紆余曲折があった挙げ句、最後はまた皆で食事をするシーン。 食卓を囲むから、家族なんだよね、と。 しかし、そこに至るまでに、いやはや、ここまで回り道をしなきゃいけないんでしょうか、という、果てしなきハチャメチャバトル。シャイニングも八つ墓村も真っ青、といったところ。 幸せって何だろう、という点では何の参考にもならないけれど、それを考えるキッカケにはもしかしたらなるかも知れないし、ならないかも知れない、そんな映画。[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-31 22:31:36)《改行有》

148.  絞殺 題材となっている実際の事件は、本多勝一のルポ「子供たちの復讐」に詳しく書かれています。著者が著者なもんで、本多勝一バイアスがかかっちゃってますけれど、一方、この映画。バイアスなんてもんじゃなく、かなり改変されています。 あくまで実際の事件をヒントにしただけ、ということなのかも知れないけれど、まだあまり年月が経っておらず限りなく現在進行形に近いこの悲劇を、こんな風に「人を傷つけかねない」形で映画化するなんて、あまりその是非については述べたくないとは言え、ホント、よくやるよなあ、と。 もしかして、新藤兼人は、怒ってたのか? だとしても、ちと、アタマでっかちな作品、ではないかと思えて仕方が無い。 例によって性の問題を絡めて自分の路線に引き込んだり、父親の横暴を、近隣住人の無責任さを、進学校の非人間性を、極めて極めてステレオタイプに描いたり(ここまでくると硬直した偏見と言わざるを得ない)、という一方で実在の事件の顛末には一応、乗っかっておこうという点に、どうしても無理を感じてしまう。剥き出しとなった作為はコレ、貧弱さの表れ。 いや、西村晃、乙羽信子のお二人の体を張った演技が、その貧弱さを何とか覆い隠そうとしており、また実際、映画的な演出を欠くほどには無神経な作品でも無い訳ですが。 ただ、息子が家庭を破壊するシーンの迫力の無さ、特に、「撮影なのでホントには殴ってません」というのが信じられないくらいに丸見えになっちゃってる殴り合いシーンのヌルさ。何とかして欲しい。[インターネット(邦画)] 4点(2022-01-30 21:37:29)《改行有》

149.  エレキの若大将 《ネタバレ》 邦衛さんがとても大学生に見えない、というのはさておき(年齢の問題以前に、学生には見えない「何か」がある。ような気がする)、今回は「エレキの若大将」、という、加山雄三ど真ん中のテーマ。 こういう、「私は何でもできます」的な顔をして、実際ホントに何でもできそうな若大将みたいなヒトが、どうもニガテです。さらにそれをまるで鼻にもかけずに当たり前のように何でもこなすもんだから、ますますニガテ。勿論、鼻にかけられても苦手な事に変わりないけど。 そんな若大将こと加山雄三が、映画の最初と最後はアメフト(アメラグ!)で活躍し、中盤はエレキで活躍しまくる、まさに加山雄三の魅力あふれる、彼の魅力以外には何もない映画。 ファンには、たまらんでしょうなあ。ニガテな人にとっても、別の意味でたまらん。 金銭的な事情から大学を去らざるを得ないか、と思いきや、まさに芸は身を救う、というヤツで、ハッピーエンド。なんだか実人生とも被ってるような。[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-30 13:16:55)《改行有》

150.  天使のはらわた 赤い淫画 《ネタバレ》 お気に入りのエロ本のモデルの実物に接することができれば・・・などというのは、世の男性にとってまさに夢のような話、それも決して実現などしない、してはいけない禁断の夢、なのであって、もしももしも万が一にも、そんなコトが実現しようものなら、もう刺激が強すぎて、男は死ぬしか無いでしょう。ははは・・・。自分のドッペルゲンガーに出会うより、致死性が高そうな気がする。 と言う訳で、そんな目にあってしまった男は、必然的にその罰を受けることになるのだけど、それにしたって、変質者と間違えられて人々の憎悪を一身に受けながら絶命する彼は、そこまで罪深い存在だったのか。 という男の哀れさが、この作品では物語の中心ではなく、片隅で描かれている、というのがまた、スゴくもあり、エゲツないところでもあります。物語の中心はあくまで、彼の崇拝の対象である女性の方。だけど、女神サマでも何でも無く、ひとりエッチにふけったり、会社の上司の不倫相手となった挙げ句に捨てられたり。彼女には彼女の孤独がある。 じゃあ、ますます哀れな男の孤独はコレ、どうしてくれるんだ、と。いや、どうにもなりなせん、ハイ。そういうもんです。所詮、コタツ以下の存在なのです。 で、そんなオレだけど、せめて傘だけは、返しておきたかったんだ、と。 いかん、この書き終わり方ではまるで、安部公房の「ユープケッチャ」ではないか。[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-30 10:30:40)《改行有》

