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1. アマルフィ 女神の報酬
文句なしに面白い。よくできたミステリ小説を読んだ気分。洋画を含むここ数年の映画の中で、ここまで時を忘れるほど手に汗にぎった映画は久しぶりだ。
玄人、職人技、いぶし銀、けれんみがない、素材(美しい景色・歌)はしつこからず適度に、ストーリー重視…自分が好きな要素がつまった映画だった。[映画館(邦画)] 8点(2009-08-02 00:44:58)《改行有》
2. 感染列島
可もなく不可もなく。他に比べすばらしい点があるわけでも、劣っている点があるわけでもない。爆笑問題の田中さん、カンニングの竹山さんが役者として違和感なくスクリーンに登場していたのだけ印象に残った。(カンニング竹山さんが『我慢する』という日常生活ではありえないシーンを見る事ができます)[映画館(邦画)] 5点(2009-01-18 15:58:26)
3. K-20 怪人二十面相・伝
《ネタバレ》 単純でわかりやすい、娯楽作といった趣。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズに深いこだわりを持っている人には向かないかもしれない。(ストーリー的に矛盾があり、外伝ともいえない。パラレルワールドといった感じ。)
と言っても「なるほど、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ(大人向けじゃない方)の二十面相は、こうやって登場したのかもしれない」と想像すると微笑ましい。
最初は罠にはまって二十面相に仕立てられた主人公は、最終的に気高い覚悟を持った立派な二十面相へと成長する。「確かにこの優しい二十面相なら殺人をしないだろうし、守るべき者たちのため、これからも何度でも素晴らしいトリックで警察の目をあさむくだろう」と思わせてくれるキャラクターであった。
泥棒は泥棒、悪いことだが、「義賊」「ダークヒーロー」に惹かれるのは世相だろうか。[映画館(邦画)] 8点(2009-01-04 00:44:55)《改行有》
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