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2. 僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46 欅坂46の5年間の物語とは結局のところ「『平手友理奈』とどう向き合うのか」であり、本人である平手、(申し訳ないが括る)メンバー、関係者そしてファンの一人一人が、それぞれ異なっていてもその結論を持つことがこの先にきっと繋がる。 その結論への手がかりとなるのが本作。 先に挙げた三様、いやファンも加えて四様か、それらすべてに対して「○○が正しい(おかしい)」と考えられるだけの材料が文字通りにイヤというほど提示され続ける。俯くしかないそんな時間を終えたときに、それぞれがなにを感じるか。ファンとしてもっとも多く落ち着けるところは「オトナが悪い」になるような気がするが、それとてオトナの味方となることもできれば、当然のところ「平手が正しくメンバーが間違っている」やその逆で「平手が間違っていてメンバーが正しい」となる場合もあるだろう。個人的には活動後半以降の“歌番組で平手は不在ながら、それならそれで別バージョンが観られるという楽しみ方を知る”という半ば自虐な考えをしていたのがよっぽど間違っていたのではないか、という気もしており、「ファンもよくない」もひとつの要素となるに至っている。 20年10月で活動を終えて、新しい存在となる欅坂46。本作にも組み込まれた『配信ライブ』にて、残されたメンバーの“脱平手”と同時に「平手が如何に大きな存在だったか」を観たと感じており、本作中にてどうしたって語りきれないメンバーの思いはそこで補完されている。あとはついて行く側(ファンだけでなく関係者も含まれる)がどう本作をもって結論づけるか、だろう。 さあ未来は君たちのためにある――。踏み出したメンバーだけでない、関係者もファンも卒業者も、そして平手友理奈にも、『欅坂46』として存在したすべてにこの一節が降り注ぐことを。[映画館(邦画)] 7点(2020-09-09 11:01:14)(良:1票) 《改行有》 3. ドラゴンクエスト ユア・ストーリー ナンバリングタイトルにてとりあえず泣いてばかりいるおじさんとして、終始ハンカチ手放せない展開は想定内。「しかし」。身震いした。すべてタイトル通り。そしてすべて掌の上。もうこれ以上は書けない。【ネタバレ有】で書いたとして、それを読んでいただくヒマがあるなら劇場でまずご覧になることをオススメします。[映画館(邦画)] 9点(2019-08-03 02:11:47) 4. 翔んで埼玉 《ネタバレ》 とにかくくだらない(笑)。そしてこれを活かすためにはこの豪華かつ耽美な方々が不可欠なのも原作を含めて再認識。GACKTはもちろん伊勢谷友介がやはり素晴らしい。蛇足ながら神奈川県民として竹中直人を見た際に嫌な予感がしたことも付け加えます(笑)。文句なしの7点に、ある場面での伊勢谷の台詞「弱い!」に心の1点を贈ります。[映画館(邦画)] 7点(2019-03-01 21:04:59) 5. 響 HIBIKI 欅坂46の楽曲を聴いている者として、「平手友梨奈である」という基礎点5点からスタートして充分満足。ただそれ以上でもそれ以下でもなし、申し訳ないけれどもそんなところ。原作未読だけになんともいえないが、きっといろいろなところが略されてしまっていての話の急展開は、鮎喰響の何万分の一規模でも同分野の仕事をしていると「いくらなんでも……」との思いがどうしても先に立つ。うなずける言葉も多い(特にラス前の山本春平=小栗旬とのやりとりは秀逸)だけにそこが残念でした。 名優たちが平手の周りを支える中でもアヤカ・ウィルソンと野間口徹に心の1点を、響がパイプ椅子を折りたたむシーンにも同じく心の1点を、それぞれ差し上げます。[映画館(邦画)] 5点(2018-09-17 11:18:06)《改行有》 6. さらば あぶない刑事 「『あぶない刑事』である」というだけで5点、「最後である」というだけで1点。もうこれでいいでしょう(笑)。全編で『あぶない刑事』でした。 ユージの「ミュージック、スタート」、ひとみちゃん以下「パパさんとナカさん以外」のみなさんも登場したことに心の2点を差し上げます。 さらば、あぶない刑事。心から。