151.  天使のはらわた 赤い教室 《ネタバレ》 過激な性描写があってこそ描きうる、切なさ、虚無感、そして人間の業に潜む狂気と恐怖。まさにポルノというジャンルの真骨頂。 物語を額面通りに受け取れば、「かつてレイプの現場をブルーフィルム(死語かな)に撮られ、自殺未遂を犯し、今また自分の前に現れた不器用ながらも誠実そうな男に裏切られ、自己破壊的な道を辿る薄倖の女性」。ってことになるのかもしれないけれど、この作品、印象としては、その枠に収まらない「何か」があります。 上述の物語の概要は、あくまで主人公・村木の視点によるものに過ぎない訳で。いや、彼の見ていないところで我々が目撃する彼女の姿からも、「そうかも知れない」と思わせるものがあるのだけど、それはあくまで「かも知れない」に過ぎない訳で。 結局、村木は、そして我々は、自分たちが勝手に描いた幻想に囚われ、苦しんでいるだけなのかも知れない。悲しい運命に絡め取られた女性、という幻影に囚われた、囚われざるを得ない、男の悲しき滑稽さ。残酷なまでの滑稽さ。 中盤の10分以上にわたって繰り広げられる、凄絶なまでの濡れ場シーン。ほとんどホラー、なんだけど見てて切なくもなってくる、人間の弱さ。ラスト、2人の姿を遠くから捉えたショットは、前半の公園のシーンの変奏でもあり、それだけに、もう元には戻れないという感覚が。そして女は、揺らめく水面の幻影の中に消えていく・・・。[インターネット(邦画)] 9点(2022-01-29 09:44:15)(良:1票) 《改行有》

152.  監禁探偵 お手軽映画とでもいった、こういう作品を悪く言うのは、わざわざケチをつけるためだけに観たみたいで、何となく気が引けるのですが、でも。 冒頭はちょっと、期待しちゃったのよね。『裏窓』を思わせる発端から、主人公がマンションよじ登って侵入して、死体発見。セリフなしで突っ走る、最初の暗転まで。 そこから、どうにもこうにも、ダラケてしまう。ほぼ二人だけでの、ちょっと気恥ずかしいやり取りが、ダラダラ続くばかり。そりゃまあ、「パソコンの裏の壁があるはずの場所にカメラを置いての撮影」ぐらいの演出はありますけどね、でも、映画ですから、そのくらいは。 主人公が血で汚れた手を服で拭いて、そのシーンが何につながるでも無く、気が付いたらいつの間にか、その服を着替えてたり。何だか、連続感が乏しい。 肝心の殺人事件の顛末、その他、最後まで観ても、何も腑に落ちるものもなく。これはちと寂しい。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-25 22:44:04)《改行有》

153.  ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗 アンチ巨人にとっては、地獄のようなひと時でした(笑)。 主人公の長島(←当時)茂雄を演じるは、これはもしかしてプリティ長嶋か?ってなワケは無くって、若き日の長嶋さんご本人。 本業の野球ですら大概、ハラハラさせられるのに、映画一本まるまる主人公を演じるなんて、もうハラハラしまくりで、見てて気が気じゃない。 という程でもなく、そりゃ本職の俳優には敵わないし、イチローほどの演技力も無いけれど、何だかノビノビと、楽しそうに演じてます。脇を固める王さんもまた、なかなかのもので、結局、演技の面で足を引っ張ってるのは、川上監督か・・・。 V9以前のジャイアンツですが、人気のほどがうかかえます。一種のお祭り映画。少年の不幸な事故死など、ドラマチックになりそうなエピソードを、織り込んだ直後にはほぼ忘れ去ってしまい、前年のペナントレースと日本シリーズが(こんな言い方、当時はしてなかっただろうけど)、そのまんま、描かれてます。 これって要するに、結果を知ってる昨夜の試合について、わざわざスポーツ紙を買って読んで、反芻する、みたいなもんですかね。 そう言ってしまうと身も蓋もないけれど、まさに「長嶋さん」だからこそイヤミがなく、「長嶋さん」だからこそ成立する映画。簡単なゴロをいかに難しく処理するかに情熱を傾けた、不世出の大スター。 しかしあの天覧試合の最後はやっぱり、「さよならファウル」だと思うのだけど(by村山)。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-23 21:37:38)(良:1票) 《改行有》

