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1. やわらかい生活
《ネタバレ》 そのときは空っぽであっても今を生きていて、過去の今があるからこそ現在の今がある。思い出の写真も、記憶も、インテリアも、自分が今を生きてきた歴史ってことかな。ちょっとずつ病気を理解してサッと薬を出せるようになるトヨエツ、ありのままを見て受け入れられた人を愛おしく思うトヨエツ、素直ないい役だったな。寺島しのぶも、あんなに表情が豊かないい役者だったとは知らなかった。心象風景を丁寧に描いた良い映画でした。タイル絵は、うどんとそばの布石だったんだ。
[DVD(邦画)] 7点(2008-03-02 18:37:25)《改行有》
2. それでもボクはやってない
自分の意志・感情・思惑と関係なく、淡々と進行していく裁判。それぞれの人間がそれぞれの勝利のためだけに発する言動・行動。一人の人間として、裁判というものに関わらずに一生を全うしたい、と素直に思った。[地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 18:25:51)
3. キサラギ
《ネタバレ》 よくできた脚本でなければ、舞台・映画問わずシチュエーションコメディーは成り立たないという見本のような作品。賛否があるラストは、舞台であればダンスの下りは観客との一体感を出す出演者の見せ場だし、終わり方は監督・脚本家の見せ場として納得できるけど、ダンスについては映画としてみると余計かな。シナリオは満点だけど、映画としての印象度で点をつけました。[DVD(邦画)] 7点(2008-01-20 21:12:41)
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