[映画館(邦画)] 6点(2016-06-24 00:13:06)《改行有》 7. NMB48 げいにん! THE MOVIE お笑い青春ガールズ! 展開も結末もすべて読めるアイドルムービー。それにしてそれなりに涙も笑いもあったりする。タグとしての“大阪”が機能しているだけのは理解しつつ、それもまた心地よく観られました。まあ5点が最大限だとは思いますがね(笑)。 個人的に女流漫才最高峰のアジアンが元気なのが観られたことに、心の2点を差し上げます。隅ちゃん、帰ってきてくれよ。[DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2016-06-09 01:14:57)《改行有》 8. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ 「TRICKである」という時点で過度な期待は慎むべきで(笑)、その観点からすれば遥かに上であり、そこにさらに小ネタが詰めこまれている印象。いいんじゃないですかね。いろいろな伏線の回収もよかったと思いますし、オーラスもあれでいいと感じています。 満足の7点に、東山紀之のさすがの二枚目振り(『バース・デイ』を観ているようでしたが)と水原希子に心の0.5点ずつ。今後に関しては「いちおう終わりと言っているわけだし」という、どっちに転んでも好意的に取る立ち位置でいたいと思います。 最後に蛇足ながら『月光』、鬼束ちひろ圧巻。こちらに心の満点を。[映画館(邦画)] 7点(2014-01-21 15:42:41)《改行有》 9. 真夏の方程式 いいんじゃないですか。“湯川の仮説”という名の真相が明かされる際の湯川への丸投げっぷりなど気にはなるのだが、注目していた少年との関わりなど充分な満足感。チョイ役でも妙に豪華な配役で、個人的な出色は西田尚美。まあもともとご贔屓女優ではありますが(笑)。西田尚美とやっぱり前田吟に心の1点ずつを。[映画館(邦画)] 7点(2013-08-06 14:08:18) 10. 白夜行 《ネタバレ》 時間の関係からカットされた部分の選択も見事なところで、原作に近い味わいだったと思います。個人的には(比較をしてもしょうがないですが)ドラマ版よりはこちら、です。 堀北真希、高良健吾の活躍はもちろん(あ、船越英一郎さんも)ですが、川島江利子を演じた緑友利恵、そして栗原典子の粟田麗。このふたりの存在が、よりこの映画を『白夜行』にしてくれたのだと思います。内容としても、映画化ものとしても、満足の7点。栗原典子がワインを飲むシーンの全編(バックで笹垣毒殺未遂のニュースが流れているところから)に、心の2点を差し上げます。[映画館(邦画)] 7点(2011-04-28 17:34:58)(良:1票) 《改行有》 11. 告白(2010) 「松たか子が素晴らしい」、このひとこと。それでよし。[映画館(邦画)] 7点(2010-09-21 12:01:14) 12. ヤッターマン(2008) 「これはヤッターマンの実写化なのである」という前提と、「それだってストーリーも重要ではないか」という考えが観賞後にせめぎ合いました。合いましたが、最終的にはアニメ版からの小ネタのオンパレードと、ばらまかれた失笑の数々が、前提の側……というより、すべてを凌駕してしまった感じです。「ジャンボパチンコ」や「2号さん」で失笑を繰り返すたびに、私はこの映画にやられたことを悟りました。 前評判どおり突っ走った深田恭子をはじめ、キャストはみんな◎(影の薄さが言われていた福田沙紀も)。なかでも、漏れ伝わってきてなかった阿部サダヲの大活躍(笑)と、『ぶらり途中下車の旅』以外であんなに喋ってるのを久々に聞いた(観た)滝口順平に、それぞれ心の1点を差し上げます。[映画館(邦画)] 6点(2009-03-15 01:39:17)《改行有》 13. 劇場版 空の境界 第三章 痛覚残留 感想の基本は『第1章』『第2章』のときと同様(原作小説からのフィット感)です。そのうえで、読後感としてはもっとも話がわかりやすい第3章(原作者も「シンプルな王道」と語っている)だけに、映像としての見応えも充分。特に挙げれば、浅上藤乃と両儀式が橋にて対峙するシーンはやっぱり◎。7点を続けた得点のバランスから悩みましたが、ここはその分で8点を付けておきます。 