154.  ミュージアム 《ネタバレ》 『セブン』との類似は結局、一種のミスリーディングとして取り入れられたもの、ということなんですかねえ。 途中までは前例とよく似た作品を作り、結末を変えてみせたものを、果たして「意外性」と呼ぶんだろうか。 映画開始から、これでもかと説明ゼリフを連発し、ここまで来るとちょっと笑ってしまったんですが、、、わざとやっているんですかね? 犯人が姿を現してからがもう、長いばかりで。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-23 14:18:18)《改行有》

155.  テラフォーマーズ そうそう、いたよねえ、ゴキちゃんにロボトミーみたいなことをする寄生バチ。逆らう自由を奪われたゴキちゃんは触角を引っ張られて巣まで連れてこられ、ハチの卵を産み付けられて生きたまま幼虫のエサにされるんだとか。 それはともかく。こんなの映画化したら、アカンでしょ、というメチャクチャな作品です。が、結構、本気モード。セットも作り込んでるし、CGもなかなかのもの。煙の尾を引きながら打ち上げられていく宇宙船など、かなりカッコいい。 これで内容があれば文句なしなのですが、残念ながら、内容はありません。ひたすら、バトル。 人間と昆虫のDNAをかけ合わせると言っても、互いに、進化の系統樹の両端に位置するような生物なので、たぶんムリだと思うのですが(皆、思ってるでしょう)、ノリで押し切ってしまう。もう、やったもん勝ち。 明らかにブレードランナーのパロディみたいな部分もあるけれど、ちょっとだけ「第三の選択」を思い出したりも。[インターネット(邦画)] 6点(2022-01-23 13:50:06)《改行有》

156.  斬~KILL~ 剣にまつわる、四話構成のオムニバス。ストーリー性は希薄でどちらかというとイメージビデオ的なノリの中、唯一、明確なストーリー性を備え(そういう意味ではこのオムニバス作品の中では反則っぽい印象もあるけど)、サイレント映画の体裁を借りてスピーディに物語を展開してみせた、第二話の『こども侍』。これを見ただけで、満足です。カッコいいじゃないの。 最後の四話目の尻すぼみ感(押井守監督作)など、残念な部分もありますけれど、、、とりあえず、深作監督、ありがとう。[インターネット(邦画)] 5点(2022-01-22 10:26:05)《改行有》

157.  貞子vs伽椰子 貞子と伽椰子は共演NGだということが、よくわかりました。 キャラが被っちゃってる・・・のかどうかすらも、よくわからん。謎過ぎる対決。 今さら、過去の遺物とでも言うべきVHSのビデオテープを物語に登場させんがため、言い訳がましい設定を一生懸命「説明」し、それがまた、正直あまり演技がお上手とも言えないお嬢さんたちによるものなので、最初の方こそゲンナリしてしまうけど、見てるうちに「これはもしかして、ホラーコメディを狙っているのではないか」という気がしてくる。 たぶん、そうだと思う。いや、そうに違いない。そうですよね? 違います? リングと呪怨、並行して描かれる2つの物語がついにクロスする、というより、何の前触れもなく突然組まれた対抗戦。新日vsノアみたいな。いや、面白けりゃいいんどけど。 コワさを売りにしてきた(はずの)二つのシリーズから、コワさを取り除いた上でちょびっとだけ対決させた作品。正直、どこを楽しめばよいのか掴みきれませんでした。修行不足でスミマセン。[インターネット(邦画)] 3点(2022-01-22 10:08:38)《改行有》

