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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. AREA 《ネタバレ》 積極的に話しかけている方が本当に死んでしまうという意外さ。 生き残った方は死ぬ気力さえない雰囲気。 物哀しい二人のやり取り。 自殺する直前の人と会話した経験がないので分からないが、もっと会話しないのかもしれないし、この映画の通り淡々とした会話をするのかもしれないし、もっと何も話さないのかもしれない。 実際はどんなんだろう。 自殺する直前の人と話すなんて経験はしたくないものだが、少し気になった。 あとこの映画、綺麗だよね。 死ぬ直前に見える世界って綺麗なのかもね。 そんなことも思ったりした。[インターネット(邦画)] 6点(2025-04-29 19:15:36) 2. ちょちょぎれ 《ネタバレ》 三組の男女+女2人=合計8人が絡むラブストーリー。 序盤でラブラブ新婚夫婦だった組は、結局夫の浮気で破綻。 逆に序盤であまりうまくいってそうもなかった「女性が口をきけない」組は、終盤でいい感じに仲良くしてた。 そして主人公の組はというと、厚化粧のウザキャラ女をふった後、いつも缶コーヒーをくれる序盤から気のありそうだった女性に告白するも、何故だかゴメンナサイと言われる。 以上のように、最初の印象とはことごとく別の結果に終わる内容。 男女の仲はそう単純にはいかないということだろう。 なかなかひねりが効いていて面白い。[DVD(邦画)] 7点(2025-04-27 17:56:05) 3. ただ・いま 《ネタバレ》 点数について6点か7点かで迷ったけど、7点でいいかな。 なんで迷ったかというと、始めから終わりまでセリフの応酬で息つく間もなかったから。 そういった内容の映画はあまり好みではない。 登場人物も多めでずっと何かをしゃべっている。 言ってみればコントを見ているようなものだ。 だけど38分と、尺が短めなので気づいたら終わっていた。 これが2時間だったりしたら疲れて嫌になっただろう。 10代や20代の頃って、仲間と集まって話す機会がたくさんあった。 そこでは仲間同士でいろんなやり取りがある。 その様子を少しコミカルな風味を加えて描いたのが本作。 なんてことのない集まりだけど、でも若い頃にしかない時間。 その頃限定の雰囲気をリアルに感じられた作品だった。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-24 14:25:34)《改行有》 4. 異し日にて 《ネタバレ》 今年見た映画の中で最狂かつ最凶な映画。 もちろん称賛の意味で。 苦手な系統のジャンルながら、めちゃくちゃ引き込まれた。 電車の中で見ていたのだが、思わずニヤついてしまった。 いや、正確には苦笑いかな。 女の狂気の描き方も巧いし、単純に物語としても面白い。 出演者の方々も皆、個性的で粒揃いだ。 印象的なシーンはいくつもあるが、一番のシーンを挙げるとすれば、玄関のドア越しに「やっぱり部屋に入れられない」と女が言って、それ対して男が「一緒にケーキだけでも食べさせてくれ」と懇願したところ、女がにこやかに玄関ドアを開けるシーンかな。 この短編には完全にやられたね。 参ったね、降参だ。 ものすごく面白かった![インターネット(邦画)] 9点(2025-04-23 10:03:02)《改行有》 5. わが愛の譜 滝廉太郎物語 《ネタバレ》 当時現役女子大生だった方がレビューして以来、20年以上こちらでレビューされていない日本映画。 そんな誰も目を向けない日本映画を、奇特ながらわざわざDVDをレンタルしてまで見たので、僭越ながらレビューさせていただく。 滝廉太郎の23年の短い生涯を描いた伝記映画。 滝廉太郎を風間トオルが演じているので、滝廉太郎はえらいイイ男な設定になっている。 なので劇中でもモテまくるんだけど、音楽一筋で女はまるでダメというもったいない内容。 