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2. サクラ大戦 活動写真 少なくとも,「サクラ大戦2」まではやってないと理解が最低基準にまで到達し得ないこと請け合い。登場人物についての説明が乏しいので、ファン以外に受け入れられるとは考えがたい。が、ファンにとっては珠玉とも言えるのではあるまいか。舞台シーン、戦闘シーンは言うに及ばず,轟雷号出撃シーンの素晴らしさには言葉も出ない。さらに、単なる登場人物全員集合作品ではなく,ゲームには出てこない帝劇(帝撃)スタッフが登場しているのも嬉しかった。やっぱり、こういうオッサンが支えてこそ出撃できるんだな!と再確認。敵の目的も素性もイマイチ判然としない。非常にタイミング良く大神出撃。ご都合主義的なストーリーだが、いい加減ではない。音楽もゲームの音楽を生かしつつ,上手くアレンジされている。ラストは強引だが,見せ場としては充分盛り上がったと思う。でも、幕切れが呆気ないね。なんや、もう終わりかい!って感じで。余談ながら,紅蘭の発明品が爆発しないのは何故だ?時間がない?ソウデスカ・・・。7点(2004-08-08 17:33:21) 3. クイール 犬は可愛いし,小林薫を筆頭に皆さん見事な演技(関西弁が少し難ありだが)をしていたように思う。なのに、なにかこう、こみ上げる物が無い。一生涯の全てを描き切るにはやはり時間が足りないので、渡辺さん関係に絞り込めばよかったのではあるまいか。ああでも、やはり小犬は可愛い。忘れがたい。6点(2004-08-08 17:03:02) 4. スチームボーイ STEAM BOY 発明発見19世紀浪漫!いいなあ、蒸気機関!「機械ですっ!」ってなデザインが脳にグッとくるっす。だが、しかし。少年、影が薄すぎ!爺ちゃんと父ちゃんが濃すぎるからだろうけど。その爺ちゃんも台詞が棒読みでイライラする。もうこれはアレだ、機械が主役だな。テクノロジーの進歩とか人類の発展とか、エゴの暴走とかはもうどうでも良くて、機械が走り!飛び!爆発する様を!網膜に、脳幹に焼き付けるための映画。絶対に鑑賞態度間違ってるだろうけど、これでいいのだ。6点(2004-08-03 21:04:46) 5. シベリア超特急4 観たくて仕方がなかったが、観なければ良かったかもしれない。なんか、そんな感じ。いや、面白いよ?水野晴郎が毒殺されるシーンなんか、近年稀に見る爆笑でしたからね。でもさ、やっぱりさ、芝居の途中でトークショー始めて延々と自画自賛するのはどうかと思うね。そんなことせんでもええのに!とビデオで観ると考えちまうけど、生で観るとまた違うんだろなあ。生で観たヒト、本気で羨ましい。4点(2004-07-31 20:42:09) 6. ゼブラーマン 主演,監督及び脚本家の名前で観客を呼んでたらしいが,どいつの作品も丸っきり知らんので過度の期待をせずに済んだ。これは大きかったのではないかと,今にして思う。ただただ「ヒーロー馬鹿映画」が観たいという思いを存分にスクリーンへ向けることが出来たから。そういう観点から言って,これはなかなかの作品である。ヒーローが何のために戦うのか,というのが段々確固たるものになっていくのが良い。教師は生徒のために,父親は息子のために(他の家族が少しないがしろだったきらいはあるが)、そしてヒーローはみんなのために戦う。これがここまで照れもせずに正面からぶち上げられているのは、珍しい。賞賛に値する。そこまでいかない内の馬鹿描写も、やや調子に乗りすぎている感じがないわけではないが,結構面白かった。昨今の邦画でここまで笑える作品は少ない。残念な点は,敵のエイリアンがCGだったこと。そこは着ぐるみの方が良かった。断固として着ぐるみの方がいい。次回作無いだろうけど,次は着ぐるみで頼む。既成のヒーローがどかどかリメイクされる今(しかも駄作が目白押し),完全にオリジナルな正義の味方を創り上げた功績は、決して小さくない。ハリウッド発のヒーロー物に負けない作品が誕生したことを祝って、「ゼブラーマンの歌」を歌おう。