あ、ところで、原作では話の長い(正直言えば、ときに説教っぽく、ときに専門的すぎてようわからんことが多い)部分が、たとえば前記の戦闘シーンにかぶせる形で入っているのは見やすくていいのでは。原作ではこの後、長い話が多くなってきた印象があるので、以後はそこにも注目します。[DVD(邦画)] 8点(2009-02-27 02:05:24)《改行有》 14. 劇場版 空の境界 第二章 殺人考察(前) いいんじゃないですかね。『第1章』の感想と重なるのは承知ですが、原作小説で込み入っている部分(読後に「伏線」と気づく部分も含めて)が、しっかりと映像化されており、原作ではどうだったか見終わった後に読み返したくなります。徐々に全体像が見えてくる小説であり映画ですから、ホップ→ステップの勢いはきっちり付いていると思います。まあこの先、終わりまでこの感想ばかりなのか、という心配はしておりますけどね(笑)。得点は『第1章』と同じく7点にします。今作のほうが見応えがあったと思いますが、それは上記のような“流れ”として当然なので、8点は馴染まないと考えました。[DVD(邦画)] 7点(2009-02-27 00:27:17) 15. 劇場版 空の境界 第一章 俯瞰風景 おもしろい。縁あって小説を読み、こちらも拝見しましたが、“小説の映画化”としてとてもハイクオリティであるといえます(「声が違う」など主観的な面は考慮しないが、個人的には声も合っていると思う)。小説を一読しただけでは認識しづらかったシーンも、映像にて小説での世界観を殺しておらず、また、観賞後に読み直したくなったのは見事なまでの小説と映像の両立でしょう。 この後の基準点として7点にしておきますが、正直8点でOKです。なお、蒼崎橙子の声が、ミラ・ジョヴォヴィッチを持ち役とし、ときとしてアンジェリーナ・ジョリーの声もやってしまう本田貴子だった点に心のプラス2点を差し上げます。ドンピシャです。[DVD(邦画)] 7点(2008-07-30 01:09:37)《改行有》 16. 耳をすませば(1995) 「絶対に不穏なことは起こらないだろう」という安心感のあるジブリ的青春映画。悪く言っているようですが、それでいて心地よく観てしまったのは事実。立花隆さんはご愛敬ですね。[地上波(邦画)] 7点(2008-02-23 15:29:24) 17. 監督・ばんざい! 《ネタバレ》 うーん……。「沖縄をアメリカに返還」とか「ロサンゼルスの三浦射撃クラブ」の、江口ともみがしゃべっていた一連のネタに笑った。『たけしメモ』のような感じで。とりあえずその分(だけ)で4点とさせていただきます。嫌いではないんですけど、ね。[映画館(邦画)] 4点(2007-06-05 21:28:29) 18. グッドナイト&グッドラック うーん……。エド・マロー、カッコいいんですよ。それだけでもいいんですけどね。 ただ、「実話ですから」と言ってしまえばそれまでのアッサリとした幕引き(せめてその後の補足はあっていいのでは?)と、テレビの娯楽的な在り方云々を、娯楽の一種であるはずの映画に“わざわざ”言わせていること。エンディング付近のこの二点にどうも違和感があるんです。7点は堅いと中間は感じていましたが、この違和感のみで私は厳し目に5点とします。 繰り返しますが、「実話ですから」と言われてしまえば、それまでなんですけどね。[DVD(字幕)] 5点(2007-05-17 03:44:22)《改行有》 19. TRICK トリック 劇場版2 くだらないねえ(笑)。くだらないのはわかっているだけに、もはや安心のくだらなさ。いいも悪いも含めてただそれだけですので、点数を付けるならいちおう半分。ゆーとぴあがゴムパッチンをやっていたシーンだけで、私的には満足だったりします。[映画館(邦画)] 5点(2006-07-09 22:23:17) 20. 誰も知らない(2004) YOU演ずる母親に鉄槌が下されることを祈る。つまり、YOUを筆頭に、子供も含めてオールキャストが素晴らしかった、ということです。それだけで6点。4人の笑顔に救われる場面はあったとしても、このやるせなさ、いたたまれなさは、正直6点が精一杯です。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-06 22:32:23)
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