ドイツ留学するまでの内容はかなり楽しめたのだが、舞台がドイツに移ってからはいただけない。 セリフがまるでダメな鷲尾いさ子がメインで、鷲尾いさ子のピアノ演奏シーンばかりになってしまう。 滝廉太郎の人生について学ぶことはできるので、見た意味はあったかもしれない。 でもその程度。[DVD(邦画)] 6点(2025-04-19 16:38:29)《改行有》 6. 僕の好きな女の子 《ネタバレ》 とてつもなく切ない話だけど美しくもある話。 だけどある意味、残酷な話。 悪気はないけど男を翻弄する女は確かにいる。 そんな女を好きになってしまった男が愚かなのかもね。 脈があるかないかなんて、相手と接していくうちに分からないとね。 でもそれが分からないのは若さ、経験の少なさ故なんだよね。 そういう切ない経験を重ねて大人になっていくんだもんね。 最も印象的だったのは「彼は君のことが好きなんじゃないか?」と彼氏に言われ、何だか責められてる風になって彼女が池の端で泣き崩れ、それを主人公がボート上から遠目に見てるシーンかな。[インターネット(邦画)] 8点(2025-04-18 23:14:54)《改行有》 7. Platonic Love(2024) 《ネタバレ》 題名がプラトニックで内容もプラトニックなのに、主演の二人が外見的にまったくプラトニックな人間に見えない。 それがこの短編ラブストーリーのマズさのすべてを物語っている。 初めから終わりまで違和感しかなかった。[インターネット(邦画)] 4点(2025-04-15 20:05:21)《改行有》 8. わたしのゆくえ 《ネタバレ》 なんか凄いものを覗き見してしまったような感覚。 だけど私にとっては分かりにくい内容でもあった。 自分が映っている映像を部屋で見るシーン。 これどういうこと? 自分も浮気されていた女の一人ってこと? このチャラい男は何股もかけている? 説明の少なさは評価されることがあるが、この作品に関して言えば、もう少し説明がないと私レベルには理解できない厳しい内容だった。 好きな雰囲気の映画だが、事の顛末をスッキリと理解できないモヤモヤ感が残り、自分にとっては消化不良感のある映画となってしまった。 (追記) 彼女自身が映っている映像を部屋で見るシーンについてネットで調べたが、そのシーンの解釈について触れているレビューなり解説が見当たらず、いまだモヤモヤ感は解消されていない。もしかしてこのシーンって、彼女の妄想というか希望的イメージなのかな?自分も彼とこういう関係なってみたら…みたいな淫らな妄想というか。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-13 23:15:12)《改行有》 9. 凪の憂鬱 《ネタバレ》 舞台は大阪。 契約社員の凪子は一年付き合った彼氏にフラれた。 凪子は周囲の人たちと交流しながら日常を生きていく。 特別な出来事が起きるというよりは、大阪のなんてことのない日常が描かれている。 なので、内容的に何か強い刺激があるとか、めちゃくちゃ感動するとかはないけども、大阪のどこにでもありそうな普通な日常を連ねることによって、どこか安心できるホッとできる内容になっている。 満足とまではいかなかったが、これはこれで心がほんわかするのでアリなのかも。[インターネット(邦画)] 6点(2025-04-13 13:20:53)《改行有》 10. フィン 《ネタバレ》 内容うんぬん以前に音声が聞こえない。 周囲の騒音やBGMが大き過ぎて会話が聞こえない。 日本映画にありがちと言えばありがちだけど、一番やってはいけない事かも。 だって会話が聞き取りづらかったら、作品に集中できないでしょうに。 仕方ないので映像に意識を集中したが、スキンヘッドのアル中ジジイが結構な比率で画面を占領していて、これまたよろしくない。 たむろっていた若者たちの歌もついでに不快。 女のコが何気にかわいい以外、良い部分を見い出せない素人作品。