さんはい、「♪むーれをはーなれたーシーマーウーマがー・・・」8点(2004-06-29 23:53:32) 7. 半落ち 全てが予定調和の中に落ち着いているので、安心して観ていられる。それが「テレビでも充分だ」という気持ちを起こさせる向きが無いではないが。でも、寺尾聰と樹木希林の二人の演技だけでも映画館まで行く値打ちがあるはず。周りのヘボキャスト(特に女性記者と若手判事!)を何とかすればもっと良くなったと思う。あと、エンディングの音楽。入れ方が急過ぎ。あれで感動の涙が引っ込んだ人も結構いるのではなかろうか。もうちょっと考えようよ。6点(2004-04-29 21:13:29) 8. イノセンス ファンにはどうだか知らないが、敷居の高さが気にかかる。「甲殻機動隊」が何なのかも知らず、いわんや映像に溺れるほどのアニメ好きでもない人間が、「ただ何となく」観るのは不可。断じて不可。大体、分かり難過ぎるよ、続編だってことが。新聞広告も劇場宣伝ももっとちゃんと言うべきではないのか。ま、気付かん方が悪いのだろうが。さて、話自体はそんなに難しくはない。よくある刑事モノと大差ないが、固有名詞に理解が及ばないために悪戯に脳内で複雑化する。さらに、アレコレ引用して喋るのがちと多すぎる。教養がついつい迸り出てるのかも知れないが、こっちはそんなに物識りではないのでついて行けぬ。まあ、オチが理解出来ただけでも良しとしなくてはなるまい。犬と人形への偏愛が鼻につくがそれは我慢するとして。映像は凄いが、ちょっと眩暈がする。画面展開が多くて気が抜けない。忙しい。反面、音楽はかなり素晴らしい。オープニングのヘンテコリンな歌がとても良い。あの歌だけ欲しい。総括すると、完成度は高いが取っ付き難い、といったところ。押井守が才能溢れる人だというのは分かったので、今度は「ファン歓迎素人衆お断り」ではなく広く門戸を開放した作品を作ってくれないかな。見上げるような敷居の高さが少しでも減れば、と希望を込めてこの点数。4点(2004-03-14 17:19:15)(良:2票) 9. 陰陽師Ⅱ 全国300万人の巫女フェチの皆様、および500万人の女装マニアの皆様、お待たせいたしました!野村萬斎、舞います!舞います!そりゃあもう、観てるこっちが引いてしまう程に!それまでの展開がアレでワヤになったような気がしますが、考えてみれば元々大したストーリーでもなし、惜しくはなかったのでしょう。脇役連は前作同様ど~しょもないヘタクソだし。なんか一部エロ臭いし。中井貴一はトンガリ帽子被ってるし。で、全篇通して苦笑率が極めて高いです。ず~っと、苦笑い・・・。5点(2004-02-07 21:31:29) 10. ラスト サムライ 粗探しをすれば、ほとんど無限に見つかるだろう。挙げていけば切りがないほど、時代考証が間違っている。ほぼファンタジーだと言ってもいいほどに。しかしツッコミを入れつづけながらも、身の内に込み上げてくる何かを押さえきれなかった。山のようなマイナス要因を積み上げて尚、観る者を感動させる傑作。渡辺謙をはじめ役者の演義は一部を除いてみんな素晴らしかったし、合戦のシーンも割と戦術的で(特に騎兵の使い方)観ていて痛快だったし。それだけに時代考証が・・・、そこさえ完璧なら映画史に残る名画になったのに・・・。その点が実に残念でならないが、時代劇を見る喜びを久し振りに味わえたのは大きな収穫。8点(2004-02-01 21:43:30)(良:1票) 11. 刑務所の中 愉快。実に愉快。刑務所なのに。これで老後は安泰かも。腹が減っている時に観るとまた興が増す。乙な味。それじゃ。8点(2003-12-01 22:17:15)(笑:1票) 12. シーキャット 「風が吹くとき」の同時上映として1回、さらにもう1回何かの前座として観た。2回とも市民会館だったような気がする。冷戦下で作られた反戦映画の一本であるが、子供にも分かりやすい題材を選んである。と言うか、その当時小学生だった私でも理解できた。