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1. キサラギ
景気良くばら撒いた伏線を、笑いと涙を交えながら1つずつ丁寧に拾っていく。それを芸達者な役者さん達がノリノリに演じているのだから、後は推して知るべし。こういう面白い『日本映画』が、もっともっともっと沢山観たい!ずっと昔に『ビバリーヒルズ・コップ』を観に行った時、近くに座っていた外人のお客さんがカチンと来るほど大笑いしていたときに感じた、なんだかちょっと損した気分。その雪辱を果した想いです。[映画館(邦画)] 9点(2007-09-13 00:21:43)
2. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
《ネタバレ》 スクウェアさんは、映画「ファイナルファンタジー」での失敗を深ぁ~く反省したらしく、この作品では見事、反対に針がふり切れてしまったようです。実写で撮れるものをわざわざCGで創ってどうする...と散々叩かれたのがよほど悔しかったのでしょうか。立て続けに、これでもかぁ~!と繰り出されるめまぐるしいアクションシーンを見ていると「これでどうだっ、こんなの実写で撮れるか?このアングルはどうだ?まいったかー!」というスタッフの雄叫びが聞こえてきそうでした。
キャラクターも程よい加減にデフォルメされていて、実写っぽいアニメを見ているようで、物理的な違和感は見て見ぬ振りができるレベルでした。
プラス点としては、ファンに向けての心のこもった(?)サービスが嬉しかったです。特にオープニングであの世界をバーンと見せてくれたときは感慨もひとしお。そっかー、私はここを旅したんだなぁー、って。
さんざん引っぱって最後に顔を見せてくれたエアリスが去っていくシーンも素敵でした。ホロリときそうになったほど、優しい癒しのシーンでした。
マイナス点は、笑いがことごとく滑っていたところと、話自体に引き込まれるような魅力が無かったこと。こういうシリアスな展開にこそ、すこーんとはまるユーモアが欲しいところだと思ったのですが。だって、突っ込みどころはいくらでもありそうだったのに。大の男が揃いも揃ってみんなして「かぁさん、かぁさん」って...ねぇ。
ま、その辺は次回作(FFXだといいなぁ~♪)に乞うご期待、ということで、今回はこれで十分合格!期待を裏切らないでくれてどうもありがとう。[映画館(字幕)] 7点(2005-09-17 01:12:12)(笑:1票) 《改行有》
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