[インターネット(邦画)] 1点(2025-04-11 20:19:13)《改行有》 11. ある夜、彼女は明け方を想う 《ネタバレ》 『明け方の若者たち』のスピンオフ作品としてとても面白かった。 彼女側からの視点で描かれた内容は、『明け方の若者たち』と同じシーンなのに、全く違ったように見えるから面白い。 『明け方の若者たち』では、彼女が悪者にしか見えなかったが、このスピンオフ作品を見て彼女の気持ちを理解できた。 夫との空港での別れ際、彼女の方を振り向きもせず結婚指輪を外されたのは相当堪えたのだと思う。 そのシーンを今回実際に見て、彼女の孤独感をやっと理解できた。 視点が変わるだけで、彼女に対する印象がこうも変わるのかと驚いた。 なかなか趣向の面白いスピンオフ作品だ。 『明け方の若者たち』を見た方は、本作も是非見てほしい。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-09 23:23:08)《改行有》 12. 私はたぶん絶対にかわいい 《ネタバレ》 別れたばかりのカップルの会話劇。 彼は別れた彼女の家に私物を回収しに行く。 その道中での会話が妙にリアルで居心地が悪い。 付き合っていた時に彼が彼女にプレゼントしたぬいぐるみの押し付け合いもまたリアル。 リアルさはあるが別れたばかりのカップルの会話なんて聞かされたところで楽しくもない。 むしろあまり聞きたくないかな。 何にしろ実りのない会話内容だし。[インターネット(邦画)] 3点(2025-04-08 22:04:47)《改行有》 13. 世界は今日から君のもの 《ネタバレ》 三浦貴大とその彼女の絡みがものすごくつまらない。 というか三浦貴大そのものに魅力がない。 門脇麦は新境地に挑戦し、うまく演じていたとは思うが、それほど役柄にマッチしていなかった。 話自体はとても優しい話だし良い終わり方なので、見て気分は悪くならないのが救い。[インターネット(邦画)] 5点(2025-04-08 09:50:29)《改行有》 14. おるすばんの味。 《ネタバレ》 この映画、ふんわりと優しい空気に包まれている。 私事だが、まだ子どもの頃に母親を亡くした身なので、特にじんわりとくる。 そういや、母親の作った麻婆豆腐とかって唯一無二の味だったな、と思い出した。 遠い日の思い出。[インターネット(邦画)] 6点(2025-04-05 22:37:57)(良:1票) 《改行有》 15. 夏前。おわり 《ネタバレ》 作り手側としてはそれっぽいものを撮って公開できたって感じで満足なのかもしれないが、見る側が置き去りにされている酷い内容。 こんなのを見て、見る側は何を享受できるのだろうか。 少なくともわたしの場合は不快な思いしか残らなかった。 冒頭のシーンからして気持ちが悪い(背の低い方)。 何がどう気持ち悪いかは、差別にあたる内容なので敢えて書かない。 車に轢かれるシーンもとりあえず不快。 ストーカーの話も不愉快。 盗撮も不愉快。 暴力も不愉快。 告白したけどしつこく諦めない男の話も不快。 男は諦めが肝心。 DVの話も不愉快。 女性に暴力を振るう男は大嫌い。 血を舐める話。 血の量が多過ぎて気持ちが悪い。 ついでに男の方の短パンと下唇が生理的に無理。 最後はこの不快なエピソードをサラッともう一度見せるという趣向。 なのでもう一度、不快な気分にさせられた。 最低な気分だ。[インターネット(邦画)] 1点(2025-04-05 14:26:37)《改行有》 16. さよならくちびる 《ネタバレ》 まるで自分がハルレオの解散に立ち会ったかのような感動を覚えた。 そしてラストシーンにニヤリとさせられた(おいおい!マジかよ!成田凌にはげしく共感) 有名俳優三人を贅沢に配した布陣は盤石で、見ていて安心感がある。 さすがは俳優のトップ戦線で食っている三人だけあって、プロフェッショナルな演技を堪能させていただいた。[インターネット(邦画)] 7点(2025-04-02 09:47:10)《改行有》 17. ヤンヤン 夏の想い出 《ネタバレ》 ヤンヤンの想い出というよりヤンヤンの父親(オッサン)の人生譚なんだよな。 