人間に捨てられた猫が海に流され、ラッコに育てられるという「ほのぼの漫画」のようなストーリー。でも、重いテーマ。テロとの戦いが声高に叫ばれる今日、こういう映画をずらっと並べて上映する映画館ってどこかにないかな。7点(2003-11-24 17:54:38) 13. のど自慢 NHKの「のど自慢」に出たいと一瞬でも思ったことがある人には面白いはず。西宮での開催時に葉書選考で落された私には、色々と感慨深い。登場人物それぞれにエピソードがあるので、やや詰め込みすぎの感がるのを否めないのは事実。だが、考えてほしい。元来「のど自慢」とはそういうものだ。出場者は自慢に値するしないに関わらず、自らの「のど」を披露する。そして素人丸出しのコメント。そこには連続性があるようでない。これこそが「のど自慢」なのだ。嗚呼、それにしても出てみたい。合格する自信あるけどなぁ。7点(2003-11-18 21:48:50)(良:1票) 14. セロ弾きのゴーシュ(1982) 宮沢賢治の原作にほぼ忠実な「セロ引きのゴーシュ」です。忠実な分だけ遊びの部分が少ないですが、安心して観られるのはとても気持ちがいいです。一番印象的だったのはベートーベン。「カッコウ!」の一言しか台詞ありませんけれど、かなり強烈でした。窓から見える風景も綺麗。7点(2003-11-08 21:58:13) 15. 水の旅人 侍KIDS 侍の爺様は結構渋かったのに。ダメダメだ。カラスとの格闘シーンでは酔いそうになるし、最後の若返りのシーンは気持ち悪かったし。見所は何処だ?音楽だけか?3点(2003-11-08 13:19:32) 16. 学校の怪談 お化け好きなのでそれなりに楽しんだと言えるが、どうもこの映画のお化けには独創性がない。学校という限られた世界で活動するお化けだから、それも止む無しといったところか。子供の奔放な想像力をもっと映画に生かせれば、より良い作品になる可能性を秘めていたと思う。4点(2003-11-07 21:28:13) 17. 平成狸合戦ぽんぽこ 上手くすれば面白くなったかもしれないネタで、残念ながら失敗した作品。ベタなエコロジー意識を払拭して狸だけにこだわって作れば良かったんじゃないかな。結局、「まんが日本昔ばなし」の中の優秀作にも及ばない。声の人がヘタクソだったのも大いなるマイナス要因。4点(2003-11-06 22:37:50) 18. スモーク(1995) “オチ無し”という印象が途中ずっとあったが、「オーギー・レンのクリスマスストーリー」のラストは効いた。お婆さんが笑顔になる一瞬前のあの表情!クリティカルですよ。参ったね、どうも。8点(2003-11-03 19:58:59) 19. 座頭市(2003) うーん、面白かった。難癖つけようと思えば結構言いたいことはあるけれど、そういうのを吹っ飛ばすパワーがあります。殺陣というか人斬りシーンが多いのに残酷さはなく、もうやたらめったら爽快です。スカッとしてしまう。人殺しなのに。ミュージカルシーンもいいですねー。これは、日本の娯楽映画に新しい境地を開いたと言えるのではないでしょうか。時代劇のあり方としての答えの一類型を。面白ければそれで良し、時代考証という名のリアリティは二の次。お見事。8点(2003-11-01 21:31:08) 20. ゴジラVSモスラ ゴジラから遠ざかる契機になった作品。怪獣が出てくるまでの人間どもがすべからくヘタクソで、繋ぎにも何にもなりゃしない。始まって3分くらいで「ババ引いたかも」という思いで一杯になる。卵→幼虫はもうプラスチック以外の何物でもない。この時点で絶望感は拭いようも・・・。ゴジラもビオランテの頃に比べると変な顔になってるし。バトラは何がなんだか分からんし。褒めるところは、何処にもありません。いや、褒めてはいけません。でも、モスラの歌はいっぺん聴いただけで憶えたな。いまだに歌えるし。なんでやろ。2点(2003-10-31 22:26:35)(良:1票)
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