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1.  裸の島(1960) 枯れた弧島に根深く住む家族の話であるが、しかしそこはとても人間が活きていける世界ではないのである。水も出なければ、作物も育たない。活きていくためには本土から桶で水を汲み、舟を漕いで運び、そして常に供給し続けなければならないのである。一度に供給できる量も微々たるものであるためその重労働は計り知れないものである。枯れた土に水を物惜しむように呉れ、炎天下で直ぐに枯れ干してしまう。しかし、けして諦めず、土と共に克己的に活きているのである。しかし長男の病死により農婦の心は脆くも瓦解してしまうのである。欠落した中、呻吟しながら桶の水をひっくり返し、荒涼たる行動へと出るのであるが農夫は慟哭を秘めた目で見つめるだけで、そしていつものように物惜しいように枯れた土に水を呉れるのである。台詞の無い中で見事な悲壮美を表現している。一生に何度見れるか解らない不撓不屈の精を観ることができる。倫理上でみれば滑稽な重労働は偏執的な行動にみえてしまうがこの映画は辛辣の心と茫洋な心を全ての人間が纏う労働に例え、より多くの人へ慇懃に訴求する秀作といえる。9点(2004-11-15 08:10:53)

2.  東京物語 小津映画の代表の一つといえる秀作である。淡々と日常が流れ、簡素過ぎてつまらないという人もいて賛否両論になるが、私はこれほど人間の本質を掘り下げ、感情の露骨さを表現された映画はないと思う。台詞に無駄な装飾もなく、有り触れた台詞しか使っていない。独特の小津調で語られる台詞は奇才故の絶妙な間隔が敷き詰められており、言葉々々の間の背景に哀愁と深遠さを附加させるものである。またモノクロ映像がもつ世界観は未完映像として、観る側に色の創造性と人間がもつ蒙昧な意識を揺動させる力がある。だから、私は観る度に進行する記憶と連鎖し呱々の声として心に鳴り響くのである。習慣性の幸せは淡々と消費され、必然のものとして受け入れられてしまう。突如失われる残酷な現実を突きつけれるまで軽薄なものだけにしかないのである。喪失感からしか生まれない存在意義の大きさに悔恨の念を含みながら人間愛を瞑想に耽る。それにうちひしがれそうになりながらも強靱の力で活きようとする人間たちの同志が憧憬の人間像として垣間見せられるのである。小津の抒情が収斂された雅やかな映像を真摯になって受け入れなければならないことであり、自信を内省的に反芻させられた映画でもある。半世紀を過ぎても色褪せることなく現在も不動の名画として活き続け、変わり行く時代と共に進化し続ける。[映画館(字幕)] 9点(2004-05-16 06:43:10)

3.  阿弥陀堂だより パニック障害は動悸と共に死を身近なものに変える怖さを持っている。深層の苦悶を軽視することできない。時に前触れもなく表層し自己を脅迫させる。心の根底に広がる蟠りを熟知することこそ精を奮い立たせる。ちらつかす悪事とみて矛先を向け友好的な情操を駆使すれば弛緩できる。それが可能であればあるほど閑寂なものにしてくれて自然の無感さも趣致あるものにしてくれる。この映画は静寂の中に混淆した感情の奮闘を垣間見せ、私を鼓吹させるのである。8点(2004-01-15 14:32:06)

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