|
1. CURE キュア
《ネタバレ》 思いっきりネタバレですが、語らせてください。そういう作品なんです(笑)
●「日本においてもヨーロッパにおいても初期の催眠術は魔術であった」ということが何度か言及されていることから、最終的に"伝道師"となった高部(役所)は、限りなく魔術に近い能力を手に入れちゃったんじゃないかな、と思います。最初はあくまで単なる「催眠術師」だったものがいつの間にか「魔術師」になっていく過程は、同時に「サイコスリラー映画」が「オカルトホラー映画」になっていく過程でもあります。タバコの煙程度で他人を"cure"できるようになった高部が、これからも淡々と人々をcureしていくであろうことが暗示されるラストは、この映画以外では見たことがないような余韻を残します。
●病院の中で刃物を持てる人は限られているでしょうから、高部にcureされた主治医か看護婦が奥さんをやっちゃったんでしょうね。
●文句なしの秀作です。[インターネット(字幕)] 8点(2006-06-07 21:53:32)(良:2票) 《改行有》
2. デビルマン
関係者は映画が好きじゃないのだろうな、というのが率直な感想です。あらゆるシーン、あらゆる演技、あらゆる台詞から、関係者のやる気の無さがひしひしと伝わってきます。それを延々と見るわけです。「デビルマン」の映画化ですから、きちっと見ざるを得ないわけです。苦痛でした。真面目に見たあとの激情を今となっては思い出すことはできませんが、「宇宙一詳しいあらすじ」を日記に書いちゃったくらいムカついていたことだけは覚えています。[映画館(邦画)] 0点(2006-04-17 09:00:56)
|