だから題名は『オッサン 夏の想い出』が適切な訳だが、それだと誰も見たいとは思わないだろうし、だいいちオッサンの写真じゃジャケット映えしない。 そういった打算的な背景が見え隠れして、見終えた後に何だか軽い詐欺被害にあったかのような気分にさせられた。 イッセー尾形が出過ぎなのもいただけない。 石橋貴明みたいな風情でまったくいけてない。 こんな日本人は嫌だ。 殺人事件が起きたり意外と非日常的なのもあったりしてストーリーに起伏はあるが、先にも書いたように特別イケメンでもないオッサンが主軸な上、映画全体のファッションセンスが最低なため、退屈な80年代の日本映画を見ている様な気分に陥るのもマイナス要素だ。[DVD(字幕)] 5点(2025-03-30 20:53:59)《改行有》 18. 電力が溶けるとき 《ネタバレ》 部長の悪口はよろしくないが、部長に聞かれてたってのは妙にリアルでほんとっぽい。 とりとめのない同期同士の会話は、大した内容でもないのになんだか楽しい。 停電したから会社に残らないといけない理由は欲しかったかな。 すずらん通りは御茶ノ水のしか知らないなぁ。 砂町銀座の端っこにある立ち食いスタイルの焼き鳥屋の串焼きは大好き。 戸越銀座はあまり楽しくなかった。 そういや十条銀座は行ったことがなかったので、いつか行ってみるかな。[インターネット(邦画)] 5点(2025-03-29 21:46:34)(良:1票) 《改行有》 19. 明け方の若者たち 《ネタバレ》 途中で女の方が実は結婚していたと分かるわけだが、男のほうは知っていて、知らないのは我々視聴者だけという何とも騙された感がある構成はいただけない。 そもそも相手が結婚していると分かっていて付き合い始めたのに、いざ別れの時が来たらやたらに落ち込む心理は理解できない。 そこまで落ち込むなら最初から付き合うべきではないね。 個人的には、黒島結菜が外見的にあまり好みではないのと、性的なシーンがしつこいのが難点だった。 この作品は通勤途中の中央線の中で見ていたのだが、高円寺で夜を明かすシーンの時に、自分の乗っていた電車もちょうど高円寺駅に停車していた(もっと細かく言うと、高円寺駅の高架下で3人がはしゃぐシーンの時、ちょうどその高架上の電車の中でそのシーンを見ていた)。 何という偶然だろう。 さすがに偶然が過ぎてビビった。 怖いぞ、神様のイタズラか?! *その他、トピックス ・高円寺の他には明大前や下北沢が出てきて、なかなかイタイ場所選びがポイント。 ・黒島結菜のペチャパイは構わないが、黒髪のショートヘアは苦手。 ・大学の飲み会はつまらない、あの頃には戻りたくない。 ・きのこ帝国の『東京』を使ったのはさすがだね。 ・あのリアル過ぎる性描写はマジいらない。 ・なるほど、こういう視聴者への誤認誘導のことを叙述トリックと言うのですね、一つ賢くなりました![インターネット(邦画)] 7点(2025-03-27 23:31:18)《改行有》 20. 優しさと泪と 《ネタバレ》 主演の副島美咲さんは、かつて壇蜜に似ていることから「小蜜」と呼ばれていたらしい。 こんなにデコルテが美しい人は10年に一人くらいしかお見かけできない、それだけデコルテが綺麗だしデコルテを出しまくりだった。 最後に「わたしのこと好きですか?」と問いかけてくるシーンがあるのだが、もちろん好きである。 脇役の方々がびっくりするくらい素人演技のセリフ棒読みで、意図的に素人を起用してるのでは?と思うほど酷い。 だけどその分手作り感があって親近感は湧く。 音楽もとてもいい感じで、気持ちよく見ることができる。 始まりから終わりまでずっと愛とは何か?について追究しまくる内容。 ここまでしつこいと逆に何か振り切っている感じがして清々しい。[インターネット(邦画)] 8点(2025-03-25 20:10:14)《改行有》
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