158.  竹取物語(1987) ああやっぱり、沢口靖子ってのは、宇宙人だったんだなあ、と、まあそんな作品です。 竹取物語という設定を借りて何を描こうというでもなく、そのまんまお金かけてSF超大作にしてみました、といった感じで。もうちょっと他にいいネタ無かったんですかね。こういう強引な特撮モノなら、カネかけるまでもなく、大林宣彦にでも頼んでおけば、どんな出来になろうと誰も傷つかないで済んだのでは。 しかし敢えてそこに飛び込むのが市川崑のエラいところ。この人にとって、過去の名声とか言ったものはどうでもいいらしい。 などとバカにしたような事を書いてると、セットやら衣装やらが豪華で、気合も感じられ、予想されたこととは言え、ちょっと圧倒されます。 しかし、セットが立派なのはいいけど、部屋の中はやたら、ガランとしてます。妙に、空虚。いやもしかしたら、これが正しい「時代考証」とやらなのかも? そこはちょっとワカランけれど、それにしても、雰囲気を出すのには、小道具ってのも大事な要素だと思うんだけど、およそこれという小道具が登場せず、この作品がどこか大雑把で薄味に感じてしまう理由の一つは、そういうところにあるのでは? クライマックスに向けた盛り上がりにも乏しく、ただただ、「『未知との遭遇』ってやっぱりスゴかったな」と感じてしまうのが、悲しいところ。[インターネット(邦画)] 4点(2022-01-22 09:42:39)《改行有》

159.  必殺! THE HISSATSU セットなり照明なり、あちこちの場面で貧弱さを感じてしまい、テレビ的な印象が濃厚。映画らしい豪華さみたいなものは感じられません。「テレビでお馴染みの」という売りがあれぱ、カネかけずに映画作っても何とかなるでしょ、みたいなノリ。 とは言え、カネが無ければ無いなりの、語法、のようなものがあったりもして、それなりに外連味と言えそうなものを感じさせたりもします。 内容はこれ、どちらかというと他人の不幸に首を突っ込むだけの普段の仕事人に対して、今回は自分たち自身が事件に巻き込まれる、という、スペシャル版あるある。 でも彼らは基本的に、慌てず騒がず、クールにターゲットの命を奪うだけの仕事人。カッコいいっちゃあカッコいいけど、イマイチ盛り上がらない・・・。[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-18 10:04:38)《改行有》

160.  MIFUNE:THE LAST SAMURAI 日本のチャンバラ映画の歴史を織り交ぜつつ、俳優・三船敏郎の人生を追ったドキュメンタリー。スコセッシやスピルバーグ、錚々たるインタビュイーが登場してミフネ像を語るのですが、「ヨシ、ワカッタ」のオジサン(加藤武)までは良いとしても、なぜ中島貞夫さんが??? 確かに70年代後半から、何本かの映画で接点はありますけれど、アレって、三船プロの苦しい台所事情につけこんで東映が無理やり三船敏郎をブッキングしただけ、というのは、いささか穿った見方か? いずれにせよ、ルーカスでもコッポラでもなく、サダオ・ナカジマがスコセッシやスピルバーグと肩を並べるように登場しているのがウレシイではないですか。まさに彼らこそが現代を代表する三大巨頭、みたいで。 最初の方で、邦画の歴史としてサイレントのチャンバラ映画が紹介されてて、見てるとなんだか、ワクワクしますねえ。この異常なまでのスピード感、流れるような殺陣。一部、スピード感を欠いた「?」な作品もありますが。 つまるところ、後に時代劇の殺陣にもリアルさが求められるようになって、そのリアルさとかつての様式美とを同時に表現できたのが、三船敏郎のスゴサ、ということになるんでしょうか。 インタビューシーンで、それぞれ語り手の背景が、意表をつくという程ではないんだけど、何となく気になるものがあって、シーンごとに雰囲気を変えるのがイイなあ、と。ミフネに関係するポスターだったり、関係しないけど「和」を感じさせる場所だったり。 娘が登場しないのは、オトナの事情と言うヤツなのか、特には不要というコトなのか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-12-26 09:53:55)《改行有》

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