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1. プロスペローの本
個人的にはグリーナウェイの最高傑作だと思います。初めて観たのは何年も前になりますが、衝撃と感動は今も忘れられません。冒頭からラストまで引き込まれまくりの映像と世界がたまらなくマッチしました。私も確かにストーリーが分からなかったですが、2回目興奮を少し落ち着かせてから見たらよく分かりました。いたってシンプルな内容ですよ。古典文学によくある手法だと思いますが、映像になると確かに展開についていけなくなるのかもしれません。グロだとかエロ、エグイかもしれませんが、人間の本質を表現するには正直すぎたのかもしれませんね。グリーナウェイ万歳![ビデオ(字幕)] 10点(2006-10-04 21:16:03)
2. 容疑者 室井慎次
《ネタバレ》 全体的な感想は皆さんと同様です。踊る~交渉人の流れを期待していた自分が悪いのだが、あまりの違いにがっかりだった。基本的なコンセプトの違いを理解して観ればよかったのだが勉強不足。しかし、それを差し引いても残念なのが室井の扱いだ。主役なので本編のこだわりはともかく、室井のパーソナルな部分や喜怒哀楽をもっと出して欲しかった。人間味が全くなく、いつもの堅苦しい室井の表現を最後まで貫いたのには意味があるのかもしれないが、この主演作に関しては例外にして欲しかった。であれば、もう少し愛すべきキャラクターになったのではないかと思う。[DVD(邦画)] 5点(2006-10-04 20:32:48)
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